2012年7月の記事
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
7月10日は、納豆の日。
7(なな)10(とお)で、納豆。
それにしても、この○○の日、語呂合わせというかダジャレというか、多いですねえ (笑)
納豆は、日本で古くから食される発酵食品の代表格。
起源は諸説ありますが、江戸時代には一般的に食されるようになったようで、町を納豆売りが売り声と共に天秤棒を担いで売り歩いたことが、様々な文献に残されています
朝にやってくる納豆売りは、林芙美子「放浪記」の一場面にも登場します
昭和の日常風景として、東京の下町でも昭和40年頃まで見られたそうですよ
さてこの納豆、発酵食品ではありますが、もちろん賞味期限があります。
賞味期限とは、「開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限」を示したもの。
この期間を過ぎると、納豆菌の分解が進み、匂いがきつくなったり、糸の引きが弱くなったりという現象が起きます。
ちなみに、賞味期限を過ぎた納豆の表面に白いブツブツが出ることがありますが、これはアミノ酸の結晶。
食べても害はないそうですが、味は格段に落ちるので、やはりおいしく頂くのは、賞味期限内が良さそうです。
さて今回は、この納豆にチーズを合わせたコロッケをご紹介
えええっ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これがおいしいんです、ほんと
いつもと違う食べ方で、レパートリーをぜひ増やして下さいね。
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
「苦手な野菜を韓国料理にしたら食べられました!」というお声を聞くことがあります。
その理由、お分かりになりますか?
韓国では、合わせ調味料の総称を「薬念(ヤンニョム)」と言います。
薬念(ヤンニョム)という文字の由来は、薬になるように念じること
食が薬という、薬食同源の考えに結びついています。
和食は素材の特長を活かした味付けにしますが、韓国料理は合わせ調味料が味の決め手になります。
味付けのお陰で、苦手だった食材が食べられるようになるんですね
韓国料理の合わせ調味料は、何が挙げられるでしょう?
・チヂミのたれ
・サラダのドレッシング
・キムチの漬けダレ
・焼肉の下味用のタレ
・焼肉用のみそ
などがあります。
そして、薬念(ヤンニョム)の材料は、
・しょうゆ
・酢
・ゴマ油
・コチュジャン
・唐辛子
・塩
・砂糖
・こしょう
他にもまだ挙げられますが、みなさまの身近にある物ばかり。
薬となる調味料は、良い物を選びたいですね
本日ご紹介するレシピは、「五色の串焼き(ファヤンジョク)」。
チヂミのたれを使っています
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
梅雨があけるとやってくるのが、夏!!
そして、やっぱり食べたくなるのが、夏の定番スイーツかき氷
甘―いシロップがかかった氷を、ザクザクっとスプーンでかき混ぜて、口に入れたときの、なんとも言えないヒンヤリ感!!
ほてった身体も、一気にクールダウン
かいていた汗も、すーっとひく感じですよね。
家でかき氷を作るときに大活躍なのが、かき氷器。
かき氷器に使う氷の形状によって、できる氷の食感が違ってきます
製氷室で凍らせた四角い氷で作ると、ジャリジャリっとした粒の粗い氷ができます。
丸型のタッパー(付属品の容器)などで凍らせた、表面がツルっとした氷で作ると、ふわふわっとしたきめの細かい氷ができます
氷がシロップを吸い込んだあとの食感も微妙に違うので、お好みで使い分けてみても面白いですね
また、オレンジジュースやぶどうジュースなど、お好みのジュースを丸型のタッパーに固めておき、それをかき氷にすれば、シャリシャリのシャーベットができあがります
今回ご紹介するレシピは、緑豆を使ったちょっと変わったかき氷。
沖縄で食べられている「あまがし」という氷菓子と、ベトナムで食べられている「チェー」というかき氷のアレンジレシピ。
暑い夏には、うれしいデザートです
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
大学の体育会系の寮で栄養管理の仕事をしていた頃、学生と一緒に食堂で昼食を食べていると、よく目にした光景が・・・
「炭酸飲料を飲みながら食事」
中には1.5Lのペットボトルをテーブルに置き、ゴクゴクと飲みながら食べている学生もいました。
学生に「なぜ炭酸飲料の飲みすぎがいけないと思う?」と質問したところ、真っ先に返ってきた答えが、「骨が溶けるから。」
・・・確かに、歯や骨の主成分であるリン酸カルシウムは、炭酸飲料やレモン汁などの酸性の液体に長時間漬けると溶けてしまう性質がありますが、体内で直接長時間歯や骨に触れることは、まずありません。
炭酸飲料は、酸味料として「リン酸」が入っていることが多く、この「リン酸」は、摂りすぎると体内のカルシウムと結びついて尿からカルシウムを排出してしまう性質があるため、骨のカルシウムを溶かし、骨がもろくなってしまいます。
ただし、「リン酸」の摂取が少なすぎても骨はもろくなってしまいますので、バランスが大切!要は、摂りすぎないことが大切なんです。
また、炭酸飲料には糖分が含まれているものが多く、飲みすぎると肥満の原因にもなります。
炭酸飲料を食前に飲むと、血糖値があがってしまいます。また、炭酸の膨満感により食欲が落ち、パフォーマンスの低下につながります。
炭酸飲料を飲むなら、糖分の入っていないガス入りの炭酸水にレモン汁を絞った物などがおすすめです。
ただし、炭酸には意外なメリットも
血行を良くし、血中の乳酸を排出するため、疲労回復効果があると言われています。
必ずしも、炭酸=悪というわけではないようです。
今回は、旬の新ショウガを使ったおすすめのドリンクをご紹介します。
新ショウガに含まれるジンゲロールやショウガオールには、強い殺菌力があります。
新陳代謝を活発にし、身体を芯から温めて、発汗作用を高める働きがあります。
ミネラルたっぷりのきび砂糖やハチミツを使い、疲労回復効果のあるレモンと炭酸水を使った自家製ジンジャーエールは、スポーツ選手の水分補給におすすめです
ただし、くれぐれも飲みすぎにはご注意を