最近話題になっている「糖質制限ダイエット」をご存知でしょうか?
テレビ


もともとは糖尿病の方のために考案された食事療法のひとつで、その名の通り、「糖質の摂取量」を制限します。
うまく取り入れれば、ダイエット効果が期待できるということで、注目度が高まっているようです

糖質制限の一環で、「お米の代わりに豆腐を食べています」といった声を聞くことがあり、「へぇ、お米の代わりに豆腐か。それなら、おからを使った焼き菓子(小麦粉・砂糖入り)でも低糖質になるのかな?」なんて思っていたのですが……。
それが、全然違いました


豆腐やおからが低糖質食品であるのに対し、小麦粉や砂糖は高糖質食品

焼き菓子におからを入れたところで、小麦粉や砂糖が入っていたら全然低糖質にならないのです。
お恥ずかしい話ではありますが、それを機に低糖質食品とそうでない物について調べるようになりました

糖質制限ダイエットを正しく知るために、まず糖質の定義を明確にしておきましょう。
糖質とは、炭水化物から食物繊維を取り除いた物のこと。
糖質の少ない代表的な食品は、肉・魚・葉物野菜・卵・大豆・豆腐など。
一方、糖質の多い代表的な食品は、米・麦・加工された肉や魚・根菜・大豆以外の豆類・芋類・果物などです。
(一部例外もあると思います。詳しく知りたい方は調べてみて下さいね!)
個人的なイメージではありますが、お腹に溜まる物は糖質が多い傾向があるようです。
糖質は、身体を機能させるのに必要なのですが、摂りすぎると肥満の元である中性脂肪になってしまいます

糖質の低い食材を積極的に食べ、高い物は避けることで、体内に余分な脂肪を蓄積させないことが糖質制限ダイエットの狙いです

日々の食事から糖質を制限するには、他にも気を付けなくてはいけないことがありますが、とりあえずここではこれくらいに。
さて、おから入りの焼き菓子に対する認識が改まったところで、低糖質にこだわったお菓子を作ってみたいと思いました

そこで今回は、小麦粉・砂糖不使用のレシピ「おからのスフレパンケーキ」をご紹介します。
主な材料は、おから・卵・低糖質甘味料(エリスリトール)。
おからは、とても細かくて小麦粉のような形状のおからパウダーを使用します。
ただし、おからパウダーを小麦粉として使うことはできないため、分量や作り方に工夫が必要です

おからパウダーの、モソモソとした口当たりをカバーするよう、メレンゲを入れて、ふんわりスフレタイプに仕上げます。
糖質が高い砂糖は避けて、植物由来の低糖質甘味料「エリスリトール」がおすすめ。低糖質でも、十分甘くておいしいパンケーキになりますよ

これに自家製豆腐クリームとイチゴを添えて、カフェ気分で食べてみて下さいね


先日、キッチン雑貨のお店に入ったら、卓上で使える鍋やホットプレートがたくさん陳列されていました

形も色も様々で、とってもおしゃれ

機能性だけでなく、優美なデザインをかね備えていて、食卓で活躍してくれそうな素敵な物が多かったです


私がおすすめする卓上鍋は、鍋とプレートがセットになっている物

特にお鍋の用途は幅広く、スープなどの煮込み料理の他、蒸し板をセットすれば蒸し器としても使えるので、ひとつあると便利ですよ

我が家では朝食に、温かいスープや味噌汁を必ず用意するのですが、皆が席に着くまでに時間差があり、器に盛り付けたスープが冷めてしまうのが残念でした

そんな状況を解消してくれたのが卓上鍋です

スープだけは、卓上鍋から各自で器によそってもらうようにしたところ、温かいまま食べることができ、寒い冬の朝には大好評

夕食時も、皆が揃う時間がばらばらのときは、具の入った卓上鍋をテーブルに出しておき、食べるときに温めながら食べてもらうようにしています

卓上鍋は、そのまま加熱調理ができる点も便利ですが、コンロで調理するのと比べると、時間がかかります。
調理時間を短縮したい場合は、完成した料理を保温する用途で使うのが良いでしょう。
また、卓上鍋やプレートは、使用回数が少ないと戸棚の奥に収納してしまって、結局使わない……ということも

頻繁に使うのであれば、取り出しやすい置き場所を作ると良いと思います

私は、窓辺の開いているスペースに卓上鍋を置いて、使いたいときにすぐ使えるようにしています。
デザインが可愛いく、インテリアの一部にもなるので、それ程違和感ないですよ

さて今回のレシピは、「野菜と豆のシンプルスープ」をご紹介します。
野菜と豆を薄味で煮込んだ、具だくさんのスープ。
味付けがシンプルなだけに、野菜のおいしさを味わえますよ

ちょっと物足りないときは、ミックスナッツなどのトッピングで味を変えるのもおすすめです。
まだ少し寒さの残る季節、卓上鍋で保温した温かいスープで身体を温めて下さいね。
ぜひお試し下さい


最近の韓国は、空前のカフェブーム

地方都市にもお洒落なカフェが増え、街の印象が様変わりしています

2000年頃に外資系のコーヒーチェーン店が韓国に進出したのをはじめ、現地資本のフランチャイズ店が広まり、近年では個人経営のカフェが増えました

その背景には、コーヒーの消費量が増えたことや、コーヒーに対する嗜好が変わったことなどがあります

農林畜産食品部が発表したデータによると、20歳以上の韓国人のコーヒー消費量は、2014年は一人当たり年間341杯、2015年は349杯、そして2016年においては428杯と年々消費量が増えているそうです。
韓国では辛い食べ物が好まれるため、飲食店で飲むコーヒーは、ミルクと砂糖入りの甘いインスタントコーヒー(専用のマシーンで淹れた物)が主流でしたが、外資系のコーヒーチェーン店の参入で、韓国の方たちの嗜好が変わりました

また、韓国で大ヒットした、バリスタが主人公のドラマの影響も少なからずあると思います

コーヒーを飲むひとときに欠かせない物と言えばスイーツ

チェーン店のみならず、個人経営のカフェでもお店の特色を出そうと、スイーツの開発に熱心です

韓国の代表的なスイーツのひとつに、ピンス(かき氷)があります。
かき氷の上に、あんときな粉をのせた物が定番ですが、Instagram(インスタグラム)の台頭もあって、旬のフルーツ



期間限定のピンスが登場するたび、流行に敏感な女性たちの間で話題になる程です


その他、2年位前に人気急上昇したレインボーケーキもフォトジェニックですね。
色鮮やかなスポンジケーキを幾層にも重ねて、大変カラフル

最初に見たときは、食べ物とは思えず置物と勘違いしましたが、実際に食べてみると、目も楽しませてくれる、おいしいケーキでした

また、一見食べ物に見えないと言えば、植木鉢プリン。
容器が素焼きの植木鉢で、プリンの上に造花を飾り、土を模したココアパウダーや砕いたクッキーがふりかけてあります

これをスコップの形をしたスプーンで頂くのです。機会があったら召し上がってみて下さいね

さて本日のレシピは、韓国ならではの食材を使った「ゆず茶プリン」です。
ゆず茶の酸味とほのかな苦味が加わった、大人の味わい。
ゼラチンで固めるので、簡単に作れますよ。
トッピングをアレンジして、ぜひフォトジェニックなスイーツを作ってみて下さい


こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
昨年末に新語・流行語大賞にも選ばれた「インスタ映え」という言葉が頻繁に使われ、社会現象になっていますね
言葉のもとになったアプリケーション「Instagram(インスタグラム)」には、可愛いスイーツやインパクトのある料理など、思わず目に留まる写真が続々と投稿されています。
インスタ映えする料理として注目されたのが、とろりとしたラクレットチーズをかけた一品!
今回は、Instagramでも話題になった「チーズ」についてご紹介します。
ラクレットチーズとは、牛乳から作られるハードチーズの一種。
「チーズフォンデュ」と並ぶ、スイスの代表的な伝統料理「ラクレット」に使われるチーズです。
ラクレットは、チーズの断面を直火で温め、溶け出したチーズをナイフなどで削いで、ジャガイモに付けて頂く料理。
日本では、アニメ「アルプスの少女ハイジ」の中で登場するチーズとして有名になりました。冬の山小屋で、おじいさんが暖炉であぶっていたチーズがラクレットなのです
以前の記事で、ナチュラルチーズとプロセスチーズについてご紹介しました。
ナチュラルチーズはさらに7つのタイプに分類されます。
タイプごとの特徴やおいしいチーズの選び方をご紹介しましょうフレッシュタイプ:クリームチーズ、モッツァレラなど
熟成させないチーズ。生乳に乳酸菌や酵素を加えて固め、水分を除くとできる白い固まりがフレッシュチーズです。
クセが少なく、そのまま食べるのに向いています。できるだけ製造日の新しい物を選ぶのがポイント。新しく状態が良い物は、きれいな白色をしています白カビタイプ:カマンベールなど
表面が白いカビで覆われているチーズ。白カビを表面に繁殖させて熟成させます。
未熟なものは中心にいく程、固くなっていますが、熟成が進むと芯までやわらかくなります。
見た目では判断が難しいため、お店の方に相談して選ぶと良いでしょう青カビタイプ:ゴルゴンゾーラなど
カマンベールチーズなどと同じくカビを使うタイプですが、チーズの中から熟成します。
チーズ全体に青カビがむらなく入っていて、色つやが良い物を選びましょう。
食べ頃になった物が店頭に並んでいることが多いようですウォッシュタイプ:モン・ドールなど
外皮を塩水や酒で洗いながら熟成させたチーズで、香りや味が強め。
食べ頃を選ぶのが難しいチーズなので、こちらは特にお店の方に選んでもらうのがおすすめですシェーブルタイプ:ヴァランセなど
山羊(シェーブル)の乳で作られたチーズ。山羊特有の強い個性のある風味が楽しめます。
作り立てから完熟まで、その時々のおいしさが楽しめるため、好みによって選び方は異なりますセミハードタイプ:ゴーダなど
水分が38〜46%と少なめの比較的固いチーズ。保存性が高く、クセがなく食べやすいため、日本でも一般的なチーズです。切り口の断面が明るく美しい物を選びましょうハードタイプ:チェダー、ラクレットなど
水分が38%以下の、大きく重量のあるチーズ。濃厚な旨みが特徴です。切り口の断面が明るく美しい物を選びましょう
どのタイプのチーズも、主成分はたんぱく質と脂質で、チーズの約半分を占めています。
その他、カルシウム・リン・鉄・ナトリウム・カリウムなどのミネラル類、ビタミンC以外の数種類のビタミンが含まれ、栄養豊富です。
一般的に乳製品が健康に良いと言われるのも頷けますね。
ちなみに、塩分が気になるという方は、比較的塩分の少ないクリームチーズやカッテージなどのフレッシュタイプのチーズがおすすめです。
さて今回は、フランスの郷土料理「アリゴ」をご紹介します。
マッシュポテトにチーズを加え、とろりと伸びる様子はまさにインスタ映えする一品
アツアツを頂けば、身体も温まりますよ。ぜひお試し下さい