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最新ブログ記事

野上 優佳子先生 2016/08/18

BBQにご用心!

こんにちは、料理家の野上優佳子です。

夏真っ盛りですね
私は暑いのが大好きなので、夏の日差しに負けず、真っ黒に日焼けしながら毎日元気に過ごしています
皆さんは夏バテなどなさっていませんか?
高温多湿の夏は、人が体調を崩しやすいだけでなく、食べ物が傷みやすい時季でもあります。

そのため毎年8月の1ヵ月間を厚生労働省が「食品衛生月間」と定め、地方公共団体などを通して各方面へ食中毒に注意するよう呼びかけています。
食中毒のリスクを減らすために、予防3原則「菌を付けない・増やさない・やっつける」を掲げ、注意喚起しているそうです。

 

夏休みは、海や川、山など、大自然を楽しむ場所へお出かけする方も多いことでしょう
自然を満喫しながらアウトドアでBBQなんて、最高ですよね!
しかし、屋外での調理は一歩間違うと食中毒を引き起こす危険も
BBQをするときは注意して欲しいポイントがありますので、その中のいくつかをご紹介しますyes

sad食材の温度管理
野外でBBQするときは、野菜も肉も焼く直前までクーラーボックスなどで保管するようにしましょう。
焼き始めてからも、一度にたくさん食材を取り出さずに、焼ける量を見計らってクーラーボックスから出した方が良いです。
特に生肉は傷みやすいので、焼かずに炎天下で一定時間放っておかないよう注意して下さい。

winkトングや箸を使い分ける
目には見えませんが、生肉には食中毒の原因となる菌が多く付着しています。
生肉を焼くときに使ったトングや箸は、口に入れる直前の野菜や肉を取り分けるときに使わないようにしましょう。

laugh食材はしっかり火を通す
直火で調理すると、火加減が難しく、少ししか焼いていないのに表面が焦げ付いてしまうことがあります
生焼けのお肉を食べるのは危険です
中心までしっかり火が通るように焼きましょう。

BBQでの食中毒は、普段意識しない衛生面を見直せば防げることばかりです。
その他、食材を触る前に手洗いする、清潔な食器を使うなど今一度基本を見直して、楽しいBBQにしましょう


また、屋外に持ち出す食べ物で、衛生面の注意を怠りがちなのが「おにぎり」です

食中毒を引き起こす菌のひとつに黄色ブドウ球菌がありますが、これは実はヒトの常在菌です。
健康な人でも20〜30%の人が保有しているとされ、化膿したところや鼻、喉の粘膜、手指などに生息しています。

黄色ブドウ球菌は、食べ物に付着して増殖するときに、エンテロトキシンという毒素を作り、この毒素が口から体内に入ると食中毒症状を起こします。

例えば、おにぎりを握る手に傷口があると、そこから付着した菌がおにぎりで増殖し、毒素による食中毒が起きると考えられていますmail
おにぎりを握るときには、菌が付かないように手袋やラップを使って握ると良いでしょう。
しかし、調理するときに気を付けたとしても、食べるときに素手で触ってしばらく暑い夏空の下で放置すると、当然ながら食中毒のリスクは一気に上がります

ある統計によると、黄色ブドウ球菌を原因とした食中毒事故の、実に4割が「おにぎり」によるものだそうです
それ程起こりやすい食中毒ですから、調理時はもちろん、保管時も食べるときも、くれぐれも気を付けるようにしましょう。
せっかくの楽しい時間が台無しになってしまったら、本当に悲しいですからね


さて今回は、BBQにおすすめのメニュー、「ソーダブレッド」をご紹介します
アイルランド発祥の無発酵パンで、アウトドア料理に欠かせないスキレットやダッチオーブン、そしてフライパンでも焼ける、とても手軽なレシピです
家の中でも外でも楽しめます。
ぜひお試しを



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で全粒粉のソーダブレッドのレシピをチェック!

野上 優佳子先生

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

今年は、6月下旬から30度を超える地域が相次いでいますね
全国的に例年より気温が高い夏になると予想されており、熱中症になる方が増えるのではないかと心配されています。

暑い季節に適した飲み物は?と訊かれると、麦茶やスポーツ飲料、炭酸飲料などを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし夏バテ予防には、実は牛乳や豆乳がオススメなのですよ。

そこで今回のブログは、「牛乳と豆乳」についてご紹介しますenlightened


まず、牛乳と豆乳について少し説明しましょう

牛乳は乳用牛(もしくは乳牛)から搾った乳ということは、みなさん知っていますよね。
それに対し、豆乳は水に浸してふやかした大豆をすりつぶし、水を加えて煮つめた物を濾(こ)した液体です。
ちなみに濾したときの残った物が、おからなのですよ。

 


画像の手前が「豆乳」、奥が「牛乳」です。
見た目としては、牛乳は真っ白ですが、豆乳は少し黄味がかっている特徴があります。
熱量を比較すると、普通牛乳は100mlあたり約67Kcalに対し、無調整豆乳は100ml中46Kcalと、牛乳の方がカロリーはやや高めです。


牛乳と豆乳を夏バテ予防におすすめした理由は、共通してビタミンB1・B2などのビタミンB群が豊富に含まれているためです。

ビタミンB群には、炭水化物や脂質を効率良くエネルギーに変える働きがあり、これらが牛乳と豆乳にはバランス良く豊富に含まれているため、他の飲み物よりもエネルギー効率が良いという特長がありますyes
そういった点から、立っているだけでも暑さで体力を消耗し、疲れが溜まりやすい夏に、牛乳と豆乳は最適な飲み物だという訳なのですbroken heart


ではどちらを飲んだほうが良いのか、気になりますよね
牛乳と豆乳はビタミンB群が豊富であることは同じなのですが、含まれる成分が各々(おのおの)違うため、自分がそのタイミングで摂りたい栄養素に合わせ、どちらを飲むか決めると良いでしょう

例えば牛乳は、原料が牛の乳のため、動物性のたんぱく質が豊富に含まれています。
牛乳には、消化吸収の良いカルシウムが100ml中100mg含まれているため、骨を丈夫にしてくれ、骨粗しょう症を予防する効果が期待できます。
また、牛乳にはセロトニンという鎮静作用のある神経伝達物質を生成するのに必要なトリプトファンという成分を多く含んでおり、神経の興奮を抑えてイライラを鎮め、ストレスを和らげる働きがあるとされています。


一方豆乳は、大豆が原料なので植物性のたんぱく質が豊富に含まれています。
豆乳には、大豆レシチンという成分が豊富に含まれており、この大豆レシチンは血管にこびりついたコレステロールや中性脂肪を洗い流す作用があるため、動脈硬化や高血圧の予防効果が期待できます。
また、大豆レシチンには、脳を活性化させる効果も期待できます。

豆乳に含まれる栄養分の特徴として、もうひとつ注目すべきは鉄分の多さです。
豆乳に含まれる鉄分は牛乳の約10倍もあり、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンが豊富に含まれている点も見逃せません。


骨粗しょう症を予防し、緊張を緩和させてストレスを和らげてくれるカルシウムが豊富な牛乳
貧血を予防する鉄分が豊富で、更年期障害を予防する大豆レシチンや大豆イソフラボンが豊富な豆乳

どちらも身体にとって大切な栄養素が豊富に含まれています。
夏場はもちろん、一年を通して食生活に取り入れて下さいね


さて今回は、暑い季節にピッタリの『冷やしごま豆乳うどん』をご紹介しています。
豆乳とめんつゆの相性はピッタリ
まろやかな味わいの冷やしうどんを、ぜひお試し下さい
 



 



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吉田 由子先生

こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。

5月に韓国の木浦(モッポ)へ、韓国料理研究家仲間と一緒に行ってきました。

木浦とは朝鮮半島の南西部にある地方都市で、都市の多くが海に面しているので海産物が豊富に捕れる場所です
中でも、木浦は韓国語で「ナクチ」と呼ばれている、「テナガダコ」が特産物として有名な地域です。

5月の滞在中にどうしても木浦でテナガダコの鍋が食べたくなり、メンバーと共にテナガダコ料理のおいしいお店を探し求めましたbroken heartheart


テナガダコは長く煮付けると身が固くなるので、鍋の場合は全体に火が通る程度まで煮て、ハサミで切り分けながら頂きます
身のプリプリとした食感とスープの深い味わいに、メンバー全員が感激の声を上げましたyes

テナガダコ料理は鍋以外にも食べ方があり、甘辛く味付けした炒め物や、刺身などがメジャーです。

炒め物は、ご飯泥棒と言われる程、ご飯が進むメインおかずとしてよく食べられていて、ご飯の上に乗せて丼にすることもあります。

 


刺身は生きている状態でぶつ切りにした、新鮮な物が出てきます。
ただ、ぶつ切りになっても足が動いていたり、吸盤の力が強かったりするので、口に入れた瞬間すぐにかみ切らないといけません。
そうしなければ、口の中でタコの足が暴れて大変なことになってしまうのです


日本でよく食べられるマダコは、木浦ではあまり食べられていない印象でした
ここ数年、屋台でマダコの串焼きを売っているのをよく見かけますが、やはり主に食べられているのはテナガダコのようです。

その他に韓国で主流のタコは、韓国語で「チュクミ」という「イイダコ」です。
イイダコを使った料理も、甘辛く炒める物が多いのですが、韓国らしく豚肉と鉄板で一緒に炒め合わせる物もあります。
これを「チュクミサムギョプサル」と言います。

東京のコリアンタウンでもチュクミサムギョプサルを食べられるお店があり、韓国料理仲間に連れて行ってもらったことがあります。
日本で韓国と同じ味が食べられるなんて!と、とても感動しました

日本で韓国料理と言うとサムギョプサル(豚バラ焼き肉)が不動の人気ですが、たまには目先をかえてチュクミサムギョプサルはいかがでしょう?
ちなみに、オサムギョプサルと言って、イカのバージョンもありますよ

本日の料理は、マダコを使った「タコのビビンそうめん」をご紹介します。
暑い季節は調理も手早く済ませたいものです。
こちらはそうめんをゆでたら、タレを作って、あとは食材を切って盛り付けるだけという簡単料理
ピリ辛ダレがくせになるおいしさですので、ぜひ一度お試し下さい。

 



 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でタコのビビンそうめんのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちはyes料理家のひろろこと竹内ひろみです。

暑い夏場のキッチンは、お掃除を少ししないだけでイヤな臭いがしたり、小バエが飛んだりと快適な空間でなくなることってありませんか?
毎日の食事を作る大切な場所ですから、できるだけきれいに保ちたい場所なのに……とお悩みの方もいるかもしれません。

そこで本日は、ちょっとした一手間で、「キッチンを快適に保つコツ」などを伝授しますenlightened
 


夏場は温度が高いため、雑菌の繁殖が活発になり、腐敗が早くなる時期です。
中でもキッチンは雑菌が繁殖しやすい野菜くずや、食べ残し、水あかなどが多い場所のため、夏の高温多湿の状態にそれらが置かれると、腐敗が早くなり強烈な悪臭を放ちます。
これが夏場のキッチンから臭う、嫌な臭いの主な原因です。


腐敗には水と温度、菌の繁殖が関係しているため、下記の3点に注意することで夏場のキッチンでも快適な空間のままでいられます
その3点がこちら

sad水分を残さないこと

wink暖かい場所に放置しないこと

laugh除菌をしっかりすること

ぜひ、この3点を押さえて下さい


では実際には、どんな対策をしていけば良いかをお伝えしましょうyes

まず、キッチンで一番の臭いの原因となる物と言えば、……生ごみですよね
調理の際に出た生ごみを、シンクに備え付けの生ごみ入れに入れておくことが多いかと思いますが、ここから臭うケースが多いです。
シンクの生ごみはできるだけこまめに捨て、入れっぱなしにしない習慣を付けると良いでしょう。
また捨てるときには、しっかりと水気を切ってから、ビニール袋などに入れ密閉してごみ箱に捨てるとさらに臭いにくくなります

使ったあとの三角コーナーやごみ入れも、そのつどしっかりと洗いましょうyes
台所用洗剤を付けてから、網目や溝の部分を使い古しのブラシなどを使って汚れを洗い落とします。
最後に除菌スプレーをかけておくと、菌の繁殖が抑えられるので、きれいな状態を保てますよ

キッチンで使うごみ入れは三角コーナーではなく、新聞紙や広告の紙で作った入れ物を用意しておいても良いです。
野菜くずなどをそこに入れ、お料理が終わったらそのまま丸めてビニール袋に入れて捨てればOKなので、三角コーナーを洗う手間が省けます。


しかし残念なことに、上記のように生ごみをきちんと処理していても、水あかなどでシンクや排水口から臭ってくることがあります

そこで、おすすめなのがクエン酸heart
クエン酸は梅干しやお酢、レモンなどに含まれるスッパイ成分のことで、疲労回復効果があるため、健康面から夏場にうれしい食材として知られていますよね。

しかしクエン酸はアルカリ性の汚れ(水あか、石鹸カスや魚の生くさい臭い、水あか、尿など)に効果がある他、悪臭の中和、消臭、防カビ、除菌にも効果があるのです

もともとは食べても害がない物のため、食品を扱うキッチンのお掃除にピッタリなことも、おすすめするポイント。

液体で市販されている物もありますが、クエン酸水はとても簡単に作れますので、自作してはいかがでしょう
水1カップに対して小さじ1のクエン酸(粉末)を入れてよく溶かし、スプレーボトルに入れれば、広範囲に使えて便利ですよ。

ただし、クエン酸や食酢は、塩素系洗剤を併せて使用すると有毒ガスが発生することがありますので、絶対に一緒に使用しないで下さい。


すっきりとしたキッチンで1日のスタートを切るために、前日のキッチン仕事の最後にシンクの水気をきれいに拭き取り、除菌スプレー(アルコールやクエン酸など)をかけて、雑菌が増えにくい環境を整えてみてはいかがでしょうyes
夏のキッチン仕事が、ぐっと快適になること間違いなしですよ


さて、今回は夏にぴったりな和スイーツ、「クラッシュ黒糖寒とミルクのゼリー」をご紹介します。
暑い日に冷蔵庫でキンキンに冷やして食べるゼリーは、また格別。
年齢を問わずおいしく頂けるスイーツですので、お盆や夏休みで大勢が集まるときにもおすすめのデザートです♪
ぜひお試し下さい。
 


 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でクラッシュ黒糖寒とミルクゼリーのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

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