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2018年8月の記事

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

韓国料理は、「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」を基本概念としています。
万物は、光と影のように相反する関係と、5つの構成要素(木・火・土・金・水)によって成り立っているという思想になぞらえ、食材が持っている味を「酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(かんみ/塩味)」に分類します。

ちなみに、日本での味の5大要素は「酸味、苦味、甘味、旨み、鹹味」で、韓国にも旨みの概念がない訳ではありませんが、5大要素に入るのは「辛味」です。

韓国料理で辛味と言えば、「唐辛子」と答える方が多いと思いますが、中医学を受け継いだ韓方(韓医学)の歴史を踏まえると、唐辛子の使用歴は浅く、味の5大要素には当てはまりません。

辛味に当たるのは、唐辛子が朝鮮半島に入る以前から料理に使われていた「山椒、こしょう、ショウガ、薄荷(ハッカ)」ですenlightened

今や唐辛子が入っているのが当たり前のキムチも、山椒やこしょうで辛味を出していました


辛味が持つ性質は、主に3つ。

sad体表血管を拡張させて発汗を促す
血の巡りが悪いと汗をかきにくく、冷え性につながります
適度に辛みを摂ることで血液循環が良くなり、体温が上がる効果も。

韓国人女性で冷え性に悩んでいる方がほとんどいないのは、食事から摂る辛味のお陰もあると思います

wink気の流れを良くして、溜まっている物や固まっている物をほぐす
日々のストレス、緊張、疲労、怒りは気の流れを滞らせてしまうため、辛味を利用して発散させるのもひとつの方法です

laugh体内の不要な水分を排出する
仕事中、同じような姿勢でいることが多くて体の水分代謝が落ちたり、また季節や湿度の関係で過剰に水分を溜め込んだりすると、体がむくむだけでなく、重くだるく感じられます
このようなときに、上手に辛味を利用すると老廃物の除去につながります

その他、辛味のある食材は刺激的な香りを併せ持ち、塩の使い過ぎを防いだり、食欲を増進したりという働きもあります

暑さで食欲が落ちているときでも、カレーなどのスパイシーな香りに食欲が刺激されることがありますよね。
エスニック料理によく使われる香辛料は、まさにこの役割を担っているのですyes

日々の食事はバランスが大切ですから、快適に過ごすために、辛味も適度に取り入れてはいかがでしょうか

今日のレシピは「山椒ドレッシングのスモークサーモンサラダ」です。
一見韓国料理らしくありませんが、韓国では数年前にサーモン(刺身で食べる)ブームが起こり、身近な食材になりました。

また、新鮮なきのこを生で食べる習慣があるのを取り入れ、生食用のエノキを使ってみましたよ。
ぜひ一度お試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で山椒ドレッシングのスモークサーモンサラダのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

暑い日に飲む、キンキンに冷えたビールってたまりませんよねyes
ビールと相性の良いおつまみがあれば最高です

私がおすすめするおつまみは「餃子」
包む具によって色々な味にできますし、皆でわいわい手作りするのも楽しいですね

トマトや大葉などの夏野菜を入れた餃子、さっぱりとした梅風味の餃子、ビールに合うパクチー餃子や枝豆餃子など、旬の食材を盛り込んだアレンジ餃子がイチオシ
中でも、トウモロコシを詰めた餃子は、甘味があって子供受け抜群ですよ!

ところで、スーパーなどの売り場では、餃子の皮の隣にワンタンの皮が並んでいることが多いですよね。どんな違いがあるのか気になったことはありませんか?
そこで今回は、両者の違いやおすすめの調理法などをご紹介します。


写真の左側に写っているのがワンタンの皮、右側が餃子の皮です
形が違うのは明らかですが、色や質感はとても似ていますね。
では、どんな違いがあるのでしょうか?日本で販売されている代表的な商品で、原材料を比較してみましょうenlightened

餃子の皮の主な原材料は、小麦粉、塩、油脂、デンプンなど。
ワンタンの皮も餃子とほぼ同じですが、つるっとした食感を出すために「かんすい」が入っている物が多いようです。


どちらの皮も、主原料は小麦粉と水。うどんやそうめんの原材料とそう変わりません。
その特性を活かして、細く切って麺の代わりにすると、汁物に自然なとろみが付きます。

細長く切って、ベトナム料理の「フォー」に見立てたり、幅広に長く切って、山梨の郷土料理「ほうとう」風にしたりと、アレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。

もちろん麺料理以外にもアレンジレシピは無限大
しょうゆなどの調味料を塗って焼いておせんべいに、チーズやピザソースを乗せて焼いてミニピザに。

また、アップルパイやカスタードパイの生地にするなど、スイーツにも応用が利きます

皮をミニカップ代わりにしたグラタンはお弁当にもぴったり。
パスタの代わりに使って、ラザニアキッシュも手軽にできますよ

最後に、餃子やワンタンの皮が余ったときの保存方法についてご紹介します。
餃子やワンタンの皮は乾燥に弱いため、開封後は保存袋に入れ、なるべく空気を抜いた状態で、冷蔵庫で保存しましょう

しばらく使わない場合は、使いやすい分量で小分けにして冷凍保存がおすすめです。
皮の間にラップかクッキングシートを1枚ずつ挟んでおくと、皮が重なって凍りつくのを防ぎ、使いたい枚数だけ取り出せて便利ですよ
使うときは、冷蔵室に移して自然解凍すると良いでしょう。

さて今回のレシピは、つるんとした食感がおいしい「梅風味の冷製ワンタン」をご紹介します。
冷たいワンタンが、残暑の厳しさを、ほんのひととき忘れさせてくれますよ。
ぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で梅風味の冷製ワンタンのレシピをチェック!

吉田 由子先生

こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。

連日の暑さで、身体も気分もぐったりしていませんか?
こんなときは、冷たい物を食べてリフレッシュしたいものです

そこで今回は、暑いときにおいしいひんやりスイーツ、「豆腐レアチーズケーキ」を作りたいと思います

レアチーズケーキは、材料を混ぜて冷やすだけで意外と簡単に作れるため、火を使う調理を避けたい暑い季節にぴったりです

主な材料は、クリームチーズと生クリームと砂糖ですが、ある材料を豆腐と置き換えることで大幅なカロリーダウンが実現します

はい、そうです。生クリームを絹ごし豆腐にするのです

するとびっくり!
生クリーム100g当たり433kcalあったのが、豆腐100g当たり56kcalになり、過剰な脂質をカットyes
直径15cmのケーキを6等分すれば、1切れは約200kcalです

豆腐レアチーズケーキは、カロリーは控え目ですが、濃厚なチーズのこくはそのまま。甘さは抑えて、さっぱりとした味わいに仕上げましょう

スイーツを用意したら、その味を引き立ててくれるドリンクを合わせたいもの

レアチーズケーキは、やはりチーズの風味が肝なので、フレーバーティーやハーブティーのようなお茶自体に個性がある物より、くせの少ない飲み物を合わせると良いでしょう。


おすすめは、さわやかな苦味のある緑茶です

ストレートの紅茶も良いですが、和の素材である豆腐を使用しているので、緑茶との相性が
豆腐が入っていないレアチーズケーキでも、緑茶の苦味が、濃厚なチーズのこくを引き立ててくれるので、おすすめの組み合わせですよ。

温かい物はもちろん、抹茶や冷茶でもおいしいです。ぜひ試して頂けたらと思います



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で豆腐レアチーズケーキのレシピをチェック!

江戸野 陽子先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

2013年12月、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
今や日本の食文化に注目が集まり、日本食を目当てに訪日する外国の方も多いようです

和食に興味を持つ外国の方とお話ししたとき、和食についてたくさんの質問を受けたのが印象に残っています
普段、何気なく作ったり食べたりしている和食ですが、外国の方と接することで、改めて和食について考えるきっかけになりました。

無形文化遺産に登録された「和食」とは、ある特定の料理を指しているのではなく、「日本人の伝統的な食文化」と言う表題からも分かる通り、日本の食文化全体を指しているのです

例えば、日本独特の四季の移り変わりの中で、海の幸、山の幸と多彩で新鮮な食材を使った、一汁三菜と言うヘルシーな食事スタイルや、伝統文化に基づく行事食


発酵食品(味噌・塩麹・糠漬け)や、乾物(切り干しダイコン・高野豆腐)など科学的にも栄養価が高い食材を活用した料理。

そして「頂きます」と「ご馳走様でした」に込められた感謝の気持ちなどなど

四季を通じ、器や旬の食材で季節を表現し、目で見て楽しみ、舌で味わって喜ぶなど、五感をフル活用して楽しむことができる日本の料理
この大切な食文化を守り、後世に伝えていくのは、私たち日本人の役割だと思います

学校給食など食育の現場では、子供たちに和食文化を伝える行事食などが取り入れられていますが、家庭においても、日々の食事に日本ならではの食材を用いて、一緒に作ること、食べることで自然と伝えていけると良いですね

さて今回は、「煎り大豆ご飯」のレシピをご紹介します。
栄養満点の大豆は、発酵食品の原料として利用されたり、豆腐や豆乳に加工されたり、もちろんそのまま料理に使うのも良いですね

乾煎りしてご飯と炊き込むことで、ほんのり甘くなり、ご飯の味を引き立ててくれますよ。
ぜひ作ってみて下さい



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竹内 ひろみ先生

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