2019年9月の記事
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国で夏の風物詩と言えば、「チメク」です。
「チ」はチキン、「メク」はメクチュ(ビール)のことを指し、チキンとビールの組み合わせのこと

地方都市の大邱(テグ)では、「チメクフェスティバル」が真夏に開催され、熱く盛り上がります

ここ数年、もともとあった料理に加え、チーズタッカルビが定着し、新しいチキン料理がどんどん登場しているのをご存知でしょうか。
そこで、日本でも食べられる最近の「チキン料理」をご紹介致します。


UFO型の鍋の外側を、オーブン焼きや揚げたチキンが取り囲み、中心がチーズフォンデュになっている物で、溶けたチーズにチキンを絡めて頂きます。
私が食べた物は、オーブン焼きだったので、適度に脂が落ちていてしつこさがありませんでした。

コリアンタウンで昨年流行したチーズホットドッグ。
この進化系として、チーズとタッカルビを合わせてスティック状にして揚げた屋台料理が話題になっています。
また、チーズホットドッグとは異なり、食べやすい形状や韓国料理らしさが大人気。

パネとは、「バゲット」のことで、パン、トマトソース、フライドチキン、チーズフォンデュを組み合わせた、食べ応え抜群の料理。
チーズとチキンの組み合わせが多いなか、トマトの酸味がアクセントになっているので、女性が好む味だと思いますよ。
チキンとチーズの料理はいつまで続くでしょうか。
新たな韓国料理の登場が楽しみです。
さて、本日のレシピは、文中にも書いた「パネチキン」をご紹介致します

飲食店よりも、少し手間を省いた工程になっています。
韓国料理の域を超えたパネチキンを皆さんもぜひ、お試し下さい


こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
忙しい日々の救世主やダイエットの味方として、一世を風靡したサラダチキン。
現在も人気は続いており、様々な種類が店頭に並んでいます。
このサラダチキンのすぐそばに最近並ぶようになったのが、「サラダフィッシュ」

コンビニ、食品メーカー各社から販売されており、徐々に人気が高まっているのです。
今回は、サラダフィッシュに使われている魚や栄養価、選ぶときに注意する点、アレンジ方法などをご紹介します。

サラダフィッシュは、魚を手軽においしく食べられる形に仕上げた新しいお惣菜です。
サラダチキンの原材料は鶏胸肉のみですが、サラダフィッシュはいろいろな魚を使用しており、種類が豊富
マグロ、サバ、サーモンなどをオイル漬けにした物、燻製にした物などがあります。また、魚をすり身にしてからサラダチキン風に仕上げた物も人気ですよ。
栄養面での特長のひとつが、EPAやDHAなど、不足しがちな脂肪酸が摂れること。
これらは、生活習慣病予防には必須の栄養素であり、食品からしか取り入れることができません。
調理の手間などが理由で、魚をあまり食べない人は、サラダフィッシュを活用して、EPAやDHAを摂ると良いでしょう。
たんぱく質が豊富で、それ以外にも身体に嬉しい栄養素を含むサラダフィッシュですが、注意したい点も。オイル漬け商品は、どうしても脂質が多くなってしまいます。
気になる場合は、オイル漬けではなく、和風のだし汁で調理された物や、燻製にされた物を選ぶと良いでしょう。
製造の過程で油が使われているかどうかは、原材料名を見れば分かりますので、購入前にチェックしてみて下さいね。
魚自体の油は、前述の「EPAやDHAを含む不足しがちな油」なので、むしろ積極的に取り入れていきましょう。また、糖質や添加物を多く含む物もありますので、パッケージに記載されている原材料名をチェックして選ぶことをオススメします。
サラダフィッシュは、サラダチキン同様に味付けされているので、そのまま食べることができ、ほぐした物はサラダやパスタの具材、サンドイッチの具材にもぴったりで、冷奴にのせたり、ご飯に混ぜるなど、アイディア次第で使い方は無限大
また、コンビニご飯が多い方には、バランスアップアイテムとしても大活躍です。
コンビニのサラダやパスタに、サラダフィッシュをトッピングすれば、手軽にたんぱく質を増やすことができますよ。
今回のレシピは、鮭のサラダフィッシュに旬の野菜やキノコを合わせた、作り置きに便利なアレンジレシピ、「サケとキノコのマリネ」をご紹介致します
皆さんもぜひ、お試し下さい

こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
以前、豆腐クリームのお話をした際、豆腐のホワイトソースを紹介させて頂きましたね。
そこで今回は、デザートタイプの豆腐クリーム、「豆腐カスタード」をご紹介致します。

デザートタイプの定番と言えば、ホイップクリームタイプ

作り方はとても簡単。
水切りした絹ごし豆腐に、メープルシロップとレモン汁を混ぜるだけ。
豆腐の風味は、レモン汁を加えることで軽減

また、加熱してから水切りすればさらに和らぐので、仕上がりはホイップクリームそのもの

さて、こうした豆腐クリームが注目をされている一方、「デザートみたいに甘くてなめらかな豆腐」も多く出回るようになっています

デザートみたいに甘くと言っても、糖分が加わっているわけではなく、大豆の甘みを極限まで引き出した結果、濃厚で甘い豆腐に仕上がっているのです。
「濃厚」、「なめらか」と言うようなフレーズが付いていることが多いのですが、食べてみるとその通り。
あまりに味が濃厚なので、しょうゆとかつおぶしよりは、きな粉と黒蜜が合うような味。
これは、ぜひともクリームに使えば、味がもっと良くなるのではないかと思いました

そこで今回は、「カスタードクリーム」を作ってみたいと思います

ポイントは、溶かしバターと白味噌を入れて、コクを出すこと。
木綿豆腐で作れば、もったりとした仕上がりになり、絹ごし豆腐で作れば、さらりとした仕上がりになりますよ

そして今回は、「濃厚でなめらか」な豆腐を選ぶことをオススメします。
また、豆腐で作ったカスタードは、できれば「生のまま食べるメニュー」で活用するのがポイント。
フルーツに添えたり、パフェにしたり、パンやクラッカーに乗せたりするのも良いですね。
ただし、オーブンなどで長時間焼くと、豆腐クリームがカピカピになってしまい、なめらかさが損なわれてしまいます

焼く場合は、トースターで5分くらいを目安にしてみて下さい。
今回は、「豆腐カスタードのトライフル」を作りたいと思います

ちなみにトライフルとは、イギリス発祥のお菓子。
カスタードやスポンジケーキ、フルーツなどを器のなかで層状に重ねた物のことです。
簡単なのに、特別感があるところが、とても気に入っています

皆さんもぜひ、お試し下さい


こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
外国の方や旅行先の人、初めて会った人など、普段かかわりのない方と接するとき、話題に困ってしまい、会話が続かないという経験はありませんか?

そんなとき、会話のきっかけのひとつとなるのが、「料理の話」です。

この夏、アメリカ中部出身の方とテーブルをご一緒する機会がありました

会話のスタートは、名前や出身地、家族構成など、ごく一般的な話題からスタートしましたが、時間が経ってくると、共通の話題がないと厳しいものがありますね

そこで、海外で流行っているベジバーガー(ビヨンドバーガー)について質問したところ、バーガーに使われる肉の種類、その肉を手に入れるための、地元で行なわれているハンティングの話へと会話が広がっていきました

料理は、いろいろな要素が交じり合い、構成されているため、ひとつの料理からいろいろな話題へと発展しやすいトピックなのです。
お味噌汁ひとつ取ってみても、使う味噌や食材は土地によって違いがあり、その土地ならではの文化、歴史、気候風土など、様々なバックグラウンドがあります。
人との会話につまってしまったら、食べ物や料理の話をふってみて下さいね

また、一緒に料理をすることで、人との距離が縮まることもあります。
例えば、海外からいらっしゃったお客様のお子さんが、なんとなく手持ち無沙汰にしていたので、白玉団子を使ったデザートの作り方を提案しました。
すると、盛り付けをスタートするころには硬かった表情がすっかりほぐれ、試食のときには、皆で和気あいあいと過ごし、楽しい雰囲気で会を終了することができました

後日、お土産に白玉粉を購入して帰国されたと嬉しい報告があり、日本での良い思い出のひとつになったようでした。
料理は、共同作業が可能なため、人との距離を縮めてくれるきっかけになるんですね。
さて、本日のレシピは、野菜ジュースで煮てつくるヘルシーな一品、「高野豆腐のドライカレー」をご紹介致します。
皆さんも、ぜひお試し下さい。
