2020年9月の記事
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です
今年の夏は、全国的に酷暑で気温が40℃前後になる地域もありましたね。
暑さがピークの時期も疲れやすいのですが、実は夏の疲れがどっと出るのは暑さが和らいだ9〜10月頃と言われています
夏の疲れを解消するには、栄養バランスの整った食事を摂り、ゆっくりと休養を取って身体を労ることが基本ですが、体調がすぐれないときには食欲が落ちてしまいがち・・・
そこで今回のブログは、食欲のないときの栄養補給にオススメ

「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒についてご紹介します

甘酒は、炊いたご飯と米麹を合わせて50〜60℃の温度を保ったまま寝かせ、糖化させて作る日本古来の甘味飲料のことです。このように作られる甘酒は「米麹甘酒」と言い、米に含まれるデンプンが分解されてブドウ糖やオリゴ糖に変化するため、自然な甘さが特徴です
「米麹甘酒」には、アルコール分がほとんど含まれないため酒類には含まれず、お子様やお酒に弱い方、妊娠・授乳期の方も安心して飲むことができます
最近は、酒粕をお湯で溶かした物も甘酒と呼ばれています。こちらは、わずかですが酒粕に含まれるアルコールが残っている場合がありますので注意が必要です。
米麹甘酒か酒粕を使った物かどうかを見分けるには、パッケージの原材料の表示を確認すると良いでしょう
米麹・米・食塩のみなどのシンプルな材料から作られた物が「飲む点滴」と呼ばれる「米麹甘酒」です。
次に、甘酒が「飲む点滴」と呼ばれている理由を解明していきましょう
甘酒には、人間の体で作ることができない9種類の必須アミノ酸がすべて含まれています。必須アミノ酸は皮膚や筋肉などの身体を構成する成分やホルモンの原料となります。
また、甘酒には食物繊維や善玉菌のエサになるオリゴ糖が含まれていますので、腸内環境を整え、便秘解消や免疫機能の向上の効果が期待できます
ビタミンB群やカリウム、カルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
甘酒が「飲む点滴」と呼ばれている理由は、栄養成分と水分補給が効率良くできるためと言えますね
米麹甘酒は、そのまま飲むのはもちろん、スイーツやスープ、ドレッシングなど様々な料理に活用できます。身体に良いからと飲み過ぎてしまうのは禁物ですが、食欲がないときなどに1日にコップ1杯程度を目安に摂ると良いでしょう
今回のレシピは、甘酒とフルーツを使った「甘酒のフルーツポンチ」をご紹介します。季節のフルーツと米麹甘酒の自然な甘さをお楽しみ下さい
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です

今年の夏は、全国的に酷暑で気温が40℃前後になる地域もありましたね。
暑さがピークの時期も疲れやすいのですが、実は夏の疲れがどっと出るのは暑さが和らいだ9〜10月頃と言われています

夏の疲れを解消するには、栄養バランスの整った食事を摂り、ゆっくりと休養を取って身体を労ることが基本ですが、体調がすぐれないときには食欲が落ちてしまいがち・・・

そこで今回のブログは、食欲のないときの栄養補給にオススメ


「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒についてご紹介します



「米麹甘酒」には、アルコール分がほとんど含まれないため酒類には含まれず、お子様やお酒に弱い方、妊娠・授乳期の方も安心して飲むことができます




次に、甘酒が「飲む点滴」と呼ばれている理由を解明していきましょう


また、甘酒には食物繊維や善玉菌のエサになるオリゴ糖が含まれていますので、腸内環境を整え、便秘解消や免疫機能の向上の効果が期待できます

ビタミンB群やカリウム、カルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
甘酒が「飲む点滴」と呼ばれている理由は、栄養成分と水分補給が効率良くできるためと言えますね

米麹甘酒は、そのまま飲むのはもちろん、スイーツやスープ、ドレッシングなど様々な料理に活用できます。身体に良いからと飲み過ぎてしまうのは禁物ですが、食欲がないときなどに1日にコップ1杯程度を目安に摂ると良いでしょう

今回のレシピは、甘酒とフルーツを使った「甘酒のフルーツポンチ」をご紹介します。季節のフルーツと米麹甘酒の自然な甘さをお楽しみ下さい

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです

和食

クレオパトラも美と健康のために使っていたり、古代オリンピックではスタミナ食として取り入れられていたなど、昔から豊かな栄養と風味をかね備えるごまは人々にとってありがたい食材でした。
ごま1粒が牛一頭分と取引されていたほど高価な物だったとか

さて、そんなごまの健康効果と言えば、高い抗酸化作用。
抗酸化作用とは身体にとってマイナスとなる活性酸素を除去し、老化防止に効果があります。
アンチエイジング食材としても注目されていますね

粒のままのごまやごま油、練りごまなど、ごまをベースにした食材を使ったお料理やお菓子は世界の様々な国で見受けられ、本当にワールドワイドな食材です

ごまのおいしい活用方法ですが、おすすめは切りごまです。
ごまを軽く煎ってから、包丁でざくざくっと切るとごまの風味が引き出されます

そのとき、飛び散らないようにペーパーにごまをのせペーパーのはじをつまみながら切ると良いですよ

また、醤油とごま油を合わせる(お好みで酢を加える)だけのシンプルなドレッシングは様々なお料理に合うので、重宝します。
ごま油にも香りが立つ油、香りが少なくうまみがある油など、種類も様々ありますので、お料理に応じて使い分けると良いですね

地中海料理やエスニックのレシピを見ると食材にタヒニ(タヒーニ)と記載されていることがありますね。
これはセサミペーストのことです。
練りごまとの違いはごまの焙煎度合。
練りごまは煎ってからすり、タヒニはごまを生のまま(もしくは軽めに煎って)ペーストにします

でき上がりのお料理に多少の違いが出てはきますが、練りごまでも代用できます

そこで今回ご紹介するレシピは
「サーモンのポキ」です。
ぜひ、お試し下さいね

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です

中国には「朝鮮族」という少数民族が主に吉林州と自治州の延辺(ヨンビョン)に暮らしています。
朝鮮族は祖先が朝鮮から移民した中国籍の人たちです。
朝鮮族を取り巻く食文化は、韓国料理とは少し異なり中国と朝鮮の食を融合した物です。
中でも特徴的な食材と言えば「羊肉」です。
韓国で羊を使った伝統料理は見たことがありません


三国時代の新羅(シルラ)には肉典(ユクチョン)という肉を扱う官職と、羊を飼育する羊典(ヤンジョン)がありました。
狩猟の習慣が徐々になくなり、家畜の飼育により肉類を食用にしていましたが、主に食べていたのは牛、豚、鶏だったようです。
高麗時代に入ると仏教文化により肉食が禁止されますが、末期になるとモンゴル王朝の元との交流が盛んになりました。
高麗時代の王族や重臣に限って元から送られた羊肉を食べましたが、朝鮮人の口には合わないという理由で一般には広まりませんでした。
現代に入りソウルの街で目にする「羊の串焼き」(ヤンコチ)の看板は、延辺(ヨンビョン)料理専門店です。私もソウルや東京のコリアンタウンで、何度も食べています

延辺(ヨンビョン)料理専門店がソウルで営まれるようになったのは、朝鮮族の方たちが収入を得るために韓国に渡りお店を開いたからです。
まとまったお金が入ると中国に帰る方が多いようです。
代表的な延辺(ヨンビョン)料理のヤンコチは、焼き鳥のように小さく切った羊肉が串に刺さっていて、テーブルにセットされた網にのせて自分で焼きます。
店によっては自動焼き器が設置されており、見ているだけで楽しめます

焼きあがった羊肉は食べるときに、クミン、コショウ、粉唐辛子などを混ぜ合わせたスパイスを付けます。韓国料理でクミンは使わないので、韓食と中華を融合した朝鮮族料理と言えます。
メニューには伝統的な韓国料理では使用しない中華食材の「干し豆腐料理」や、花椒が入った「麻辣料理」がある一方で、「冷麺」や「ビビンバ」もあります。
延辺は北朝鮮に近いこともあって、北朝鮮の食文化の影響も大きく受けているのです。
コリアンタウンの延辺料理専門店を訪れると、店内で食事をしているのは圧倒的に中国人です。普段とは異なる雰囲気を楽しめるのも魅力です

最後にご紹介するレシピは
「コチュジャンソースのラムチョップ」です。
韓国の味を意識した創作料理になります。
お試し下さい

こんにちは。
野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です

厚揚げ、食べていますか?
ボリューム感があるのにヘルシーですし、そのまま焼いても、煮ても、炒め物にもできるので、とても便利ですよね

ですが厚揚げは、ヘルシーなだけではありません

実は木綿豆腐と栄養価を比べると、厚揚げの方が高いのです



栄養面を強化したい場合、木綿豆腐より厚揚げ豆腐の方が色々とお得と言えるかもしれません。
そこで今回は、木綿豆腐と厚揚げの特徴を解説しながら、厚揚げと合わせたい食材についてお伝えしたいと思います。

同じ木綿豆腐なのに、揚げただけで栄養価がこんなに増える理由は何でしょうか?

それは水切りの有無です。
前述の通り、厚揚げは木綿豆腐を水切りしてから揚げて作ります。
その際、水分量が減る分、木綿豆腐の成分がギュッと圧縮されて、タンパク質・カルシウム・鉄分などの栄養素が増加することになるのです

つまり木綿豆腐を、より凝縮させた物が厚揚げ豆腐というわけなのですね。
ちなみに、厚揚げ豆腐は木綿豆腐から作る物だけではありません。
お店やメーカーによっては、絹ごし豆腐や寄せ豆腐を揚げた物もあります。
どちらも中身が崩れやすいので、そのまま焼いたり、揚げ出し豆腐のようにたっぷりつゆをかけたりして頂くのがおすすめです


厚揚げはカルシウムと鉄分が木綿豆腐より多いので、それを活かさない手はありません。
カルシウムの吸収を高めるならビタミンDを、鉄分の吸収を高めるならビタミンCを含む食材を合わせると良いでしょう。
ビタミンDはきのこ類、鉄分は青菜やじゃがいもに多く含まれています。
また揚げているので、脂質が気になりますね。
その場合は、お湯を回しかけて油を落としてカロリーダウンさせましょう

お湯をかけることで、冷えて固まった油も落とすこともできるので、風味がよくなり、味も染みやすくなります


そこで今回は、ビタミンDが摂れるしめじとビタミンCが豊富なじゃがいもを合わせて、厚揚げのバター醤油炒めを作ります。
油抜きした厚揚げを一口大に切り、じゃがいもとしめじと合わせてバター醤油で甘辛く炒めると、びっくりするほど白いごはんが進むひと品に

ぜひ木綿の厚揚げ豆腐で作って頂けたらと思います
