こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
「厚揚げ」は、豆腐と油揚げの良いとこ取りをした、お得感満載の食材です。
豆腐のソフトな味わいと、油揚げのカリッとした食感。崩れにくいのに、やわらかい。揚げているけど、表面だけなのでヘルシー
そんな厚揚げの素材の良さを存分に引き出せるメニューが、「挟み焼き」
そこで、その魅力をこちらで紹介したいと思います
挟み焼きは、厚揚げの中央に具を挟み入れ、フライパンで裏表を焼いて作る一品です。
ほど良い焦げ目が香ばしく、具材が良いアクセントになって病み付きのおいしささて、ここでポイントとなるのが、どの厚揚げを選ぶか。
挟み焼きには、「挟める」「崩れない」厚揚げを選びます。
さて、それはどんな厚揚げでしょうか。
厚揚げは大きく分けて、「絹豆腐の厚揚げ」、「木綿豆腐の厚揚げ」、「もっちり食感の厚揚げ」の3種類があります。
この3つですと、「木綿」と「もっちりタイプ」が、豆腐部分がしっかりしているので、具材を挟んだり、焼いたりしても崩れにくいです。
木綿だと、豆腐がしっかりとしてボリューム感のある仕上がりに
もっちりタイプは、豆腐の部分がもちに似た食感なので、軽めの仕上がりになります。
とは言え、メーカーによって、豆腐のやわらかさは様々です。
絹ごしだけどしっかりしていたり、木綿だけどやわらかかったり、というようなこともあるので、選び方はあくまで参考にして頂けたらと思います。そして、具材はシンプルに。
惣菜界に現れたホットサンドだと思って、好きな物を挟んでみて下さい!
個人的には、梅肉やネギなど、大人好みの物を入れたいところですが、それだとお子様が食べられない
なので、お子様には、チーズやベーコンなどを用意します
挟んで焼くだけなので、バリエーションを簡単に増やせるところも、このレシピの良いところですね。
少ない手間で、大人も子どもも大満足間違いなし
さて、本日は、ホットサンド感覚で頂く厚揚げの簡単惣菜、「厚揚げの挟み焼き」をご紹介致します
皆さんも、ぜひお試し下さい
こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
ほど良い酸味に、なめらかな口あたりの「ヨーグルト」は、食欲がないときでも食べやすい食材のひとつです。
ヨーグルトと言えば、乳酸菌、ビフィズス菌など、善玉菌の宝庫

乳酸菌が「乳酸」を作り出すのに対し、ビフィズス菌は「乳酸」に加え、「酢酸」も作り出します。
この酢酸により、殺菌作用が高まり、悪玉菌をやっつけてくれるという特徴があるのです乳酸菌とビフィズス菌は、それぞれ活動領域が異なり、乳酸菌は小腸で働き、ビフィズス菌は大腸で働きます。
それぞれ種類も多く、ビフィズス菌とひと言で言っても、種類は50種類ほどあると言われています
また、人によって、腸内に存在する菌も異なるのです。どちらも悪玉菌の定着や増殖を防ぎ、腸内環境を整えます。
腸内を酸性に傾けることにより、腸内の腐敗を抑えたり、腸の運動を促進させて、便秘を改善させるなど、腸内環境を整える大切な働きをするのです。身体にとって、うれしい効用のあるヨーグルトですが、調理でも食材のおいしさをアップする働きがあります。
そのひとつが、「肉をやわらかくする効果」です。
乳酸が、肉の筋繊維をほぐし、細胞やコラーゲンの成分を含んでふくらみ、肉質をやわらかくします。鶏肉や牛肉との相性が良く、インド料理の定番でもあります。
タンドリーチキンは、この調理効果を活かしたお料理ですね
ヨーグルトに浸ける前、塊肉の場合は、フォークで穴をあけておくと、ヨーグルトが浸透しやすくなりますよ
マヨネーズを使用したサラダに、ヨーグルトを加えると、さっぱりとした仕上がりで、ひと味違ったおいしさに
デザートでは定番になっていますが、水切りヨーグルトは、濃厚なチーズケーキのようで本当においしいです
様々なヨーグルトが市販されていますが、使用されている乳酸菌やビフィズス菌の種類が、それぞれ異なっているので、ご自分の身体に合った物を摂るようにしましょう
また、善玉菌の栄養源になる、「オリゴ糖」を一緒に摂ると、よりヨーグルトの効果が期待できますよ!
さて、本日は、野菜と豆を、ヨーグルトとスパイスで和えた一品、「豆と野菜のヨーグルト和え」をご紹介致します
皆さんも、ぜひお試し下さい
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
以前、慶尚北道(キョンサンプクド)の聞慶(ムンギョン)を訪れた際、大先輩が経営する菜食専門店に伺いました

菜食専門店だけに、料理には、動物性の食材を一切使っていません。
精進料理との違いは、ニンニク、ネギ、ニラ、ノビル、ルツボの五葷(オフン)を取り入れている点です。
韓国は、野菜の摂取量が世界トップクラスで、日本人の2倍以上も食べています

韓国料理の魅力は、野菜や動物性の肉、魚のバランスの良さだと思っていますが、近年では欧米の影響もあって、「動物由来の食材を使用しないヴィーガンメニュー」を、日々の食生活で実践している人たちが徐々に増えています。


韓国では、お坊さんが髪を剃るとき、多大なエネルギーを消耗するので、剃ったあとに豆腐を食べる習慣があるそうです。
大豆は、リノール酸の働きで疲労を回復させるので、豆類は重要な役割を担っているんですね。

良質なたんぱく質の他に、女性ホルモンに似た働きを持つ「イソフラボン」は、更年期障害や、骨粗鬆症の予防や改善になると言われているのです。


大豆の油分を圧縮して作った加工品で、低脂肪高タンパク、そして食物繊維がたっぷり入っています。
ヴィーガンではなくても、大豆ミートは、ダイエットを実践している人たちの間で需要が増えているため、近年では種類も豊富

形状は、ひき肉、フィレ、ブロック、さらにはハム、ソーセージがあり、保存形態においては、レトルト、乾燥、冷凍と選択肢が多いです。
以前、知人からソイミート丼のもてなしを受けたときは、想像以上のおいしさに衝撃を受けました

普段肉類を多く召し上がる方は、時々目先を変えて、体のために大豆製品を取り入れても良いですね。
最後に、本日のレシピをご紹介致します

水煮大豆を利用した、「大豆の韓国風ハンバーグ(コントッカルビ)」です。
精進料理を意識して、五葷(オフン)食材を使っていません。
また、やわらかな食感なので、お子様からお年寄りまで幅広く召し上がることができますよ


こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
最近、色鮮やかな食材が、インスタ映えなどの観点から注目されています。
そのなかでも、赤紫色で鮮やかな色合いが特徴の「ビーツ」と言う野菜は、華やかさ、可愛さを演出できる食材として、特に女性に大人気

女性に嬉しい栄養素が含まれているなど、見た目だけでなく、実は栄養面でも注目されている食材なのです

そこで、今回のブログは、ビーツの旬や栄養価、定番の調理法からトレンドメニューまで、「ビーツの魅力」についてご紹介します



その見た目から、カブの仲間と勘違いされがちですが、実はホウレンソウの仲間で、特有の甘みと香りがあります。
下ごしらえした物を、サラダや酢漬けにしたり、皮を厚くむいて薄く切れば、生食も可能です。
ロシア料理のボルシチでは、欠かせない食材であり、リゾットやパスタなど、イタリア料理にもよく使われています。
日本でのビーツがおいしい時期は、6〜7月と10〜11月。
色は赤が一般的ですが、外皮がオレンジ色で中身が黄色い物もあります。
ビーツは、ショ糖を多く含むため、野菜の中では高カロリーですが、むくみ防止が期待できる「カリウム」や、貧血予防に良いとされる「葉酸」など、特に女性がしっかり取りたい栄養素が豊富に含まれているのです

また、赤い色素は、抗酸化作用が期待できる成分なので、美容が気になる女性に嬉しい食材と言えるでしょう。

皮付きのまま、かぶるくらいの水を入れ、塩と酢を加えて竹串がすっと通るまで、弱火で30分程度ゆでます。
ゆであがったら、皮をむき、スライスして調理します。
下ゆでの替わりに、皮付きの物をホイルに包み、180度のオーブンで40分焼く方法もありますよ

定番は、ボルシチやシチューなどの煮込み料理。
サラダや酢漬けの場合は、少し硬めにゆでておきましょう。
ミキサーにかけてスープにすると、ピンク色が際立って可愛い印象の一品に

最近では、他の野菜や果物と合わせて、スムージーにするのも一般的です。
インスタ映えを狙った、ピンク色のパンケーキや、ジェラートなどのスイーツも大人気ですよ

ビーツを使った、ベーグルやフォカッチャ、ラテなどのドリンクも注目されています

さて、今回のレシピは、ビーツと旬野菜を使った、これからの季節にぴったりの「ビーツの冷製スープ」をご紹介します

テーブルがパッと華やぐ一品で、ホームパーティーにもオススメのスープです

皆さんも、ぜひお試し下さい

