こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年の冬は雪がよく降りましたが、春はもうすぐです
この季節になると、スーパーの店頭にはイチゴがたくさん並びますね。
皆さんは、イチゴに含まれる栄養素と言えば何を思い浮かべますか? 『イチゴ』には、ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。
特にビタミンCを多く含み、イチゴを5粒食べると1日の所要量がほぼまかなうことができる程です。その他にも、実はイチゴには意外な成分が含まれています。
それは、ガムや歯磨き粉などで有名なキシリトールです。
キシリトールは、イチゴ以外にもカリフラワーやナス、レタス、ホウレンソウなどにも含まれています。
今回は、 『キシリトール』についてご紹介します。
『キシリトール』とは、甘味料のことです。
キシリトールの仲間には、ソルビトール、マンニトール、マルチトールなどがあります。
これらの甘味料は、虫歯の原因である歯垢や酸を作らないので、虫歯の原因になりにくいとされています。
これら甘味料の中で、唯一キシリトールだけが、虫歯の原因にならないというだけではなく、虫歯の発生・進行を防ぐ効果が長期の臨床研究によって証明されています。
ただし、キシリトールをとっているから虫歯にならないと安心するのではなく、あくまでも補助的な物として毎日の生活に取り入れましょう。
虫歯予防に何よりも大切な4ヵ条
① 歯をしっかりみがく
② フッ素入りの歯磨き粉を使う
③ 正しい食生活
④ 定期的な歯科検診
毎日の食事を楽しむためには、歯のケアも大切にしたいですね
さて本日は、『帆立貝のイチゴソースがけ』のレシピをご紹介します。
イチゴに含まれるビタミンCと帆立貝に含まれるコラーゲンの相乗効果で美肌効果が期待できる見た目も華やかな春らしい一品です。
ぜひお試しを
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
桜と言えば春の代名詞。
古くから日本にあり日本人にとっては特別な植物、季節や色彩を表す言葉でもあります。
日本最古の歴史書である古事記に登場する女神、木花佐久夜姫(コノハナノサクヤヒメ)の「木花」とは桜のこと。
平安時代にはすでに桜を愛でる風習が定着し、それは華やかな花見 が催されたと言います。
食という側面から見ても同様で、
「桜マス」「桜えび」「桜鯛(真鯛の別称)」、「桜魚(小鮎 、またはワカサギのこと)」、「桜肉(馬肉の別称)」等、ピンク色をしている、または春に収穫できるという理由からその名が付けられている食材はいくつもあります。
そうそう、サクランボ(桜桃) も「桜」が付きますね。
料理、という面を見てみましょう。
どんな料理が思い浮かびますか?
桜餅を始め、桜茶(桜の花の塩漬けを湯に入れた物)や桜田麩(さくらでんぶ、鯛などの白身魚のそぼろに食紅などで色付けした物)といった定番物の他、実は結構あるのです。
例えば・・・、
桜粥…小豆粥の別名。
桜鍋…馬肉とねぎ、白滝、焼き豆腐を味噌味で煮込んだ鍋。文明開化の香りがする、東京下町の味。
桜節…馬肉の薫製のこと。信州地方の特産品。
桜煮…タコの足をやわらかく煮付けた物。桜煎り、とも言う。
桜蒸し…道明寺粉や桜の塩漬けを使い、白身魚を蒸してくずあんをかけたお料理
・・・等です。
意外に聞いたことのない料理もあったりしますね。
私たちの先人はとても風流だったんだなあ、とうれしくなります。
さて今回は、桜の名前の付く料理をひとつご紹介します。
「桜飯」とは静岡の郷土料理で、しょうゆ味の具のない炊き込みご飯のことです。
茶飯とも言い、炊きたての素朴で香ばしい香りがたまりません。
おにぎりにしてもとてもおいしいですよ。
濃いめにカツオだしをきかせて作ります。ぜひお試し下さいね。
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネイターの吉田由子です。
風邪やインフルエンザが流行していますが、予防は万全ですか?
予防に、ビタミンCを意識して取っている方も多いのではないでしょうか
ビタミンCと言えば、 「ビタミンCがレモン〇個分」という表示をよく見かけます。
レモン=ビタミンCというイメージが定着していますが、レモンよりもビタミンCを多く含む食品はたくさんありますし、レモンは酸味が強いので大量に食べることは不可能ですよね。
では、どうしてそのようなイメージが定着したのでしょうか?
今回は『レモンの豆知識』についてご紹介します。
『レモン』には、100g中90mgのビタミンCが含まれています。
また、カリウムも豊富です。
レモンはビタミンCがたっぷり含まれているから酸味が強いというイメージがあるようですが、その正体はビタミンCではなくクエン酸という成分が原因です。
実は、100gあたりのビタミンC含有量は、グレープフルーツや柚子の方が多いんです。
レモン=ビタミンCというイメージが定着したのは、今のように食品の栄養成分の分析がされていなかった時代に、レモンが酸っぱくてビタミンCが豊富というイメージが先行したのではないかという説があります。
食品の栄養価を表示するときに、レモンのように身体に良いイメージが定着している物を利用して、「〇〇が☆倍」といった表示にして、栄養が多く含まれているように見せかけている物も多く見られますので気を付けたいですね
ちなみに、国産レモンの旬は冬です。
日本へ渡来したのは明治初期ですが、栽培するための気候が合わず、広島、和歌山、四国、九州などの一部の地域でしか生産されていません。
なんとなく、夏のフレッシュなイメージがあるので意外に感じますね。
国産のレモンは、輸入物と比べて農薬や防カビ剤の使用を控えている物が多いので、皮ごと使う場合は国産の物をよく洗ってから使われることをおすすめします。
それでは今回は、『レモンパスタ』をご紹介致します。
国産レモンを皮ごと使いました。レモンの酸味があとを引くクリーミーなパスタです。
ぜひお試しを
こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
パスタ料理って子供から大人まで大好きな料理のひとつではないでしょうか
我が家でも家族全員が好きな料理なので、登場頻度は高いです
先日、友人とこんな話をしました。
『旦那さんが料理をするか、しないか・・・』がテーマだったんですが・・・。
「うちの主人、麺類・・・特にパスタのゆで加減にこだわりがあって、自分で麺だけはゆでるの・・・」
と話している友人がいました
確かに、ゆですぎてしまったパスタはあまりおいしくないですよね
パスタをゆでる基本の水と塩の分量は、
◎水 1リットルに対して塩 10g(1人分:乾麺80g)
ゆで時間は、パッケージの裏の表示通りにゆでますが、ゆで上げ終了時間のちょっと前に味見して、アルデンテ(歯ごたえが残る状態)に仕上げるとおいしいです
オリーブ油を適量加えると、麺がくっつかないので、お好みで加えましょう。
パスタポット(パスタをゆでる寸胴の鍋)があると吹きこぼれの心配がないので、便利ですよ
また、お店に行くといろいろな太さのパスタが並んでいますね。
太めの物はクリームソースやトマトソースなど濃厚なソースによく合いますし、細めの物はペペロンチーノのようなシンプルな味付けや炒めた具と合わせて頂くと味に統一感が出ておいしいです。
好みの種類や太さをチェックして覚えておくとお店に行ったときに迷わなくてすみますよ
以前、パスタを買うときに、自分の好みの物が何mmだったか思い出すのに時間がかかってしまったので、それ以来、写メを撮っておいて、携帯片手に売り場に行っています。
小さなお子様ですと、長い麺が食べにくいこともありますよね。
そんなときはペンネやマカロニ類だとフォークで刺して食べられるので、おすすめです。
また、パスタをゆでるときに、残り時間少し前に、キャベツやブロッコリー等、さっと火を通すだけでOKな野菜も一緒にゆでると鍋ひとつですむので、おすすめの方法です
本日ご紹介するレシピで使用したクスクスもパスタのひとつです。
加熱時間が短いので、時間がないときの主食には便利な食材です
そのまま炊いただけではボソボソしていて味気ないのですが、オリーブ油やバターなどの油脂類と塩・こしょう・ハーブソルトで味付けするとおいしいです。
また、スープと一緒に頂くと、食べやすく、おいしさがUPします
『クスクス&野菜のトマトクリームスープ』をぜひお試し下さい