こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年も梅雨の季節がやってきましたね
暑くてじめじめとした気候の6月は食中毒が増える時期です。
そこで、今回は強い解毒作用を持ち、食中毒予防に効果が期待できる『シソ』についてご紹介します。
『シソ』は、大きく分けて緑色の青じそと紫色の赤じそがあります。
青じそは、1年中出回っており、スーパーなどでいつでも買うことができます。青じそのことを「大葉」と呼ぶことがありますが、「大葉」と言うのは、青じその葉を束ねて商品として出荷する際、商品名に「大葉」と名付けて出荷したのが始まりで、それが広まって「大葉」と呼ばれるようになったと言われています。
青じそは、一度に多く食べられるものではありませんが、ビタミンA・B1・B2・C・鉄分を豊富に含んでいます。
シソの特徴と言えば、爽やかな香りですが、しその香り成分のペリルアルデヒドには、強い解毒・殺菌・防腐作用があり、食中毒の予防に効果が期待できます。
また、新鮮なまま長持ちさせる方法は、青じその枝の部分を水に浸してラップなどで密封しておくこと。
途中で何度か水を換える必要はありますが、2週間以上新鮮なまま保つことができます。
スーパーなどで、青じそのパックの中に水が入って販売されていることがありますが、ご家庭では青じそをコップなどに立てた状態にして入れ、枝の先のみが水に触れるようにしておくと良いでしょう。一方、赤じそは、生のままでは日持ちがしないため、旬の6月頃にしか出回りません。
赤じそは、梅干しと一緒に漬け、 「しそジュース」にして楽しむのが一般的です。
さて、本日はそんな青じそ(大葉)を使った『カツオの緑おろし和え』のレシピをご紹介します。
旬のかつおのたたきに、見た目に涼しい緑おろしを添えたこの料理は、蒸し暑い時期においしく味わえる一品です。
冷酒ともよく合いますよ〜
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
新生活がスタートして早1ヵ月・・・
我が家も主人の異動があったり、子供のクラス替えがあったりとこの1ヵ月は慌しい日々を送っていたようです
ゴールデンウィークに入ってホッとすると、緊張していた心と身体が解放されますが、そのせいか体調を崩す方もいらっしゃるようですね。
そこで今回は『食で5月病を予防!』と題しまして、5月病予防の食事のポイントについてご紹介します。5月病とは、環境の変化などからくる過度のストレスや生活リズムの変化が原因で、うつ状態や胃腸障害、頭痛、倦怠感などの症状が身体にあらわれることです。
5月病は一時的なものだからと甘くみていると、重症化してうつ病になってしまう可能性もありますので、適度な運動や趣味などを楽しんでストレスを上手に解消し、食生活を整えて改善していきましょう。 5月病の予防には、5月に旬を迎える食材を食べることが効果的です。
5月に旬を迎える野菜は、タケノコ、アスパラガス、新キャベツ、ニンジン、ブロッコリーなどがあります。
カツオ・マグロ・カレイなどの魚やわかめ・イチゴなども5月が旬の食材です。
では、なぜ5月が旬の食材を食べると5月病が予防できるのでしょうか? 5月が旬の野菜や果物には、ストレスへの抵抗力を高めてくれるビタミンCが豊富に含まれている物が多い。(新キャベツやイチゴなど)
5月が旬の食材は、香りが良い物が多く、旨みが強くておいしいので、その「おいしい!」という感情が気持ちをリラックスさせる。
5月が旬の食材には、精神を安定させる成分が多く含まれている。
例えば、タケノコにはチロシンというやる気を高め、集中力を高める効果のある成分が含まれており、新タマネギには、硫化アリルという神経を穏やかにする効果がある。
また、5月に旬を迎える魚には精神をリラックスさせるセロトニンという物質の材料となるトリプトファン(必須アミノ酸の一種)を豊富に含んでいる・・・などの理由が考えられます。
旬の食材って本当にありがたいですね
さて今回は、 『春野菜と紅ショウガのかき揚げうどん』をご紹介します。
5月が旬の春野菜を使い、紅ショウガの辛みがアクセントの彩り豊かなかき揚げをトッピングした一品です。ぜひお試しを
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
私は、日頃デパ地下のスーパーなどで今まで見たことのない食材を探し、料理して食べてみるのが好きなのですが(笑)
以前から野菜コーナーのある野菜が気になっていまして・・・
それが、こちらの『おかひじき』です
『おかひじき』は、もともと北海道から九州の海岸の砂地に自生していた野草で、昔から日常的に食べられている野菜ですが、関西ではほとんど見かけることがありません。
近くのスーパーで「おかひじきの取り扱いはありますか?」と定員さんに聞いても「???」といった反応です。
そして『おかひじき』と言う名前を聞いて海藻コーナーに走る店員さんもいるくらいマイナーな野菜です。
そうですよね
『おかひじき』の名前の由来は見た目がひじきに似ていることからその名が付いたと言われているくらいですから。『おかひじき』には、ビタミンA・C・カリウム・カルシウム・マグネシウムが豊富に含まれており、最近は健康野菜として再び注目を集めつつあります。
おかひじきにはほとんど苦味がないので、和え物やサラダ・汁物や天ぷらなど様々な料理法でおいしく頂くことができます。
歯ごたえがシャキシャキでクセになるおいしさです
様々な料理に取り入れやすいので、近い将来全国の野菜コーナーで手軽に手に入れることができるようにと願います
さて今回は、『おかひじきと新タマネギのサラダ』をご紹介します。
おかひじきと新タマネギのシャッキシャキの食感がおいしい一品です。
ぜひお試しを
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
季節の移ろいを示す二十四節気の雨水(3月前半)に降る春の雨 のことを、 「催花雨(さいかう)」や「木の芽起こし」などと呼ぶのをご存知ですか?
日本ならではの風情ある呼び名ですよね。
野菜売り場を覗けば、目を覚ました木々の若芽 、春の山菜が並んでいます。
最近は栽培技術の進化に伴って季節が分からなくなった、とはいうものの、やはり旬の食材は店頭に並ぶ数も、その育ち具合や色合い、味、そして経済的でどれをとっても、旬の頃が一番です。
えぐみがあってアク抜きなどの下ごしらえが面倒… という印象がある山菜ですが、その中にも下ごしらえがほとんどいらずに味わえる物もあります
そのひとつが「こごみ」。
調理が簡単でえぐみや独特な香りもあまりなくて食べやすいので、「山菜はあまり食べないわ」という方にもおすすめです。 こごみは観葉植物などでもおなじみのシダ科クサソテツの若芽のことで、緑色で、頭の葉の方がクルリと回り込んでいます。
似たような形の山菜にワラビとゼンマイがありますが、ワラビよりも巻き込みの部分が大きめで背丈は短いです。そして、ゼンマイのように綿毛はありません。購入するときは、先端の葉の巻きがしっかりとしていて、茎が太い物を選びましょう。切り取った茎の部分は時間が経つ程、黒ずんできてしまうので、購入したら、すぐに調理することをおすすめします。
調理をするときは、水洗いすれば事前の下ごしらえをすることなく、生のまま衣を付けて天ぷらにしたり、さっとほんの1分程度塩ゆでしておひたしや和え物などで頂きます。
加熱したこごみは色合いも美しい緑で、少しぬめりがあり、オクラにも似たような味わい。
本当にとても手軽に春の味覚が楽しめますよ
さて今回は、私の大好物である『こごみのくるみ和え』のレシピをご紹介します。
ゴマ和えとはまた違う濃厚な味わいが楽しめます。
お菓子作りで少し残ってしまったくるみなどを活用してみてはいかがでしょうか。
ぜひお試し下さいね!