こんにちは!
料理家の吉田由子です。
草木が芽吹く春、毎年この季節になると、我が家のプランターからパセリが増殖し始めるため、たっぷりおいしく頂く方法をあれこれ研究しています。
実は、「パセリ」って栄養たっぷりの健康野菜なんです
「パセリ」は、セリ科の植物で、一般的な葉の縮れたパセリの正式名は「モスカールドパセリ」と言います。
縮れのないパセリは「イタリアンパセリ」と呼ばれています。
パセリは、ビタミンA・B1・B2・C、食物繊維、鉄分を豊富に含む緑黄色野菜です。
また、パセリには独特の香りがありますが、これば「アピオール」という精油成分で、食後に一口食べると口臭が消える効果があります。
パセリを束で買ったら、コップに水を入れてさしておくと、1週間程度は新鮮なまま保つことができます。
また、軸を切り落として葉の部分を適当な大きさにちぎり、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。
凍ったところを手で袋の上から揉んで細かくすると、簡単に刻みパセリができます。
今日は、パセリをおいしく一度に消費できる「パセリのポタージュスープ」をご紹介します。
とても香りの良いスープに仕上がります。
ぜひお試し下さいね
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
いよいよ春がやってきた!そんな気配のこの頃
八百屋さんを覗くと、春の山菜がたくさん並んでいて、心躍ります
この時期でなくては味わえない物のひとつに、「たらの芽」があります。
名前や見た目は知っているけれど、あまりなじみのある物ではありませんよね。
一体何かしら?と思われる方も多いのでは?
「たら」というウコギ科の落葉灌木の新芽のことで、ウドに似た香りや味を楽しめる春の風物詩です。
このたらの木、タロノキやウドモドキなどの呼称があります。
幹に大小の鋭いトゲがあるので、「鳥止らず」という異名も。
新芽を食するだけでなく、乾燥させて煎じた樹皮は糖尿病や腎臓病に、根の部分は健胃や胃がんに薬効があるとして漢方でも用いられます。
この「たら」という名前、魚の鱈(たら)と関係があるのかしら?と気になって調べてみました。
古代インドで、紙の代わりに経文を書き付けたタラジュの葉などをサンスクリット語(梵語)で「貝多羅葉」(バイタラヨウ)と呼んだそうで、このタラジュの木と姿が似ていることから「たらの木」という名が付いたという説があり、魚とは全く関係ないようです
さて今回は、たらの芽の代表的な食べ方である「天ぷら」をご紹介します。
旬の今だからこそ味わえるおいしさ、ぜひご自宅で堪能して下さい
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
だいぶ春めいてきましたね
人間の身体は冬の間、老廃物などの身体に悪い物をため込んでしまっています。
春になると、新陳代謝が活発になり、冬の間にため込んだ老廃物を身体の外に出そうとします。
そして、春に旬を迎える野菜にはデトックス(解毒)作用があり、老廃物を身体の外に出してくれる働きがあります。
今回のブログは、春に食べたいデトックス野菜「ブロッコリー」についてご紹介します。
「ブロッコリー」には、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。
他にも、インスリンの効果を高めるクロムが含まれているため、糖尿病の改善に効果が期待できます。
また、胃潰瘍を改善するビタミンUも含まれています。
ブロッコリーをゆでるときは、塩少々を加えた熱湯に茎の部分から入れ、少し硬めにゆでます。
ゆで上がったら、冷水に取らず、ザルに広げて冷まします。
水に取らない方が水っぽくならず、味も香りも損なわれず、おいしくゆで上がります。
ゆでたブロッコリーは、密封容器に入れて冷蔵庫で3日位日持ちしますので、まとめてゆでておくと便利ですよ
さて、今回は「ブロッコリーと塩麹ツナのフジッリ」のレシピをご紹介します。
フジッリはパスタの一種で、ソースがからみやすくて食べやすい形をしているので、お子様が服を汚さず食べられる、大助かりの食材です
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
今回注目するハーブは、和風ハーブの代表格「紫蘇」(シソ)。
我が家の冷蔵庫でも、なくてはならない薬味野菜のひとつ。
育てるのも簡単で、春先に日当りの良いところに種をまけば、いつの間にかワンサカ一度生えたらこっちの物!
花を付けたあとに種が飛ぶので、翌年からは種をまく必要もなく、同じような場所から生えてきます
1年草ですが、手間いらずで本当に便利(笑)
ヒマラヤ・中国原産ですが、日本における歴史も古く、奈良もしくは平安時代に中国から渡来した説が有力
シソには、大葉と呼ばれる青ジソや梅干しの赤み付けにも使われる赤ジソがあり、その中でも葉が縮れている物はチリメンジソ、また刺身のツマなどに出てくる果実部分の穂ジソなどがあります。
私たちの食生活で、最も身近なハーブのひとつと言えます。
それを表すように、全国各地にもシソを使った郷土料理があります。
その代表的な物が「シソ巻」。
甘味噌をシソで巻いて揚げた物で、江戸時代には東海道浜松宿周辺の名物として売り出されました。
この料理は、東北地方全域でも昔ながらの郷土料理として親しまれている物。
さらに古くは栃木県日光の名物「シソ巻き唐辛子」は、唐辛子味噌をシソで巻いた物で、奈良時代の修行僧・勝道上人の伝承と言われます。
シソ特有の香りと鮮やかな色合いは、ずっと日本人の味覚を魅了してきたのですね
さて今回は、このシソの中の青ジソである、大葉を使った天ぷらをご紹介します。
鶏ささみに大葉を巻いたさわやかな味わいは、天つゆだけでなく塩との相性も抜群。ぜひお試し下さいね