こんにちは、料理家の野上優佳子です。
我が家のお弁当で活躍する野菜のひとつが、ピーマンとパプリカ。
緑・黄・赤と発色鮮やかで、他の野菜に比べて変形や変色しづらいので、常備野菜としていつも冷蔵庫にあります。
ピーマンやパプリカは、特にビタミンCが大変豊富。
体内のコラーゲンの生成にかかせない栄養素なので、美容や疲労回復などに効果があると言われています
ピーマンやパプリカの旬は、初夏から夏にかけて。
これからが、一番おいしい季節になりますね
さて、今回ご紹介するレシピは、「フムス」(hummus)。
トルコをはじめ、中近東やアフリカのイスラム諸国では、とてもポピュラーな食べ物で、簡単に言うと野菜のペーストのこと。
アラビア語では「ひよこ豆」を指すそうで 、その名の通り、ゆでたひよこ豆をメインの食材としていて、副菜の他、ピタなどのパンに付けて食べるのが一般的。
ベジタリアンフードのお店でも、よく見かけます。
ちょっと聞き慣れない料理かもしれませんが、実はとても簡単に作れます。しかも、手頃な材料で。
基本は、ひよこ豆の水煮・ニンニク・白ゴマペースト・レモン・オリーブオイル・塩。
これをなめらかなペースト状になるまで、つぶしながら混ぜ合わせるだけ!
これだけで十分おいしいのですが、ここに焼きナスや焼きパプリカなどを合わせてアレンジすると、さらに違うおいしさが広がります。
というわけで、今が旬のパプリカを加えて、美しいオレンジ色のフムスを作りました。
日本人の口にもよく合う、とてもおいしいディップになりましたので、ぜひお試しを。
きっと、新たな定番になるに違いありません
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理店で焼き肉を注文すると、葉野菜がセットで出てきます。
その葉野菜の中に、えごまの葉があります。
大葉よりも、ひと回りもふた回りも大きいのが特長。
韓国では、よく食べる野菜のひとつに挙げられます。

肉、魚、ご飯を包んで食べる以外には、ピカタのように卵を付けて焼いたり、ナムルやしょうゆ漬けにしたりと、調理方法も多種多様

葉の他には、種実を煎って粉にしたものや油もあります。
粉をチゲに加えると、グンとおいしくなりますよ。
ちなみに、日本でも「しそ油」の名前でえごまの油はありますが、韓国ほど浸透していません。
えごまは、不飽和脂肪酸のαリノレン酸が豊富。
αリノレン酸は、体脂肪を燃焼すると言われています。
また抗酸化作用により血液をさらさらにして、肌に潤いを与え、アンチエイジングに効果があります
ただ、酸化しやすいので、油でしたら生食がオススメです。
えごまの油は、独特の風味があり好みが分かれると思いますが、健康と美容のために一度試してみて下さい。
本日は、えごまの葉を使ったしょうゆ漬けをご紹介致します。
韓国では「ご飯泥棒」と言って、ついついご飯が進む一品です
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
今年初、掘りたてのタケノコが八百屋さんに出ていたので買ってきました〜
タケノコは、収穫したらできるだけ早くゆでること
時間が経てばたつほど、えぐみが強くなります
下ゆでの手順は、以下の通り。泥を水洗いして落とし、皮を1〜2枚むきます。
穂先を斜めに切り落として、中央に包丁で縦に切り込みを入れます。
たっぷりの湯を沸かし、ぬかを大さじ2と鷹の爪1本を入れ、タケノコも入れてゆでます。
グラグラ煮立たない程度の火加減で、40分煮ます。タケノコの付け根の部分に竹串を通して、すっと通ったら火を止めます。
タケノコを取り出さず、そのまま蓋をして、常温になるまで冷まします。
冷めたら取り出し、皮をむいて水洗い。これでおしまい
下ゆでしたタケノコですが、穂先はとてもやわらかいので椀物や、酢味噌などの和え物におすすめ。
程良い口当たりの真ん中の部分は煮物や天ぷらに、硬い根元は炒め物や炊き込みご飯の具などに、とそれぞれの部位によって調理法や味付けを変えて楽しむと、おいしさ倍増です。
今回は、旬のタケノコの真ん中の部分を使って和風のグラタンにします。
味噌とチーズ、なかなか好相性
いつもとちょっと違うおいしさを、ぜひ味わって下さいね。
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
新年度を迎えて早1ヵ月・・・。
4月に学校や職場の環境が変わった方は、ゴールデンウィーク中に緊張が解け、疲れがどっと出るため、休み明けに一時的にうつ状態の「5月病」になる可能性があると言われています。
「5月病」を予防するためには、以前の環境で知り合った馴染みの友人に会うことや、趣味などでストレスを解消することが効果的です。
また、旬の食材を食べることも、ひとつの予防方法だと言われています。
今回のブログは、この時期におすすめの旬の食材「アスパラガス」についてご紹介します。
「アスパラガス」の栄養素と言えば、まず思い浮かぶのが、アスパラガスに多く含まれることから名付けられたというアスパラギン酸というアミノ酸の一種です。
アスパラギン酸は、栄養ドリンクにも含まれていることから分かるように、新陳代謝を促し、滋養強壮や疲労回復にとても効果があります。
また、ビタミンA・C・E・葉酸が豊富に含まれていますので、抗酸化作用があり、アンチエイジング効果の高い食材です
「アスパラガス」を選ぶときは、緑色が濃く、太さが均一で穂先がきゅっと締まったものを選びましょう。
保存するときは、穂先を上にして新聞紙などにくるみ、冷蔵庫に入れましょう。
さっとゆでてから保冷バッグなどに入れて冷凍すれば、1ヵ月程度日持ちします。
旬のおいしい時期に、ゆでて保存しておくと便利ですよ。
今回は、家計にうれしい薄切り肉を使った「アスパラの肉巻きソテー」をご紹介しています。
お弁当にもオススメのレシピです
旬の食材を食べて、この時期を元気に乗り切りましょう