こんにちは、料理家の野上優佳子です。
春が来て、目にも鮮やかな新緑の春野菜が並ぶ八百屋さんの前を通ると、本当にワクワクしますね!
さて今回は、その春野菜の中のひとつ、「うど」について。
緑色の葉が出る「山うど」もありますが、一般的なのは日を当てずに 、地下で育てる「白うど」(軟白うど)。
東京を代表する春野菜のひとつで、数メートルの深さの地下室を掘って育てられます。
しゃきっとした食感と、さわやかな香りが魅力です。
漢字で「独活」と書くのが、なんともユニーク。
その由来を調べてみると、動く(うごく)が語源、という説があります。
茎が四方八方に伸び、風が吹いていないときでも自身で動いているように見えるから、とか。
「うど」というと、酢味噌和えなどが一般的ですが、白うどの産地として有名な東京・立川市では、「うどラーメン」や「うどピザ」、「うどようかん」なんていうものもあるそうです。
さて今回は、この「うど」の普段は捨ててしまいがちな皮を使ったレシピ「うどの皮のきんぴら」をご紹介します。
わずか10分で、気の利いた副菜ができちゃいます
経済的でしかも簡単という、とってもお得な1品。ぜひお試し下さいね
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
ブログに何を書こう、と思うときに、よく日付などで何が起きた日かと調べたりします
3月の終わりを調べてみると、明日3月31日は、万有引力の法則を発見したと言われるアイザック・ニュートンの命日でした。
ニュートンと言えば、
「庭のりんごが木から落ちるのを見て、万有引力を思いついた」
という逸話が有名ですね
(ニュートンの主治医だった、スタックレーなる人物が回想録に書き残した話が由来となっていますが、実はこれ、真偽のほどは確かではないのだそう)
このときに落ちたリンゴは、「Flower of Kent」という品種の青リンゴ。
生食用よりも、料理加工向けの品種です。
当時の樹自体はすでに枯れているものの、枯れる前に接木繁殖され、イギリスの国立物理学研究所をはじめ世界各国の科学と縁の深いところに記念樹として送られました。
日本では、文京区の小石川植物園などで見ることができます。
ということで、今日はニュートンにちなんで、リンゴを使った焼き菓子「タルト・タタン」をご紹介しましょう。
フランスのホテル「タタン(Tatin)」が発祥と言われるこのお菓子は、キャラメリゼしたリンゴの上にパイ生地をかぶせて焼き上げ、ひっくり返してできあがり!
型に生地を敷いて焼く通常のアップルパイと、逆の工程になります。
アップルパイよりも簡単で、失敗知らず
家中に広がる甘酸っぱい香りがたまりませんよ
ぜひお試し下さい!
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理店で食事をしたとき、ズッキーニに似た野菜を召し上がったことはありますか?
これは、韓国カボチャ。
韓国語では「エホバク」と言います
見た目は、ズッキーニよりも一回りも二回りも大きく、艶のある薄緑。
クセのない優しい味が特長です。
韓国では年間を通して出回っていて、ナムルや、小麦粉と卵の付け焼きのジョン、そしてチゲなどによく使われる野菜です。
ちなみに韓国料理以外ですと、天ぷら、グラタン、パスタにしても美味。
クセがないからこそ、どんな料理にも合うんですね
韓国カボチャは栄養的にも優れ、肺を潤すので咳を鎮める働きがあります。
そして利尿作用が高いため、むくみを解消します。
身体にこもった熱を冷ます働きもあり、イライラ解消にもオススメ。
また、韓国カボチャに含まれているβカロテンは油との相性が良いため、一緒に食べると吸収率がアップします。
βカロテンは、抗酸化作用があり老化防止にいいんですよ
女性に嬉しい野菜ですね
日本では残念ながら、普通のスーパーには売っていませんので、韓国食材を専門に扱っているお店でお買い求め下さい。
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
卒園、卒業式シーズンですね。
この時期になると、式に向けて急にダイエットを始めたり、美容院に行ったり、とにかく少しでも綺麗に写真に残りたいという女心が炸裂する時期でもあります。
かくいう私も、その一人です
ですが、無理なダイエットは身体を壊してしまいますので注意が必要です。
ダイエットの目的は、目先の体重を減らすことではなく、「健康に美しくなること」なのですから
さて、今回のブログは美容に効果のある「クルミ」についてご紹介したいと思います。
「クルミ」は別名、「貴族の美容食」と言われるほどの美容食材なんです。
「クルミ」には、抗酸化作用のあるビタミンEはもちろん、鉄分・カルシウム・銅・亜鉛・セレニウムなど、髪を若々しく保つ成分も豊富に含まれています。
さらなる特長は、「クルミ」に含まれるオメガ3脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は、青魚やえごま油、亜麻仁油などにも多く含まれています。
これは、人間の身体の中で作ることのできないもので、必須脂肪酸とも呼ばれます。
血管を若々しく健康に保ち、血液をサラサラにし、動脈硬化や血栓を予防する効果があります。
ナッツ類の中ではクルミが一番多く含まれています。
クルミを選ぶときは、おつまみ用の物などは、油で揚げてあったり、塩をまぶしてあるものが多いので、ノンフライの食塩不使用のものを選ぶようにして下さい。
1日7粒程度摂ることで、1日に必要とされるオメガ3脂肪酸を摂ることができますが、7粒で270Kcal程度とカロリーはなかなかのものですので、食べ過ぎには注意が必要です。
「クルミ」はやわらかく、いろいろな食材に合わせやすいので、料理にプラスして毎日少しずつ食べるようにしましょう