こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
2018年はいよいよ平昌(ピョンチャン)五輪が開催されますね!
広報活動をかねて、10月に平昌の江原道(カンウォンド)に行ってきました
江原道は韓国の北東部に位置し、8割程が山岳地帯で、東側は海に面しています。
特産品として挙げられるのは、山の恵のバラエティに富んだ山菜
や、海の恵のイカ、サケ、タラなどの海鮮
その他、ジャガイモ、そば、トウモロコシも有名です
飲食店では、地元で採れた食材を使ったおかずがテーブルにずらり。
見た目は素朴ですが、食べた瞬間に目が丸くなるようなおいしさを感じます
江原道の海側にある江陵(カンヌン)という街では、郷土料理のスンドゥブが有名です。
皆さんが思い浮かべるスンドゥブと言えば、「真っ赤なスープにアサリ、卵、おぼろ豆腐が入った料理」が一般的ですよね?
江陵の名物であるスンドゥブは、白いスープにおぼろ豆腐が入っているだけの物です。

16世紀に活躍した文臣の許曄(ホ・ヨプ)が、江陵エリアの草堂(チョダン)に暮らしていました。
舌が肥えていた許曄が、江陵の清らかな海水を利用して豆腐を作らせたのが始まりで、草堂スンドゥブと名前が付く程の特産品となりました。
400年以上経った現在でも同じ製法で作られています
1970年代には、草堂近辺にスンドゥブ専門の飲食店が立ち並ぶようになり、スンドゥブ村として有名になりました
韓国の飲食店は、日本の韓国料理店のように、様々な韓国料理がある訳ではなく、ひとつの料理をメインに提供している専門店が中心です。
スンドゥブ専門店なら、メインのスンドゥブに、数種類のおかずとご飯がセットになった定食が基本メニュー。
この定食にスープはなく、スンドゥブがメインと汁物をかねています。
白い見た目から薄味を想像しますが、一口食べてみると、思ったよりもしっかり味が付いています
最初はそのままで、途中からしょうゆだれを加え、最後にキムチを入れて3つの味の変化を楽しめます
おかずにはモトゥブという、おぼろ豆腐を押し固めた物もありました。
私がそのとき食べたモトゥブは、辛く煮付けてあり、メインのスンドゥブとは食感や味が違って、食が進みました
お店のメニューに、「チャンポンスンドゥブ」の文字を見つけ、どんな物かお店の人に尋ねたところ、海鮮をたっぷり入れた辛いスンドゥブとのこと。
海に近い地域ならではのアレンジメニューですね
そこで本日のレシピは、「チャンポンスンドゥブ」をご紹介します。
本来はムール貝やイイダコを使うのですが、日本では手に入りにくい食材のため、アサリやカキなどで代用しました
煮込みながら食べる鍋料理にするのもおすすめです。
寒い季節は、チャンポンスンドゥブで温まって下さいね

2018年はいよいよ平昌(ピョンチャン)五輪が開催されますね!
広報活動をかねて、10月に平昌の江原道(カンウォンド)に行ってきました

江原道は韓国の北東部に位置し、8割程が山岳地帯で、東側は海に面しています。
特産品として挙げられるのは、山の恵のバラエティに富んだ山菜


その他、ジャガイモ、そば、トウモロコシも有名です

飲食店では、地元で採れた食材を使ったおかずがテーブルにずらり。
見た目は素朴ですが、食べた瞬間に目が丸くなるようなおいしさを感じます

江原道の海側にある江陵(カンヌン)という街では、郷土料理のスンドゥブが有名です。
皆さんが思い浮かべるスンドゥブと言えば、「真っ赤なスープにアサリ、卵、おぼろ豆腐が入った料理」が一般的ですよね?
江陵の名物であるスンドゥブは、白いスープにおぼろ豆腐が入っているだけの物です。

16世紀に活躍した文臣の許曄(ホ・ヨプ)が、江陵エリアの草堂(チョダン)に暮らしていました。
舌が肥えていた許曄が、江陵の清らかな海水を利用して豆腐を作らせたのが始まりで、草堂スンドゥブと名前が付く程の特産品となりました。
400年以上経った現在でも同じ製法で作られています

1970年代には、草堂近辺にスンドゥブ専門の飲食店が立ち並ぶようになり、スンドゥブ村として有名になりました

韓国の飲食店は、日本の韓国料理店のように、様々な韓国料理がある訳ではなく、ひとつの料理をメインに提供している専門店が中心です。
スンドゥブ専門店なら、メインのスンドゥブに、数種類のおかずとご飯がセットになった定食が基本メニュー。
この定食にスープはなく、スンドゥブがメインと汁物をかねています。
白い見た目から薄味を想像しますが、一口食べてみると、思ったよりもしっかり味が付いています

最初はそのままで、途中からしょうゆだれを加え、最後にキムチを入れて3つの味の変化を楽しめます

おかずにはモトゥブという、おぼろ豆腐を押し固めた物もありました。
私がそのとき食べたモトゥブは、辛く煮付けてあり、メインのスンドゥブとは食感や味が違って、食が進みました

お店のメニューに、「チャンポンスンドゥブ」の文字を見つけ、どんな物かお店の人に尋ねたところ、海鮮をたっぷり入れた辛いスンドゥブとのこと。
海に近い地域ならではのアレンジメニューですね

そこで本日のレシピは、「チャンポンスンドゥブ」をご紹介します。
本来はムール貝やイイダコを使うのですが、日本では手に入りにくい食材のため、アサリやカキなどで代用しました

煮込みながら食べる鍋料理にするのもおすすめです。
寒い季節は、チャンポンスンドゥブで温まって下さいね


こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
気温がぐんと下がり、お鍋がおいしい季節になりましたね
お鍋は、野菜や肉、魚介を一緒に煮込めばバランスの良い食事になりますし、アツアツを食べて身体が温まるのもうれしい、主婦にとってありがたい冬の代表メニューです
今回は、そんなお鍋に欠かせないポン酢などに利用される柑橘類「ゆず・かぼす・すだち」についてご紹介します。

ゆず・かぼす・すだちは、柑橘類のなかでも特に香酸柑橘と呼ばれ、独特の風味と香りで料理を引き立ててくれます。
他にも、レモンやライム、シークワーサーなどが香酸柑橘にあたります。
ゆず
中国が原産で、飛鳥・奈良時代に伝来したとされています。
100〜120gの大きさで、さわやかな芳香と適度な酸味のある果実です。
初夏には「青ゆず」が流通し、一般的な「黄ゆず」は秋から出回るなど、基本的に通年手に入りますが、12月が最盛期です。
果汁は鍋物や酢の物に利用し、果皮は薬味や吸い口などに利用します。
お菓子やマーマレードなどに加工した物もおなじみですね
ゆずと言えば、冬至の日の「ゆず湯」を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
ゆず湯に入る習慣は江戸時代からあったと言われています。
冬至は「湯治」、ゆずは「融通が利く」などの語呂合わせから、冬至にゆず風呂に入って無病息災を願ったとされています。
また、昔から強い香りのする植物は邪気を払うと考えられており、ゆずをお風呂に入れて邪気祓いをし、良い運を呼び込むために身体を清める意味もあるようです
かぼす
ゆずの近縁種で見た目も似ていますが、100〜150gとやや大きく、独特の香りと強い酸味が特徴的。
特産地は大分県で、ふぐ料理や鍋料理、焼き魚の風味付けとして利用され、最近では果汁飲料として加工されることも多くなっています。
収穫時期は9〜10月頃。緑色の果皮は熟すと黄色くなりますが、より風味の良い緑色の時期の物がおすすめです
すだち
かぼすと同じくゆずの近縁種で、30〜40gと小さく、ゴルフボールくらいのサイズ。
徳島県の特産品として有名です。
適度な酸味と香りがあり、果汁はマツタケ料理によく利用されます。
他にも、焼き魚、刺身、豆腐料理、ステーキ、鶏の唐揚げなど様々な料理に使われます。
収穫時期は果皮がまだ緑色の8〜10月で、12月頃まで収穫できます。
かぼすと同じく、緑色の果皮は熟すと黄色くなりますが、未熟な緑色の方が風味豊かです。
ゆず・かぼす・すだちについてそれぞれの特徴をご紹介しました
それぞれ風味が微妙に違いますので、お好みに応じて使い分けを楽しんでみてはいかがでしょうか。
いずれも健康維持に欠かせないビタミンCが豊富ですので、体調を崩しやすいこれからの季節を元気に乗り切るためにも、積極的に取り入れていきたいですね
店頭で購入するときは、果実にツヤと張りがある物を選ぶと良いでしょう
冷暗所での保存が基本ですが、長期保存する場合は、乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室へ。
輪切りにして1枚ずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存しておくのも便利でおすすめです
さて今回は、「ゆずこしょうとクリームチーズのペンネ」をご紹介します。
ありそうでなかった
和風のゆずこしょうと洋風のクリームチーズの組み合わせがおいしい一品です。
ゆずこしょうの分量は加減して、お好みの味付けを見つけてみて下さいね。
ぜひお試しを

管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
気温がぐんと下がり、お鍋がおいしい季節になりましたね

お鍋は、野菜や肉、魚介を一緒に煮込めばバランスの良い食事になりますし、アツアツを食べて身体が温まるのもうれしい、主婦にとってありがたい冬の代表メニューです

今回は、そんなお鍋に欠かせないポン酢などに利用される柑橘類「ゆず・かぼす・すだち」についてご紹介します。

ゆず・かぼす・すだちは、柑橘類のなかでも特に香酸柑橘と呼ばれ、独特の風味と香りで料理を引き立ててくれます。
他にも、レモンやライム、シークワーサーなどが香酸柑橘にあたります。

中国が原産で、飛鳥・奈良時代に伝来したとされています。
100〜120gの大きさで、さわやかな芳香と適度な酸味のある果実です。
初夏には「青ゆず」が流通し、一般的な「黄ゆず」は秋から出回るなど、基本的に通年手に入りますが、12月が最盛期です。
果汁は鍋物や酢の物に利用し、果皮は薬味や吸い口などに利用します。
お菓子やマーマレードなどに加工した物もおなじみですね

ゆずと言えば、冬至の日の「ゆず湯」を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
ゆず湯に入る習慣は江戸時代からあったと言われています。
冬至は「湯治」、ゆずは「融通が利く」などの語呂合わせから、冬至にゆず風呂に入って無病息災を願ったとされています。
また、昔から強い香りのする植物は邪気を払うと考えられており、ゆずをお風呂に入れて邪気祓いをし、良い運を呼び込むために身体を清める意味もあるようです


ゆずの近縁種で見た目も似ていますが、100〜150gとやや大きく、独特の香りと強い酸味が特徴的。
特産地は大分県で、ふぐ料理や鍋料理、焼き魚の風味付けとして利用され、最近では果汁飲料として加工されることも多くなっています。
収穫時期は9〜10月頃。緑色の果皮は熟すと黄色くなりますが、より風味の良い緑色の時期の物がおすすめです


かぼすと同じくゆずの近縁種で、30〜40gと小さく、ゴルフボールくらいのサイズ。
徳島県の特産品として有名です。
適度な酸味と香りがあり、果汁はマツタケ料理によく利用されます。
他にも、焼き魚、刺身、豆腐料理、ステーキ、鶏の唐揚げなど様々な料理に使われます。
収穫時期は果皮がまだ緑色の8〜10月で、12月頃まで収穫できます。
かぼすと同じく、緑色の果皮は熟すと黄色くなりますが、未熟な緑色の方が風味豊かです。
ゆず・かぼす・すだちについてそれぞれの特徴をご紹介しました

それぞれ風味が微妙に違いますので、お好みに応じて使い分けを楽しんでみてはいかがでしょうか。
いずれも健康維持に欠かせないビタミンCが豊富ですので、体調を崩しやすいこれからの季節を元気に乗り切るためにも、積極的に取り入れていきたいですね

店頭で購入するときは、果実にツヤと張りがある物を選ぶと良いでしょう

冷暗所での保存が基本ですが、長期保存する場合は、乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室へ。
輪切りにして1枚ずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存しておくのも便利でおすすめです

さて今回は、「ゆずこしょうとクリームチーズのペンネ」をご紹介します。
ありそうでなかった

ゆずこしょうの分量は加減して、お好みの味付けを見つけてみて下さいね。
ぜひお試しを


こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
秋の夜長……皆さんはどのように過ごされているでしょうか
普段はなかなかできない読書を楽しまれる方も多いかも知れませんね。
日常的にパソコンやテレビ、スマホで目を酷使している現代人にとって、さらに夜の読書が加わると、気になるのが目の疲れ
そこで今回は、目に対する健康効果が関心を集めている「ブルーベリー」についてご紹介します。

焼き菓子やジャムの材料としてなじみのあるブルーベリー。
果実の色合いから、「ブルーベリー」という名前が付けられました。
北米原産のブルーベリーは、アメリカ先住民にとって重要な果物でしたが、それ程大規模な栽培は行なわれておらず、本格的な栽培が始まったのは1920年頃と言われています。
日本では1970年代に栽培が盛んになり、ブルーベリーの健康効果への注目が集まって、日本中で知られる果実になりました
かつては冷凍品やシロップ煮の缶詰など、加工品が主流でしたが、最近ではフレッシュなブルーベリーが店頭に並んだり、ガーデニングブームを受けて、家庭で栽培する人が増えたりしています
7〜8月の旬の時期には、地元で採れたブルーベリーが、道の駅などに並んでいるのを見たことがある方もいらっしゃるでしょう
ブルーベリーの種類は、いくつかの系統に分けられ、さらに細かく分類すると150種以上にのぼると言われています
日本に伝わった主なブルーベリーは栽培種の2系統で、温暖地域で育つラビットアイタイプの品種が先に導入され、遅れて寒冷地で育つハイブッシュタイプの品種が導入されました。
ラビットアイ系は、果実の品質は優れていますが、サイズは比較的小さめで、主に関東から南の地方で栽培されています。
一方のハイブッシュ系は、果実が大きめで品質は良好、その多くが生食に適しており、寒冷地向きのため、関東以北の地方で栽培されています。
ブルーベリーの鮮やかな青紫色は、アントシアニンという色素成分によるもの。
よく耳にするこの「アントシアニン」という成分は、ポリフェノールの一種で、日頃パソコンやスマホなどで目を酷使する人に役立つ栄養素です
また、他の果物と同様に、ブルーベリーには食物繊維が豊富に含まれています。
野菜だけでは補い切れない食物繊維の摂取のためにも、おすすめの食材ですよ。
ブルーベリーの仲間には、赤くて丸い果実を付けるサンタベリー(コケモモ)、黒色に近い紫色の果実を付けるカシス、黄色から赤、琥珀色に徐々に果実の色を変えるクラウドベリーなどがあります。
いずれもポリフェノールや食物繊維が豊富で、その健康効果が注目されています
おいしいブルーベリーの見分け方は、果実の青紫色が濃く、ムラがない物が良いとされています
新鮮な物はハリがあり、ブルームと呼ばれる白い粉が付いていますが、ブルームは鮮度を保つ働きがあるため、食べる直前まで洗い落とさない方が良いようです
ブルーベリーは追熟しないため、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、なるべく早く食べるようにしましょう。
1週間以上保存する場合は、冷凍保存するのがおすすめです。
ブルーベリーを料理に使うなら、甘酸っぱい風味やきれいな色を活かしたものが良いでしょう
例えば、ケーキやパン
などに混ぜて焼いたり、ジャムやゼリーに加工したり、スムージーやシャーベットに入れたりしてもよく合います。
少し変わった食べ方としては、お肉にかけるソースや、サラダに使うのもおすすめですよ
さて今回は、アメリカ南部では定番のお菓子「ブルーベリーコブラー」をご紹介します。
しっとりしたケーキ生地に、甘酸っぱいブルーベリーがぎっしり
オーブンの余熱時間で準備が整うくらい簡単にできますよ。
ホットケーキミックスを使って、さらに手軽なアレンジレシピにしました。
ぜひお試し下さい

管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
秋の夜長……皆さんはどのように過ごされているでしょうか

普段はなかなかできない読書を楽しまれる方も多いかも知れませんね。
日常的にパソコンやテレビ、スマホで目を酷使している現代人にとって、さらに夜の読書が加わると、気になるのが目の疲れ

そこで今回は、目に対する健康効果が関心を集めている「ブルーベリー」についてご紹介します。

焼き菓子やジャムの材料としてなじみのあるブルーベリー。
果実の色合いから、「ブルーベリー」という名前が付けられました。
北米原産のブルーベリーは、アメリカ先住民にとって重要な果物でしたが、それ程大規模な栽培は行なわれておらず、本格的な栽培が始まったのは1920年頃と言われています。
日本では1970年代に栽培が盛んになり、ブルーベリーの健康効果への注目が集まって、日本中で知られる果実になりました

かつては冷凍品やシロップ煮の缶詰など、加工品が主流でしたが、最近ではフレッシュなブルーベリーが店頭に並んだり、ガーデニングブームを受けて、家庭で栽培する人が増えたりしています

7〜8月の旬の時期には、地元で採れたブルーベリーが、道の駅などに並んでいるのを見たことがある方もいらっしゃるでしょう

ブルーベリーの種類は、いくつかの系統に分けられ、さらに細かく分類すると150種以上にのぼると言われています

日本に伝わった主なブルーベリーは栽培種の2系統で、温暖地域で育つラビットアイタイプの品種が先に導入され、遅れて寒冷地で育つハイブッシュタイプの品種が導入されました。
ラビットアイ系は、果実の品質は優れていますが、サイズは比較的小さめで、主に関東から南の地方で栽培されています。
一方のハイブッシュ系は、果実が大きめで品質は良好、その多くが生食に適しており、寒冷地向きのため、関東以北の地方で栽培されています。
ブルーベリーの鮮やかな青紫色は、アントシアニンという色素成分によるもの。
よく耳にするこの「アントシアニン」という成分は、ポリフェノールの一種で、日頃パソコンやスマホなどで目を酷使する人に役立つ栄養素です

また、他の果物と同様に、ブルーベリーには食物繊維が豊富に含まれています。
野菜だけでは補い切れない食物繊維の摂取のためにも、おすすめの食材ですよ。
ブルーベリーの仲間には、赤くて丸い果実を付けるサンタベリー(コケモモ)、黒色に近い紫色の果実を付けるカシス、黄色から赤、琥珀色に徐々に果実の色を変えるクラウドベリーなどがあります。
いずれもポリフェノールや食物繊維が豊富で、その健康効果が注目されています

おいしいブルーベリーの見分け方は、果実の青紫色が濃く、ムラがない物が良いとされています

新鮮な物はハリがあり、ブルームと呼ばれる白い粉が付いていますが、ブルームは鮮度を保つ働きがあるため、食べる直前まで洗い落とさない方が良いようです

ブルーベリーは追熟しないため、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、なるべく早く食べるようにしましょう。
1週間以上保存する場合は、冷凍保存するのがおすすめです。
ブルーベリーを料理に使うなら、甘酸っぱい風味やきれいな色を活かしたものが良いでしょう

例えば、ケーキやパン

少し変わった食べ方としては、お肉にかけるソースや、サラダに使うのもおすすめですよ

さて今回は、アメリカ南部では定番のお菓子「ブルーベリーコブラー」をご紹介します。
しっとりしたケーキ生地に、甘酸っぱいブルーベリーがぎっしり

オーブンの余熱時間で準備が整うくらい簡単にできますよ。
ホットケーキミックスを使って、さらに手軽なアレンジレシピにしました。
ぜひお試し下さい


こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
秋は、これから忙しくなる年末に備え、何かと準備しておきたい季節ですね
軒下に吊るされたタマネギ、ダンボールに納められた芋類、天日干しされた大豆など、ふとした日常の風景にも、冬のために備えていることを実感します
忙しいときでも、食事のバランスを考慮し、あと一品付け足したい……。
そんなときに活躍するのが、和え物などの簡単料理ではないでしょうか?
そこで今回は、日本が誇る唯一無二のソースとも言える「白和え衣」についてお話したいと思います
「豆腐で作る白和えの衣は、世界に誇る立派なソース」と仰っていたのは、料理家の辰巳芳子さんです
(「辰巳芳子の家庭料理の世界―「手しおにかける食」の提案」平凡社より)
豆腐の美しい白色、なめらかにすりつぶしたときの舌触り、甘みと旨みが凝縮した濃厚さは、確かに他にはないおいしさです
豆腐をさっとつぶしただけの食感でもおいしいですし、しっかりと裏ごししてクリーミーにしてもおいしいものです

白和えの魅力は、和える具材を単一で作っても、いくつもの素材を合わせて作っても良いところ
定番は、ホウレンソウ、ニンジン、ひじき、糸こんにゃくなどの野菜類を甘辛く味付けした白和え。
フルーツなら柿やキウイフルーツの白和えなど、どちらも白い和え衣に映える、カラフルな色合いの食材が多いですね
さて、秋真っ盛りの今回は、「リンゴとサツマイモの白和え」をご紹介します。
レモンと一緒にサツマイモとリンゴを煮込み、豆腐で作ったクリーミーな和え衣でひとまとめにした一品です。
レモンとサツマイモの黄色、リンゴとサツマイモの皮の赤色で、見た目がとても綺麗です。
ホクホクしたサツマイモ、シャリシャリしたリンゴの食感、レモンの酸味が重なり合い、白和えの衣にぴったり。
しっかり冷やして頂けば、デザートのような上品な味わいを楽しむことができます
白和えにする豆腐は、どんな豆腐が良いと思いますか?
絹でも木綿でも良いのですが、基本は木綿豆腐です。

それと言うのも、白和えは江戸時代からある料理で、その当時は木綿豆腐しかありませんでした
木綿豆腐の和え衣は固めで、具材を上手にまとめてくれ、崩れにくいのです。
ちなみに、絹豆腐で作った場合は、スルッとすべり落ちるようななめらかな衣に仕上がります。
和える具材が大きいと、うまくまとまらないため、具材を細かく切るといったような工夫が必要です
白和えにする豆腐は、一度ゆでてから水切りすることをおすすめします。
そうすることで、豆腐の持つ臭みが抜けて、味が付きやすくなり、水切りのスピードも速くなりますよ。
ぜひ作ってみて下さい

秋は、これから忙しくなる年末に備え、何かと準備しておきたい季節ですね

軒下に吊るされたタマネギ、ダンボールに納められた芋類、天日干しされた大豆など、ふとした日常の風景にも、冬のために備えていることを実感します

忙しいときでも、食事のバランスを考慮し、あと一品付け足したい……。
そんなときに活躍するのが、和え物などの簡単料理ではないでしょうか?
そこで今回は、日本が誇る唯一無二のソースとも言える「白和え衣」についてお話したいと思います

「豆腐で作る白和えの衣は、世界に誇る立派なソース」と仰っていたのは、料理家の辰巳芳子さんです

(「辰巳芳子の家庭料理の世界―「手しおにかける食」の提案」平凡社より)
豆腐の美しい白色、なめらかにすりつぶしたときの舌触り、甘みと旨みが凝縮した濃厚さは、確かに他にはないおいしさです

豆腐をさっとつぶしただけの食感でもおいしいですし、しっかりと裏ごししてクリーミーにしてもおいしいものです


白和えの魅力は、和える具材を単一で作っても、いくつもの素材を合わせて作っても良いところ

定番は、ホウレンソウ、ニンジン、ひじき、糸こんにゃくなどの野菜類を甘辛く味付けした白和え。
フルーツなら柿やキウイフルーツの白和えなど、どちらも白い和え衣に映える、カラフルな色合いの食材が多いですね

さて、秋真っ盛りの今回は、「リンゴとサツマイモの白和え」をご紹介します。
レモンと一緒にサツマイモとリンゴを煮込み、豆腐で作ったクリーミーな和え衣でひとまとめにした一品です。
レモンとサツマイモの黄色、リンゴとサツマイモの皮の赤色で、見た目がとても綺麗です。
ホクホクしたサツマイモ、シャリシャリしたリンゴの食感、レモンの酸味が重なり合い、白和えの衣にぴったり。
しっかり冷やして頂けば、デザートのような上品な味わいを楽しむことができます

白和えにする豆腐は、どんな豆腐が良いと思いますか?
絹でも木綿でも良いのですが、基本は木綿豆腐です。

それと言うのも、白和えは江戸時代からある料理で、その当時は木綿豆腐しかありませんでした

木綿豆腐の和え衣は固めで、具材を上手にまとめてくれ、崩れにくいのです。
ちなみに、絹豆腐で作った場合は、スルッとすべり落ちるようななめらかな衣に仕上がります。
和える具材が大きいと、うまくまとまらないため、具材を細かく切るといったような工夫が必要です

白和えにする豆腐は、一度ゆでてから水切りすることをおすすめします。
そうすることで、豆腐の持つ臭みが抜けて、味が付きやすくなり、水切りのスピードも速くなりますよ。
ぜひ作ってみて下さい

