こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
今年の夏休みに、マレーシアへ行ってきました
海外に行くと必ず立ち寄るのが地元のスーパーやレストランなのですが、今回も面白い発見がたくさんあり、食文化の違いを体験してきました。
ガイドブックやネットを見れば、食や現地の情報は知ることはできるのですが、やはりそのことを実体験できるとより知識が深まりますね。
マレーシアは言わずとしれた多民族国家。
マレー系、中国系、インド系、その他の少数民族で構成されていて、マレー系は全体の60%を占めています。
そのことも影響し、レストランのメニューには豚肉料理が載っていなかったり、お酒だと思ってオーダーした物がノンアルコールだったり、スーパーで買った調味料には最近日本でも話題になっているハラル認証マークが付いていたり、様々なシーンでイスラムの食文化を見ることができました 。
ハラル(ハラールとも呼ばれる)とは、アラビア語でイスラム教の戒律に基づいた「合法的な物」「許された物」という意味です。
ハラルの反対は「ハラム」または「ノンハラル」と言って、イスラム教の教えで「許されない物」を意味します。
特に食品に関しては「ハラルである」と認められた「ハラル認証」が不可欠となります。
最近、日本でもイスラム教徒の方のために、ハラル認証を取得した食品を販売する百貨店や専門店などが増えてきていますね。
また、日本と同じ米食文化をもつ東南アジア(マレーシア)ですが、米の種類が違うため、調理方法にも違いが出てきます。
「インディカ米」と呼ばれるこの米はそれだけ食べてもあまりおいしくなく、野菜と一緒に炒めたり、カレーのようなスープをかけたりなど、他のお料理と一緒に合わせて食べることが多いです。
同じような食文化を持っていても、宗教や環境など様々なことが影響し合って、独自の食文化を形成しているのですね!
それでは、本日のレシピ『スープかけご飯』をご紹介します。
玄米を使用しますが、お好みで白米や雑穀を取り入れても良いと思います。どちらでもおいしく頂けますよ
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
まだ夏の名残が感じられる暑い日 がありますが、つい先日、「やーきいも〜」とおおらかに響く石焼き芋屋さんの声を聞いてビックリ
暦は9月・・・秋ですね・・・
そんな石焼芋で使われる『サツマイモ』は1年中見かける常備野菜ですが、もちろん旬があり、その種類も様々です。
品種によって時期は多少ずれますが、 「紅あずま」や 「鳴門金時」などの人気品種の初物は9月頃から、ねっとりした食感と甘みが人気の「安納芋」は10月頃から出回ります。
日本ではもともと「甘藷」(かんしょ)」と呼ばれ、戦国時代にはすでに沖縄や九州地方に上陸し、西日本を中心に栽培が拡大。その伝来経路から現在の「薩摩芋=サツマイモ」が定着したようです。
サツマイモがメジャーな作物となったのは、実は時代劇のモチーフで人気の「大岡越前」と呼ばれる江戸南町奉行・大岡忠相(おおか ただすけ)と深いかかわりがあります。
西日本では凶作対策の備荒作物としてすでに奨励されていた甘藷。
儒学者・青木昆陽(あおき こんよう)はこれに着目して『甘藷記』 と言う農業資料をまとめていました。
この書物を忠相が当時の8代将軍・徳川吉宗に献呈したことから、江戸でも甘藷の試植が始まり、さらに書物が刊行されて世間にも広く知れ渡ることになった、というわけです。
サツマイモは、すぐに人気野菜の仲間入りをしたようで、江戸時代の屋台の天ぷら屋では、サツマイモ天は定番メニューのひとつになっています。
さらに明治維新の頃、大久保利通が内務卿時代に各地の篤農家にサツマイモの栽培方法を広め、さらに栽培地域も拡大。
こうしてサツマイモは全国区となったのです。
しかし、こうして見ると東日本では、意外と歴史の浅い野菜なんですね。
さて今回は、このサツマイモをサラダにしました。彩りも鮮やかなデリ風にアレンジ
いつもと違うさっぱりしたおいしさを楽しんで頂けるはずです。
『サツマイモとクルミのサラダ』をぜひお試し下さいね!
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
少しずつ日が短くなり、秋の訪れを感じますね
近年は残暑が厳しく、私の住む大阪では10月の初旬まで気温の高い日があります。
今の時期は、ホッとして夏の疲れが出やすくなります。
そこで今回は、『夏の疲れを取る栄養素の組み合わせ』についてご紹介します。まず、夏の疲労(夏バテ)の主な原因です。
冷たい物を食べ過ぎ、食欲低下などによる食生活の乱れ
外気と冷房が効いた室内との温度差による自律神経の乱れ
紫外線による活性酸素の影響
熱帯夜などによる睡眠不足
上記1〜4の体調不良や休暇中の生活リズムの乱れからくるストレス
次に、夏バテを解消する栄養素の組み合わせです。
糖質の代謝を助ける「ビタミンB1」とビタミンB1の吸収を助ける働きのある「アリシン」の組み合わせ
[例] 豚肉(ビタミンB1)+ニンニクやタマネギ(アリシン)・豆腐(ビタミンB1)+青ネギ(アリシン)
活性酸素の発生を抑制する「たんぱく質」+「ビタミンA+C+E」
[例] カボチャ(ビタミンA・C・E)+鶏ひき肉のあんかけ(たんぱく質)など
その他にも、身体を温める食材(ショウガ・ニンニク・トウガラシ・シナモン)などを取り入れて身体の冷えを解消することも大切です。
疲労回復やダイエット、老化防止など様々な健康に関することに共通することですが、「これを食べれば必ず!」という食品はありません。
バランスが大切です。
食事療法に即効性はありませんが『食べた物から身体は作られる』ので、日々の心がけが心身の健康につながっていくことと思います
さて、まだまだ気温が高いこの時期には、キッチンに立つ時間は短い方がありがたいものですよね。
「作りおきできるおかずの素」をまとめて作っておけばとても重宝します
今回は、消化が良く、疲労回復効果の期待ができるビタミンB1が豊富な豚ひき肉、その吸収を助けるアリシンを含むニンニクを使った肉味噌たっぷりの野菜と炒め合わせた『肉味噌キャベツ炒め』をご紹介します。
味噌とニンニクの香りが食欲を刺激し、ご飯がすすむ一品です。ぜひお試し下さい
こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
9月は、新学期が始まるなど、生活に変化のある時期ですね
秋口はそんな変化とともに厳しい夏の暑さを乗り越えた体に疲れが出やすくなる時期でもあります
なんとなくダルイ・・疲れた・・・
などの不調がある場合、ちょっとした『セルフケアー』を知っておくと、薬や医者に頼らなくてもけっこう楽になりますよ
私は時間のあるときにヨガに行っているのですが、そこで教えて頂くストレッチをやり始めてから、体が軽くなったのか、ズドンとしたダルさを感じなくなりました
そんな体ほぐしに加えておすすめするセルフケアーが、キッチンにある食材を活用する方法です。日焼けなどで顔が火照っているとき
キャベツやレタスの葉っぱを額にのせるとひんやりと気持ち良く、ほてりを抑えることができます。
足が重くてだるい場合
歩き疲れの場合もありますが、冷えていることもけっこうあります 。
そんなときは足湯をすると、ぽかぽかと足元から温まり、疲れが取れます
やり方はとっても簡単
バケツに「ちょっと熱いな」と感じるぐらいのお湯を張り、足を浸けます。ぬるくなってきたら、熱い湯を足しましょう。
また、ショウガをスライスした物やショウガパウダーをプラスすると香りが良くなるとともに血行促進効果もあるのでおすすめです。 ショウガは購入してから使い道がないと冷蔵庫内に放置状態になりがちですので、ショウガパウダーを購入しておくと便利です
ただ、香りを始め、効果効用は「生のショウガ」の方があるので、お好みでご使用下さいね
さて、本日のレシピですが、ショウガつながりで『ジンジャーケーキ』をご紹介します。
ショウガを砂糖で煮て、甘さを抑えたヘルシーな一品です