こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国では越冬用に大量の白菜キムチを漬ける「キムジャン」という風習があります
長期保存のため、塩を多めに使い、低温でじっくりと熟成します。
まだキムチ専用の冷蔵庫が無いときは、陶製の瓶にキムチを入れて、温度差の少ない地中に埋めていました。
そのようにして長く発酵させてできた古漬けキムチのことを、
『ムグンジ』と言います。
1年物、またはそれ以上の年数を経た白菜キムチもあるんですよ。
ムグンジは通常の白菜キムチよりも乳酸菌の量が少なくなりますが、熟成しているだけに酸味と旨みがあります
さらに、加熱するとその真価を発揮
代表的な料理としては、キムチチゲが挙げられます。
おいしいムグンジさえあれば、余計な調味料は不要。
豚肉、水、塩だけで味わい深いキムチチゲができあがります
また、ムグンジを使った比較的新しい料理に、キムチチムがあります。
これは豚肉と一緒に蒸し煮にした物です。
10年程前に、とあるキムチチゲ店のオーナーが考案し、メニューにのせたところ、瞬く間に人気料理に
その後、他店も追随し、ムグンジの代表的な料理のひとつとなりました。
日本ではなかなか手に入らないムグンジですが、白菜キムチを夏は数時間、冬は1日常温においておくと、発酵が進んで味が変わります
本来の作り方をした白菜キムチは、
冷蔵庫で1ヵ月程おいておけば酸味が出てきます。
キムチチャーハンや豚キムチなどに使ってみて下さいね
それでは、本日のレシピです。
少し目先を変えて「キムチクリームパスタ」にしてみました。
キムチと生クリームの相性は良いんですよ
手軽に作れますので、お試し下さいね。
こんにちは!
料理研究家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
季節を感じることができる食材が少なくなってきている今日このごろ。
果物 って季節を感じることができる嬉しい食材ですよね
毎夏、友人から桃やぶどうを送って頂くのですが、フレッシュな果物って本当に美味
あっという間になくなってしまうのですが、それでも、たくさん頂くので、食べきれないときも
そんなときにおすすめの方法が冷凍保存 です。
冷凍保存の方法ですが、皮はむき、適当な大きさに切って冷凍しておくといいですね
丸ごとだと解凍にも時間がかかりますし、小分けで使いたい場合もあるので、食べやすい大きさに切って、タッパーや保存袋に入れましょう。
ビニール袋は長時間冷凍庫に入れておくと、においの原因となるので、できれば避けたほうが良いかもしれません
バナナなど傷みやすい果物なども、食べきれない場合は冷凍しておくと便利ですよ
いちごなどのベリー系のちょっと酸味のある果物はコンデンスミルクとの相性がばっちり
保存袋に一緒に入れて冷凍しておき、頂く直前にそのままフードプロセッサーにかければミルクテイストのシャーベットができあがります
フレッシュな果物以外にも缶詰の果物も冷凍できるので、一度に使い切れない場合は冷凍してしまいましょう。
その際、シロップも一緒に冷凍してしまってOKです。
適度な甘みが付いてとても美味です
また、冷凍果物を余った生クリームや本日のレシピで使用するマスカルポーネといったクリーム系の食材と一緒にフードプロセッサーにかけると、ちょっとリッチなフルーツアイスができあがります
食材は少しでも余ってしまうと、使い道に困り、持て余してしまう・・・ということがありますよね。
上手に活用するとバリエーションが広がり、料理をするのも楽しいですよ
さて、本日は『チーズのムース マンゴーソースがけ』をご紹介します。
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
皆さんのお住まいの地域は、どんな地名ですか?
先日私は、とてもおもしろい地名に出会いました
その名も「小豆餅」。
そんな地名あるのと思われるかもしれませんが、静岡県浜松市中区にあり、現在も使用されています。
今では廃線となった遠州鉄道の駅名としても使われていたそうです。
徳川家康がその地の茶屋 で小豆餅を食べたことに由来するとか。
実際のところ、家康の時代には茶屋など存在しない地域であるためこの話は創作であり、地名は地元の食風習に由来するらしいのですが、とてもロマンがありますね!
この他にも、徳島県三好市池田にはなんと「サラダ」 、鹿児島県いちき串木野市には「まぐろ本町」という地名があるそうです 。
「まぐろ本町」のある、いちき串木野市は、まさしくマグロ漁業が地元の基幹産業。
毎年まぐろフェスティバルまで開催されているそうです。
徳島県の「サラダ」は皿のような地形の地域であり、もともとは「皿田」だったのが読みやすいようにカタカナ表記された、という説があります。
地名は、その土地の風土や文化などに由来することがとても多いです。地名学 では自然の地形などを由来とした自然地名に対し「文化地名」と言うそうです。
文化地名の中で最も多いとされるのが「・・・田」という地名。
皆さんのお住まいの地域を見回すと、きっとあるはずです。
いわゆる農耕地名で、水田地域の名称の特徴だそうですね。
開墾(山野を切り開き田畑にした)地域には「墾る(はる)」の当て字として「張」「針」「治」があり、尾張や今治などが該当します。
地名からも、私たちの住む日本は稲作がとても盛んで、コメ文化であることをうかがい知ることができますね。
もう今年の新米が出回る時期になりました。
そのおいしさをたっぷり味わいたいですね
さて今週は、スルメイカを使った『イカめし』をご紹介します。
ぜひお試し下さい。
こんにちは!
料理研究家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
毎日のご飯やデザートにちょっと飽きたとき、加える調味料や素材の配合を変えてみる と食感や味に変化が出て、ワンパターンになりがちな料理が一味違ったおいしさに なります
人が感じるおいしさはそれぞれですよね
ゼリーや寒天など、固めがお好みだったり、なめらかなほうがおいしく感じたり、酸味や甘み、辛みなども人によって好みが分かれます
オリジナルにアレンジすることは、味のバリエーションも広がるのでとても楽しいのですが、適当に配合を変えてしまうと失敗の原因にもなります
特にゼリーや寒天などは固まらない・・ なんて言うことも。
そこで、まずはレシピに書いてある配合通りに作ってみて、そこから自分流にアレンジする方法をおすすめ致します
基本の味と味見比べもできるので、より好みの味に近付けることができますよ
先日、子供新聞に「プリンの材料の配合を変えると食感にどんな違いがでるのか?」といった調理実験の記事が掲載されていました。
これはいろいろな調理研究、長い休みの自由研究にも使えるかもしれないと思っています
さて、本日は豆腐をベースにした『豆腐のチーズケーキ』をご紹介します。
作る過程で、
もう少し豆腐の割合が多いほうがいいかな?
クリームチーズの量が多いほうがいいかも?
・・・などなどお好みで配合をアレンジしてみて下さいね