こんにちは、
料理家の野上優佳子です 。
夏の夜、少し涼しくなったら浴衣を着てお出かけしたい
そんな風に思う今日この頃ですね
夏祭りと言えば祇園祭、天王祭と呼ばれる祭りが全国各地で開かれます
その代表的な物が、西は京都・八坂神社の「祇園祭」と、東の愛知・津島神社の「尾張津島天王祭」だと言われています。
どちらにも牛頭天王(ごずてんのう)が祀られているのが大きな特徴
牛頭天王は疫病除けの神様で、そのルーツは八坂神社。
平安時代、疫病の大流行を鎮めるために行なわれた儀礼が始まり とされています。
平安時代中期にはどんどん盛んになり、鴨川の水辺での禊祓(みそぎはらえ。おはらいをして身を清めること)のときにはお囃子(おはやし)や山車(だし)など華麗さを競い合いました。
それは今の華やかな天王祭・祇園祭の原型なのだとか。
そしてお祭りと言えば、様々な屋台も楽しみのひとつ 。
屋台の食べ物にも流行があるようで、ここ数年見かけるのが、「シャーピン(あん餅)」。
シャンピンとも言い、薄力粉と水でこねた生地に肉の餡を包んで焼いた、いわば中国風おやきで、本場中国でも屋台料理として気軽に食べることができます。
というわけで、今回はこの「シャーピン(あん餅)」を作ってみましょう
皮から手作りしますが、難しい発酵など不要なので思ったよりも手軽にできます。
ホットプレートで焼いて、皆でワイワイ楽しめますよ。
ぜひお試し下さいね
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
ソウル旅行でお買い物の人気スポットと言えば免税店ですが・・・。
もし何度も訪れている方でしたら、在来市場がオススメ
在来市場は、以下のように専門分野が分かれています。
南大門(ナンデムン)市場 → 日用品、洋服
東大門(トンデムン)市場 → 洋服、服飾雑貨
中部(チュンブ)市場 → 乾物
京東(キョンドン)市場 → 韓方、雑穀
鷺梁津(ノリャンジン)水産市場 → 水産物
日本人観光客の間で一番人気は、南大門市場ですが、地元の方がよく利用するのが、広蔵(カンジャン)市場です。
広蔵市場ができたのは、1904年で100年以上の歴史があります。
大型スーパーが立ち並ぶ昨今でも、ここは多くのお客さんで賑わっています
広蔵市場内でも様々なエリアに分かれており、生鮮食料品、お総菜、韓服、螺鈿、食事ができる屋台などがあります。
お総菜はお土産にしても良いですね
日本に持ち帰ることを伝えれば、お店の方が厳重に密閉してくれます。
さらに、屋台エリアの中では、食べ物によって細かく分かれています。
ここで有名なグルメと言えば、麻薬キムパプと言うのり巻きと、ピンデットクと言う緑豆チヂミでしょうか。
麻薬キムパプとは、通常ののり巻きよりも具材が少なく小振りです。
食べるときにカラシじょうゆを付けるんです。
これがあと引くおいしさ ということで、麻薬キムパプの名前になりました
そして、ピンデットクは細かくした緑豆に、キムチ、もやし、お肉などを入れて焼き上げた物。
たっぷりの油で揚げるように焼くので、ビックリ しますが、とても香ばしくておいしいんですよ
買い物も食事も楽しめる広蔵市場、何時間いても飽きません。
ぜひ、一歩踏み込んだソウル旅行を楽しんでみませんか
それでは、レシピのご紹介です。
本日は、かつて日本でブームになった「干しダラのスープ」です。
屋台料理というよりは、市場内のお店で味わえる一品でしょうか。
特にお酒を飲んだ翌日におすすめです
こんにちは!
料理家のひろろ こと 竹内ひろみです。
7月は長―い夏休みが到来する季節。
忙しくて普段できないことができるとても良い期間ですよね
お料理だったり、お裁縫、日曜大工!?などなど、おうちのちょっとした仕事を子供と一緒に楽しんでできるのも、余裕がある夏休みならではのこと
(塾などで忙しい・・など子供の生活状況にもよるので、一概には言えないのかもしれませんが・・)
そんな我が家でも、夏休みは貴重です。
普段は遊びに習い事にと忙しい息子とキッチンに立つことができますから、私のちょっとした楽しみの季節でもあります
さて、いろいろな情報が飛び交う昨今。
知識はネットなどから得ることはできると思うのですが、知識を知恵に変えようとする場合、そこに実践がないとなかなか身に付かないと思うのです
これはいろいろなことにあてはまりますが、お料理もその代表選手ではないでしょうか?
10回、料理本を熟読するのであれば、ニンジン1本でも切ったほうが身になりますよね
では、何を一緒に作ってみるのか?ということですが・・・
料理の種類は何でも良いと思います。
できればひとつのお料理の全工程(材料を用意するところから仕上げの盛り付けまで)を一緒にすることをおすすめします
と言うのも、できあがったお料理やお菓子を見て、
それができあがるまでのプロセスを子供が実体験で追えるので、「こうやって作るんだ」とより理解が深まるのです
私達がお料理教室に通っても同じですよね。
最初の材料を切る作業をして他のことをしていたら、いつの間にかお料理ができていた
そんな経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうすると、途中のプロセスが抜けてしまい、何だかよく分からなかった ということになります。
というわけで、ひとつのお料理を自分の力で最後までやり通すことはとても大切です。
「できた!!」という達成感もありますしね
また、「子供達がお料理をする年齢っていつですか?」とのご質問を受けるときがあるのですが、それは子供が「やりたい!!」とキッチンに入って来たときだと思うのです。
まだ小さいから・・・とついつい子供をキッチンの外に出してしまいがちですが 、1歳でも2歳でも、レタスをちぎったり、お米を研いでみたり、少しでもできることがあれば、一緒に作ってみると良いかもしれませんね。
さて、本日はそんな共同作業が楽しい「肉巻きスティック野菜」をご紹介致します。
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
暑くなるとついつい食べたくなるのが「冷麺」です。
韓国料理店でも、夏のイチオシメニューとして力を入れています
そのような冷麺、実は冬の食べ物だということはご存じでしょうか?
韓国には「以熱治熱(イヨルチヨル)」という四字熟語があります。
この意味は、熱を以て熱を治す、暑い季節は熱い物を食べ、汗をかいて乗り切るということですね。
その対の四字熟語として「以冷治冷(イネンチネン)」もあります。
冬は冷たい物を食べて、寒さを治めるという考え方です
そもそも、韓国ではオンドルという床暖房が発達しています。
部屋に入ると夏のような暖かさ
オンドル部屋で食べる冷麺は、本当においしいのです
冷麺が文献上で登場したのは、朝鮮時代の後期。
東国歳時記の中で「冬の季節食として、そば粉の圧縮麺にダイコンキムチ、白菜キムチを入れ、その上に豚肉をのせた冷麺がある」と書かれています
水冷麺の場合は、ダイコンの水キムチであるトンチミや、白菜とダイコンのナバクキムチの汁がスープとして利用されていました。
またそば粉を使った冷麺は朝鮮半島の北部で発達し、特に平壌冷麺は有名です。
韓国でも平壌冷麺の看板を掲げたお店は多く、北部出身の方が故郷の味を懐かしみ韓国に浸透させたのでした
日本でもお馴染みの冷麺は、牛肉でスープを取り、水キムチの汁を合わせた物ですが、水キムチだけの冷麺も絶品ですよ
それでは、本日のレシピをご紹介致します。
麺つながりで、白菜キムチを使ったそうめんの「キムチそうめん」です。
初めてお店で食べたときの衝撃は今でも忘れられなくて・・・。
おいしい白菜キムチがあれば、ご自身でも手軽に作れますよ