こんにちは、料理家の野上優佳子です。
私の朝の日課のひとつは、高校生の長女と次女のお弁当作り。
来年になると、ちびっこ長男の幼稚園弁当も始まる予定です
またこの時期は、運動会や秋の行楽のシーズンでもあります
お弁当ニーズが、1年のうちでもぐんと高まる季節
運動会の「お弁当のおかずランキング」という記事を、以前目にしたことがあります。
そのアンケートによれば、第1位は唐揚げ、第2位は卵焼き、第3位はおにぎりの順でした。
ちなみに、「入っていて欲しくない物」ランキングもあり、第1位は煮物、第2位は梅干、第3位は卵焼き(!?)という結果が
そういえば、テレビで放送された某弁当チェーンの人気お弁当ランキングでも、「唐揚げ弁当」が第1位でしたし、ここ数年で一気に都内にも唐揚げ専門店が増えました。
唐揚げへの愛情の結晶とも言える「日本唐揚協会」も数年前に発足され、「唐揚検定」なる物も登場。
この筆記試験に合格すると、協会認定の「カラアゲニスト」として公式名刺も頂けるそうで、唐揚げって多くの人に愛されているんだなあ、と改めて思います
さて今回はその唐揚げを、さっぱりレモン風味に仕上げます。
洋風の味わいで、お弁当はもちろん、ちょっとライトな味のビールのおつまみなんかにも最高です。
唐揚げのバリエーションのひとつに、ぜひお試し下さい
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
ここ数年、韓国では日本の居酒屋が軒を連ね、大手飲食チェーンが進出し、日本食が浸透してきました
その中でも、独特の食文化である生ラーメンのお店が近年増えています。
10年程前は、日本の生ラーメンが韓国でなかなか受け入れられず、店の存続が難しかったのですが、最近では10代、20代の若者の間で人気が高まっているそうです。
もともと、韓国でラーメンと言えばインスタントのことを指します
1人当たりの消費量は世界一で、1年間で韓国人が食べる量は74.2食。
日本人は1年間に43.6食ですから、韓国人の消費量の多さがお分かりになりますよね?
さて、インスタントラーメン入り韓国料理の代表格と言えば、唐辛子ベースの辛いスープで具を煮込んだ部隊チゲ(プデチゲ)が挙げられます。
プデとは「部隊」を意味していて、朝鮮戦争の食糧難時代にアメリカの物資を使ってできあがった鍋が、プデチゲの始まりとか。
そして、在韓のアメリカ部隊が多く存在する韓国北部の地域が、本場と言われています。
特徴的な具は、ソーセージ・ハム・ランチョンミートの豚肉加工品や、インスタントラーメン。
インスタントラーメンを鍋のシメに入れることはよくありますが、プデチゲに限っては最初から入っていることも。
その他には豆腐、野菜、餅、チーズなどが加わります。
値段の安さから若い人たちの間でよく食べられていて、大学の近くには専門店も多く存在します。
部隊チゲ(プデチゲ)は、材料を切って煮込むだけという、お手軽料理
家庭でも短時間で作ることができる上に、色々な素材を味わえるのが魅力です
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
スポーツの秋ですね
皆さんの中には、貧血でお悩みの方が、結構いらっしゃるのではないかと思います。
特に女性は、月経があるため貧血が起こりやすいようです
貧血は、女性の10人に1人が症状を抱えていると言われている程、身近な病気です。
今回のブログは、「貧血」と「鉄分」についてご紹介したいと思います。
貧血とは、一般的には血液中で酸素の運搬をする働きのある、ヘモグロビンが不足するために起こる症状を言います。
貧血の主な症状は、動悸・息切れ・疲れやすい・食欲不振・めまいなど。
ひどくなると、爪がスプーン状に反り返るなどの症状もあらわれます。
これらの症状が思い当たる方は、鉄分を意識して摂るようにしましょう。
中でも、スポーツをされている方は、鉄分が不足すると筋肉にまで酸素が十分に運ばれず、持久力などのパフォーマンスに影響します。
身体を激しく動かすため、次々に新しい血液を作る必要があり、鉄分が必要になります。また、汗をかくことで鉄分は失われます。
走ったり跳んだりするときの衝撃で、赤血球が破壊されやすくなり、スポーツ貧血を引き起こすこともありますので、アスリートの皆さんは、特に意識して鉄分を摂る必要があります。
「鉄分」には、レバー・牛肉の赤身・アサリ・シジミなど、動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、ひじきやホウレンソウ、プルーンなどの植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」があります。
「ヘム鉄」に比べ、「非ヘム鉄」は身体に吸収されにくいとされていますが、鶏肉・豚肉・牛肉などのタンパク質とビタミンCを一緒に摂ることで、吸収率がアップします。
「鉄分」は、食べ合わせを意識して摂ることが肝心なんですね
さて今回は、鉄分豊富なひじきを使った「ひじき入り豆腐ハンバーグ」のレシピをご紹介します。
鶏肉に含まれるタンパク質と、大葉・ダイコンに含まれるビタミンCとの食べ合わせで、鉄分の吸収をアップさせてくれます
こんにちは、料理家の野上優佳子です
間もなく、10月。秋もいよいよ本番ですね。
新米や、栗やぶどうといった果物など、この時期でなければ食べられないおいしい物が並び、幸せこの上ない季節です
和風月名では「神無月」。
一説には、日本中の神々が出雲大社に集合するため、神がいなくなる月であることがその名の由来と言われます
これに付随して出雲地方は、10月を神が集まる月であるから「神在月」と言うのだとか。
実はこれ以外にも、収穫された新米で新酒が醸される時期であることから「醸成月」(かもなしづき)が本来であろう、という説もあります。
出雲大社に集まるという説はあとづけのようで、吉田兼好「徒然草」には「十月を神無月といひて神事にはばかるべきよしは、記したる物なし。本文もみえず。」とあり、根拠は不明と言われています
とは言え、各地方に根付く民俗信仰と結びつき、いつしか出雲大社に神が集まる説が定着したようです。
収穫のときでもあるこの時期は、「亥の子祭」や「十日夜」という行事も各地で行なわれ、秋の実りを祝って餅や団子、イモ、枝豆なども供えられます。
保存や備蓄、そして栽培能力が高くなった現代では感じにくくなってしまいましたが、ここから冬籠りに備え、1年でも最も豊かな食の季節を私たちは迎えています
さて今回は、今が旬のサツマイモと豚肉を使った煮物をご紹介します。
ちょっと意外かもしれませんが、お肉とお芋の相性の良さは、肉じゃがで実証済み。
サツマイモの甘みと豚肉の旨みが、なかなかの名コンビなのです。ぜひお試し下さい