こんにちは、料理家の野上優佳子です。
日本ではあまりなじみがありませんが、欧米では春の大きな行事の1つに「Easter」(復活祭)があります。
イエス・キリストが処刑されてから3日目に復活したことを記念する日。
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日、がその日にあたるので毎年違います。
なんだか厳かなお話のようですが、この日は子どもたちがとても楽しみにしている日でもあります。
イースターのシンボルは、春が来て命が芽吹くことを祝う意味を持つ「卵」と、多産であることから生命の象徴と言われる「うさぎ」。
この日は、殻に美しい模様を描いたゆで卵を飾ったり、卵をかたどったチョコレートやお菓子を家や庭の中に隠して子どもたちが探しまわったりする、楽しいアクティビティがいろいろ
うさぎのぬいぐるみやグッズも数多く登場します。
というわけで、今回はイースターにちなんで、卵を使ったお料理をご紹介します。
「卵とハムのキャセロール」は、とても簡単なオーブン料理。
キャセロール(casserole)は元々フランス語で「煮込み鍋」といった意味ですが、耐熱容器に材料を入れてオーブンで焼き上げた家庭料理の総称のようなもの
手軽な材料と簡単な調理でできて、ホームパーティーなどでも大活躍する1品です。ぜひお試し下さいね
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
お散歩に出ると、道路脇の雑草の緑が鮮やかで、春の到来を感じます
この季節に行なわれる「緑」がテーマカラーの、とても盛大な祝日があるのをご存知ですか?
明日、3月17日はSt.Patrick's day(聖パトリックの祝日)。
アイルランド共和国の祝日で、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日です。
国花であるシャムロック(三つ葉のクローバー)をはじめとし、緑色のものを身につけて皆お祝いをします
St.Patrick's dayはアイルランドにとどまらず、イギリスやアメリカ東部(NY、ボストン、シカゴなど)でも盛大にお祝いされ、町に流れる川を緑色に染めたり緑色のビールが登場したり、町をあげての大きなパレードが行なわれたりします。
日本ではあまりなじみがないお祭りですが、日本とアイルランドの文化交流促進を目指す非営利団体「アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン」の主催により、実は1992年から東京の表参道で毎年パレードが行なわれています。
今年は、三重県伊勢市や千葉県千葉市などでも行われるようです。
このSt.Patrick's dayでは、corned beef&cabbage(コーンビーフ[牛肉の塩漬け]とキャベツの煮込み)や、シャムロックカラーのお料理を頂きます。
今回は、ブロッコリーとジャガイモを使って、きれいな緑色のアレンジマッシュポテトを作ります。
グリルしたお肉の付け合わせにぴったり!ぜひお試しを。
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
日本で人気の韓国料理に「チヂミ」が挙げられます。
パリッと焼いてある「チヂミ」は、香ばしくて本当においしいですよね
「チヂミ」は実は、韓国での一般的な呼称ではありません。
韓国の慶尚道(キョンサンド)の方言に由来するもので、韓国語の方言では「チヂム」が正式。
しかし、日本では「チヂミ」という料理名で浸透しました。
韓国の標準語ですと、「プッチムゲ」、または「ジョン」と言います。
「ジョン」とは、平たく伸ばして焼いた物という意味があり、具材に小麦粉と卵液を付けて焼いたピカタのようなものに当たります。
「チヂミ」は、雨の降る日に食べる料理と言われています
その昔、雨が降ると農作業ができないので、「チヂミ」を食べながら時間を潰したという説や、雨音と「チヂミ」を焼く音が似ているからという叙情的な説。
その一方で、雨の日は買い物に行くのが大変なので、家にある材料で作れるからという現実的な理由もあるようです。
「チヂミ」は、どんな具材でも作れる点が魅力。
ニラ・ネギ・ジャガイモなどの野菜、緑豆・海鮮・肉・キムチなど、その種類はバラエティに富んでいるんですね。
また「チヂミ」は、お正月やお盆の祭祀料理でもあり、親戚一同が集まる席にはたくさん用意しますので、一日中延々と焼き続けます。
韓国では、専門店や市場で焼きたての「チヂミ」が食べられます。
旅行の際に機会がありましたら、行ってみて下さい!
余談ですが、「チヂミ」は「マッコリ」との相性がバッチリなので、「マッコリ」のご注文も忘れずに
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
私は、主に栄養素や食べ合わせを意識したお料理を提案する「お料理中心」のお仕事をさせて頂いていますが、やっぱり食は盛り付けや雰囲気も大切ですよね
という訳で、もっと食まわりをトータルにコーディネイトできるようになりたいと思い、テーブルコーディネイトの教室に通い始めました
先生からいろいろとアドバイスを受けながら、仕上げた作品がこちらです。
先生に許可を戴き、写真を使わせて頂きました。
今回のテーマは、
「ひな祭りをイメージしたテーブルコーディネイト」です。
教室には数々の素敵な食器やクロス類が溢れていて、レッスン中はとても幸せな気分になります
まだまだ修行が必要ですが、楽しみながら長く続けたいと思っています
さて、教室ではフォーマルなものばかりではなく、家庭でもすぐに真似できるようなアイデアも教えて頂けるのですが、そのひとつをご紹介します。
ピンクのお皿の下に、花柄の「ペーパーナプキン」をひいています。
ペーパーナプキンを1枚ひくことで、テーブルに華やかさがプラスされました。
数百円程度で買うことができる「ペーパーナプキン」は、いろいろな柄を揃えておけば、おもてなしのときなどにとても重宝します。
食器はシンプルな白いものでも、ペーパーナプキンの色や柄を変えて盛り付ければ、簡単に食卓をイメージチェンジすることができますよ
今回は、大豆イソフラボンたっぷりの「豆乳パンナコッタ」をご紹介していますが、ガラスの器の下に小花柄のペーパーナプキンをひいて盛り付けています。
ガラスの器は、それ単体だと夏っぽくなってしまうのですが、ペーパーナプキンのおかげでグッと春らしい雰囲気に仕上がりました
皆様も、ぜひ食卓に取り入れてみて下さいね