こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
私たちのカラダって、季節の変化と切っても切れないな・・と感じる今日この頃
季節感がなくなったとは言われるものの・・梅の実や紫陽花を見れば、やっぱり梅雨の季節に入ったのね〜と感じます。
そこで本日は、薬膳の視点から「梅雨時期のカラダケア」についてお伝えします
じめじめっとしていて、湿っぽいこの季節。
実はカラダの外側だけでなく、カラダの中にも湿がたまりやすく、なんとなくだるい、頭が重い・・・ のような、なんとな〜く不調になりやすい季節です。
そこでまず、大切なことは、水分代謝をよくすること!
アスパラガス・そら豆・タマネギ・スズキなどの食材には利尿作用があり、体内の湿を排泄してくれます
またこの季節、食欲不振やおなかの調子がよくない、疲れやすいなど胃腸系の働きがあまりよくないために起こる症状も
うるち米・かぼちゃ・そら豆・じゃがいもなど、ちょっと甘みのある食材は胃腸系にやさしく働くのでおすすめです
特にお米などの穀類はエネルギー源にもなるので、疲れやすい体質の方やちょっと元気がないな?と思うときには最適な食材です。
そういえば、カラダが疲れているときやカゼのひきはじめなど、おかゆがおいしく感じるのも、胃腸にうれしく、食べやすい食材だからなんですね
また、食中毒なども心配な季節
殺菌作用のあるお酢も、この時期に料理に取り入れたい食材ですね。
そうそう、夜は寒かったり、雨のあとはカラダが冷えやすいので、冷えにも要注意
カラダを冷やす夏野菜は生のままではなく、火を通して食べるなど、身体を冷えから守りましょう
こんにちは。料理家の野上優佳子です
5月の第2日曜日は、母の日。
母への感謝を表す日として、子どもの頃は、カーネーションや手紙を用意してお祝いしていたのが、今では自分がお祝いされるようになりました。
いつも、ことあるごとに言ってくれているものの、改めて「ありがとう」と家族に言われると、また感慨ひとしお
こちらこそ、生まれてきてくれてありがとう、と子どもたちに感謝の気持ちでいっぱいになります
この母の日、日本では1931年に設けられたそうですが、もともとは当時の皇后の誕生日である3月6日だったのだとか。
現在の、5月第2日曜日になったのは戦後になってから。
これはアメリカの母の日にならったもので、カーネーションを送る習慣もアメリカから伝わりました
私ももちろん、自分の母にプレゼントを贈るのですが、毎年何を贈ろうか悩みます。
母に「何が欲しい?」と聞いても「気持ちだけで十分よ。なんにもいらないわ」と言うに決まっていますから。
ここ数年は、いつもおいしいお菓子を贈ることにしているのですが、ちょっと調べてみました、母の日にもらってうれしいものアンケート。
1位は手紙、2位はやっぱり「特にプレゼントはいらない」。そして3〜4位がケーキなどのお菓子や手料理、という結果が
うーん、今年もやっぱり、お菓子を贈ることになりそうです。
みなさんは、母の日に何を贈りますか?
母の日におススメ、抹茶のロールケーキなどいかがでしょう?
甘さ控えめで、抹茶風味のスポンジの中に、小豆入りの生クリームが包まれた優しい味わいです
こんにちは。料理家の野上優佳子です
我が家の3番目は、末っ子長男。
これまでは、娘たちの雛祭りが子どもの祝いでしたが、長男誕生をきっかけに、端午の節句もお祝いするようになりました
さてこの端午の節句、どんな意味かと言いますと…。
端午の「端」ははしっこ、ものの初め、という意味で、つまり月のはじめの午の日を指し、午の音の響きから「五」に通じたことと「重日思想」の影響で、5月5日になったと言われています。
ちなみに「重日思想」とは中国の古い思想で、月と日の数が同じ数字となる日付(重日)は、めでたい特別な日である、というもの。
日本の祝日などに重日が多いのは、この影響なのですね。
さて、この端午の節句につきものなのが、菖蒲(しょうぶ)と鯉のぼり。
菖蒲は、その香りの高さが邪気を払うと言われます。
菖蒲湯としてお風呂に入るのが一般的ですが、軒先に飾ったり、髪にさしたり、枕に入れたり、という風習もありました。
武道を重んじるという意味の「尚武」と同じ響きであることや、葉の形が刀に似ていることも、男子の節句にぴったりだったのでしょう。
鯉のぼりは、滝を登りきって竜になる鯉の故事から、立身出世のシンボルである鯉が掲げられるようになったそうです
また、端午の節句には粽(ちまき)や柏餅をいただく風習があります。
粽は、茅(ちがや)の葉で米を巻いたことが名前の由来と言われ、日本でも平安時代にはすでに文献に登場します。
古く「楚」の国政を預かった「屈原」という偉大な詩人が、謀略に陥れられた末に川に身投げしたのが5月5日。
その屈原の霊を慰めるため命日に米を入れた竹筒を投げ入れる風習が、粽の始まりだと言われています。
一方、柏餅の歴史は比較的新しく、一説によると江戸中期頃につくられたもの、とのこと。
柏の木は、新しい芽が出てこないうちは古い葉が落ちないことから、家系が絶えることなく繁栄する、子孫繁栄への縁起かつぎの意味があります。
行事食には、ちゃんと意味があるのですね。知れば知るほど、興味深い世界です。
今回は、子の未来の幸せを願う祝いの日におススメの、子どもも食べやすく、しかも見た目がとても楽しいお寿司をご紹介
グラスを使って、まるでカップケーキのように盛り付けします。ぜひお試しを
こんにちは。料理家の野上優佳子です
我が家には高校生から1歳児まで3人の子どもがいて、とてもにぎやかで楽しい毎日
仕事や家事、育児とめまぐるしい日々ですが、朝に家族を送りだして家事を済ませ、一番下のおチビさんがお昼寝についたとき、いつも必ず温かいお茶を入れて飲みます
家中が静かになって、まずは一息。お茶の良い香りとぬくもりに、心も体も脱力…。
お茶を飲んだあとは、一気に仕事のモードに入ります
お茶と言えば、古い童謡に「茶摘み」という歌があります
作詞作曲者とも不明で、諸説ありますが、京都宇治の茶摘み歌がそのルーツとも。
その冒頭に「夏も近づく八十八夜♪」という歌詞がありますが、この八十八夜とは、立春から数えて88日目のことを指し、今で言うと5月2日前後になります。
この時期に摘むお茶は最もおいしいと言われ、八十八夜に当たる日の朝の初摘み茶を飲めば長生きするという言い伝えなどもあり、昔から味良し縁起良しと珍重されてきました。
私の祖父母は、お茶の名産地・静岡県牧之原台地のそばに住んでいたので、小さいころから欠かさずこの「八十八茶」を毎年送ってくれました。
お茶葉の封を切った時のみずみずしく香ばしい香りと、入れたてのお茶を一口含んだときの何とも言えぬ甘みあるおいしさ。
八十八茶の到着がとても楽しみだったことを、今でも鮮明に覚えています。
煎茶の淹れ方はお作法いろいろありますが、母直伝の我が家の入れ方をご紹介。お湯を、沸騰してから4〜5分ぐらぐらと沸かし続ける。
お湯をポットなどに移し替えてから、人数分の湯のみに湯を注ぎます。
湯を適温まで冷ます間に茶葉を急須に。目安は1人分4g、茶さじにすりきり2杯程度。
湯が70〜80度ぐらいまで冷めたら、急須に湯を移し、フタをして100数えます。
茶葉が開いて香りとうまみがでたところで、何度かに分けて人数分の湯のみに茶を注ぎます。
煎茶は、湯の温度が高すぎると渋みまで一気に解けだしてしまうのでご用心。
お茶は、開封したらなるべく早く飲むのがおすすめ。風味が落ちてしまいます
でも、ちょっと時間が経って味が落ちちゃったなあ、というお茶、捨てないで!
ふりかけにするのが、おすすめなんです
お茶を使って作る、簡単な自家製ふりかけをご紹介します