こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
まだまだ梅雨の名残が残る、今日この頃。
7月の伝統的な行事といえば、七夕
ご存知、七夕とは、7月7日の夜に天の川をわたって、年に一度だけ会うことを許された牽牛星と織女星の星伝説から生まれた行事
何度聞いても、ジーンとくるお話ですよね〜
子供が通っていた保育園でも、毎年、大きな笹に思い思いの願いを書いた短冊をたくさん飾っていました
その短冊の色使いは、赤・青・黄色・白・黒の五色が原則。中国の陰陽五行説にあてはめたものだとか。
色とりどりの短冊が、風にひらひらっとなびく姿は、あ〜夏だな〜と、これからの季節を感じる風物詩です。
さて、そんな七夕の行事食(食材)といえば、そうめん
どうやら天の川にちなんで、そうめんを食べる習慣となったようですが、暑さがじわ〜っと身体に堪えるこの季節に、さっぱりした麺類は、うれしい食べ物です。
でも麺類だけだと、どうしても栄養が偏ってしまいます
そこで登場するのが、青じそ、ごま、しょうが、ねぎなどの薬味。
いろいろな薬効成分が含まれているので、身体にとって大切な働きをするのです。
また、梅干、ウリ、うなぎなど「う」のつくものは夏バテしないという伝承があるとか・・・。
身体に優しい食材を上手に取り入れ、夏負けしないカラダで、暑い夏を乗りきりましょう
こんにちは。料理家の野上優佳子です。
当たり前のように使っていて、ふと「それってどういう意味?」と気付く瞬間ってないですか?
先日、フライを揚げていて、ごく当たり前のようにタルタルソースを作っていたのですが、「タルタルって、実際のところ何?」とふいに思ったのでした。
「タルタル」で思いつくところといえば、タルタルソースと、生肉をたたいたタルタルステーキ。
両者の共通点といえば、具材を細かく切っている、というところ。
英語のスペルを見てみると、どちらも同じ「tartar」。
この言葉を辞書でひいてみると、Tartarはタタール族(モンゴルから東欧にかけて活動した遊牧系を含めた他民族の総称)と、もうひとつ「酒石(しゅせき)」という意味が出てきます。
「酒石(しゅせき)」は、ワインの醸造樽の底に沈殿する、いわば澱(おり)のことを指し、酒石酸の原料となるもの。
「酒石酸」は「cream of tartar」といわれ、使用許可された食品添加物のひとつで酸味があり、製菓材料としてメレンゲの泡を保つために使われることもあるそう。
と、調べれば調べるほど、おもしろいことはたくさん出てきますが、肝心のステーキやソースとのつながりは「タタール人に由来している」という程度しか見つけられませんでした、残念
というわけで(?)今回は、新鮮なサーモンのお刺身を使ったタルタルステーキをご紹介。
身を細かく刻み、サワークリームとディルで、さわやかに仕上げます。
サワークリームは、生クリームを発酵させて作った乳製品。
クリームチーズよりも軽く、ヨーグルトよりもしっかりしてコクがあるので、さまざまなお料理に重宝します。とてもさわやかで、上品な酸味があります
火を使わずにあっという間にできて、しかもおもてなしにもぴったり。
ディップ感覚でパンなどに合わせていただけて、白ワインとの相性が抜群です
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
6月ってもうすぐ夏の予感がする季節ですが、雨が降ると結構、肌寒い日も
季節の変わり目でもあるため、ちょっと体調をくずしがち
急に熱が出たり、のどや鼻がムズムズ・・・。
そこで、今回は熱が高いときにおすすめの「豆腐を使った手当法」のご紹介です。
実はこの方法、私が小さいときに熱を出すと、母がよくやってくれた熱さましのやり方です
熱は、カラダの防御装置が働いたものですが、やっぱり高熱はつらい
この方法だと、カラダに負担をかけずに、熱がすーっと下がるので、今でも我が家では重宝しています
作り方は簡単
木綿豆腐(1/3丁〜1/2丁)、ショウガのすりおろし(豆腐の1割)、小麦粉(1/4〜1/2カップぐらい)をタッパーなどに混ぜ合わせ、布にのばして包み、額にあてます。
豆腐が熱をとって、黄色くなってきたら取り替えましょう。
※熱が下がったら、冷えすぎてしまうので、すぐに中止します。
豆腐には、からだにこもった余分な熱を中和してくれる働きがあります。
ちなみにショウガの粉末が、スーパーや自然食品店で売っているので、そういったものを利用してもOKです。
保存がきくので、ストックしておくにはおすすめです
そうそう、やけどをしたときは豆腐をあてておくと、跡が残りづらいですよ〜。
私たちのカラダを作ってくれる食べ物ですが、それだけではない
食材のもつパワーって、本当にすごいなって実感する今日この頃。
身近にある食材を大切に、いろいろと活用できたら素敵ですね
こんにちは。料理家の野上優佳子です
私も毎日娘のお弁当を作っている1人ですが、毎日お弁当を作る方にとっては、特に梅雨の時期は食品の傷みには気を使う季節ですね
お弁当は、作りたてを食べるわけではなく、作って詰めてから数時間後に食べるのが通常。それだけに、より菌が繁殖するリスクがあがります。
食中毒予防は、「つけない・増やさない・死滅させる」が大原則!
菌が食品につかないよう、調理する手はもちろん、まな板や包丁、菜箸などもしっかりこまめに洗って、菌があちこちにつかないようにしましょう。
調理は、しっかり加熱が基本!
うっかりそのまま入れてしまいがちな、「かまぼこ」や「ハム」も、特に夏場は加熱料理したものを詰めた方が安心です。
ちなみに、ハムを使った我が家の定番弁当メニューは、「贅沢ハムカツサンド」
ハムというと薄く切るイメージですが、お歳暮でブロックをいただいたときなどには大胆に分厚く切ります。
それに衣をつけて揚げ、レタスやキャベツと一緒に、ソースとマスタードをかけていただきます
ブロックのハムがないときは、薄切りハムを数枚重ねて揚げてしまいます。
作り方はすごく簡単ですが、とってもジューシーで、食べ応えがあって、型崩れもしないので、我が家では大人気
薄切りハムだとメインのおかずには物足りないですが、厚みがあればメインのおかずの役割を立派に果たしてくれます。
しかも、ちゃんと加熱することで、安心してお弁当に入れられますね