今回は、話題の低糖質商品「粉豆腐」を取り上げたいと思います


早速ですが、粉豆腐をご存知でしょうか?
粉豆腐とは高野豆腐(凍み豆腐)をすりおろして粉状にした物のこと。
色味は黄色く、パラパラとした細かい粉状の代物です。
小麦粉に置き換えてパンや焼き菓子を作ったり、おから感覚で卯の花やポテトサラダに混ぜ込んだりして頂きます
さて、こうした粉状の豆腐製品が出てくると聞かれることがあります。
それは「きな粉とおからパウダーと粉豆腐はどう違うの?」ということ。確かにどれも粉末状でパラパラしており、原材料が大豆です。
それでは、それぞれの製法や栄養などをざっと整理してみましょう
きな粉
香ばしく炒った大豆を粉にした物で、大豆の成分がそのまま詰まっています。
大豆を丸ごと粉にしているので、たんぱく質と食物繊維が多く含まれます。大豆その物と言っても良いでしょう。
おからパウダー
水で戻した大豆を砕き、豆乳を絞ったときにできる絞りかすを、乾燥させてパウダー状にした物です。
大豆の絞りかすとは言え、食物繊維量が抜群に多いです。
また、本来は絞りかすなので、捨てられてしまう部分を有効活用でき、地球に優しいです。
粉豆腐
圧縮した固めの豆腐を凍らせ、熟成させてから解凍し、乾燥した物が高野豆腐。それをすりおろした物です。豆腐を凝縮させて熟成するので、成分の50%がタンパク質になります。
また、そのうちの18%が注目度が高まっているレジスタントプロテインと呼ばれるタンパク質です。
レジスタントプロテインは、食物繊維と似た働きをすることで知られており、脂肪や糖質の吸収を抑える効果があると分かっています。
どれも大豆由来の食品ですが、それぞれに強みがあって面白いですよね。いずれもヘルシーで、ミネラル・ビタミンも豊富!賢く摂り入れてはいかがでしょうか
さて、今回のレシピは表面はカリカリで、中はしっとりとした仕上がりの「粉豆腐のオレンジパウンドケーキ」をご紹介します。皆様も、ぜひお試し下さい

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
インフルエンザが猛威を振るうこの時期は、免疫力アップの効果を期待して「乳酸菌を含んだヨーグルト」がよく売れるそうです


ただし、乳酸菌は個人によって相性があり、効果を最大限に引き出すためには、自分に合った乳酸菌を摂ることが大切です

今回は、「乳酸菌に期待できる効能と自分に合う菌の探し方、アスリートと腸内環境、乳酸菌にまつわる知識」をご紹介します
最近、特定の菌を培養した「機能性ヨーグルト」が注目されていますが、ヨーグルト以外にも、身近な食品に乳酸菌が含まれていることをご存知でしょうか?

その食品とは、キムチやぬか漬けなどの漬物、味噌、麹、醤油といった発酵食品です

知らないうちに毎日、乳酸菌を摂っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか

今や健康を気遣う多くの方がご存知の「乳酸菌」ですが、実は「乳酸菌」と言う特定の菌が存在する訳ではありません


「食品に含まれる糖類を分解して、乳酸を作る菌」の総称を、「乳酸菌」と呼んでいるのです。この乳酸を作る菌は、自然界に広く存在しており、その数は数千種類と言われています。
「動物性乳酸菌」「植物性乳酸菌」と言う言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、「動物性乳酸菌」は、ヨーグルトやチーズ、乳酸菌飲料などに含まれ、動物の乳に含まれる乳糖をエサにして育ちます

「植物性乳酸菌」はキムチやぬか漬け、味噌、醤油、日本酒、塩麹などに含まれ、ブドウ糖や果糖、ショ糖などをエサにして育ちます

このように乳酸菌入りの商品は多数ありますが、実はその裏で「乳酸菌の中のどの菌が、何に効くのか?」と言う研究が各メーカーによって進められてきました

乳酸菌の効能としては、「便通改善、肌荒れの改善、血糖値の上昇抑制、免疫力の向上、ピロリ菌の減少、内臓脂肪の蓄積抑制、歯周病・虫歯・口臭予防」などがあります。
菌ごとに主な効能は異なるので、不調に合わせて選ぶと良いでしょう

また、腸内環境が一人一人違うように、相性の良い菌も人によって違います。2週間ほど毎日続けて摂取し、自分に合うか合わないかを判断してみて下さい


ヨーグルト以外でも、乳酸菌入りの商品はどんどん増えてきています



乳酸菌をはじめとした腸内細菌は、スポーツの分野でも注目されており、アスリートの腸内細菌を解析し、パフォーマンスや体調管理を支援していこうという企業まで登場しました

アスリートと一般人では菌種の数が違い、試合前になるとある特定の菌種に変化が生じるといった、興味深いデータも得られているそうです


さて、今回のレシピはそんな乳酸菌を含んだカロリー控えめな大人デザート「オレンジ風味のヘルシーチョコムース」をご紹介します。
皆さんも自分に合った乳酸菌を味方に付けて、寒い季節を元気に乗り切りましょう



こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
甘味料と言えば「砂糖」が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?

韓国に砂糖が伝わったのは、600年ほど前の高麗時代末期

宋からの輸入品だったと言われています。当時の砂糖は高価だったため、貴族階級の嗜好品でした。
砂糖が入る前から使用されていた甘味料は、主にハチミツです

ハチミツは薬になると考えられていたため、砂糖と同様に貴族階級が愛用していました。その他に、水飴のような物もあったとされています

現在韓国で、健康に気を遣う方が調味料として砂糖の代わりに使用しているのが「米飴」です


米飴は麦芽と米で作るので、素材の自然な甘みが感じられるからです




・麦芽・・・100g
・米・・・2合
・水(炊飯用)・・・米を炊く分量
・水(炊飯後用) ・・・500ml

米飴は煮物やきんぴらに入れると照りが出て、よりおいしそうに見えますよ

日本でも米飴は市販されているので、作る前に先ずは購入して料理に試してみても良いかもしれません

本日のレシピは米飴を利用した「豆腐の甘辛揚げ(トゥブカンジョン)」です。韓国のお寺では良く食べられている料理なんですよ

皆様も、ぜひお試し下さい



こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
豆腐製品のレシピを色々とご紹介しているなかで、「作ってみたよ



知り合いのママさん達からは、「厚揚げを使ったおかずのレシピ」が好評なことを知りました。それまで厚揚げのおかずレシピに、あまり力を入れていなかったので、その事実を知って驚き


確かに厚揚げはボリューム感もあるし、短時間での炒め物レシピとして大活躍します


何より良いのは、厚揚げはすでに揚げてあるので、崩れにくく、豆腐特有の水分が出てこないこと

厚揚げは時短・簡単料理に向いている代物だったんですね



そこで今回は「厚揚げとキャベツのピリ辛味噌炒め」をご紹介したいと思います


今回のように、炒め物に厚揚げを使う場合は、型崩れしにくい物を選ぶのがポイントです



ボリュームたっぷりで、ずっしりとした厚揚げ

崩れにくいので、切った物を炒めても、焼いても、煮てもOKです



表面はカリッとしたサクサク感があり、中は絹ごしのやわらかさが魅力の絹厚揚げ

やわらかいので崩れやすく、調理するときは、まるごと焼いたり、レンジでチンして頂くのがおススメです


豆腐を揚げている過程で、表面がきつね色になる前に引き上げた厚揚げ

油っぽさは控えめで、揚げた部分がやわらかいので、調理すると崩れやすく、そのまま食べるのに向いています


豆腐にデンプンを加えて、もっちりさせた物を揚げた厚揚げ

やわらかくてもっちりしているのに、崩れにくいので、調理しやすいです

今回のように味噌炒めを作る場合は





どちらもおいしくお召し上がり頂けるので、ぜひお好みの厚揚げを使ってみて下さい


