こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理は和食と同様に調理方法が様々ですが、紀元前から続いている方法があります。
それは、煮詰めの「煮(ジョ)」と串焼きの「炙(ジョク)」。
紀元前はどちらかの方法で、肉を調理していました
朝鮮半島の北部では、狩猟が盛んだったんですね。
地理的に北部は農耕に適さなかったので、狩猟で食べ物を補充していました。
その後、焼き物の「クイ(灸伊)」が登場
ジョクが串を刺して焼くのに対し、クイは串を使用しません。
材料をそのまま、またはしょうゆダレや、コチュジャンベースのヤンニョムで味付けして焼いた物で、韓国料理には欠かせません。
それは、韓国の伝統的な配膳である飯床(パンサン)から見ても分かります。
焼き物のクイは、一番皿数の少ない、一汁三菜の三楪飯床(サムチョプパンサン)にも入るからです。
焼き物に使用する器具は、網、フライパン、オーブンなど。
網の場合は、焼いた魚や肉などから適度に脂が落ち、香ばしさが加わわって味は格別
ご飯が、よりおいしく感じますね
本日ご紹介するレシピは「サバのヤンニョム焼き」です。
サバを一度焼いてから、コチュジャンベースのたれを塗って、二度焼きしています。
韓国では肉でも魚でもヤンニョム焼きは一般的で、このたれさえ覚えてしまえば、他の食材にも応用できます
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
ほっこり煮物が、おいしい季節になりました
定番の肉じゃがやダイコンの煮物など、しょうゆベースの煮物ってご飯が進みますよね
煮物は、ひたひたぐらいの煮汁で煮ることが多いと思うのですが、煮汁はどうしても余ってしまいます。
素材の旨みや栄養が溶け出ている煮汁。
捨てるのはもったない!ということで、二次利用のご提案です
しょうゆ・みりんなどで味を付けた甘みのある煮汁は、炊き込みご飯を炊くときに加えたり、チャーハンの仕上げに加えたりすると味わいがぐーんとアップします
特に豚の角煮の煮汁は、チャーハンとの相性が良いので、おすすめです。
また、厚焼き卵を焼くときの調味料として加えても、ほのかに甘みが付いているので、おいしく仕上がります
余った煮汁は1度こし、保存瓶などに入れて冷蔵庫に入れておくと、使いたいときにすぐに使えて便利です
また、野菜や肉類などのゆで汁も、二次利用が可能です。
鶏肉のゆで汁は、中華系のスープを作るときや、ご飯を炊くときに加えると、中華のだしを使わなくてもおいしく仕上がります。
また、アクのない野菜(ニンジンなど)のゆで汁も、同じように使えます
パスタのゆで汁も、材料を混ぜ合わせたあとの、水分調節に使うことができます
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国で漬物と言えば、真っ先にキムチが挙げられますが、その他にも漬物があります。
韓国語でチャンアチと言って、しょうゆ・味噌・コチュジャン味の漬物です
チャンアチは、唐辛子を使ったキムチの原型とも言えます。
ちなみに、しょうゆや味噌の歴史はとても古く、文献によると4世紀から7世紀の三国時代には必需品だったと思われます。
しょうゆや味噌に比べてコチュジャンは歴史が浅く、19世紀頃から作られるようになりました。
朝鮮半島では野菜が不足する厳寒の冬を乗りきるために、日本以上に保存食が発達。
チャンアチは長期保存が可能なため、先人たちの知恵から生まれた物なのですね
韓国でポピュラーなチャンアチと言えば、以下の物があります。
・ニンニク
・青唐辛子
・キュウリ
・タマネギ
・ダイコン
・・・など。
韓国では珍しい野菜のミョウガ、カリフラワーで作ってみてもおいしく、我が家では、これらの野菜が手に入るとよく作ります。
さて!本日ご紹介するレシピは「ダイコンのしょうゆ漬け」。
キムチよりも手軽に漬けられますので、ご自宅でお試し下さい
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
長い時間火にかけておく、煮込み料理や蒸し物料理。
弱火にして他のことをやり始めてしまうと、火にかけていたことを忘れてしまった!焦がしてしまった!など、ついうっかり ということも
そんなときに便利なのが保温調理
保温調理とは、肉じゃがやシチューなどの煮込み料理を作る際、ある程度火を通したら、あとは予熱で仕上げる方法。
じっくりと火を通すことにより、味のしみ込みが良くなり、素材の形を壊すことなく料理を仕上げることができるのです
火にかけておく時間が短縮できるので、ちょっとしたエコにもつながります
保温鍋なども市販されているので、「購入しようかどうか迷っている」なんて声もたまに聞きますが、特別な物を使わなくても、身近にある物で対応可能です
その身近にある物とは、バスタオルなどの厚手のタオル
素材に火が通ったら、バスタオルで鍋をくるみ、そのまま置いておくと、予熱で料理を仕上げることができます。
(肉じゃがなどの煮込み料理は、30分ぐらいおいておくと良いでしょう。)
保温調理をするときのポイントは、熱を逃がさないこと
鍋は厚手の物を使用し、タオルが薄い場合は何枚か重ねておきましょう。
より熱を逃がさず保温効果を高めるには、鍋帽子(鍋にかぶせておくタイプの物)など市販されている保温グッズを使っても
今回のレシピは、この保温調理を使ったプリンです。
火にかけすぎてしまうと、すが立って、食感が悪くなってしまうことが多いプリン。
保温調理を使うと、失敗せず、とても簡単においしいプリンを作ることができます