こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
食欲の秋、豊穣豊かな実りの季節
大地の恵みのおいしさにふれる機会が多い季節ですね。
スーパーに行くと、1年中いろいろな野菜を見かけるので、野菜で季節感を感じることは少なくなりましたが、それでも、秋から冬にかけては根菜類がおいしい季節
ニンジン、ゴボウ、サトイモ、サツマイモなど、蒸して塩をかけただけでも、おいしい!って感じます。
そんな根菜類ですが、皮の部分をピーラーなどでむいてから調理しますか?
それとも皮ごと調理しますか?
私は皮ごと調理する方が良いな・・って思います。
と言うのも、野菜の皮の部分は、人と言えば身体をおおっている皮膚の部分。
外敵から身を守る部分のため、栄養素は皮の部分に一番つまっているのです。
例えば、サツマイモ。
食べ過ぎてしまうと、もたれ感や胸やけを感じることがありますが、皮の部分に含まれる成分が、その不快感を解消してくれのです。
食べられる部分は丸ごと頂くと、捨てるゴミや調理の手間も省けるので、とてもオススメの調理方法です
ただ、いくら皮付きが良いと言っても、ゴボウやサトイモなど、皮をむかないと食べられない物もあります。
そういった物も、ゴシゴシとこすってしまうのではなく、泥を落としたら、優しく洗いましょう。
そのあとで、皮の部分を除くのですが、そのときも、包丁の背でこそげとるような感じでむくと、皮を厚くむくことなく、下調理することができます。
もちろん、色合いなどの都合で、厚くむいた方が良い場合もあるので、臨機応変に調理しましょう
こんにちは。料理家の野上優佳子です。
関東では、電力調整が引き続き行なわれています。
東京は、以前に比べて明かりが少なくなりました。
ヨーロッパの街並みなどを思い返せば、全然暗いわけでなく。
買い物に出かけてもオフィスでも、照明や空調は控えめ。
でも、不自由があるわけでもなく。
明かり の価値を再認識できる機会でもありました。
今まで本当に便利すぎていたのだなあ、と痛感します。
今や、節電は一時的なものではなく、私たちが生活する上でより当たり前の心がけになるのでしょう
節電調理、前回は熱源を使わない料理について書きましたが、今回は加熱調理の時のポイントを少し。
食材準備にちょっと気にかけるだけで、調理時間がぐんと短縮できます。
まずは、加熱する食材を常温にすること。
例えばお肉やお魚、卵、野菜など、冷蔵庫から出したばかりのときは、当然よく冷えた状態なので、その分加熱に時間がかかります。
常温に戻しておくと、時間短縮だけでなく、加熱時にムラなく火が通っておいしくできるので、一石二鳥というわけです。
次に、火が通りやすい形状にすること。
例えばお肉なら薄切りやひき肉は、ブロック肉に比べて火が通りやすく、野菜も青菜などの葉物は元々火が通りやすく、そうでないものも薄切りや千切りにすれば、ずっと短時間で火が通ります
そのほかにも、フライパン調理も、フタを活用すれば熱を逃がさずに調理できますし、保温性の高いお鍋や、熱伝導の良い調理器具を使うことも、節電のポイントに。
そして何より肝心なのは、加熱調理を始めてから迷わないこと。
下ごしらえをすべて済ませ、使う調味料も手元に用意。
完成までの手順をざっと頭の中でおさらいして調理を開始すれば、無駄な動きなく、料理も一番おいしいタイミングで作ることができ、いいことづくしです
さて今回は、先週に続き「火を使わない」レシピ。
ホームパーティーなどでも人気のメニュー、生春巻きです。
香りは冷めても味落ちしないので、ハーブやスパイスは冷たいメニューでは大活躍。
パクチーとスイートチリソースで、エスニックなおいしさがとっても簡単にご家庭で再現できます。
お酒のおつまみにもぴったり
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
3月11日に、とても大きな震災が東北・関東を襲いました。
私は関東在住ですが、東北生まれ。
なじみ深い土地もいくつもあり、本当に言葉にならぬ思いです。
被害に遭われた多くの皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を心から願ってやみません
この震災によって電力供給施設にとても深刻な問題が起き、関東では計画停電が実施されています。
日常生活についても、節電が強く呼びかけられています。
私自身、こういう状況になって改めて生活を見直して見ると、節電できるポイントがいくつもありました
料理についても、同じ。
「節電レシピを教えて下さい」というご依頼を、いくつも頂きました。
一番節電なのは、火や電子レンジなどの「熱源を使わない」こと。
つまり、火を使わなくてもいい食材を組み合わせればOK
サラダやお刺身、お豆腐、海藻、かまぼこなどは、加熱せずにおいしくいただけます。
たいていのものは切ったり、和えたりするだけでいいので、忙しいときでも手早く簡単に作れます。
ここに、チーズなどのコクのあるものや、ハーブやスパイスなど、香りの強いものを合わせると、さらに食べ応えが増して満足感がアップします。
それぞれ単品で食卓に出してしまうと、メインのおかずにはちょっとさびしい。
でも、うまく組み合わせれば立派なメインのおかずになります
そろそろ旬が近づいてきたカツオなどは、食べ応えがあって栄養もたっぷりの優等生食材。
ショウガなどの薬味と一緒にお刺身でいただくのもとてもおいしいですが、
エスニック風にアレンジしてみてはいかがでしょう
焼き肉屋さんでおなじみのユッケに近い味わいの、ボリューム満点サラダに変身です。
味つけのポイントは、コチュジャン。甘みのある辛みが、生臭さを抑えます
こんにちは、料理研究家の吉田由子です。
東日本大地震により、被災し、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、まだ避難生活などを強いられている方々の笑顔が早く戻りますよう、心からお祈り申し上げます。
各地で計画停電や物資の不足により、不便な生活を強いられている方も多くいらっしゃると思います。
停電時は炊飯器も電子レンジも使えないため、困っていらっしゃる方も多いのでは
今回のブログは、電気が使えないとき、覚えておくと便利な
「ガスで簡単にご飯を炊く方法」をご紹介します。
用意するものは・・・
(1)ふたの付いたお鍋
土鍋・鋳型ホーロー鍋など重たいお鍋がベストですが、ふたが付いていればどんなお鍋でもご飯を炊くことは可能です。
(2)計量カップまたはコップや茶碗など
覚えておくと便利な基本の割合
米1に対して水1.2
例えば、お米1カップの場合⇒水は1.2カップ必要
4人分でお米2カップ・水2.4カップ
■作り方
洗った米と水をふた付きの鍋に入れ、強火で加熱し、沸騰したら弱火にして20分。
あとは、火を止めてふたをしたまま、10分程度蒸らしてできあがり!お鍋にバスタオルなどを巻いたり、発泡スチロールの箱などに入れておくと、保温効果があります。
おにぎりにしたり、お寿司にすると冷めてもおいしく食べられます。