料理家の先生がつづるお料理ブログ

料理家の先生が、レシピや料理の情報について、ブログを連載!毎週更新していきます。
レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」

ナスラックKitchenの「料理ブログ」で日々のお料理を楽しく!
「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!


こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

まだまだ残暑の厳しい時期ですが、早くも秋の味覚がお目見えしてきましたね絵文字:あっかんべー
新米、秋サバ、秋鮭、さつまいも、マツタケ……絵文字:目がハート
他にも、イチジクや梨、ブドウなどの果物もおいしいですよね絵文字:ムード

ところで、皆さんは普段フルーツをどのように召し上がっていますか?
大半の方がそのまま食べたり絵文字:うまい!、調理をしてもお菓子に使ったり絵文字:!ぐらいのようですね。
でも、それだけじゃもったいない絵文字:!!


画像




例えば、こちらはイチジク、生ハム、マスカルポーネチーズをしょうゆとオリーブ油で和えた一品です。
旬のイチジクは甘味が強く、生ハムとしょうゆの塩気、クリーミーなマスカルポーネチーズとの相性は抜群
ワインによく合うおつまみなのです絵文字:ワイングラス
こちらのレシピですが、イチジクをこれから旬を迎える柿に変えてもおすすめの組み合わせです。

また、これから徐々に気温が低くなり冷え症が心配という方には、フルーツを加熱して食べることもおすすめです絵文字:ひらめき

例えば、柿は身体を冷やす作用が強いと言われているフルーツですが、加熱することでその作用を抑えることができます。
さらに慶應義塾大学先端生命科学研究所の研究によると、庄内柿を加熱することで抗ストレス作用が期待できるアミノ酸のGABAや、むくみや冷えを予防する「シトルリン」という成分の含有量が増えるという研究結果が出ているそうです。
柿にピザ用チーズやホワイトソースをかけてオーブントースターで焼き上げる「柿のチーズ焼き」や、柿を細切りにしてチンジャオロースーの具材と一緒に炒める「柿のチンジャオロースー」などのお料理がおすすめです。

フルーツと言えばデザート絵文字:!と決めつけずに、いろいろなお料理と合わせて楽しんでみて下さいね絵文字:ウインク絵文字:複数ハート

さて今回は、『ゆで豚のイチジクソース』をご紹介しています。
塩を擦りこみ一晩寝かせてからじっくり火を通したゆで豚に、イチジクとバルサミコ酢のソースがベストマッチ!
ぜひお試しを絵文字:うれしい顔絵文字:ピカピカ


画像



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でゆで豚のイチジクソースがけのレシピをチェック!

吉田 由子先生


画像




こんにちは、料理家の野上優佳子です。
絵文字:もみじの食材のひとつに、きのこ類が思い浮かびます。
天然ものの収穫はこの時期ですが、通常私たちが食べているものはほとんどがハウス栽培絵文字:家なので、現在は通年味わうことができます。
ちなみにその生産高上位はこちら。

 絵文字:1位 エノキ
 絵文字:2位 ぶなシメジ
 絵文字:3位 シイタケ
 絵文字:4位 マイタケ
 絵文字:5位 エリンギ
 絵文字:6位 なめこ


このような順番となっています。

なめこよりもエリンギの方が生産量が多いとは、私にはかなり意外でした絵文字:目絵文字:!

エリンギはヒラタケの仲間で、白あわび茸とも呼ばれ英名ではking oyster mashroom(キング・オイスター・マッシュルーム)と呼ばれます。
イタリアをはじめとしたヨーロッパ各地では古くから食用とされてきましたが、日本で自生栽培しているきのこではないため、私たち日本人には馴染みのないきのこでした。
ちなみに日本のエリンギはすべて人工栽培絵文字:家で、自生しているものはありません絵文字:危険・警告

今ではすっかりきのこの定番となったエリンギですが、私が小さい頃にはスーパーでは見かけませんでした。
それもそのはず絵文字:!
実はエリンギは、日本の食卓に登場してまだわずか20年程度なのです絵文字:上向き矢印

日本で始めてエリンギの人工栽培に取り組んだのは愛知県林業センターで、1993年に開始したと言われています。
当時は「カオリヒラタケ」という仮称のまま、台湾から導入した種菌で栽培に着手し、栽培技術を確立しました。
その後、長野県の大手メーカー「ホクト」が大量生産に成功。
正式な和名がなかったことから(カオリヒラタケはあくまで仮称だったので)、学名の「プレオロータス エリンジ」から「エリンギ」という名前で販売され、私たちが気軽に手に取って購入できるようになりました。
食物繊維たっぷりのエリンギは、脂肪肝を抑制する効果もあると言われています絵文字:ピカピカ
また、値段も比較的お手頃ですし、和洋中問わずに使える食材のため、うれしい限りですよね〜絵文字:ムード

さて今回のレシピは、旬の自然栽培のものも、手に入りやすい人工栽培のものも合わせ、たくさんのきのこを使った「きのこのピラフ」にしました。
きのこのうまみがギュッと詰まったピラフは、鍋で炊き上げることでおいしさひとしおになります。
ぜひお試し下さいね絵文字:ウインク


画像



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」できのこのピラフのレシピをチェック!

野上 優佳子先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

皆様、ローカルフードをよく食べられますか?
ローカルフードとは、地域特有の食のあり方や地元の食べ物のこと絵文字:ほっとした顔絵文字:レストラン
ローカルフード…つまりは郷土料理と言えば、ぐっと身近に感じる方もいるかと思います。

日本国内でも地域が違えばその土地オリジナル食文化が見受けられますが、海外絵文字:飛行機に行くとさらにその土地ならではの食文化に触れられますよね。
使っている食材自体が珍しかったり、日本ではないような調理法だったりと、ビックリすることが多いです絵文字:目

最近では通販でお取り寄せをすれば、気軽に遠方のローカルフードを楽しめるようになってきましたが、それでも現地で食べるおいしさはヒトシオ絵文字:!
それはそのローカルフードが、風土や気候を礎に生み出されたからでしょう!
この夏休みに行ったハワイでもローカルフードを食す機会に恵まれ、その土地ならではの料理に出会えた楽しい食の旅となりました絵文字:リゾート


画像




ハワイのローカルフードは、アメリカ本土の料理とは雰囲気が異なります。
それはハワイが太平洋の中央に位置した諸島であり、先住民がポリネシア系の海洋民族だからです。
そのため、ハワイ料理の中にはタロ(タロイモのペースト)や、カルア・ピッグ(豚肉の蒸し焼きをほぐしたもの)などといったポリネシアン料理と共通する料理が多くあるのです。

またアメリカや日本、ポルトガルなどの様々な国からの移民も多く、それらの国の食文化ともともとの食文化が混ざり合い、現在のハワイの日常食ができ上がっています絵文字:うまい!
例えばロコモコ丼(ご飯の上にハンバーグと目玉焼きが乗ったもの)、ロミロミ(細かく切った生魚にみじん切りのタマネギ、トマトなどを混ぜ込んだもの)、マラサダ(ポルトガルの揚げパン)などが代表的ですね絵文字:!

他にも、その土地では何が主食になっているかを見ると、ローカルフードの特徴を掴むことができます。
日本ではジャポニカ米、イタリアではパスタ、ベトナムをはじめとした東南アジアではフォーのように、それぞれの風土に合ったものが主食になっています。
ハワイではタロイモが主食です。
そのため、ハワイの伝統的な食事はタロイモ料理と共に提供されることが多いです絵文字:ほっとした顔

ハワイは多くの島から成り立っているため、魚料理が多く絵文字:魚、パイナップル、バナナをはじめとし絵文字:バナナ、熱帯の果物の種類が豊富です。


近年、パシフィック・リム料理(環太平洋料理)と言われる新作ハワイ料理を提供するレストランが誕生しています。
これらには西洋料理のコンセプトで、地元のハワイで獲れる新鮮な食材を使い、アジア料理の味付けを取り入れた新しいスタイルの料理です絵文字:レストラン

ローカルフードを大切に、新しいものを創りだす素敵な発想ですね絵文字:ひらめき


あるレストランで頂いたお料理も、地元の食材や味をベースに斬新的なアイデアが盛り込まれていて、とてもおいしかったです絵文字:チョキ

地元ならではのローカルフードを味わうと、その国の食文化にも触れることができるので、旅行へ行ったら地元ならではの食を体験することをおすすめします絵文字:ウインク絵文字:ピカピカ


それでは今回はハワイで出会ったロミロミを日本風にアレンジした「アボカド&まぐろのロミロミのっけごはん」をご紹介します絵文字:ピカピカ
レモンの酸味が利いたしょうゆベースのタレは、日本人にも食べやすい味となっています。
パーティーなどにもおすすめのレシピですので、ぜひ作ってみて下さいね絵文字:指でOK


画像


 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でアボカド&マグロのロミロミのっけごはんのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

私事ですが、今年の4月からとある大学で助手のお仕事をさせて頂いています。
世代の違う同僚とのお仕事は、とても刺激があり楽しく過ごしています絵文字:笑顔

先日ですが、大学での仕事で食品学の実験の助手を務めました。
実験のテーマは「ヨウ素デンプン反応」という、様々なデンプンにヨウ素を加え、紫色に変色したものを顕微鏡で観察するという内容のものでした。
小学校の理科の授業などで経験された方も多いのではないでしょうか。

今回の実験では、試料にジャガイモデンプン、さつまいもデンプン、白玉粉、上新粉などが用意されていました。
実験の最中、講師の先生が何気なく「ジャガイモデンプンは片栗粉のことよ。」と言ったとき、学生さんがものすごく驚いて歓声を上げたことに私の方がビックリ絵文字:目絵文字:ドンしたのです絵文字:!
そのことから、身近にあっても意外と知られていないのかも絵文字:!?と思い、今回は身近な『デンプン』について簡単にご紹介します。


画像




↑こちらは我が家の調味料棚です。
子どもにお手伝いしてもらうことも多いので、ケースはひらがなでラべリングしています。
一見、片栗粉と小麦粉の区別はつきにくいですね……絵文字:冷や汗
しかし、この2つはデンプンの形状や性質は異なるため、それぞれの特性を活かし、各々違った場面で利用されています。

絵文字:鉛筆片栗粉
先程のエピソードにあったように、現在では片栗粉と書かれ売られている物の多くがジャガイモのデンプンです。
別名、馬鈴薯(ばれいしょ)デンプンとも呼ばれます。
昔は「カタクリ」という草花の根茎から作られていましたが、カタクリが減少したことと、馬鈴薯の栽培が盛んになったことで、片栗粉のほとんどが馬鈴薯から作られるようになりました。
お料理のとろみつけたり、かまぼこなどの練り物や、ハム、ソーセージ、お菓子の材料としても利用したりしています。

絵文字:鉛筆小麦粉
その名の通り小麦のデンプンです。
グルテンの性質によって、薄力粉、中力粉、強力粉と3種類に分類がされます。
お菓子や加工品、お料理などに広く使われており、変わったところでは、繊維用ののりや日本絵画の修復にも利用されています。

絵文字:鉛筆甘蔗(かんしょ)デンプン
さつまいものデンプンで、わらび餅を作るわらび粉にも甘蔗(かんしょ)デンプンが含まれていることがあります。
その他には春雨やくずきり、ゴマ豆腐などの材料ともなっています。


絵文字:鉛筆コーンスターチ
とうもろこしのデンプンで、コーングリッツ、コーンフラワー、コーンミールとも呼ばれています。
主に洋菓子に使用されており、カスタードクリームやクッキー、ケーキなどの材料として利用されています。

絵文字:鉛筆上新粉(じょうしんこ)
普段食べているお米である、うるち米が原料のデンプンです。
ういろうや団子などに使用されますが、同じうるち米を原料とする「米粉」は上新粉より粒子がさらに細かく、小麦粉の代わりに使うことができます。

絵文字:鉛筆白玉粉(しらたまこ)
もち米が原料のデンプンです。
白玉だんごにしたり、蒸して求肥(ぎゅうひ)やもち菓子に利用されたりしています。
大福も白玉粉を使います。


以上、ざっとですが、普段馴染みのあるものを中心にご紹介しました絵文字:ウインク
また機会があれば、いくつかピックアップして特長などをご紹介できればと思っています。


今回は、『ゆかり白玉のすり流し汁』をご紹介しています。
白玉粉に、しその香りが楽しめるゆかり粉と豆腐を練り込んだ白玉だんごと、旬の冬瓜を使った冷たいすり流し汁です。
ぜひお試しを絵文字:あっかんべー絵文字:ピカピカ


画像


 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でゆかり白玉のすり流し汁のレシピをチェック!

吉田 由子先生

前へ 料理ブログトップへ戻る 次へ

このページのトップへ

関連施設検索

  • クックドア
  • マーケットピア スーパー
  • 食料品会社検索
  • 製菓衛生士 専門学校検索
  • 調理師 専門学校検索
  • 栄養士 専門学校検索

関連ブログ

  • グルコック
  • グッドショッピング お買物サポートブログ
  • お買物ブログ

お役立ちコンテンツ

  • ナスラックKitchen
  • 動画でレシピチェック
  • 料理de英会話レッスン

グループサイト

  • 東建コーポレーション株式会社
  • ナスラック
  • ハートマークショップ
ナスラックKitchenの「料理家の先生がつづる料理ブログ」は、料理家の先生が料理(レシピ)キッチンに関するお役立ち情報をつづるブログです。
旬の食材を活かしたレシピや、食材の活用法、料理でのおもてなし作法など、料理に関する情報を発信しています。料理家の先生方の個性が織りなす多彩なブログをお楽しみ下さい。
料理好きな方だけでなく、これから料理を頑張りたい方も、ぜひ「料理家の先生がつづる料理ブログ」をご愛読下さい。