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吉田 由子先生 2015/05/25

小満とそら豆

こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

皆さんは、「二十四節気」という言葉をご存知ですか?
現在の日本の暦は、地球が太陽絵文字:晴れの周りを1周する時間を1年とした太陽暦の新暦が導入されていますが、明治5年以前は太陽絵文字:晴れと月絵文字:三日月の動きを組み合わせた「太陰太陽暦」が旧暦として日本の暮らしのなかで親しまれていました。
旧暦では、季節は太陽暦の1年を4等分した春夏秋冬に、24等分した二十四節気、さらに72等分した七十二候という細やかな季節の移ろいが取り入れられてきました。

二十四節気は、立春から始まり、大寒で1年を締めくくります。
カレンダーにも記載されている場合がありますので、馴染みがあるかと思います絵文字:ほっとした顔
暦(こよみ)の上では…という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、暦とはこの二十四節気のことを言うことが多いですね。

今の時期(2015年5月21日〜25日頃は、二十四節気では『小満(しょうまん)』にあたります。

『小満』とは、草木が徐々に成長して生い茂る絵文字:芽時期のことを指し、その『小満』を3つに分けた初候を『蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)』と言い、蚕(カイコ)が桑を盛んに食べ始めるころとされています。
またこの時期の象徴とも言える食材にそら豆が挙げられ、蚕を飼う初夏に食べられることや、さやの形が蚕に似ていることから「蚕豆」という字があてられているのです。


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絵文字:ひらめきそら豆は、マメ科ソラマメ属の植物で、大豆、落花生、エンドウ豆、インゲン豆、ひよこ豆と共に世界6大食用豆に数えられています。
昔ながらのおやつである「いかり豆」や、煮豆の一種の「おたふく豆」、調味料である「豆板醤」は、実はそら豆が原料になっているのです。

絵文字:鉛筆『そら豆』には、ビタミンB11・鉄分・亜鉛・カリウム・食物繊維が豊富に含まれています。
疲労回復や肌荒れの改善、貧血予防、むくみ解消、便秘解消などの効果が期待できます。

絵文字:クリップそら豆の選び方は、さやの緑色が鮮やかでツヤがある物が新鮮です。
1さやに4〜5粒程度そら豆が入っていることが多いのですが、ふっくらと膨らんでおり、持ったときに重みを感じる物が粒が大きくおいしいでしょう。


今回は、『そら豆のアンチョビコロッケ』をご紹介しています。
ビールや白ワインに合うのでおつまみにピッタリの一品です。ぜひお試しを絵文字:ウインク



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でそら豆のアンチョビコロッケのレシピをチェック!

吉田 由子先生

こんにちは、料理家の野上優佳子です。
この時期は五月病……とはいかないまでも、新学期の疲れがなーんとなく出始める頃ですね絵文字:あせあせ
皆さんの体調はいかがですか。

八百屋さんを見ると、店頭に並んでいる野菜が春の山菜から初夏の野菜へと移り変わり、そういったところからも季節の変わり目を感じます。
そんな八百屋さんの軒先で、先日らっきょうを見つけました絵文字:ひらめき
我が家では毎年らっきょうの甘酢漬けを漬けるのですが、この薄皮むきは子どもたちのお仕事。
娘たちが「また手がくさくなる〜絵文字:泣き顔」なんて言いながらも手伝ってくれます。


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らっきょうは、中国ヒマラヤ地方原産でユリ科の多年草です。
球根部分を私たちは食用としていて、英名はそのまま「rakkyo」と呼ばれています。
国内では、オオニラやタマムラサキなどの別名があります。

栄養についてはとても優等生絵文字:王冠で、高血圧予防効果があると言いわれるカリウムをはじめ、疲労回復効果があるアリシン、食物繊維も豊富
疲れがたまるこの時期に、箸休めのひとつとしてぱくっと頂くのもおすすめです。
ただし、においは気をつけなくてはいけませんけれどね絵文字:冷や汗

一口にらっきょうと言っても、私たちが一般的に甘酢漬けなどで食べるのは、ほぼ「玉らっきょう」という種類です。
鳥取や鹿児島、福井などが産地として有名ですね。
大玉種の「らくだ」や中玉の「八ツ房」などの品種がこれにあたります。

また沖縄県で収穫されるのは、「島らっきょう」という種類です。
玉らっきょうよりも細身で、緑の葉の部分付きで売られています。
塩もみして浅漬けにしたり、天ぷらにしたりなどでも食べられます。
最近は沖縄県外のスーパーなどでも見かけるようになり、徐々に身近な野菜となりつつあります。

さらに、らっきょうを軟白栽培して若取りしたモノを「エシャレット」と言います。
これは一般的ならっきょう程香りやクセが強くなく、生で食べられるらっきょうです。
紛らわしいですが、タマネギの仲間の「エシャロット」とは別物なので、混同しないようご注意下さい。
「エシャレット」はらっきょうのような味わいで、「エシャロット」はタマネギのような味わいなので味も全く別物なのです。

さて今回は、島らっきょうを使った炒め物をご紹介します。
らっきょう漬けよりもグンと手軽に食べられて、らっきょうが苦手な方でも食べやすいです。
ぜひお試し下さいね。



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で豚肉と島らっきょうの野菜炒めのレシピをチェック!

野上 優佳子先生



こんにちは!料理家のひろろこと、竹内ひろみです。

カラダにとって○○は良くない、○○は良いなど、健康に関する食材情報って山のようにあり、何が正しいのか分からなくなることってありませんか?

食材に関してストイックになり過ぎてしまうと、かえってそれがストレスになってしまうのではと思うので、私は○○は絶対に食べない!というような食材制限をしないようにしています絵文字:上向き矢印

しかし、食べた物からカラダが作られることを考えると、できるだけカラダにとって優しい食材を使い、カラダが喜ぶお料理を作りたいですね絵文字:ほっとした顔絵文字:複数ハート

スーパーに行くと、調味料ひとつとってもいろいろな物があり、どれを購入して良いか迷ってしまうこともしばしば絵文字:冷や汗2
そのときは、当たり前のことですが、商品の裏に書かれている原材料名を確認します絵文字:調べる


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原材料名に化学的なカタカナがたくさん書かれてあったり、一括表示の添加物が多い物は避けたほうが良いでしょう絵文字:笑顔

また、化学調味料も頻繁には取らないほうが良いと思います。

というのも、舌が感じる味にインパクトがあるので、舌がその味に慣れてしまうと、素材そのものの味をおいしいと感じられなくなってしまうのです絵文字:ふらふら

特に調味料は商品によって値段の差が出るので、お財布と相談の上で購入するということも多いと思います。
しかし一度に使い切れる食材とは違い、調味料は数ヵ月かけて使い切る物です。
少し高くても昔ながらの製法で作られた物や、添加物があまり入っていない物を選ぶことをおすすめします絵文字:ムード

野菜に関しては、私たちのカラダは季節絵文字:桜に対応しているので、できるだけ旬の物を多く取り入れると良いですよ絵文字:!
旬のお野菜は余計な調味料で味付けをしなくても、十分おいしいのです。

シンプルな味付けだけど、素材の味が活きているお料理絵文字:レストラン、そんな食事作りができると良いですね絵文字:ウインク絵文字:ピカピカ



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でカッテージチーズのサラダのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

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こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。


日本茶と言えば緑茶の印象が強いと思いますが、韓国伝統茶と言ったら皆さんは何を思い浮かべますか絵文字:!?


韓国に旅行で訪れたことがある方は、トウモロコシ茶をよく目にしたのではないかなと思います。
数年前に日本のメーカーでも販売を始めたこのトウモロコシ茶は、韓国伝統茶のひとつで、韓国では常備しているご家庭も多く、お茶というよりも「水」の感覚で愛飲されています絵文字:ウインク


トウモロコシ茶には実を煎ったお茶と、ひげを使ったお茶があります。
共に食物繊維が多く、実を煎ったお茶には鉄分・リン・ビタミンB1などが多くひげを使ったお茶にはカリウムが多く利尿作用があると言われています。
そのため、ひげを使ったお茶の方がむくみを取る働きが高いので、むくみが気になる方はぜひトウモロコシのひげ茶を試してみてはいかがでしょう絵文字:ひらめき


さて、伝統茶の歴史を振り返ると、宗教とのかかわり合いが強くあります。


朝鮮半島では、高麗時代(918年〜1392年)まで、仏教の影響で茶葉を使った緑茶がよく飲まれていました。
しかし、李氏朝鮮時代(1392年〜1910年)に入ると仏教が排除。
お酒を重視する儒教の浸透により、お茶文化はお寺や貴族の一部を除いて衰退しました。


その一方で朝鮮半島では元々、穀物、種実、果実絵文字:りんご、野草絵文字:芽、花絵文字:桜、根などを使った伝統茶があったため、李氏朝鮮時代には茶葉に替わる嗜好品として伝統茶がよく飲まれるようになりました。


ちなみに朝鮮半島の気候や地質は、茶葉の栽培にあまり適しておらず昔は茶葉の栽培をしていなかったそうですが、現在では済州島など南部のエリアで栽培されています。
また、韓国スタイルの茶道もあります。


伝統茶は後食(フシク)と言って食事のあとや、間食に楽しみます。
韓方(※)素材のお茶も多くあるため、薬効性の高いお茶は健康や美容のために飲用されています。
(※韓国が独自に発展させた医学を、韓国内で1986年ごろに名称変更し、韓方医学と称しています)


以前、韓国滞在中に気分が悪くなり、友人の薦めで雙和(サンファ)茶を飲んでみたところ、30分後には体調が回復して、旅行を続けられた経験があります。
雙和(サンファ)茶には、生薬である芍薬、当帰、オウギ、センキュウ、葛根、生姜、ジオウ、五味子、クコなどが入っています。
これだけたくさんの生薬が入っていたら元気になりますよね絵文字:うれしい顔


韓国伝統茶は日本でも一部買えますが、ティーバッグや粉末になっている物が多いので、韓国に旅行する機会がありましたら、大型スーパーや市場で加工されていない物を購入してみて下さい。


個人的なイチオシは、アマドコロ茶です。
アマドコロとはスズラン科の多年草で、乾燥させた根っこがお茶として飲まれています。
クセがなく、ほのかな甘味があるので、老若男女問わず飲むことができる上に、効能もすばらしく、滋養強壮、疲労回復に良く、血圧を下げます。
また、活性酸素を取り除いてシミを予防し、脂肪の吸引を抑えるという女性に嬉しいお茶です絵文字:音符



その他にも様々な伝統茶がありますが、その中でも本日は挑戦しやすい「黒豆茶」のレシピをご紹介致します。
薬膳的に見ると、黒い食べ物はアンチエイジングに良いとされています絵文字:ひらめき
お茶に使った黒豆も最後まで食べきることができるので、小腹も満たしてくれますよ絵文字:あっかんべー


ぜひ挑戦してみて下さいね絵文字:笑顔絵文字:ピカピカ



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で黒豆茶(コムンコンチャ)のレシピをチェック!

本田 朋美先生

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