こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
いよいよ、夏本番ですね
毎年、この時期になると家庭菜園をしている父や祖父母からたくさんのモロヘイヤを頂きます。
祖父母曰く「どんどん、どんどん伸びてくる」らしく、とても生命力の強い野菜であることがうかがえます。古代エジプトの王が重病に陥った際、モロヘイヤのスープを飲んだら治ったと言う伝説があるそうです。かのクレオパトラも好んで食べていたとも言われていますね。
そんな話からモロヘイヤは「王様の野菜」という意味があるそうです。
そこで今回のブログは、旬の夏野菜『モロヘイヤ』についてご紹介します。
『モロヘイヤ』には、ビタミンA・B1・B2・C・カリウム・カルシウム・鉄分が豊富に含まれています。
「モロヘイヤを初めて料理するとき、どこの部分が食べられるの・・・?」
「どうやって料理すればおいしく食べられるの・・・?」
と疑問に思う方も多いようです。
モロヘイヤは、太い茎から枝分かれしている部分をポキッと折って、細い茎と葉の部分を食べます。苦味が少ないので、塩ゆでしておひたしにしたり、スープの具材したりするなど、ホウレンソウや小松菜など他の青菜と同じような食べ方ができます。
モロヘイヤの保存方法は、短期間であれば葉だけを選んで密封容器やファスナー付きの保存袋に入れ、冷蔵庫で保存できます。長期間保存する際には、さっとゆでたあと、使う分だけ小分けしてラップに包み、冷凍庫で保存しましょう。
それでは、本日のレシピをご紹介します。
もちろん、モロヘイヤを使った料理で 『モロヘイヤのうなとろろ丼』をご紹介します。
スタミナ食材を使ってますので、夏バテ解消効果が期待できる一品です。
土用の丑(2014年は7月29日)にいかがでしょうか?
今年の夏も元気に乗り切りましょう
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国では7月中旬から夏本番
湿気が少ないのでカラッとした暑さです。
今日は夏にオススメの韓国グルメをご紹介致します
以前にもブログでお伝えしましたが、韓国にも「以熱治熱(イヨルチヨル)」と言って、熱い物を食べて熱さを治めるという考え方があります。
そこで登場するのがサムゲタン。
7月中旬から8月中旬にかけて、暑気払いに滋養食を食べると言う「伏日(ポムナル)」が3日間あり、この日はアツアツのサムゲタンを食べて、夏バテを予防します。
サムゲタンはヒナの丸鶏のお腹に、高麗人参、ナツメ、ニンニク、もち米などが詰めてありますが、これらが体の調子を整え、スタミナアップに働きかけます。
冷たい物ですと、デザートのパッピンス(かき氷) 。
かき氷の上に、あずき、餅、フルーツ、アイスなどがトッピングされています
そして冷麺。
本来は暖かいオンドル部屋(床暖房の部屋)で頂く冬の料理ですが、やはり夏になるとお店で飛ぶように売れます。
冷麺には、スープのある水冷麺と、お酢を加えたコチュジャンベースのたれがかかったビビン冷麺(スープ無しの混ぜ冷麺のこと)の二種類があります。
水冷麺は牛ベースのだしに水キムチの汁を合わせたスープで、すっきりとした味わいが人気です。韓国では、ビビン冷麺の方が好まれているようです。
冷麺の他にも冷たい麺料理がいくつかあります。
豆乳麺(コングクス):豆乳ベースのスープに素麺を入れた物。お好みで、白菜キムチを加えます。
水キムチ麺(トンチミククス):水キムチをスープにした素麺。たくさん水キムチを作っておけば、素麺をゆでるだけでさっと食べられます。
酢鶏湯(チョゲタン):鶏で取っただしにお酢を加えた、酢鶏湯という冷たいスープがベースになっています。使用する麺は、冷麺用の麺でも、素麺でも、お好みで
キムチスープ麺(キムチマリグクス):白菜キムチを浸けたときに出る汁と牛肉ベースのダシを合わせたスープに、素麺を入れています。麺の代わりに冷やご飯を加えてもいいですね
また、韓国にも「そば料理」があります。
そこで本日は「ビビンマッククス」と言う「辛味そば」をご紹介します。
本来はスライスした牛肉のかたまりが具になりますが、手軽に作れるようにしゃぶしゃぶ用の牛肉を使いました。野菜たっぷりなので、辛味がやわらいでおいしく頂けますよ
こんにちは!
料理家のひろろこと竹内ひろみです。
以前、 「テーブルコーディネイト」を習ったことがあるのですが、食卓に少し手をかけるだけで、テーブルが華やかになり、食事をするのがなんだか楽しくなりそう
と思ったことがあります。
でも、忙しい日常でテーブルセッティングをし、きちんとコーディネイトして食卓を演出するとなると、なかなかハードルが高くなってしまいますよね
そんなとき、ちょっと食器を変えて、小物を変えるだけで、食卓が豊かになるんです
先日、朝食のとき、パンに添えるジャムやバター、クリームチーズ、豆のディップなどを小さめのカップに入れ、ミニスプーンを添えてカゴに入れて出したところ・・・。
子供たちから、「なんかこういうのいいよね 」と嬉しい一言がありました
バターやジャムを容器ごと食卓に並べるのでなく、器に入れ替えるだけでもオリジナリティが味わえますね。
私は、テーブルをコーディネイトするときは、 「季節感」を出すように心がけています。
食器類は夏場であれば透明感のある物、冬場であればほっこりと温かみのある色合いの物を選ぶなど、季節に応じて使い分けるようにしています。
中でも皿や器は収納場所の関係上、増やすのは限度があると思うので、箸置きやランチョンマット、コースターなど小物類を数種類揃えておくといいですね
ランチョンマットは布製の物も素敵ですが、どうしても汚れるので、さっと濡れ布巾で拭き取れるビニールタイプの物をいくつか揃えています。
我が家では、ランチョンマットを並べて、箸置きやお皿をセッティングすることを子供に任せているのですが、毎回セレクトが違うので、見ていて面白いですよ
さて、本日のレシピをご紹介します。
フォーを使った夏野菜たっぷりの麺料理『フォーのそぼろがけ』です。
ぜひお試し下さい。
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
私が住んでいる区では、2008年頃から毎年夏になると、大きなグリーンカーテンが区役所の外壁を覆います 。
ゴーヤ(ニガウリ)やキュウリ、朝顔などツルを伸ばす植物がぐんぐん育ち、花や実を付ける様子は、通るたびに目を楽しませてくれます。
近隣の小学校でも栽培している様子が見られ、収穫したゴーヤを家庭科の調理実習で使うことから食べるまで教育の一環として行なっているところもあります。
ゴーヤは、私が子供の頃は関東では見かけない野菜でした。
それが今では、一年中近くのスーパーなどで販売されています。2001年に放送された某テレビ局の連続テレビ小説の舞台が沖縄だったことなどをきっかけに、沖縄の食と長寿の関係が話題となり、沖縄料理店も都内あちこちに登場。 「沖縄ブーム」とも言われました。
ゴーヤが注目されたのもこの頃からです。農林水産省の統計データによれば、2000年には約10,000トンだったゴーヤの出荷量が2002年には約16,000トンに、さらに2004年には21,000トンを超え、わずか4年で倍以上
今では多少の減少傾向はあるものの現在まで年間20,000トン以上が全国で出荷され続けています。
ゴーヤはまさに今が旬
ふっくらしていて緑色が濃くてハリのある物を選ぶのがオススメです!
通常、縦半分に切って、中の種と白いわたをスプーンなどでこそげ落とすように取り除いてから適当な厚さに切って調理します。 このわたが多く残っていると苦みが強くなるので、きれいにこそげ取りましょう。
栄養面で言えば、ビタミンCが大変豊富
含有量は、同じ夏野菜のキュウリやトマトの5倍以上 です 。
抗酸化作用が高く、まさに夏バテ防止の強い味方。
また味の特徴でもある苦みは「モモルデシチン」という成分による物で、血糖値を下げる効果があると言われています。
以前、沖縄のおばあさんに「ゴーヤを食べると血がきれいになる」と言われたのですが、これは迷信ではなく本当のようですね。
さて今回は、このゴーヤを使った『豚肉と夏野菜のグリーンカレー』をご紹介します。ココナッツミルクを使った夏野菜たっぷりのグリーンカレー、ぜひお試し下さいね。