こんにちは!
野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
巷にあふれる豆腐クリームのレシピ!
お菓子にホワイトソース、マヨネーズなど
その用途は様々で、普通に食べるだけでない楽しみ方が提案されているのを見ると、本当に豆腐って面白いなと思います。
さて、そんななか、いかにしておいしいスイーツ用の豆腐クリームを作るかは、私にとって大きな課題のひとつです
そこで今回は、「溶かしたチョコレートと混ぜるクリーム」を紹介したいと思います。
豆腐クリームはいろんなタイプがあります。甘味料を足してよく混ぜ合わせて作る、シンプルなタイプの豆腐クリーム。
これは、豆腐の味がしっかりと残るので、甘みが強めの豆腐を選ぶのがオススメです。
ちなみに甘味料は、砂糖やはちみつ、メープルシロップなど、なんでも可。また、バターを加えてカスタードっぽい仕上がりにすることもできます。
これは、私のお気に入りのレシピで、フルーツを添えて、「トライフル」にすると絶品になりますよ
絹ごし豆腐だとあっさりめ、木綿豆腐だとこってりめに仕上がるので、お好みに合わせて豆腐を選んで下さい。そして、最近チャレンジしたのが、溶かしたチョコレートと混ぜるタイプ。
これが大当たりで、チョコレートのコクと豆腐の滑らかさが良い具合にマッチするのです
くちどけ感を大事にしたいので、「やわらかい豆腐」と謳っているケース入りの充填豆腐を使用し、これを電子レンジで温め、溶かしたチョコレートと混ぜます。
ただし、混ぜ合わせただけだとクリームの仕上がりが緩いので、溶かした粉寒天を少々足しましょう
ケーキのデコレーションにも使えますよ
今回は、生おからを活用したカップケーキの上にデコレーションして、「豆腐クリームのカップケーキ」にしてみました
他にも、いろいろと使えるクリームですので、ぜひお試し頂けたらと思います
こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
先日行なった料理講習会のテーマは「減塩食」。
参加者の方からは、「素材の旨みが出ていておいしい!」、「ちょっと薄い」、「いつもの自分の料理はもっと塩気が強いが、これもおいしい」など、様々な声があがりました。

高血圧などの原因は食塩と考えられがちですが、正確には食塩の主な構成要素の「ナトリウム」と言う物質です。
食塩は塩化ナトリウム(NaCl)とほぼ同じ物で、食塩の約40%がナトリウム量に相当します。
ナトリウムは細胞の外側に存在し、細胞内外のミネラルのバランスを保つために不可欠な元素ですが、摂りすぎてしまうと血圧を上げてしまうと考えられています

普段、塩分量を意識して食事をすることはあまりないかとは思うのですが、塩分の過剰摂取につながってしまう食事は、外食や中食

そこで、減塩するためにいちばんオススメしたい方法は、「新鮮な食品を選び」、「自分で調理する」ことです

新鮮な食材(野菜類、海藻類、果物類)には、ナトリウムの排出を促すカリウムも多く含まれているので、余分な塩分を排出する働きをしてくれます。
また、調味料もナトリウム以外のミネラルが含まれている塩を選ぶなど、自分の目で食品を選ぶ機会をできるだけ多くすると良いですよ。
自分で調理すれば、加える食塩の量も目で確認できるので、一石二鳥ですね


素材の味を引出す調理方法。
炒め物など、最後に塩をふるのではなく、最初にひとつまみの塩をふっておくと、できあがりの味がぐっと深くなります。
素材の旨みが感じられると、塩気が強くなくてもおいしく味わうことができますよ。
また、ゴマ、ショウガなど香りがある食材、またはカレー粉、ドライハーブなどの香辛料、レモン、かぼすなどの酸味がある食材などを少し添えるようにすると、料理の味気なさがなくなり、おいしく頂くことができます。
食卓に塩、しょうゆを置く代わりに、上記のような添え食材をおいて、自分好みの味に仕上げてお料理を味わってみるのも良いですね。
さて、本日のレシピは、お酒のおつまみにもぴったりの一品、「サモサ」をご紹介致します

皆さんも、ぜひお試し下さい


こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
朝鮮半島で初めてハングルで書かれた料理書は、1670年頃に刊行された「飲食知味方(ウンシクティミバン)」です
現在は慶尚北道(キョンサンプクド)の英陽(ヨンヤン)で、貴族の宗家(チョンガ)である載寧李氏(チェリョンイシ)が暮らし、長男の嫁である宗婦(チョンブ)が当時の料理を再現しています。
私は2度訪れ、見て味わうことで変遷する韓国料理の原型を垣間見ることができました
貴族の伝統料理には、ゆでた雉肉やゆで汁を、いろいろな料理に応用するといった特徴があります。
応用料理のひとつである「ヌルミ」は、日本語に訳すと「あんかけ」。
雉肉のゆで汁をベースに、薄口しょうゆ、コショウ、山椒の粉で味付けをし、小麦粉でとろみを付けた物です。
飲食知味方の時代は、朝鮮半島に唐辛子が入っていたものの、まだ食用ではなかったので、辛味を出すためにショウガや山椒がたびたび使われていました。ここで、ヌルミ料理をいくつかご紹介致します。
冬瓜のあんかけ
ゆでたダイコン、イワタケ、シイタケ、粗毛乾茸(アラゲカワキタケ)を混ぜ合わせた具を、薄切りにして塩漬けにした冬瓜で包み、あんをかけた料理。干し鱈の皮のあんかけ
干し鱈の皮を、シュウマイのような皮にみたてた料理。
イワタケ、シイタケ、粗毛乾茸(アラゲカワキタケ)、雉肉をみじん切りにして混ぜ合わせて具にし、干し鱈の皮で包みゆでたあと、あんをかけます。雉肉のあんかけ
雉肉とゆで汁の両方を使った料理。
手で割いたゆで雉肉に、キュウリ、栗、白身と黄身の錦糸卵を飾り、あんをかけます。
現代の韓国では、あんかけ料理をあまり見ないので、ヌルミは伝統を感じます
さて、本日は、「白身魚のあんかけ」をご紹介致します
あんかけに雉肉のスープは使いませんが、白身魚自体に旨みがあるので、出汁がなくても十分においしく頂けますよ。
皆さんも、ぜひお試し下さい
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年もマラソンシーズンが到来しました

レースに向けて、練習に熱が入っている方もいらっしゃることでしょう

日々の練習と同様に大切なのが、当日のコンディション。
練習の成果を存分に発揮するためにも、コンディションは万全にしておきたいですよね。
例えば、フルマラソンの場合、後半に足が攣ってしまい悔しい思いをする方が多くいらっしゃいます


足が攣る原因には、走るフォームや気温なども大きく影響しますが、水分補給や日頃の食事でのミネラルの補給も重要なポイントです。
今回は、マグネシウム、カルシウム、カリウムといったミネラルに着目して、「足が攣るのを防ぐポイント」をご紹介します。

「足が攣る」とは、ふくらはぎや太ももなどの足の筋肉が痙攣している状態を言います。

ミネラルには、カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウムなどがあります。
これらのミネラルは、筋肉の収縮や神経伝達にかかわっているため、ミネラルバランスが乱れると、足が攣るなどの症状が出るのではないかと考えられています。
また、ミネラルは汗によって失われやすいので、ランナーは普段からしっかり水分補給と合わせてミネラルを摂っておきましょう。
足が攣るのを防ぐために、私たちが特に意識して摂りたいミネラルが、カルシウムとマグネシウム、カリウムです。
■カルシウム
牛乳やチーズなどの乳製品、じゃこやシシャモなどの丸ごと食べられる魚、水菜や菜の花などの葉物野菜、豆腐や揚げなどの大豆製品に含まれます

■マグネシウム
ワカメやひじきなどの海藻類、納豆や揚げなどの大豆製品、玄米など精製度の低い穀類、ナッツ類などに含まれます。
■カリウム
イモ類や果物など豊富に含まれています。
これらを意識しながら、ミネラルが不足しないよう、バランスの良い食事を心がけましょう。
例えば、間食はお菓子の代わりにバナナのヨーグルトがけにしたり、いつもの朝食に納豆を加えて、ゴマやジャコをトッピングしたりすれば、さらにミネラルを補うことができますよ

また、サラダを食べる場合は、海藻サラダにしたり、トッピングにナッツや大豆をプラスするのがオススメ。
ちょっとした工夫でミネラルを補うことは可能ですので、ぜひチャレンジしてみて下さいね

今回のレシピは、良質なたんぱく質、ミネラルが豊富な食材を使った、「高野豆腐のゴマ味噌汁」をご紹介致します

皆さんも、ぜひお試し下さい

