こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国は発酵食品の宝庫
キムチやマッコリ、味噌、しょうゆ、コチュジャンなどの調味料、塩辛などは発酵食品として知られていますが、食材も同様に発酵食品なのです。
特に塩辛においては、かなり種類が豊富
そのまま食べることもあれば、調味料としても大活躍しています。
すなわち、発酵食品が毎日の食事にごくごく自然に取り入れられているんですね
そもそも、発酵食品はどのようにして生まれたのでしょう?
野生の果物を採取し、容器に入れて保存したところ発酵に至ったという、自然の成り行きですね。
韓国は寒さが厳しく、野菜などを収穫できない冬に向けて、食品の保存性を高める必要があったのです
魚介類や野菜も長期保存するために発酵させたため、塩辛やキムチの技術が進み、種類も豊富になりました。
発酵は素材が元々持っている味や栄養を変化させます。
味の面では風味と旨味が増幅
また栄養的には、乳酸菌が生まれた結果、腸内環境を整える働きが加わります。
毒素排出の効果はバツグン!
よって、発酵食品はカラダの中からキレイを導いてくれるのです。
みなさまも、意識して発酵食品を摂ってみて下さいね。
余談ですが、このところ韓国では日本の納豆が流行っているそうです。
韓国の物よりもニオイが少なくて、食べやすいとのこと。
チョングッチャンという納豆味噌が韓国にあるのですが、こちらは、もっぱらチゲに入れる物なので、調理せずに食べられる日本の納豆が人気なのでしょう
それでは、本日のレシピをご紹介します
発酵のつながりで、 「セロリキムチ」です。
サラダ感覚で召し上がって下さいね
こんにちは!
料理研究家のひろろ こと 竹内ひろみです。
皆さんが大好きなお料理のひとつがから揚げ ではないでしょうか?
今日はおいしくから揚げを作る、ちょっとしたコツについてお伝え致します
まずは下味からです。
基本はしょうゆ、料理酒、ショウガ(ニンニク)と言ったところでしょうか。
ビニール袋に鶏肉と調味料を入れてしっかりともみ、
30分から1時間以上はおきましょう。
タッパーなどでもいいのですが、ビニール袋を使うともみこむときに手が汚れないので便利です
お弁当のときは前の夜に調味しておいても です。
下味に使う食材にいろいろと変化を付けてみる といつもと違う味わいでいろいろ楽しめます
例えば、塩麹。
お肉もやわらかくなり、ほのかな甘み、旨みがプラスされます
同じく発酵調味料の味噌漬けもおいしいです。
次に衣です。
中国風な唐揚げの場合は、卵、片栗粉、薄力粉をまぶします。
片栗粉のみの場合はさくさくっとした竜田揚げとなり、
小麦粉に片栗粉をプラスする衣だと、小麦粉だけよりも軽い感じに仕上がります
いろいろな衣で試して、お好みの物を見つけるのも楽しいですね
最後は揚げるときのコツです
揚げ物となるとどうしても使用する油の量が気になりますが、
鶏肉の半分より上がつかるぐらいの油の量で、上下を返しながらじっくりと揚げていきます。
温度が高すぎると中まで火が通らないうちに周りが焦げてきてしまうので
温度は中温程度が適温です。
最後に温度を上げて、全体をカリッと仕上げていきましょう
本日は「味噌漬けチキンの竜田揚げ」のレシピをご紹介します
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
日差しがきつくなり、夏はもう間近!といった感じですね
これから、夏野菜が次々と旬を迎えます。
夏野菜は水分をたっぷり含んでいてみずみずしく、たくさん汗をかく夏場の水分補給に一役買ってくれます。
夏野菜の中でも、つるにぶら下がって実る野菜(キュウリ・トマト・なす・ピーマンなど)は、身体を冷やす作用がある物が多いので、夏の暑さで火照った身体を冷やしてくれます。
今回のブログは、夏野菜の代表「キュウリ」についてご紹介します。「キュウリ」は、なんと90%以上が水分
でできています。
そのため、栄養価はそれほど期待できませんが、カリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、塩分を身体の外に出してくれる効果があります。
また、「キュウリ」には、イソクエルシトリンという成分が含まれており、利尿作用やむくみを解消する働きがあります。
夏は、大量に汗をかくので、カリウムが失われて夏バテ
の原因になるため、カリウムを豊富に含む「キュウリ」は、積極的に摂りたい野菜です。
「キュウリ」を生で使うときは、洗ったキュウリに塩を適量ふり、まな板の上でゴロゴロと転がす「板ずり」をすると、キュウリのトゲが取れ、鮮やかな色になっておいしさがアップ
しますよ。
さて、今回は『キュウリとヨーグルトの冷製スープ』のレシピをご紹介します。
すーっと身体の中から爽やかになる、さっぱりした口当たりのスープです。
火を使わないレシピなので、暑くなるこれからの季節にはうれしい一品です
ぜひお試し下さいね
こんにちは。
料理家の野上優佳子です。
お散歩をしていると、緑が鮮やかで夏の香りをあちらこちらで感じることができます。
今日は夏至
1年で最も昼が長い日です。
そして夏至の11日目から七夕までを「半夏生」(はんげしょう)と呼びます。
半夏生は、田植えの終わりを告げるとき。
特に農作業をする人にとっては大切な日で、田の神を山に送り返す意味を持つ行事や、この日に畑に入ることを禁じる地域があります。食という面から見てみましょう。
代表的な物に「タコ」を食べる風習が関西地方にあります田植えを終え、その根がしっかりと広がって育つことへの願いが由来、と一説にあります。
福井県奥越地方では【半夏生鯖】
と言って、浜焼き鯖を1人で1本丸ごと食べる風習があります。
かつてこの地の殿様が、半夏生に人々の田植えの終わりを労って「脂ののった鯖を食べて精を付けると良い」とおふれを出したことが始まり、と言われています 。奈良県大和地方には【半夏生餅】と呼ばれる、小麦または全粒粉をこねた団子があります。
無事に田植えが終わったことを田の神に感謝して捧げた供物がルーツで、「さなぶり餅」とも呼ばれるそう。さなぶりは「早苗饗」と書き、田植えを終えた田の神(が山へ帰るの)を送る行事を意味する言葉です。
どれもが自然への感謝と、農作業を終える人への労いがその背景にあります。
厳しい夏の前に疲れた体を休め、栄養を付けて夏を乗り切る、そんな先人の知恵が詰まっているような気がします。
さて今回は、野菜がたっぷり入った夏らしい味わいのサッパリのり巻き「サラダ巻き」をご紹介します。
ニンジン、キュウリ、アボカド、スプラウトなど、たくさんの野菜が一度に食べられます。
ぜひお試し下さいね。