こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
5月下旬に、韓国の全州(チョンジュ)を訪れました
全州は朝鮮半島の南西部に位置し、ソウルから高速バスで2時間半程
全羅北道(チョルラプクド)の県庁所在地です。
全羅北道の西は黄海に面しており、西側は平野、東側に高原が広がっています。
南北に山脈、そして河川が縦断し土壌と水に恵まれています。
全州がある湖南平野(ホナムピョンヤ)は米の産地として有名で、食の都とも言われているんですよ。
名物料理を挙げると、韓定食、大豆もやしのクッパ、ビビンバなどがあります。
全州の韓定食はソウルとは違った品々も多く、驚きと感動の連続です
クッパに使われている大豆もやしは良質な水からできているので、旨みもたっぷり。
大豆もやしには肝臓の機能を助ける働きがあるので、このクッパはヘジャングク(解腸という意味)と言って、二日酔い冷ましのスープとして浸透しています
全州に滞在した際に食べましたが、今でも忘れられません。
おそらく、日本ではここまで味が出せないと思います。
また、全州で生まれたビビンバは、三大ビビンバのひとつに挙げられます
その特徴はと言うと、ご飯を牛肉で取ったスープで炊いているんですね。
また、ご飯の上にのっている具材が多く、その数は20種類以上
チョンポムクも入っています。
緑豆で作った寒天のような物ですね。
これらを混ぜ合わせて頂くビビンバは、様々な味と食感が存在します。
だからこそ、飽きないんですよね。
全州ビビンバは日本人の口にも合いますので、機会がありましたらぜひ召し上がって下さい
それでは、本日のレシピです。
全州を訪れた際、現地の料理研究家の先生に教えて頂いたビビンバが絶品だったので、それをもとにアレンジした「とびこと野菜のビビンバ」をご紹介致します。
ポイントはコチュジャンとお酢を合わせた「チョジャン」と言うたれ。
夏向きビビンバとしておすすめです
こんにちは!
料理研究家のひろろ こと 竹内ひろみです。
この暑い季節
ついつい購入してしまうのが「冷たいシャーベットやアイスクリーム類」
我が家でも家族が冷凍庫を覗きに来る頻度が多くなりますね・・・
新商品も店頭にたくさん出回り、
「あら、食べてみたい」と新し物好きの私はすぐに飛びついてしまいます
そんな市販されているシャーベットやアイスも良いのですが、
自宅で作る手作りシャーベットはさらにおいしいですよ〜
「作る」と言っても、ただこのような器にジュースを入れて凍らせるだけなので、手作りスイーツの域には達しない程単純な作業なのですが・・
このジュース凍らせシャーベット、子供たちには大人気なのです
作り方は、お好みのジュースを容器に入れて冷凍庫で固まるまで待つだけなのですが・・・
ここでワンポイントアドバイス
ジュース類は、少し甘味が強い物 のほうがおすすめです。
というのも人の味覚は「冷たく感じる」と「甘みを感じづらくなる」からなのです。
乳酸飲料など原液を割って作る場合は、少し濃いめにするといいですね
好みにもよりますが、さらっとしたりんごジュースよりも
ちょっと濃厚なミックスフルーツジュースやマンゴージュースなどのほうがよりおいしくできますよ
ドリンクヨーグルトなど、甘みが足りない場合はジュース類を加えるなどして、甘みをプラスしても良いですね
この手作りシャーベットは、原材料を自分でセレクトできる点、
お好みでいろいろなオリジナルな味を作れる点、
ちょっと経済的!?などなど身体にもお財布にも嬉しいスイーツです。
シャーベットを作る容器は、キッチン用品のコーナーで販売されているので、お気に入りを見付けて下さいね
でも、食べ過ぎは身体を冷やしてしまうので 、適量を頂きましょう
さて本日は、マンゴーの入ったココナッツ風味のシャーベット「スティックアイス」をご紹介致します。
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
7月に入り、すっかり夏本番ですね
ここ最近の日本の夏は、夕方にスコールのような豪雨が降り、まるで熱帯地方のようですね。
今年は、集中豪雨などで被害が出ないよう願うばかりです。
さて、熱帯地方の定番食材のひとつに『ココナッツミルク』があります。
日本ではタイカレーやドリンクなどのメニューで知られている食材ですが、東南アジア諸国では、スープ、煮物、デザートなどに日常的に使われている調味料のような存在です。『ココナッツミルク』は、熟す前のココヤシの実の胚乳の部分を水と一緒にミキサーにかけ、こした物です。
ココナッツミルクの缶を開けると、バターのような物が分離していることがあり、食べると唇に脂肪がまとわりつくような感覚があるため、さぞ高カロリーな食材だと思われるでしょう。
ところが、日本食品成分表によると、栄養価は100g中14Kcalと低カロリー!
ココナッツミルクのおよそ95%が水分で、カリウム、カルシウム、鉄分が含まれています。
意外にもヘルシーな食材なんです
ただし一年を通して気温が30℃前後の熱帯地方の食材なので、身体を冷やす作用が強く、食べ過ぎには注意が必要です。
さて今回は、ココナッツミルクの風味がクセになる、混ぜて冷やし固めるだけの簡単レシピ『ココナッツミルクシャーベット』をご紹介致します。
缶のココナッツミルクは、分離していることが多いのでよくふってから使うと使いやすいですよ。
ぜひお試し下さいね
こんにちは。
料理家の野上優佳子です。
我が家のそばの神社に、「茅の輪」がたちました。
ああ、本格的に夏がやって来たなあ、とそれを毎年見ると思います。
茅の輪は、竹に茅を巻き付けた輪状の物。
これを八の字を描くように左回り右回りと、3度輪をくぐる と厄払いになって寿命が延びる、と言われています。
これは「夏越の祓い」(なごしのはらい)と呼ばれています。
もともと、古くは1年を両分するという考え方があり、そうすると6月末が12月末と並んでもうひとつの晦日(みそか)になるということになります。
翌日の新しい期を迎える前(晦日)に体に積もった穢(けが)れをお祓いする、という意味がその背景にあります。夏越の祓いの茅の輪くぐりのルーツは、 『備後国風土記』 に記された故事。
貧しい暮らしをしていた蘇民将来という人が、道に迷った武塔神(実は北海の神。古事記にあるスサノオと同じ)を家に迎え入れて粟飯 をごちそうしたそう。
その一宿一飯の礼に武塔神は茅の輪を送り 、そのおかげで蘇民一家は様々な災厄から逃れることができた
、という話があります。
ちなみに夏越の祓いは「水無月の祓」(みなづきのはらい)とも呼ばれ、京都では無病息災を願って和菓子の水無月(白いういろう地にゆで小豆を乗せて三角に切った物)を食べる風習がある とか。
小豆はその色から魔除けの力があると言われています。
さて今回は、夏を迎えてお疲れ気味の方におすすめの、さっぱりして栄養豊富なサラダ「ホウレンソウのホットサラダヨーグルトソース」をご紹介します。
ホウレンソウをソテーして、水切りヨーグルト使用のドレッシングを添えた一品
ニンニクのピリっとした辛さと香りが体を元気にしてくれます