2012年12月の記事
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国には専門店がある程、ポピュラーなお粥。
朝起きてお粥を茶碗一杯食べると、空だった胃に活力が生まれます
消化が良く胃腸に優しいため、食欲がなくても食べやすいのが魅力です。
日本のお粥は、梅干しをのせたシンプルなイメージが強いですが、韓国では米と一緒に具を炊いているので、一品料理としての完成度が高いと思います。
朝鮮半島で古くから食べられてきたお粥が、料理書に度々登場するようになったのは、李氏朝鮮時代。
王様に供されたお粥の具は、牛肉、アワビ、ゴマ、松の実、杏仁、ナツメ、高麗人参など。
お粥は保養食だったので、栄養価の高い具材が多かったのです。
高価だった牛乳も、使われていました
牛乳粥は特別な存在で、一種の薬として牛乳が扱われていたため、医者の処方により作られていたそうです。
朝鮮時代に、お粥が主食として配膳された「粥床(チュッサン)」があります。
これは、早朝や間食用の軽食です。
宮廷の朝食は朝10時頃だったため、朝早くから活動する王様には、朝食前の軽食が必要でした
おかずは辛くない物が中心で、薄味のチゲ、水キムチ、干しタラのふりかけなどの乾き物、塩辛など。
朝食の品数が多かったため、粥床のおかずも手の込んだ物は、のぼらなかったのです。
時々、お粥が苦手という方がいらっしゃいますが、味わいのある韓国のお粥は、一度召し上がって頂きたいです。
本日は「牛肉のお粥」をご紹介します。
干しシイタケも使い、旨みたっぷりに仕上げました
こんにちは、料理家の野上優佳子です
クリスマスシーズンになり、持ち寄りでホームパーティーという機会も多くなりますね
仕事も家事も大忙しの時期ですが、やっぱりなんだか心が弾みます
先日スウェーデン料理を食べにいった帰り、雑貨を眺めていて「これは!」と思って買ってきたのが、ボトルクーラー。
クーラーと言っても、大型のワインセラーなどではなく、1本を保冷する超お手軽グッズです。
写真に写っているネイビーと白の物で、コットンとセルロースのナチュラル素材。
水に濡らしてしぼって、ワインにかぶせておくだけでOK。
場所も取らず、客人が持ってきてくれたワインを冷蔵庫に入れるスペースがない!というときや、ワインクーラーの氷がなかったときにも安心
冷やしておいたワインをテーブルに出しておいたら、気付いたときには水滴でいっぱいに、なんてことも防げます。
素材は、天然素材100%で処分のときには燃えるゴミに出せ、土に埋めると地球に帰るというのは、さすがエコロジー大国スウェーデンならでは!
こういうキッチン雑貨との出会いは、いつもとてもうれしいものですね
さて今回は、このスウェーデンのクリスマス料理のひとつ「ユール・シンカ」をアレンジしたオーブン料理をご紹介します。
ユール・シンカは豚のハムをマスタードソースとパン粉をまぶして焼くのですが、今回は豚肉のブロックをハーブとスパイスで下ゆでしてから焼きます。
ジューシーで豊かな味わいを、ぜひお試し下さい
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
先日、息子が持って帰ってきた保健だよりの裏面のタイトルが「きちんと噛んで食べましょう」でした。
「噛むことは大切」と分かっていても、なかなか「よく噛んで食べること」が、できていない方も多いのではないでしょうか?
私も、ついつい噛むことを忘れ、なんだか作っている時間のほうが長かったなんてこともあります
何か物足りないような、不満足な結果に陥ることも・・・。
やっぱり、よく噛んで、味わって食べるだけで、食後の満足感が全然違いますよね
「噛む」ことの効用は、満腹感をしっかりと味わえるので、食べ過ぎの予防になる他、口の中の唾液の作用で第一消化になるため、しっかり咀嚼すると胃腸への負担が少なくなります。
また「噛む」という運動は、あごの発達を促す他、脳細胞の働きも活発にするので、小さな頃から「よく噛んで食べる癖」は大切な習慣なのですね
昨今、塩分の過剰摂取から、薄味が良いとされていますが、よく噛むと薄味でも食べ物本来の味が分かるので、濃い味付けにしなくてもおいしく頂けます。
よく噛んで食べるポイントは、調理の工夫と食べ方を意識することです。
おかずを何品か作る際、根菜類などの硬い物を混ぜ合わせたり、少し大きめに切るなど、「噛む」ことを意識した料理を加えましょう。
食事の際は、一口、食べ物を口に運んだら、「噛む」ことを意識して箸を置いてみたり、食べ物の味をよく味わおうと意識を味に向けるなど、ちょっとした工夫で「噛む」習慣が定着します
本日のレシピは、「噛む」ことでより一層おいしさを味わえる「蒸し煮ゴボウのかりっと揚げ」をご紹介します。
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
料理の仕事をしていると言うと、「誕生日やクリスマスなどの行事には、どんなごちそうを作るの?」とよく聞かれます。
ですが、幼稚園児と小学生の子供を3人抱え、幼稚園や習いごとの送迎、毎日の家事、合間をぬって仕事・・・という日々。
特にここ数年のクリスマスは、年末年始前ということもあり、いろいろな用事に追われて、てんやわんやというのが現実なんです
そんな忙しいときは、手はかけられなくてもお祝いする心は伝わるよう、テーブルの演出を心がけるようにしています。
「テーブルクロス」は、さっとかけるだけでいつものテーブルが違う雰囲気に変わるので、いろいろな色を揃えておくと便利です。
お正月には、赤や黒、白のテーブルクロス
春には、淡いパステルカラーのテーブルクロス
夏には、ブルーや白などの爽やかなテーブルクロス
秋には、木の実や紅葉をイメージした茶色やワイン色などのテーブルクロス
クリスマスシーズンには、緑や赤、白などのテーブルクロスやランチョンマットをベースに、ゴールドやシルバーなどの小物を添えるとクリスマスらしいテーブルに仕上がります
さて、今回はクリスマスのツリーに見立てた「簡単クロカンブッシュ」をご紹介します。
市販品のプチシューを使うので、時間のない方でも大丈夫!
皆様、良いクリスマスをお過ごし下さい