2013年1月の記事
こんにちは。料理家の野上優佳子です。
明日1月26日は、オーストラリア・デー。
1788年のこの日、シドニー・コーブ(Sydney Cove)にアーサー・フィリップ船長が、初めてイギリスの国旗を掲げたことを記念した、オーストラリア国民の祝日です
北半球と南半球、遠いような気がしますが、オーストラリアを訪れる旅行者数を見ると、お隣のニュージーランドが第1位で、実は日本からの旅行者が第2位。
他国の中でも、身近に感じる国のひとつと言えるでしょう。
畜産が盛んで、海の幸にも恵まれるオーストラリアは、イギリス料理の流れを受けた物(ミートパイやフィッシュ&チップスなど)や、カンガルーやエミュなどを食材としたアボリジニのワイルドな伝統的料理、調味料の「ベジマイト」がすぐに思い浮かびます。
その一方で、特に都市部を中心にフュージョン料理が開花し、成熟しているように思います。
その成長が、ますます楽しみです
さて今回は、オーストラリアの庶民的料理のひとつ、ソーセージロールをご紹介します。
さっくりしたパイにジューシーなポークフィリング、とてもおいしくてビールとの相性が抜群です
レシピの中に登場し、臭み抜きに活躍するハーブが、タイム。
フレッシュの物は、写真のように爪先でこそげるようにして葉と茎を分けます。
薄緑色のやわらかい茎は気にしないでOK。
このタイムが、臭みを消して、おいしさを引き立ててくれるんです
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
3年程前、韓国の美肌スープとして、日本で「プゴクク」が流行りました
プゴは「干しタラ」、ククは「スープ」ですね。
このスープがテレビで紹介された翌日から、コリアンタウンのスーパーでは、「干しタラ」と「粉末の牛肉だしの素」が飛ぶように売れました
韓国では、タラを使った料理は多く、素材となるタラにも製造方法により呼び名がいくつかあります。
生太(センテ)
⇒生のスケトウダラ
凍太(トンテ)
⇒凍らせたスケトウダラ
乾太(コンテ)、北魚(プゴ)
⇒干したスケトウダラ
黄太(ファンテ)
⇒4ヵ月以上の期間、凍結と乾燥を繰り返したスケトウダラ
黄太(ファンテ)は、完成すると半生状態で、深い旨みが生まれ、栄養価もグンと高いそうです。
冒頭で紹介した「プゴクク」は、韓国では二日酔い予防のスープとして有名で、干すことで量が増したプゴのアミノ酸が、アルコールの分解を促進します。
疲労回復にも良いので、忘年会シーズンにはピッタリのスープです
干しタラはスープの他に、焼き物・和え物にも使えます。
細かくおろしてふりかけにし、お粥と一緒に食べることもあります。
焼肉のイメージが強い韓国料理ですが、魚料理もバラエティに富んでいます
本日お届けするレシピは、真タラを使ったタラ鍋(テグタン)です。
テグは漢字で書くと「大口」。
真タラは大きな口でよく食べるので、このような名前が付いています
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
スーパーの調味料売り場に行くと、いろいろな種類の合わせ調味料やドレッシングが販売されていて、買うのに悩んでしまうことはありませんか?
市販のドレッシングや合わせ調味料を使うとおいしく料理できますが、手作りならではの良さってありますよね
市販品はどうしても量があり、使い切るまで同じ味を食べ続けなければならないので、いろいろな味を試したいときは、ちょっと飽きてしまいますね
手作りのメリットは、味もさることながら、作る量を調節できること、味に飽きがこないこと、ベースを作っておけばプラスする調味料で味の変化を付けることができること。
例えば、しょうゆ&ゴマ油のようにベースになる調味料を混ぜ合わせておくと、レモン汁や酢・粒マスタードなど、アクセントになる食材を加えるだけで味に変化が付くので、料理が同じでもバリエーションが広がります。
また、飾りで少ししか使わず余ってしまいがちな「くこの実」を、しょうゆ&ゴマ油に浸しておくと、ちょっとしたドレッシングになります。
他にも、トマトケチャップとマヨネーズを合わせれば、オーロラドレッシングになります。
ニンニクをスライスして、オリーブオイルに浸けたニンニクオイルも作っておくと便利です
練りゴマにしょうゆやみりんを加え、適量の水でのばした合わせ練りゴマは、鍋の季節にぴったりのたれです
本日ご紹介するレシピも、サラダのドレッシングとしてだけでなく、豚しゃぶや蒸し鶏、魚のソテーなどにかけてもおいしい、応用範囲の広いストック調味料です
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
年頭に「毎日をていねいに過ごす」という目標を掲げたこともすっかり忘れ、昨年と変わらずバタバタとした毎日を送っております
そんな忙しい毎日の食事作りに役立つ、時短キッチングッズが「千切り器」です。
千切り器は、千切りスライサーや千切りカッターなどの名称でも販売されています。
その名の通り、千切りが素早くできるキッチングッズです。
ダイコンサラダやハッシュドポテトなど、大量の野菜を千切りするときには、とても重宝します
私は、スライサーと一体になったコンパクトな物を愛用していますが、もっと大きなサイズの物や、千切りの幅が調節できる物など、様々なタイプがあります。
「千切り器」と言えば、沖縄では千切り器のことを「しりしり(またはしりしり器)」と呼ぶそうです。
「しりしり」とは、沖縄の方言で正式には「しりしりー」と言い、千切り器で千切りをするときの「すりすりー」という感触からきているのではないか、という説があります。
今回は、ニンジンの甘味がおいしく、ビタミンAがしっかり摂れる沖縄の定番料理「ニンジンしりしり」のレシピをご紹介します。
常備菜やお弁当にもぴったり!ぜひお試し下さい