料理家の先生がつづるお料理ブログ

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2014年2月の記事

こんにちは、料理家の野上優佳子です。

寒さ は続いているものの、梅の花も咲き誇り、少しずつ春の気配 絵文字:桜
なんだか胸がワクワク します。
ウグイスの声はもう聞かれましたか?
ウグイスと言えば春告鳥とも呼ばれ、まさに春の使者。
ウグイス色とは、この鳥の羽の色にちなんだ言葉で、緑褐色のことです。
春に芽吹く草木の色を思わせる美しい色ですよね。


食文化の中の「ウグイス」を見てみましょう 。

今では使われなくなってしまった【切匙】(せっかい)という台所道具があります。
これはすり鉢やすりこぎに粘り着いた物をかき落す木製の道具で、シャモジを縦半分に割ったような形をしていました。
これをかつて宮中に仕えていた女房たちは「ウグイス」と呼んだそうです


料理という面では「ウグイス豆」が思い浮かびます。
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青エンドウ豆を甘く煮た物で、それを「こしあん」にした物が「ウグイス餡」。
ウグイス豆は山形県では「冨貴豆」(ふうきまめ)とも呼ばれます。

あんこを求肥でくるみ小鳥に見立てて楕円に成型した和菓子を「うぐいす餅」と呼びますが、それは餅にウグイス粉(青大豆で作られたきな粉)をまぶすためです。

このうぐいす餅の名付け親は、豊臣秀吉と言われています
うぐいす餅は、奈良県で400年続く老舗和菓子店が発祥です。
絵文字:本豊臣秀長が、兄である豊臣秀吉をもてなす茶会を催す際に「何か珍菓を作れ」と命じたところ、当時の店主菊屋治兵衛が粒餡を餅で包んできな粉をまぶした餅菓子を献上したところ、秀吉が大変気に入り「うぐいす餅」と名付けた、と残されています 。
その名が語り継がれ、季節の鳥の名にちなんでいることから、今ではうぐいす餅は初春の和菓子 として定着したというわけです 。
なかなか風情ある素敵なお話ですね。


さて今回は、ウグイス粉の原料である青大豆を使ったレシピ「ひたし豆」をご紹介します。
東北地方の郷土料理のひとつで、数の子等と一緒に漬けておせち料理などにも登場する物です。
青大豆はつまり枝豆を乾燥させた物ですので、これを戻しだしに漬けて作ります。
素朴ながら深みのある味わいのヘルシーフード、ぜひお試し下さいね。



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でひたし豆のレシピをチェック!

野上 優佳子先生

こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。


かつて韓国では、季節によって器を使い分けていました
夏は涼しく見える白磁冬は保温性の優れた真鍮(しんちゅう)や銀器です。


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真鍮器の歴史は古く、高麗時代にはよく使われていたという記録が残っているそうです。


高麗時代の合金技術は優れていたため、中国から原料を仕入れて、形にして中国に輸出していたと言われています。
しかし高麗時代の末期になって、王様が真鍮器の使用を禁じた絵文字:NG とか。


絵文字:禁止理由は、原料が国内産ではなかったからです
しかし発令の効果はなく、朝鮮時代にも受け継がれてきました。

一般家庭でも最低三つは保有していた真鍮器。
政府の要請で戦争のときに兵器用として差し出さなければならず、その数が減りました。
さらには高価な上、変色しやすく、重さがあるため、今や家庭ではなかなかお目にかかれなくなっています。


真鍮器に料理を盛り付けると格式が高く見えますので、ひとつあると便利だと思います。
変色したら、乾いている状態でスポンジを使ってみて下さい。輝きが戻ります絵文字:ピカピカ


さて、本日の料理は「鶏肉と野菜の煮物(タクチム)」です。


コショウが利いていてピリリと辛いチムタクという韓国の地方料理がありますが、タクチムは宮廷料理なので辛くありません
日本人の口にも合う一品です 絵文字:あっかんべー



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で鶏肉と野菜の煮物(タクチム)のレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。


きんぴら、切り干し大根、ひじきの煮物、豆の煮物・・などなど常備菜はあるととても便利ですよね。


「あと一品、作らないと!・・・でも思いつかない・・・」というときや、寝坊してしまった朝、急いで朝食を用意しなければならないとき、
冷蔵庫にきんぴらを見つけた瞬間、ほっとします 絵文字:冷や汗


料理を作る側としては、常備菜に助けられること多々なのですが、家族にとっては、「またこれ???」と、少々不満の声もあがるのも事実絵文字:ぷっくっくな顔


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そこで、おすすめの方法が、「着せ替えクッキング」です。
私達が毎日、同じ洋服を上手にコーディネイトしているのと同じ感覚で、作りおきしている常備菜にちょっとひと手間加えて、違う料理にしてしまいましょう。
目先や味付けが少し変わるだけで、同じ物を食べている感覚がだいぶなくなりますよ。


定番は常備菜をご飯(すし飯にしてもOK)に混ぜて混ぜご飯にしてしまう方法ですが 、春巻きの具にしたり、ひき肉と合わせたりと、いつもの食材に合わせてみましょう。
ちょっと変わったアレンジ料理のできあがりです絵文字:レストラン


余分に作ったきんぴらを例に取ってみましょう。
卵と一緒に和風オムレツにしてもOKですし、豆腐と混ぜて白和えにしたり、ゆでたそばに合わせて炒めそば にしたりしてもおいしいです絵文字:うまい!


私は、ゴボウやレンコン等、火の通りに時間のかかる物は、まとめて炒めたり、きんぴらにしておいたりすることが多いです。

さて、本日のレシピはそんな炒めゴボウを使った着せ替えクッキングをお伝え致します。
「混ぜご飯の豆乳クリーム添え」をお試し下さい。



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で混ぜご飯の豆乳クリーム添えのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

吉田 由子先生 2014/02/17

砂糖の豆知識

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。


寒い季節は、ほっこりと甘い物が欲しくなりますよね絵文字:ほっとした顔 

今回は『砂糖の豆知識』についてご紹介します。
 
画像
 
絵文字:鉛筆『砂糖』は、原料、製造法、製品などによって分類が異なりますが、
原料で分類すると、以下のように大きくふたつに分けることができます。
絵文字:1さとうきびから作られる甘蔗(かんしょ)糖
主な物に上白糖・グラニュー糖・三温糖・きび砂糖・粗糖・黒砂糖等があり、上白糖や、グラニュー糖は、黒砂糖を精製した物です。
黒砂糖や粗糖などは、上白糖やグラニュー糖など、白く精製された物に比べるとミネラルが豊富に含まれており、コクがあります。

絵文字:2 甜菜(てんさい)大根から作られる甜菜糖またはビート糖
どちらかと言うと甜菜糖が主です。
日本では、あまり知られていない存在ですが、ヨーロッパでは砂糖と言えばこちらの甜菜糖を指すことが多いようです。
甜菜糖は、ミネラルが豊富に含まれており、ビフィズス菌が含まれているのも特徴のひとつです。


絵文字:危険・警告三温糖は見た目がやや茶色で黒砂糖に近いイメージがあるため、ミネラルが多く健康に良い砂糖だと思っている方が非常に多いのですが、実は三温糖の茶色は砂糖を焦がしたときにできる茶色いカラメル色素の色です。コクがありますので、煮物などにお好みで使われると良いかと思いますが、根強い誤解があるのが現状です。


絵文字:ひらめきちなみに、カラメルを作るときに使う砂糖は、上白糖やグラニュー糖が作りやすいのでおすすめです。用途に合わせて上手に選びたいですね。


さて今回は、 『豚ヒレ肉のカラメルりんごソテー』をご紹介します。
寒い冬に頂きたいごちそうレシピです。
ぜひお試しを絵文字:ウインク



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で豚ヒレ肉のカラメルリンゴソテーのレシピをチェック!

吉田 由子先生

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