2014年8月の記事
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
夏って、お弁当の中身に結構迷いませんか?
傷みやすいし、食欲も落ち気味だったりするし…
そんなときはスープジャーを使いましょう!
冬場に保温性の高さで大活躍したスープジャー、実は真夏こそ使って頂きたいお弁当グッズなのです
魔法瓶構造のスープジャーならではの保温性の高さは、実は保冷性 の高さにもつながります
我が家で使用している某メーカーのスープジャーは、「保冷効力6時間で12度以下」、と説明書にあります
冷たい物を入れたときに6時間置いても2度以下の温度を保てますよ、とのこと。
そこで簡単な実験をしてみました。
例えば、お弁当を作るのが午前6時で、昼食が12時だと仮定し、製氷機で作った氷を7〜8個程入れてしっかり蓋をして、そのまま室温で6時間置いておくと…
氷は溶けませんでした。
写真の通り、多少溶けた水分は下にたまっているものの、しっかり氷の形は残っています。
冷たい物を冷たく食べられる!というのが何よりうれしいところ。では、どんな物を入れたら良いでしょう? おすすめは、酸味がおいしい野菜たっぷりのガスパチョ、ヘルシーで冷やご飯にかけて食べたい冷や汁、スティックサラダなども少量の氷と一緒に入れておくと冷え冷えでおいしいです。
どれも、冷たいからこそおいしい物ばかりなので、暑くて食欲がないときにもおいしく頂けます。
一方、真夏ゆえにオフィス内の冷房が効きすぎて逆に体が冷え冷え… と言う方には、熱々のスープを
体の中から温めてくれて、冷えによる体の不調をやわらげてくれそうですね。
夏こそスープジャーのお弁当、おすすめですよ〜
さて今回は、 『カボチャのビシソワーズ』をご紹介します。
野菜の甘みが味わえる冷たいポタージュスープは、真夏の朝ご飯にもおすすめ。
ぜひお試し下さいね。
こんにちは!
料理家のひろろ こと 竹内ひろみです。
毎日、暑い日が続きますね
今月は夏休み真っ只中!で子どもたちの昼食を作る仕事が増えます。毎日のことなので、どうしても同じようなメニューに偏りがちになります
そうめんやそばなど、どうしても単品の料理が多くなってしまいますが、そんなとき、夏野菜をプラスするようにしてみては?と思います
と言うのも、夏野菜にはカリウムと水分が多く、そのカリウムには体にこもったナトリウムを排泄する作用があり、水分は血液の濃度を薄くする作用があります。
そのため、夏場の火照った体をクールダウンすることができます
ただ、毎日似たような煮物や炒め物が続いてしまうと、飽きてしまいますね。そんなときは加える調味料に変化をつけると良いと思います。
調味料はその季節に合った物を使う方が体にも嬉しい料理ができるので、選ぶ調味料も変えてみましょう
例えば、東南アジア系の料理でよく使われるココナッツミルク
暑い国の調味料なので、体を冷やす働きがあり、夏場にはぴったりの調味料です
料理に少し加えてあげると独特の風味がプラスされ、さらに味がマイルドになるので、カレーや煮込み料理、炒め物などに使ってみて下さい。
缶詰で市販されている物が多いのですが、裏の表示を見て、無添加で、ココナッツミルクと水だけの表記の物が良いです。
一度に使いきれない場合は、小分けにして冷凍保存ができますよ
また、本日のレシピ『炒め夏野菜のカレー風味』で使用しているカレー粉のようなスパイス類も夏場にはおすすめの調味料です。夏野菜料理を上手に取り入れて、暑い季節を元気に乗り切りましょう
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理によく使われる食材に、『ショウガ』があります。
7世紀中頃から10世紀初頭の統一新羅時代には、調味料としてショウガが使われていたそうです。
ショウガの使い方は、キムチなどの薬味、肉や魚を煮るときの臭み消し、お茶、お菓子など
お菓子は、ショウガにハチミツを煮つめて固め、松の実をまぶしたセンラン、ショウガ、シロップ、ハチミツを煮込んだ正菓(チョンガ)があり、伝統的な物です
干したショウガは「乾生」という漢方薬。
漢方的な効能は、以下が挙げられます。
寒気を追い払い、風邪を予防。
肺の機能を高め、咳を鎮める。
胃腸を温め、冷えによる嘔吐をとめる。
植物の生臭さを除いて、解毒作用を促す。
また、抗酸化作用があるのでアンチエイジングも期待でき、新陳代謝を活発にし、血中コレステロールを減らす効果もあるそうです。
このショウガ、肌寒い季節が訪れると、冷え性改善の食材として注目されますが、実は真夏のうちから、冬に備えて冷え性対策が必要です。
暑いからとクーラーの効いた部屋に閉じこもっていると、体の芯が冷えてしまい、冬の体調に影響してきます。
そんなとき、 『食べ物を意識する』だけでだいぶ違ってきます。
韓国でも以熱治熱(イヨルチヨル)と言って、熱い物を食べて熱さを治めるという考え方がありますが、冷たい料理に体を温める物を加えて、冷熱のバランスを取る方法もあります。
例えば冷麺の場合は、温め効果のあるショウガ・ニンニク・トウガラシなどを使ったキムチと一緒に頂きます。
そもそも、韓国ではほぼ1年を通してキムチを食べているので、冷え性の人が少ないようです。
ショウガを一番摂取しやすくする方法は、 『おろしショウガ』です。
フードプロセッサーにかけて冷凍しておけば、料理にすぐ使えます
また、お茶にするのもおすすめです。
おろしショウガをお湯に混ぜて飲む方法が一番手軽ですが、本日はもう少し手間をかけた『ショウガ茶(センガンチャ)』のレシピをお伝え致します。ぜひ、お試し下さい。
暑中お見舞い申し上げます。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
トマトがおいしい季節ですね
トマトは、ハウス栽培が盛んに行なわれていますので年中手に入りますが、夏の露地物は味が濃く甘みがあって格別なおいしさです
そこで本日のブログは、『トマトとミニトマト』についてご紹介します。
ミニトマトの定義は、直径2〜3cm程の大きさの物で、1個が30g以下の物を言います。
最近では、赤色だけではなく、黄色や黒、緑色のミニトマト、ミニトマトよりさらに小さいマイクロトマトなど様々な品種が出回っています。我が家の子どもたちは、ミニトマトは、トマトの子どもだと思っていたようです
しかもそう思っている方が意外と多いのですが、トマトとミニトマト、実は品種が違います。
『トマト』には、ビタミンA・C・カリウムが豊富に含まれています。トマトの赤い色素はリコピンという色素で、抗酸化作用が高く、アンチエイジング効果が期待できます。
また、トマトの酸味が胃液の分泌を促すため、消化を助けてくれます。カリウムは、身体の余分な塩分を排出し、血圧を下げてくれます。
『日本食品標準成分表2010』によると、100gあたりの栄養素は、ミニトマトの方がエネルギー、ビタミンA・B2・ミネラルなどの栄養素がほぼ1.5倍以上多く含まれていることが分かります。ミニトマトは手軽に食べられるところもポイントが高いですねミニトマトの皮を湯むきするには、ミニトマトの皮につまようじで数ヵ所穴を開け、熱湯にさっとくぐらせてから冷水にさらすときれいにむくことができます。
また、ヘタを取って皮ごとファスナー付保存袋に入れて冷凍しておくと、水にさらすだけでするっと皮がむけるので火を通す料理などで使うと便利ですよ。
さて今回は、 『ミニトマトのコンポートゼリー』をご紹介します。露地物のミニトマトは甘みがあるのでデザートにしてもおいしく頂くことができます。
ショウガが効いた和風のひんやりゼリーはこの時期にピッタリのデザートです。ぜひお試し下さいね。