こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国では、料理によくもやしを使います。
もやしは大きく分けると、緑豆もやしと大豆もやしの二種類があります。
韓国語で緑豆もやしは「スッチュ」、大豆もやしは「コンナムル」と区別されます。
日本は緑豆もやしの方が多く出回っていますが、韓国では大豆もやしの方がよく使われています
そもそも、もやしは野菜、豆類、お米などを発芽させた物。
もやしの成分のうち、95%が水分なので、それだけ低カロリーということですね
大豆もやしは、大豆の栄養を含みながら発芽する経緯で、美容効果のあるビタミンA・C、そしてむくみを取るカリウムを生み出します。さらに、食物繊維も入っています。
大豆と言えば、女性ホルモンに似た働きのイソフラボン。
歳を重ねていくと女性ホルモンは減少するので、イソフラボンは積極的に摂りたい物です
韓国でもやしの産地は、全羅北道の全州(チョンジュ)が有名です
チョンジュは韓国の食の都としても名高いのですが、質の良い大豆ときれいな水に恵まれているため、おいしい大豆もやしができるのです
そのため、大豆もやしを使った料理が生まれ、その代表的な物がチョンジュビビンバです
また、大豆もやしを使ったスープ、コンナムルククも有名で、二日酔い冷ましにはぴったりです。
私もチョンジュでビビンバとコンナムルククを食べたことがありますが、今でも忘れられない味です
本日は、「大豆もやしの炊き込みご飯」をご紹介します。
牛肉も加えているので、旨みもたっぷり!
日本の炊き込みご飯と違うのは、たれをかけて頂くこと。
料理教室で評判だった一品ですので、ぜひ作ってみて下さい
こんにちは!
料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
ケーキなど、焼き菓子のベースとなる食材は、小麦粉・卵・砂糖・バターなど。
これだけの材料で、香ばしいクッキーやマドレーヌ、パウンドケーキなどが作れるってスゴイっと小さい頃に感動したことがあります
甘い物を食べると、味覚に感じるおいしさだけでなく、なんだか幸せな気分になりますよね
そんな、スイーツですが、最近よく耳にするのが、「子供が卵アレルギーなので食べさせられない」、「母乳をあげているので、おっぱいトラブルになるような物は避けるように言われている」といった、お菓子を食べたくても(食べさせたくても)食べられないという悩み
食材に対する反応は人によって違いがあるため、このお菓子ならば絶対大丈夫!!とは言い切れないのですが、一部を代替品にすると制限の幅が少し広がり、お菓子を楽しむことができます
本日ご紹介するパウンドケーキは、卵・バターを使わずに作るのですが、バターの代わりになたね油(サラダ油でOK)を、卵の代わりにベーキングパウダーを使うことで、生地も膨らみ、とてもおいしいケーキを作ることができます
このようなスイーツは、食材制限があっても食べられることに加え、砂糖の量を通常の半分ぐらいに減らしても、十分甘味を感じることができます
砂糖を悪者扱いにするつもりはないのですが、市販のお菓子やお惣菜などで、かなり甘い物を摂取しているため、おうちで作るスイーツやごはんには、必要以上にお砂糖を使わなくても良いのでは?と思うのです
ただ砂糖の量だけを減らしてしまうと、何か物足りなさを感じてしまいます
物足りなさをカバーし、おいしさをキープするコツは、コクのある食材や甘味のある食材を加えること
クルミやアーモンドなどのナッツ類や全粒粉は、コクをプラスしてくれます。
また、レーズンやクランベリーなどは自然な甘みを加えてくれます。
そして、塩をひとつまみ加えると、ぐっと味がひきしまり、よりおいしくなります。
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
イチゴがおいしい時期ですね
今回は、イチゴをひき立てる名脇役「練乳」の豆知識をご紹介します。
一般社団法人日本乳業協会によると、練乳は牛乳や脱脂乳などを濃縮した物を指します。
「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(略して乳等省令)では無糖練乳、加糖練乳、無糖脱脂練乳、加糖脱脂練乳の4種類に分類されています。
家庭でよく使われる物は、以下の2種類です。
加糖練乳(コンデンスミルク)は、牛乳にしょ糖を加え、約3分の1に濃縮した物です。
乳等省令では、乳固形分28.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以上)と規定されています。イチゴとの相性が抜群です
無糖練乳(エバミルク)は、牛乳を約5分の2に濃縮した物で、缶に充填したあと、加熱滅菌してあります。
乳等省令では、乳固形分25.0%以上(うち乳脂肪分7.5%以上)と規定されています。
甘くないので、お料理に使うことが多いです。
練乳は、イチゴが旬の時期は名脇役として大活躍するものの、イチゴの季節が終わってしまうと、冷蔵庫で出番がないまま潜んでしまいがち
せっかくなので最後までおいしく頂きましょう!
今回は、練乳をたっぷり使った「ミルクコーヒーラスク」をご紹介します。
練乳とコーヒーのホロ苦い甘さがクセになりますよ。
ぜひお試し下さいね
こんにちは、料理家の野上優佳子です
私の本棚には、いくつか母の本棚から持って来たレシピ本があります
ずいぶん古めかしいのですが、そこには様々な発見があり、とても楽しいものです
その中の1冊が「お弁当十二か月」と言う本。
初版は私が生まれる前、昭和40年。西暦1965年の物
女子栄養大学出版部発行で、カラーとモノクロで料理の完成写真と共に、材料と作り方、1人分のカロリー表示が掲載されています
使用食材を見ると 、ナマリ(カツオを煮た物)やレバー、クジラを主材料にした副菜がいくつも紹介されているのが印象的。
今のお弁当本では、あまり見かけませんね
その一方、メニューにはちらし寿司やカツ丼などの定番もあれば、ハンバーガーやホットケーキ、ラスクまであり、バリエーション豊か
レシピ本ですから、一般家庭のお弁当よりも憧れを感じたり、目を引くアレンジの物を提案したりしているはずなので、実際の食卓よりも先の時代を見たメニューになっています
それゆえ、写真の撮り方やスタイリングの違いこそあれ、平成の今ともさほど大きな違いはなく、なるほどこれおいしそう!と思うメニューもあり、アイディアのヒントになることもしばしば
私も、高校生の娘と幼稚園の息子のお弁当作りが、毎朝の日課です。
お弁当を作るときはいつも、食べる人を思って作ります。
現代は「時短」「簡単」の言葉がつい先行してしまいますが、なによりもお弁当には家庭の豊かな愛情が込められています。
お弁当は、時代を超えて大切にしたい、日本の誇るべき食文化です。
では今回は、行楽のお弁当におすすめの一品、「しのだ巻き寿司」をご紹介。
袋詰め状のおいなりさんを、アレンジしたレシピです。
お子さんも喜ぶ味ですので、ぜひお試し下さいね