こんにちは、料理家の野上優佳子です。
先日、北海道にいる親類から、箱一杯の秋取りジャガイモが届きました!!うれしい
入っていたのは、きたあかり、レッドムーン、とうやの3種類。
私が子供の頃は、ジャガイモの品種と言えば男爵とメークインぐらいでしたが、今は本当に様々な物があり、それぞれが特長あるおいしさを持っています。
きたあかりは男爵イモの改良種で、昭和50年に生まれた品種。
素朴な外見ですがビタミンCが豊富で、やわらかで甘みが強いのが特長です。
煮崩れしやすいので、スープやマッシュポテト、ポテトサラダなど、なめらかな食感の物におすすめ。
レッドムーンは、赤い皮が目印。メークインに似た細長い形をしています。
中身の肉色は黄色、粘り気があって栗のような甘みがあり、煮崩れしないのが特長。
シチューやカレーなどの煮込み料理に入れても、ホクホクとねっとりの両方の食感を楽しめます。
とうやは、ジャガイモの中でも新しい品種。平成4年に品種が認定登録されました。
芽が浅いので皮がむきやすく、舌触りがとても滑らか。
ホクホクと言うよりも、ねっとりした味わいで、男爵などに比べると煮崩れしにくい特長があります。
煮物などにおすすめ。
皆さんのお宅では、どんなジャガイモがお好みですか?
家族のお好みに合わせてジャガイモを使い分けてみる、旬ならではの楽しみ方かもしれません。
さて今回は、この秋取りジャガイモと、もうひとつ旬食材の生サケを組み合わせたサラダをご紹介します
主役になれるおいしいサラダ、ぜひお試し下さい
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
ゴマって、少し加えるだけで料理のアクセントになったり、トッピングになったり、とても重宝する食材
我が家のキッチンにも、黒ゴマ・白ゴマを常備しています
ゴマと言えば、栄養満点というイメージがありますが、古代エジプトの時代から薬用として、滋養強壮、老化防止の食べ物として薬用とされていたとか
脂質(リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸)をはじめとして、たんぱく質・カルシウム・鉄分などのミネラルが豊富に含まれ、日本でも昔から禅宗の僧の貴重な食べ物でした
ゴマには、様々な作用があります。血を補う作用
身体を潤して肌をなめらかにする作用
アルコール解毒作用
セサミン(ゴマの種子に含まれる脂溶性の抗酸化物質であるゴマリグナンの一種)による肝機能向上作用
ゴマは粒の状態を壊すと酸化しやすいので 、すりゴマを購入した場合は、空気に触れづらい冷蔵庫での保存をおすすめします。
粒のままゴマを買っておき、それを使用方法に応じて調理しても
フードプロセッサーにかけてしまえば、あっという間にすりゴマができあがります。
また、包丁でざくざくっとゴマを切れば切りゴマができます
その際、キッチンペーパーにゴマをのせて包むように持ち、包丁を入れるとゴマが飛び散りません。
ゴマは軽く炒ってから使うと香ばしさがUPするので、このひと手間がおいしさのワンポイント
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
肌寒くなると、自宅で映画やDVDなどを観て過ごしたくなりますね
映画と言えば・・・有名な映画の中で、ボクサーが生卵を飲んでトレーニングをし、筋力アップして試合に勝つ!というシーンがありました
よほどそのシーンが印象的だったのか、筋力アップのために毎日生卵を飲んでいるという方が結構いらっしゃいます。
では、本当に生卵で筋力アップができるのでしょうか
卵には、ヒヨコが大きくなるための栄養を備えているため、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンA・B群・D・E、ミネラルなど、ビタミンC・食物繊維以外の栄養素がすべて含まれています。
たんぱく質は、約20種類のアミノ酸が結合してできていますが、このうち、人の身体で作ることのできない9種類のたんぱく質を「必須アミノ酸」と言います。
食品中に含まれる、必須アミノ酸の量とバランスを評価した物を「アミノ酸スコア」と言い、「アミノ酸スコア」が100に近い食品程、良質のたんぱく質ということになります。
卵は、その「アミノ酸スコア」が100の優秀食品!
たんぱく質が豊富な卵は、筋力アップに欠かせない食品です。
ただし、生卵の摂りすぎには要注意!
生の卵白には、「アビジン」という物質が含まれています。
「アビジン」は、腸内にあるビタミンB群の一種である「ビオチン」と結合すると、「ビオチン」を身体の外に出してしまいます。
「ビオチン」が不足すると、皮膚のトラブル、抜け毛、不眠症、血糖値の上昇などの症状があらわれます
「アビジン」は加熱すると、「ビオチン」と結合できなくなりますので、卵はなるべく加熱して食べましょう。
たまに、卵かけご飯をする程度なら問題ありませんが、映画を真似て、毎日のように生卵を飲むのはやめておきましょう
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
茶こしの本来の用途は、もちろんお茶を入れるときの茶殻よけ。
おいしいお茶を頂くときには、欠かせません
茶こしは、お茶以外の用途としては、雑穀洗いに応用がききます
キヌア・もちきび・あわなど、雑穀類にはえぐみがあるので、しっかりと洗うことがおいしく調理するコツなのですが、なにせ粒が小さい
粉ふるい器のように、目の細かいザルで水洗いすると良いのですが、少量使いたいときは、この方法だと洗いづらいのです
そこで、雑穀が大さじ2杯以下なら、茶こしを使ってみましょう
雑穀類を茶こしに入れたら、流水にさらし、指先でシャカシャカと洗います。
また、粉類をふるうのにも茶こしがあると便利です
デザートの仕上げのココアやきなこをふりかけるとき、茶こしを通してかけると仕上げも美しく、量も調節しながらかけることができるので、おすすめです
魚のソテーを作るときに付ける粉も、茶こしを通してかけると、均一にかかります。
茶こしはお茶で使っていると色が付いてしまうので、気になる場合は料理用とお茶用と分けても良いでしょう。