こんにちは、料理家の野上優佳子です。
食物繊維が豊富なこんにゃくですが、5月29日は、こんにゃくの日なんだそうです。
その由来を調べてみると、529→ごにきゅう→…こんにゃく…と、かなり力技(笑)な語呂合わせのよう。
こんにゃくは、サトイモ科の「こんにゃくイモ」から作られます。
このこんにゃくイモ、ジャガイモ・サツマイモ・サトイモなどの、通常私たちが食べるイモ類よりも、かなりアクが強いのです
生芋から作る方法もありますが、結構手間がかかる作業
私はいつも、こんにゃく粉を使って、手軽に作っています。
こんにゃく粉とは、生芋を切って干し、乾燥させて粉にしたもの。
ここに、湯に溶かした石灰水を混ぜてこね、角型に流し込んで固めます。
固まったら1時間程煮てアク抜きし、さらに水にさらして半日。
途中何度か水を変えてアクを抜き、そして私たちが普段食べる「こんにゃく」になる、と言う訳です。
最近は、こんにゃくイモの精製粉と凝固剤がセットになった手作りキットなども販売されているので、手作りこんにゃくが気軽に楽しめます。
本当に簡単に作れるので、お子さんと一緒に作るのもおすすめです。
私も作ったことがあるのですが、市販の物とは違うおいしさが味わえて、ちょっと感激
さて今回は、こんにゃくを使った常備菜をご紹介します。
我が家のお弁当の、おかずの定番のひとつ。
味噌で煮てしっかり味付けしたこんにゃくは、味も食べ応えがあって、ご飯のお供になりますよ。
こんにちは!料理研究家のひろろこと竹内ひろみです。
新茶のおいしい季節がやってきました!!
お茶の香りってほんと、心地いいですよね〜。
うちの近くにもお茶屋さんがあり、いい香りにつられて、ついつい立ち寄ってしまいます
さて、一口にお茶と言っても、その種類は数えきれない程。
発酵している紅茶、半発酵のウーロン茶、不発酵の緑茶、健康茶と呼ばれているブレンド茶にノンカフェインのハーブティーなど。
私は、ご飯のあとはコーヒーよりもお茶派なので、いろんなお茶を試しているのですが・・やっぱり日本茶っておいしいですよね。
言わずとしれた緑茶の栄養素と言えば、渋み成分であるタンニンの一種である「カテキン」
抗菌作用や抗酸化作用などで、身体にとって嬉しい役割を果たします。
ちょっとノドがイガイガするときは、緑茶に塩を入れてうがいするのが、オススメですよ〜。
私が日常、飲んでいるお茶は?というと、三年番茶と言われているお番茶。
お茶の新芽ではなく成熟したお茶の葉を天日干しをして、蒸した物を3年間貯蔵してできたお茶で、カフェインやタンニンがほとんど抜けた刺激の少ないお茶なのです
小さい子でも飲みやすいので、うちにいらっしゃるお友達にも、おすすめしています
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
我が家のお弁当で活躍する野菜のひとつが、ピーマンとパプリカ。
緑・黄・赤と発色鮮やかで、他の野菜に比べて変形や変色しづらいので、常備野菜としていつも冷蔵庫にあります。
ピーマンやパプリカは、特にビタミンCが大変豊富。
体内のコラーゲンの生成にかかせない栄養素なので、美容や疲労回復などに効果があると言われています
ピーマンやパプリカの旬は、初夏から夏にかけて。
これからが、一番おいしい季節になりますね
さて、今回ご紹介するレシピは、「フムス」(hummus)。
トルコをはじめ、中近東やアフリカのイスラム諸国では、とてもポピュラーな食べ物で、簡単に言うと野菜のペーストのこと。
アラビア語では「ひよこ豆」を指すそうで 、その名の通り、ゆでたひよこ豆をメインの食材としていて、副菜の他、ピタなどのパンに付けて食べるのが一般的。
ベジタリアンフードのお店でも、よく見かけます。
ちょっと聞き慣れない料理かもしれませんが、実はとても簡単に作れます。しかも、手頃な材料で。
基本は、ひよこ豆の水煮・ニンニク・白ゴマペースト・レモン・オリーブオイル・塩。
これをなめらかなペースト状になるまで、つぶしながら混ぜ合わせるだけ!
これだけで十分おいしいのですが、ここに焼きナスや焼きパプリカなどを合わせてアレンジすると、さらに違うおいしさが広がります。
というわけで、今が旬のパプリカを加えて、美しいオレンジ色のフムスを作りました。
日本人の口にもよく合う、とてもおいしいディップになりましたので、ぜひお試しを。
きっと、新たな定番になるに違いありません
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
ここ数年、韓国旅行をする方が急増したと思います。
2泊3日もあれば、十分に楽しめる点が魅力ですよね
現地のお店でご飯を食べる際に、ちょっと気を付けたいのが食事のマナー。
日本とは、全く違った作法がいくつか存在します。
今日は、韓国の食事マナーのひとつをご紹介致します。
韓国料理は、必ずスプーンとお箸がセットになっています。
この点は、和食との大きな違いですよね?
スプーンはご飯とスープ用、お箸はおかずを食べるためのものです。
日本では、ご飯をお箸で食べるため、茶碗を持つのが当たり前ですが、韓国では器を持ちながらの食べ方は、お行儀が悪いとされています
その昔、貴族や王族の上流階級では、足の付いたお膳を使っていました。
お膳に高さがあったため、器を持つ必要がなかったのです。
また、金属製の器を使用していたために、熱いスープなどは手に持つことができませんでした。
逆に、身分の低い人たちは床の上に料理を並べていたので、器を持ちながらの食事でした。
お皿を持たない食べ方は、上流階級から生まれたものなのです。
韓国旅行のときは、意識して器を持たずに食べましょうね。
ご参考までに、韓国では鍋などを小さな器に取り分けて食べるという考えが、ほぼありません。
韓流ブーム以降は観光客が増えたので、取り皿を出してくれる店も多くなりましたが、基本的には食卓を囲んでいる全員が、各自のスプーンを鍋に入れて、そのまま口に運ぶのです。
日本人でこの食べ方ができるようになると、韓国ツウですよ