こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
9月に入っても、残暑が厳しい日が続きますね・・・。
さて、夏から秋にかけて「ナス」がとてもおいしくなります。
なにせ、「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉があるほどですから
ただ、この「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉には、いろいろな説があるようですよ〜。
世間一般には、「おいしい秋ナスを嫁に食べさせてなるものか!」
という、「嫁いびり」のような意味で伝わっていますが(笑)
一説には、ナスのような夏野菜には身体を冷やす作用があるので、
「あまりにもおいしいので、食べ過ぎて身体を冷やしてお産に障らないように」
という、思いやりの気持ちから生まれた言葉だという説もあるそうです。
さてさて、それほどおいしいとされる「秋ナス」ですが、新鮮なナスの選び方をご存じでしょうか!?
新鮮なものは皮にハリがあり、重量感があります。
色は黒く、ヘタを触るとトゲが痛いくらいのものが新鮮です。
「ナス」は低温に弱いので、常温保存がむいています。
冷蔵庫に入れると、皮や果肉が硬くなってしまいますので注意しましょう。
常温で2〜3日しか日持ちのしない「ナス」ですが、油と相性が良いので、
新鮮なうちに素揚げしてフリーザーバッグなどで冷凍しておくととても便利ですよ。
写真は1cm程度の輪切りにしていますが、乱切りや角切りなど、使いやすい大きさに切って、素揚げしてから冷凍保存してくださいね。
麻婆ナスやパスタの具に、汁物の具にしてもおいしくいただけます
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
お料理を作るとき、味の決め手となる食材があります。
そのひとつがきのこ類
旬は秋ですが一年中手に入り、少しプラスするだけで味がぐーーんとUPする優れものです
でもきのこ類って保存がそれほどきかないので、すぐに使わないといけない食材でもありますよね
そこで今回は、きのこの保存についてご紹介します。
実はきのこ類って、冷凍するとおいしさがアップするんです
冷凍することで、細胞に傷がつき「うまみ」が増すとか!
冷凍の方法は簡単!
石づきを取ったりほぐしたりしたきのこを、バットやジップロックに入れてそのまま冷凍庫へ。
しいたけなどほぐれないものは、調理しやすいように、スライスなどしてから冷凍しておくといいです。
マッシュルームなど、ふにゃっとなってしまうとおいしくなくなってしまうきのこ類に関しては、軽く炒めてから冷凍するのがおすすめ。
使うときは、凍ったまま調理しましょう。
解凍する手間がいらないので、一石二鳥ですね
ちなみに・・・きのこ類って、一気に加熱するよりも、じわーーっと加熱したほうがうまみが引き出されるので、炒めたり、煮たり、直火を使った調理方法がおすすめです
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
秋らしい夜空が見られるようになってきました。
耳をすませば、鈴虫の鳴き声が聞こえ、季節が変わるのだなあと肌で感じます
さて、そろそろお月見の季節。
中秋の名月、とよく言いますが、これは旧暦8月15日の夜に見られる満月のこと。
俗に言う「十五夜」のことですね。
この風習は、古代中国の名月観賞の思想が日本に伝わったもので、その歴史は古く、平安・奈良時代には貴族の間で盛んに行なわれていたそうです。
今年は9月12日(月)。
晴れて素晴らしい月夜になるといいですね
十五夜には、月が見える位置にススキの穂やお団子などを供えますが、芋を供える地域が全国各地に見られます。
供える芋は、主に里芋。
そのため、別名「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれます。
この呼び名も人々にはなじみ深いものだったようで、京都の歌人、松永貞徳が「雲霧や芋名月の衣(きぬ)かつぎ」という句を江戸時代に詠んでいます。
ちなみに鳥取県のある地域では芋神様のお祭りとして、この日を芋をはじめて掘る日としているそうです
そういえばお月見団子も、各地でいろいろ違います。
関西地方(京都周辺)ではお団子を里芋型に作り、あんこを雲に見立ててそのお団子に巻いていました。
これもおそらく、「芋名月」の風習なのでしょう。
さて今回は、里芋を使ったお団子を作りました。
ふかした里芋とだんご粉を練って作るお団子は、とてももっちりしていておいしい!
お月見のお供えにもぴったりですね。ぜひお試しくださいね
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
先月、急性心筋梗塞のため、34歳という若さでこの世を去ったサッカー選手をご存じでしょうか?
たくさんの仲間やファンに愛され、夢半ばでこの世を去ってしまった彼・・・。
とても胸が痛みました。ご冥福を心からお祈りいたします。
私は、一昨年まで約2年間、某大学の体育会の寮で栄養管理のお仕事をさせていただいていました。
スポーツ栄養について、自分なりに勉強させていただいた中で知ったのは、
「アスリートたちは自分の身体を削ってトレーニングをしている」
という事実。
だからこそ、試合や競技でのパフォーマンスは、私たちに素晴らしい感動を与えてくれるんでしょうね
そんな過酷なトレーニングから身を守ってくれるのは、やはりバランスの取れた食事だと思います。
これから毎月、スポーツを愛する小中学生からプロの選手、陰でアスリートをサポートする保護者や指導者の方々に向けた、スポーツ栄養の知識とレシピをご紹介します。
スポーツ選手向けのレシピといっても、特別な食材を使うわけではありません。
食べ合わせや食べるタイミングがポイントになります。
毎日の食事作りで手軽に取り入れられる内容にしていきたいと思っていますので、ぜひお役立ていただければ幸いです。
まずは、残暑で食欲が低下してしまったときにも、さらっと食べられる、
「スタミナクッパ」をご紹介します。
キムチにはクエン酸が含まれているので、疲労回復効果が期待できます。
また、ピリッとした辛さが食欲をアップさせてくれます。
クッパなどの具だくさんな雑炊にすると、栄養バランスが良い上に、水分補給もできるので特におすすめです。
しっかり食べて、暑さに負けない身体をつくっていきましょう