こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
我が家の子供たちは、まさに好奇心のかたまり
何かにつけて「なぜ?なに?」を連発してきます。
この「なぜ?なに?」は、単に疑問を解決して好奇心を満たすだけではなく、親とのコミュニケーションを求めているという面もあるそうです。
できるだけ、「分からない・忘れた・知らない」とごまかさず、分からないことは一緒に解決するのがいいそうな・・・。
この「なぜ?なに?」は食卓でも連発されます。
「しょうゆって何からできてるの?」
「わかめってどうやってできるの?」
「チーズってどうやってできるの?」
さすがにしょうゆを醸造したり、わかめを採る姿を見せることは難しいのですが、「チーズはどうやってできるの?」という質問に・・・
「じゃあ、一緒にチーズ作ってみる!?」
ということで、子供たちと一緒に「カッテージチーズ」を作ることに
■材料(カッテージチーズ150g分)
牛乳(できれば低温殺菌のもの):500cc
お酢(またはレモン汁):大さじ1・1/2
■作り方鍋で牛乳を沸騰する直前まで温め、そこにお酢(またはレモン汁)を入れて、泡立て器などで、ゆっくりかきまぜる。
あら熱が取れたら、キッチンペーパーを敷いたザルで一晩こす。
できあがったものが、こちら
これは、タンパク質に酸性のお酢やレモン汁を入れると凝固するという性質を利用したもので、インドではパニールチーズと呼ばれ、カレーなどに入れるそうです。
できあがったカッテージチーズは、はちみつなどをかけて食べてもおいしいのですが、今日はふわとろの絶品デザート「クレームダンジュ」を作りました。
夏休みの自由研究に、いかがでしょうか
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
冷やし中華にそうめんなど・・・さっぱりとしたものが、おいしい季節となりました
さっぱり、さわやかな調味料といえば「お酢」。
スーパーに行くと、米酢にワインビネガー、アップルビネガー、穀物酢と、本当にいろいろな種類のお酢が並んでいますね〜。
さて今日は、そんな夏にぴったりの調味料「お酢」について。
お酢って実は、人が最初に作った調味料
なんでも、保存していた酒が発酵して、自然にできあがったとか。
そして「お酢」は、かなりのスグレモノ 。
お酢には体内の疲労物質を分解する働きがあったり、血液をきれいにする働きがあったりなど、昔から健康ドリンクとして大活躍だったようです。
もちろん、調理にもお役立ち作用が多く、下調理から仕上げの味付けにと用途がけっこう広いんです
味にもうワンパンチ欲しいな・・って思うときにちょっと加えると、味がひきしまったり、濃厚すぎるお料理に加えるとさっぱりとしたり・・などなど。
そういえば、中華料理って円卓にお酢が必ずのっています。
こってりした料理に、お酢の酸味がほどよく合うのかもしれませんね
そうそう、鍋を焦がしてしまったときは酢と重曹を入れてしばらくおいてから洗うと、けっこうきれいに落ちるんですよ
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
いよいよ、夏休み到来ですね
我が家には、幼稚園児の双子と小学校低学年の3人の子供がおりまして・・・。
もっと小さかった頃よりは、ずいぶん買い物にも出やすくはなりましたが、一緒に連れていくと一目散に「お菓子売り場」に向かう子供たち・・・。
「今日は買いません!」
「買って〜!買って〜!」
長い休みが続くと、こんなささいなやりとりにも、どっと汗が噴き出し、おのずと「買い物の回数を減らしたい」という心情にかられます(笑)
そんなときは、常温で日持ちがする買い置き食材「乾物」を活用しましょう
我が家では、切り干しダイコン・干しシイタケ・ちりめんじゃこ・高野豆腐・春雨・ひじき・塩ふき昆布・お麩などが、買い置き食材の定番です
水などで戻すと、2〜10倍に増えるのでとても経済的な上に、乾物は栄養的にもとても優れています。
代表的な乾物に含まれる栄養素をご紹介しますと・・・
■切り干しダイコン
カルシウム・ビタミンB1・ビタミンB2・鉄分・カルシウムが豊富。
鉄分はなんと、レバーに匹敵するほど!
■干しシイタケ
生のシイタケよりも、ビタミンDの含有量が10倍にアップ!
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けるのに必要なビタミンです。
今日は、このふたつの乾物を使って「切り干しダイコンもち」を作ってみました。
こねる作業は子供にまかせて、一緒に作るのも楽しいですよ
こんにちは。料理家の野上優佳子です。
夏が近づいてくると、あちらこちらのうなぎ屋で「土用うなぎ丑の日」という貼り紙などを目にします。
2011年の土用の丑は、7月20日。二の丑は8月2日となっています。
2回も、おいしいうなぎを食べられる口実があるって、うれしい〜
夏の風物詩のようですが、実は古代中国を発端とする自然哲学の思想「五行思想(万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説)」に基づいて割り当てられた期間のことを指し、土用は年に4回あります。
立春・立夏・立秋・立冬の各季の前の18日間を指すもので、特に夏の土用は、暑い盛りで1年の土用の中央にも当たることなどから、古代より注目されてきました。
夏の土用にうなぎを食べる習慣は江戸時代に定着したといわれますが、その由来で最も有名なのが「平賀源内説」。
当時は夏に客足が途絶えがちだったうなぎ屋、どこぞの主が源内に相談に行ったところ、丑の日に「う」のつくものを食べると夏バテしないという通説を思い出し、「本日丑の日」と書いて店先に貼らせたところ、そのうなぎ屋がとても繁盛した、という話
しかし、そのはるか昔の万葉集にも、痩せている友をからかって「むなぎ(うなぎ)」を食べて精をつけろ、いう歌があるので、うなぎは昔から栄養のある食べ物だと認識されていたようです。
うなぎの最も一般的な食べ方は蒲焼ですが、食べてみると、関東の蒲焼はふっくらとやわらかい。
一方、関西の蒲焼は香ばしく弾力があります。
この違いは調理の仕方にあるようで、関東は、背から割き→焼き→蒸し→つけ焼きという行程ですが、関西は腹から割き、素焼き→本焼き(たれをつける)という流れで、直火の遠火でじっくり焼き上げる『地焼き』という焼き方。
同じ食べ物、同じ食べ方のように見えますが、そんな違いがあるのですね
さて今回は、いつもとちょっと違う、うなぎの食べ方をご紹介します。
豆板醤を使って、夏にぴったりのピリ辛の炒め物。ニラも入って栄養満点!
ご飯にもビールにも合うので、ぜひお試しください