こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
暑い日が続きますが、食欲が落ちて夏バテしていませんか?
今回は、夏の食卓におすすめの食材「トマト」についてご紹介します。
この時期においしいのが、露地物の真っ赤なトマトですよね。
「露地物」とは、屋根のない土地で「露地栽培」されるものを指します。
「ハウス栽培」の方が病気にかかりにくく、状態の良いものが1年中収穫できますが、味は「露地物」にはかないません。
特に7月〜8月に出回る露地物のトマトは、ハウス栽培のトマトに比べて味が濃く、おいしい上に栄養価も高いといいことづくめ
トマトには、ビタミンA・ビタミンC・リコピンが豊富に含まれています。
トマトの赤い色は「リコピン」という成分によるものなのですが、この「リコピン」には強力な抗酸化作用があるので、老化防止、美肌効果、ガンの予防などに効果があるといわれています。
ビタミンAやリコピンは、油と一緒に食べると身体に吸収されやすく、特にオリーブオイルとの組み合わせが一番吸収率がアップするという研究結果がでています。
そこで、夏になると冷蔵庫に常備しておくのが、「トマトのマリネ」です。
保存容器に湯むきして1cm角に切ったトマトに、にんにくのみじん切り、オリーブオイル、塩を入れて混ぜ合わせると出来上がり!
一度にトマト5個分くらい作っておきますが、あっという間になくなってしまいます
焼いたフランスパンにのせて「ブルスケッタ」にしたり、冷製パスタのソースにしたり、ミキサーにかけて「ガスパチョ」にしたり・・・。
まとめて作っておけばキッチンに立つ時間も短縮できますし、食欲のない日でも、食べやすいのでぜひお試しくださいね
こんにちは。料理家の野上優佳子です。
代表的な夏野菜「とうもろこし」は、我が家の子どもたちの大好物。
夏には、ゆでたてをフウフウ言いながらかぶりつきます。
とうもろこしで思い出すのが、子どもの頃に青森の祖母が「きみ」と呼んでいたこと。
津軽弁でとうもろこしは「きみ」と言うのですね
青森だけでなく、呼び名は全国各地で違うようで、「とうきび」「とうみぎ」「なんば」など、実に200を超える呼び名があるのだそう。なかなか面白い野菜です。
その種類も豊富で、最近は白いとうもろこしも見かけるようになりました。
とうもろこしは日本のみならず世界各国で食されていて、世界3大穀物のひとつ。
食料のほか、家畜の飼料や植物油、コーンスターチの原材料、バイオエタノールといった工業用原料など、幅広い利用価値のある食材でもあります。
とうもろこしにはヒゲがありますが、これはめしべ。
このヒゲの数だけ粒がついているので、ヒゲが多いものほど粒が多い、ということになります。
このヒゲも食べられます。
茶色い部分を除いて、薄緑っぽい部分だけを刻んで、スープなどに入れてもおいしいんですよ
ちなみにヒゲを乾燥させたものは「南蛮毛」として漢方にあり、利尿効果があることから、煎じて飲むとむくみがとれる、と言われています。
さて今回は、とうもろこしのおいしいゆで方をご紹介。
水からゆでて、ゆで過ぎないのがコツ。
プチンとはじける歯ごたえとジューシーな甘みが味わえますよ!
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
毎日、本当に暑い日々が続きますね
ついつい、ご挨拶するときも「暑いですね〜」が口をついて出てしまう今日この頃
節電、節電と言いながらも、エアコンに頼ってしまう毎日です
先日、ご近所のお友達とホームパーティーをしたとき、じゃがいものミニコロッケが登場しました。
チーズ風味の、じゃがいものみのシンプルなコロッケだったのですが、とっても美味
その時、話題になったのが「マッシャー」。
私もおすすめのマッシャーがあって、ついつい便利キッチングッズについて語ってしまいました
本日は、そんなキッチンツールのひとつ「マッシャー」について、あれこれお伝えしたいと思います
「マッシャー」って、シンプルに押してつぶすタイプのものと、挟み込んでつぶすタイプのものがあるのですが、この挟み込んでつぶすタイプのマッシャーが意外におすすめ
というのも、ぎゅーっとつぶすので、素材の口当たりがなめらかになるのです。
じゃがいもの皮ごとつぶしたときは、中身だけ出てくるので、けっこう便利です
新じゃがなど皮もおいしいときは、ガシガシ押してつぶすタイプのマッシャーで皮ごと調理。
ほくほく感やごろっとした感じを味わいたいときも、押してつぶすタイプのマッシャーを使用。
ちょっと口当たりをなめらかにしたいな・・なんていうときは、挟み込んでつぶすタイプのものを使用。
・・・と料理によって使い分けてみるのもいいですね〜。
素材は、けっこう力を入れてつぶすときもあるので、ステンレス製のしっかりしたものがおすすめです
こんにちは。料理家の野上優佳子です。
雑誌などで毎年この時期は「カレー」「辛い」といったフレーズの、食をテーマにした特集を目にします。
実際、私もそういったレシピをご提供することがしばしば。
理由は分からないけれど、夏はスパイシーなものや辛いものがうまい!と無条件に思ってしまいます。
辛いものといえば、「トウガラシ」がありますが、「トウガラシ」はナス科トウガラシ属のいわば総称。
「トウガラシ」の中には、ピーマンやパプリカなどの辛くない品種(いわゆる甘唐辛子)もあれば、ハバネロやハラペーニョといった激辛品種もあり、「トウガラシ」と一口にいっても、その種類は様々です。
日本を見ても、例えば「伏見唐辛子」や「万願寺唐辛子」など、いわゆる郷土の伝統野菜にも唐辛子があります。
この2種はどちらも京野菜で、大ぶりでやわらかく辛みがないのが特長です。
ちなみに、私の故郷である青森にも、あまり知られていませんが「津軽遺産」在来種の青唐辛子があります。
見た目が万願寺唐辛子によく似ているのですが、調べてみると「約400年前、津軽地方を統一した弘前藩初代藩主・津軽為信(つがるためのぶ)が京都から持ち帰り広められた」と伝えられているのだとか。なるほど納得です
今回ご紹介するのは、入手しやすい小ぶりで細い、辛味種である青唐辛子を使ったレシピ。
青唐辛子は、夏真っ盛りが旬で、沖縄の島唐辛子と同じ系統です。
赤唐辛子と何が違うかといえば、青は未熟で赤が完熟、といったところ。
赤いものよりも青いものの方がより辛みが強いといわれます。
これを野菜や即席のヤンニョム(韓国唐辛子の合わせ調味料)と共に漬けて、かなり刺激的なお漬物にします
旬が過ぎると味わえない青唐辛子の辛みとさわやかさを閉じ込めた、辛い物好きの方に、ぜひおすすめの一品です
辛いのが得意な方はそのままで召し上がってもおいしいですが、我が家は調味料のように刻んで、チゲやチャーハン、チヂミのタレなどに利用しています。

