こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です
今回は私がよく使う、卵サラダ作りのときにちょっと便利なキッチンツールをご紹介します。
それは、卵スライス器。
卵サラダを作るとき、いろいろなやり方がありますよね。
ゆで卵を作って黄身と白身を分けて、それぞれをフォークでつぶしたり、包丁でみじん切りにしたり・・・
でもフォークだと、つぶし切れなかったりして、なかなか面倒
そこで卵スライス器に卵を入れて、まずプッシュ。
次に方向を変えてまたプッシュすると、適度にゆで卵が細かくなります
あとは適当に、フォークでマッシュするだけで簡単に卵がきれいにほぐれます。
そのあとは、塩・胡椒をしてマヨネーズを加えてざっくりと混ぜたら、できあがり
ちなみに・・・タマネギのすりおろしや粒マスタードを加えると、ちょっとリッチな味わいに
入れすぎてしまうと、タマネギ臭くなってしまうので、入れすぎにはご用心を隠し味程度に入れましょう。
こんにちは。料理家の野上優佳子です
先日、大学の同期2人と、久しぶりに再会しました
そのうちの1人とは、実に15年ぶりの再会だったのですが、何の違和感もなく、お互いの仕事や子育ての話であっという間に時間が過ぎました
学生時代と共に過ごした仲間は、いいものだなあ、と仕事に追われて疲れ気味だった気持ちも、なんだかとても癒されました
友人の1人は名古屋出身で、もう1人は大分出身。
学生時代の思い出話になり、名古屋出身の友人の実家に泊まりに行った時に「味噌汁の色が真っ黒で驚いた」という話題に
地域がら名古屋は、やはり豆が原料の八丁味噌(赤味噌)が定番。
大分は、麦が原料の淡褐色の甘口味噌が一般的なため、その色に驚いたのだとか!
私の故郷の青森は、豆と米麹が原料の辛口味噌が主流。熟成期間が長いので、色としては赤味噌に近いものでした。
どの家にでもある、定番調味料の「味噌」。
その歴史も古いだけに、地域性や好みが反映されるのだなあ、と改めて思い、とても興味深く話を聞きました。
味噌は今では調味料ですが、食材が豊富でなかった時代には、貴重なたんぱく質源やおかずとして重宝されました。
良質な植物性たんぱく質からなる発酵食品ゆえに、「味噌の医者殺し」という、ことわざがあることもうなずけますね。
優秀な調味料であり、発酵食品でもある「味噌」。
私は本当に味噌が好きで、我が家でも大活躍しています
季節の薬味野菜と砂糖と一緒に炊いておかず味噌にしたり、お肉やお魚を漬けたり、野菜を漬けたり。
味噌の香りと味が食材に移って、お肉やお魚などは焼いたときになんとも香ばしい香りがして、食欲倍増です
そして、もう1つよくするのが、「豆腐の味噌漬け」。
木綿豆腐の水気をとって味噌床に1日漬けると、うまい具合に水気が抜けて、味噌の塩気と香りをまとい、大変おいしい日本酒のつまみになります
おろしたてのわさびなど、少しのせて食べたりしたら、もう最高です。
お好みで、2〜3日漬けてもOK
味噌の種類を変えると風味が変わるので、いろいろ楽しめますよ。
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
冷たい「ざるそば」が、おいしい季節になってきましたね
「そば」といえば日本の食べ物というイメージがありますが、実は、「そば」はアジアやヨーロッパでも栽培されている世界的な作物なんです。
「そば」の原料である、そばの実を挽いて粉にしたものを、「そば粉」といいます。
今回は、このそば粉を使った、フランスのブルターニュ地方の郷土料理『ガレット』をご紹介します。
『ガレット』とは、フランス語で「薄く丸く焼く」という意味があります。
その名のとおり、そば粉で作った薄くて丸い生地に、さまざまな具をのせて食べます。
「ガレット」と「クレープ」の違いをおおまかに説明すると・・・
「ガレット」は、そば粉を使った塩味の生地
「クレープ」は、小麦粉を使った甘い生地
・・・という感じで、使い分けられているようです。
ちょっとおしゃれで、おいしいガレットですが、栄養的にもとても優れた食べ物なんです。
そば粉をそばにする段階で、そば粉の栄養は失われ、ゆでたそばの状態では1/5程度にまで減ってしまっています。
そば粉をそのまま食べることができるガレットは、そばの栄養を余すことなく摂ることができる理想の食べ方なんです。
そば粉は、薄力粉に比べビタミンB1・B2・ナイアシンなどのビタミンB群が豊富に含まれています。
特に、ビタミンB1はエネルギー代謝を良くするので、疲労回復ビタミンと呼ばれており、これから夏場にかけては夏バテの防止に効果があります。
また、カルシウム・鉄分・カリウムなどのミネラル、食物繊維も豊富。
さらに、ポリフェノールの一種で、動脈硬化や高血圧を予防し、アンチエイジング(老化防止)効果も期待できるルチンも豊富に含まれています
前の晩に生地を混ぜておけば、食べる直前に具をのせて焼くだけなので、朝食にもぴったり
朝食の新定番に、いかがですか?
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
6月ってもうすぐ夏の予感がする季節ですが、雨が降ると結構、肌寒い日も
季節の変わり目でもあるため、ちょっと体調をくずしがち
急に熱が出たり、のどや鼻がムズムズ・・・。
そこで、今回は熱が高いときにおすすめの「豆腐を使った手当法」のご紹介です。
実はこの方法、私が小さいときに熱を出すと、母がよくやってくれた熱さましのやり方です
熱は、カラダの防御装置が働いたものですが、やっぱり高熱はつらい
この方法だと、カラダに負担をかけずに、熱がすーっと下がるので、今でも我が家では重宝しています
作り方は簡単
木綿豆腐(1/3丁〜1/2丁)、ショウガのすりおろし(豆腐の1割)、小麦粉(1/4〜1/2カップぐらい)をタッパーなどに混ぜ合わせ、布にのばして包み、額にあてます。
豆腐が熱をとって、黄色くなってきたら取り替えましょう。
※熱が下がったら、冷えすぎてしまうので、すぐに中止します。
豆腐には、からだにこもった余分な熱を中和してくれる働きがあります。
ちなみにショウガの粉末が、スーパーや自然食品店で売っているので、そういったものを利用してもOKです。
保存がきくので、ストックしておくにはおすすめです
そうそう、やけどをしたときは豆腐をあてておくと、跡が残りづらいですよ〜。
私たちのカラダを作ってくれる食べ物ですが、それだけではない
食材のもつパワーって、本当にすごいなって実感する今日この頃。
身近にある食材を大切に、いろいろと活用できたら素敵ですね