2013年7月の記事
こんにちは!
料理研究家のひろろ こと 竹内ひろみです。
忙しいときは、ついついお料理がルーティンの物になってしまうなんていうことはありませんか?
パパっと作れる物は、慣れている物なので、毎回同じ料理が食卓に並んでしまいがちですよね
そんなときにおすすめなのが、ストックできる合わせ調味料を作っておくこと
例えば、練りごま(ピーナツペーストでもOK)にコチジャンやしょうゆ、みりんなどを合わせて作るちょっと濃厚なたれや、ナッツ類をベースにした洋風なたれ。
炒めた野菜と味噌やしょうゆ、バルサミコ酢などの調味料を合わせた野菜だれなどがあります
数日保存がきく物を2、3種類ストックしておくと、蒸し野菜やサラダにかけたり、ソテーしたお肉類に添えたりと日替わりで使えるので、便利です
そして、料理の中で意外と時間がかかるのが、下準備。
朝のうちに(もしくは1日のうちで時間が取れるときに)野菜を切っておく。
スープなど時間がかかるような物であれば、タマネギやニンニクなどベースとなる野菜は炒めておく
・・・といった、調理の最初の部分だけでも手を付けておくと、あとは仕上げるだけなので、時間の短縮になりますよ
同じ野菜炒めでも、オリーブ油をゴマ油に変え、加える調味料をハーブソルトからオイスターソースに変えるだけでも、違った味わいになるので、和洋中の調味料で味のバリエーションを広げることができます
さて、本日ご紹介するレシピは「メカジキのソテー 野菜だれぞえ」です。
お魚以外にもお肉や、麺類に添えてもOKの野菜で作るたれを作っていきます。
ぜひ、お試し下さいね
こんにちは、
料理家の野上優佳子です。
暑い日が続くと、冷たい物が食べたくなりますね。
我が家ではトマトとキュウリを毎食のように食べています
キュウリと言えば、夏野菜の代表格。
表面は濃い緑色なのに、パキリと割れば中はみずみずしい黄緑色でおなじみですが、昔は完熟して黄色になってから食べていたことをご存知ですか
戦国時代、キリスト教の布教活動に訪れたルイス・フロイスが書き残した『日欧文化比較論』には、1500年代後半の日本の様子
が描かれています。
その中で彼は「我々は果物は熟した物を食べ、キュウリは青い未熟の物を食べるが、日本人は果物を未熟のまま食べて、キュウリは黄色に熟した物を食べる」 と記しています。
キュウリは「黄瓜」と書いたことや、古名に「熟瓜」(からうり)という呼称があることからも、かつては熟した状態のキュウリを食べていたことがうかがえます。
現代では信じられない話ですね
ちなみにキュウリの断面の模様が徳川家三つ葉葵の家紋と似ていることから、直参旗本の家臣達は「食べると罰が当たる」 と言って食さなかったり、「いやその模様は三日天下の明智光秀の桔梗紋に似ているから縁起が悪い
」などと言って食べたりすることを避けていた人達もいたそうですよ
さて今回は、「キュウリのピリ辛炒め」をご紹介致します。
「えっキュウリを炒めるの」と驚かれるかもしれませんが、中国料理などではおなじみです。
たたきキュウリに塩で下味を付け、手早く調理し、シャキッとした食感に仕上げます。
意外なおいしさ と出会えますので、ぜひお試し下さい
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
ソウルに行くと必ず立ち寄るのがスーパー。
日本にはない珍しい食品を眺めているだけで、わくわくします
韓国では日本と同様に生産性の向上により、季節を問わずを野菜が手に入りやすくなりました。
しかし、いまだ目に付くのが、保存食の多さ
例えば漬け物である発酵食品のキムチは、野菜が手に入りにくい厳しい冬を乗り越えるために生まれました。
11月から12月にかけて大量の白菜を漬け、大きなカメに詰めて土の中に埋めます。
地中は温度変化が少ないため、長期保存が可能なんですね
そんなわけで、翌年の春まで、そのキムチを少しずつ取り出して食卓に並べることができるのです
また、長期保存の方法は発酵させる他に、乾物にする方法もあります
余談ですが、以前、知人のお宅で乾物ばかりを使ったビビンバを頂いたことがあります。
具材は桔梗の根、ツルニンジン、ワラビなどなど。
見た目には茶系で素っ気ないのですが、食べてみると口の中に乾物特有の旨みがふわっと広がり、とてもおいしかったです
その種類はとても多く、韓国には乾物専門の市場がある程。
乾物は韓国の食生活を支えていると言っても過言ではありませんね。
それでは、本日は乾物を使ったレシピ、
「切り干しダイコンの和え物」をご紹介致します
韓国の切り干しダイコンはちょっと太めで、味をしみ込ませるのにやや時間がかかるので、今回は日本の切り干し大根を使ってみました。
こんにちは!
料理研究家のひろろ こと 竹内です。
「毎日暑いですねー 」の挨拶が毎日定番の今日この頃。
ついつい、冷たいものをぐぐーっと一気に飲みたくなりますよね
冷たい物はと言う訳ではないのですが、
摂りすぎると身体の内側から冷えてしまい、夏以降、だるさや不調の原因になってしまうことがあるのです
すぐに冷たい物に手を伸ばす前に、ぬるめのお茶などを飲んでみて下さい。意外と喉の渇きが潤い、スポーツドリンクなどの冷たく甘いドリンクをガーーっと一気に飲むよりも、身体がクールダウンできます
特に、酸味やジンジャーが効いているハーブティなど、適度に味にアクセントがある物がおすすめです
また、夏のご飯にちょっとした工夫を取り入れることがおいしく、楽しく、暑い夏を乗り切るコツなのです 暑い日はどうしても、キッチンで火を使うことを敬遠したくなりますよね
ついつい、サラダ類や、さっとできるそうめんなどなど・・・あまり火を使わないお料理に偏りがちになります
そんなときは、身体を温める作用のある食材をプラスしましょう
さっぱりとした麺類を頂くときには、身体を温める作用のあるショウガやネギ、しそなどを薬味として添える。
スパイス類(こしょう、唐辛子など)を味のアクセントに加える。
・・・といった具合に食材を上手に組み合わせるとバランスが取れますよ
また、トマトをさっとソテーする。キュウリもゴマ油で炒めて中華風になどのように生食可能な食材にも火を通すと良いですね
食卓に新鮮な野菜を使ったサラダ(火を通さないメニュー)、
スープや煮物、焼き物など(火を通すメニュー)など、調理方法に偏りがないようにすると良いです
食事以外でもお風呂に入る際、シャワーで済ませるよりも、
ぬるめの湯に浸かったほうが、1日の疲れも取れますし、
冷房などで冷えた身体を芯から温めることができるのでおすすめです。
さて、本日はカレー味の炒め野菜とご飯を合わせた
「カラフル野菜のカレー風味ご飯」をご紹介致します。