2013年11月の記事
こんにちは、料理家の野上優佳子です 。
私の毎朝の日課のひとつが、子供たち3人のお弁当作り
いつも使うお弁当箱に、昨年から新たにレギュラー入りしたのが、『スープジャー』です。
スープジャーという呼び名を聞き慣れない方もいらっしゃるかと思いますが、いわゆる魔法瓶と同じような物です。
中がステンレスになっていて、真空の断熱層を作ることでとても保温&保冷効果が高く、蓋も汁漏れしないしっかり設計となっています。
テニス部 の娘は冬も屋外で試合なので、寒さ
に凍える日は温かいシチューを持たせたり、灼熱の夏
にはガスパチョのようなキンキンに冷えたスープを持たせたりしています。
「お弁当は常温」の常識が完全に覆りました。
保温性が大変高いため、沸騰させたシチューなどを入れてすぐ蓋をすればお昼でもアツアツ。
※商品によって異なりますが、私が使っている物は6時間の保温効力は57度以上、保冷効力は12度以下!
野菜なら8割程度火が通っていれば、持ち歩いている間に保温調理ができて、とろとろのやわらかさになる程です。
ちなみに、娘が友達に驚かれたのは 、あんかけ焼きそば弁当。
揚げ麺をお弁当箱に入れておき、アツアツあんかけをスープジャーに。
食べるときに あんかけを麺にかけて食べれば、できたての味わいが楽しめます
このスープジャーのおかげで、お弁当メニューの幅がグンと広がりました。
ただし、商品によって、容量や保温性、汁漏れ防止の有無などが違いますので、ご注意下さいね。
さて本日は、スープジャーに入れてお弁当にするのもおすすめの
『カボチャの豆乳シチュー』のレシピをご紹介します。
ほくほく カボチャがたっぷり
ぜひお試し下さいね。
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理店で焼肉を注文すると、必ず登場する道具に『キッチンバサミ』があります。
長くスライスされた肉をそのまま鉄板の上に置き、焼き上げてからハサミで一口サイズに切り分けるのが、現地でのスタイル。
この便利な調理器具、韓国ではあらゆる料理で活用しています
例えば「チヂミ」の場合、包丁よりも美しく切り分けられます。
「麺類・チャプチェ」の場合は、麺などを食べやすい長さにできます。
「キムチ」は、まな板の上に置いてから切ると着色するので、家庭では数日間で食べきれる量をハサミで切って、食品保存容器で保存します。
韓国の食堂では株のままキムチが出てくることもしばしば。
お客さん自身で切るように、ハサミが常備されています。
その他にもエビやカニ、魚をさばくときにも使います。
小ネギやニラも、この方法が楽な場合もありますよ。
なかなか便利ですので、ご家庭でも試してみて下さい
では、本日のレシピです。
ハサミつながりで、『ワタリガニ鍋』をご紹介致します。
ワタリガニは、あらかじめ食べやすい大きさに切っている物を使った方が手軽に作れます。
ワタリガニを丸ごと使う場合は、キッチンバサミで、切り分けて下さいね。
こんにちは!
料理家の竹内ひろみです。
おいしいご飯を作りたい
そんな願望は誰もが持つことですよね。
やっぱり、料理がおいしいと、本当に幸せにな気分になれます
料理の味は、ほんのちょっとしたことでおいしさがアップするのですが、 そのコツは素材のおいしさを活かすこと と言うのは以前も書かせて頂きましたが、今回は少し掘り下げてご紹介させて頂きます。
野菜なら野菜、肉なら肉本来のおいしさがあります。
その本来もっている甘さ、旨さなどを上手に引き出すと、できあがりの料理の味がぐっと深くなり、おいしさがアップ すること間違いなし!
素材の力で料理する
例えば、木べらや菜箸でかき混ぜすぎずに放っておく時間も必要ということなのです。
スープを例に取ってみましょう。
最初にタマネギやネギなどの香味野菜を炒めますが、このとき、火が通ってくるとジワジワっと野菜から水分がでてくるので、シャカシャカ炒めなくても、時々全体を返す程度で十分に火が通りますし、野菜の甘みが引き出され、おいしいベースができあがります。
次に水分ですが、最初から水分(水やブイヨンなど)を全部入れてしまわず、ヒタヒタぐらいに加えて、野菜にある程度火が通ってから、水分を加えると野菜のおいしさがぎゅっと凝縮され、味わい深くなります
その他、野菜をいくつか段々に重ね、少量の水分と塩で蒸す「重ね煮」など、手を加えずに作る代表料理ですが、それぞれの素材本来のおいしさがコラボして、おいしい料理ができあがります
また、塩も大切なポイント
調理の途中でひとつまみ加えておくと、味が引き締まりますよ。
さて、本日はそんな素材を活かした『ペンネの根菜ミートソースがけ』のレシピをご紹介します。
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
寒くなると、アツアツのグラタンやドリアがおいしく感じられますね。
とろりとしたホワイトソースにたっぷりのチーズ・・・
見た目がそっくりなグラタンとドリアですが、実はルーツは全く別なんです。
というわけで今日は、『ドリアとグラタン』のルーツをご紹介したいと思います。
まず、『グラタン』のルーツは、フランスにあります。
フランスのドーフィネ地方の郷土料理で、そもそも『グラタン』とは、フランス語で鍋の底の『おこげ』のことです。
フランスでは、 「オーブンなどで表面をこんがり焼いた料理法や料理その物」のことを指します。
日本では「グラタンは、具材とホワイトソースを合わせた物に、チーズをのせて焼いた料理」として定着していますが、フランスでは「フルーツにカスタードソースを合わせたデザートをオーブンで焼いた物も 『グラタン』」と呼びます。
一方、 『ドリア』のルーツは意外や意外・・・なんと日本なんです
大正時代に、横浜のホテルで働いていたスイス出身のサリー・ワイルという料理長が発案した料理と言われています。実は、『ドリア』という名前の料理がイタリアにあるのですが、それはイタリア国旗をイメージし、トマト・キュウリ・卵を使った料理で、日本でお馴染みの『ドリア』とは全くもって違う物です。
では、どうして『ドリア』と呼ばれるようになったのでしょうか・・・
イタリアのチーズが使われたからなど諸説いろいろあるようですが、真相はいまだ謎のままのようです
さて、そんなドリアにちなんで本日は、 『月見ドリア』 のレシピをご紹介します。
半熟に仕上げた卵の黄身がとろりとおいしいドリアです。
ぜひお試しを