料理家の先生がつづるお料理ブログ

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「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
10月は食欲の秋であり、お菓子が付物のハロウィンもあるので、ご自宅でお菓子を作る機会も多くなるのではないでしょうか

カボチャや栗など旬の食材を使ったお菓子も魅力的ですが、おうちでお菓子を作るなら、材料を混ぜて焼くだけで作れる、手軽なクッキーも良いですよね

私が初めてクッキーを作ったのは、小学生の頃でした。
かわいいイラストや写真がいっぱい載った子ども向けのお菓子の本を見ながら、慎重に材料を量り、懸命にバターを練って、小麦粉や砂糖を混ぜた記憶があります

そのとき作ったのは、小麦粉・砂糖・バター・卵を使った型抜きクッキーだったのですが、色々と苦い思い出が……

子どもの手は体温が高いため、作業途中でクッキー生地がやわらかくなってしまい、うまく型抜きできず、手はベトベトになって、形が上手に作れなかったこと

そしてようやくできたクッキーを食べてみると、もっさりしていて、口の中の水分が一気に奪われて、お世辞にもおいしいとは言えなかったこと。
今となっては、とても良い思い出です


そんな訳で、せっかく手作りするのなら、「手軽に作れるサクサク食感のクッキーが良い!」と思っています。
そこで今回紹介したいのは、「おからとナッツのボールクッキー」です。
サクサク食感を生み出すポイントは、おからパウダーを使うこと


早速ですが、おからパウダーをご存じでしょうか?
おからパウダーは、豆乳を含んだおからを乾燥させ、細挽きのパン粉みたいにした物です。

乾燥しているため、消費期限が長く、ストックしておけるというメリットがあります
そのまま粉として使えば、お菓子やパンなどに活用できますし、水や豆乳を加えればしっとりとしたおからに早変わりしますよ

おからパウダーを使うときは、分量に要注意
小麦粉と同じ感覚で生地を作り、焼いてみると、あらびっくりyes
ガチガチの固さに仕上がったり、モサモサした食感になったりしてしまいがちです。

今回作るクッキーも、粉類40gに対し、おからパウダーはたったの5g
それでもおからパウダーは乾燥していて軽いので、計ってみると、意外と量が多くて驚くと思いますbroken heart

今回紹介するレシピは、おからを入れてサクサクとした食感に、ナッツを加えてカリカリとした食感も楽しめるクッキーです
サクランボ位の大きさに丸めて、低温で白っぽく焼き上げてみて下さい。
焼きたてはほんのりやわらかいですが、あら熱が取れるとサクサクの食感になりますよ。
ぜひ作ってみて下さいyes



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でおからとナッツのボールクッキーのレシピをチェック!

江戸野 陽子先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

最近、私の住む町に、サンドイッチ専門店が数店舗オープンしました
具のバリエーションが豊富な上、見た目もボリューミーで、とってもおいしそうなサンドイッチが並んでいました。
ちょっとしたサンドイッチブームなのか、本屋さんでもサンドイッチの料理本をよく見かけますbroken heart


一口にサンドイッチと言っても、種類は多種多様。
国によって特徴があり、その国の食文化が反映されているように思えます。

以前ベトナムで食べた「バインミー(ベトナムのサンドイッチ)」は、フランスパンにベトナムならではの食材が挟まれていて、フランスの食文化とベトナムの食文化の面白い融合を実感しました

その他、アメリカに行けばターキーサンドやハンバーガーなどお肉がメイン食材の物をよく見かけますし、イギリスアフタヌーンティーに登場するサンドイッチは一口で頂けるフィンガーサイズが一般的。

日本ならではのサンドイッチと言えば、カツサンドや焼きそばパンなどお惣菜を挟んだ物が思い浮かびます
シンプルな料理だけに、アレンジの仕方が国によって様々あり、調べてみると面白いですね〜


サンドイッチの具だけでなく、具を挟むパンの特徴も、その国の気候や風土によるところが大きいです

例えば、ブラジルのパンは、ポン・デ・ケイジョと呼ばれ、主な原材料はキャッサバというイモから取れるでんぷん粉(タピオカ粉)です。
メキシコで古くから食べられているトルティーヤは、トウモロコシの粉で作る薄焼きパン。
メキシコでは小麦の生産も盛んなため、小麦粉が原料の薄焼きパンもトルティーヤと呼ばれます。

ヨーロッパで特徴のあるパンと言えば、ずっしりと重く、酸味のある黒っぽいドイツパン
ドイツは山岳地帯が多く、冬の気候が厳しい風土です
作物ができにくい冬の間の食糧を確保するため、腐敗菌の繁殖を防止し、保存性を高めるための工夫が多くあります。
ドイツパンには、保存性を高めるライ麦サワー種が入っているため、独特の風味があるのです。

また、フランスの国土は平地が多く、土壌が肥沃で水も豊富なため、ヨーロッパ有数の農業国です
フランスで生産している小麦は、表面が固く仕上がる直焼きパンに適しているので、蒸気を吹き付けながら焼くバゲットなど、小麦粉の素朴な味を楽しむパンが多く作られています。

それぞれのパンの特長を活かして、サンドイッチを作るとよりおいしさがアップしますねyes
ときには、意外な組み合わせを試してみるのも、面白いなと思います。
以前、友人の家で頂いた「薄焼き卵・韓国のり・ハム」を挟んだサンドイッチが、意外にもおいしかったです
オリジナルサンドイッチをいろいろと考えてみるのも楽しいですね

さて今回は、「タラコバターのホットサンド」をご紹介します。
タラコとクリームチーズで作るスプレッドが、味の決め手。
パンはバゲットのように、塩味のパンを使うのがおすすめです。
グリルした野菜をたくさん挟んだ、栄養バランスの良いサンドイッチを、ぜひ作ってみて下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でタラコバターのホットサンドのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

日本のスーパーでは一年中手に入るサツマイモ
本来の旬は秋ですね
韓国でも秋になると、屋台やドラム缶を積んだ車で、焼き芋を販売しています

サツマイモが朝鮮半島に入ったのは1700年代後半。
朝鮮通信使が日本の対馬で入手し、比較的気候が温暖な南部地方の済州島(チェジュド)や釜山(プサン)で栽培が始まったと言われています

現在も主に韓国南部で栽培されており、全羅南道(チョルラナムド)、康津(カンジン)、海南(へナム)地域の「地の果てサツマイモ」、慶尚南道(キョンサンナムド)や欲知島(ヨクジド)の「ヨクジドサツマイモ」が有名です


サツマイモをどのように食べているかというと、韓国ではご飯と一緒に炊き込んだり、炒め物の具にしたりします。
その他、日韓で流行っているチーズタッカルビのような新しいメニューにもサツマイモが入りますし、カフェのメニューには、サツマイモラテがあります

一番オーソドックスな食べ方は、日本と同じく焼き芋ですが、日韓で違うのは、キムチも一緒に食べること
お芋はどうしても喉に詰まりやすいので、水キムチの汁を水代わりに飲んだり、白菜キムチを焼き芋に乗せたりします。
韓国の方曰く、サツマイモとキムチの相性はバッチリだとか

サツマイモのちょっと変わった食べ方と言えば、生食でしょうかenlightened
スライスした物をそのままで、またはサラダにして食べます。

私は、韓国を行き来する前まで、サツマイモの生食は未経験でしたbroken heart
初めて韓国の方にすすめられて恐る恐る口にしたとき、想像よりも違和感はありませんでしたよ。
ちなみに、韓国では栗も生で食べます


また、2016年の韓国では、サツマイモダイエットが流行しました
1日1,200kcalの食事を5回に分け、主食をご飯から蒸かしたサツマイモに置き換える方法。
ある有名人の女性が-32kgのダイエットに成功したことで、サツマイモが脚光を浴びました。

サツマイモに含まれる食物繊維は、腸内でほぼ分解されないため、消化せずに体外に排出されます。
食物繊維が腸内を適度に刺激し、便秘を予防して腸内環境を整える効果が期待できます。

さらに、加熱すると通常壊れてしまうビタミンCですが、サツマイモの場合はでんぷん質に守られて、火を通しても壊れにくいのです
ビタミンCには、美肌を作ったり、血中の悪玉コレステロールを減少させたりする効果があると言われています。
血液がサラサラになると代謝が上がり、痩せやすくなるそうです。


おいしく食べてダイエット効果もあるなんて、うれしい食材ですね
そこで今回は、「サツマイモの巻きもち」のレシピをご紹介します。
もち生地の中にゆでたサツマイモを混ぜ合わせた、甘さ控え目のスイーツです。

恐らく、サツマイモを生で食べたことのある方は少ないと思いますので、この機会に薄くカットして、味見してみてはいかがでしょう
レシピも合わせて、ぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でサツマイモの巻きもち(コグママリトック)のレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

すっかり秋めいて、そろそろ新米が出回る季節になりました
炊きたてのつやつやしたご飯を想像するだけでも、ちょっぴりお腹がすきますね

私たち日本人の食卓に欠かせないお米。
今から20年程前に開発された「無洗米」をご存知でしょうか?
出始めの頃に比べると、生産量も格段に増え、お米売り場でよく見かけるようになりましたが、その製法や栄養価など、実は知らないことが多いのではないでしょうか。
今回は、無洗米の豆知識をご紹介します。


一般的な白米は、玄米からぬかを削り落とした(精米した)物です。
この段階の白米の表面には、精米では取り除けない「肌ぬか」という層が残っています。
肌ぬかが付いたままのお米を炊くと、ぬか臭さが残り、ご飯のおいしさが損なわれるため、炊飯前にお米を研ぐのは、肌ぬかを取り除くためだと言われています。

「無洗米」とは、この味が落ちる原因となる肌ぬかを、特別な方法であらかじめ取り除いたお米のことですenlightened
肌ぬかが付いていないため、研がずにそのまま炊飯することができます。

無洗米の製造法には、ブラシでお米を磨き、肌ぬかを除去するシンプルな方法や、タピオカでんぷんを付着させて肌ぬかを除去する方法などがあります。
全国無洗米協会によると、無洗米製造時に除去された肌ぬかは、有機質肥料や飼料として利用するなど、循環型農業に役立っているようです


無洗米を利用するメリットは、やはり炊飯前の洗米が不要なこと
わずか数分の作業とは言え、日々時間に追われる現代人にとって、時間や手間が省ける無洗米は心強い味方と言えるでしょう。

また、とぎ汁が出ないため、エコにもつながっているのです
お米のとぎ汁にはリンや窒素などが含まれており、生活排水として河川に流すと、水質汚染の原因になりやすいことが分かっています。

無洗米を製造する工程でも、とぎ汁を出さない製法が主流のため、環境に優しいエコなお米として注目を集めているのです


無洗米を利用するときの注意点は、炊飯時の水加減です
一般的な白米1カップと無洗米の1カップを比べると、取り除かれた肌ぬかの分だけ、無洗米の方が量が多いので、やや多めの水量で炊く必要があります。
最近の炊飯器の内釜に、無洗米用の目盛りが付いているのはそのためです

それでは、栄養面に違いはあるのでしょうか?
無洗米は肌ぬかが除去されている分、白米と比べたとき、栄養面に違いがあると思われがちです。
しかし前述した通り、一般的な白米も水で洗って肌ぬかを取り除いてから炊くので、両者の栄養面に大きな違いはないようです。

逆に、無洗米は水で洗う製法の物が少ないため、水溶性のビタミンB1やナイアシンは、白米を研いだ物より多く残るという調査結果がありますbroken heart
さらに栄養価を重視するときは、食物繊維やビタミンB1を多く含む胚芽米の無洗米を選ぶと良いでしょう。

最後に気になる味についてですが、しっかりと品質管理された物であれば、どちらもおいしさに差はないようです
一昔前に比べると、無洗米製造の技術が上がり、利便性だけでなく、おいしさを求める人が増えたことを受け、ニーズに合った無洗米が増えています

おいしい無洗米を選ぶためには、お米の粒の大きさに注目してみて下さい
明らかに粒の大きさが小さい物は、本来は加工用に使うお米の場合が多く、風味や味の面で劣るため、他の物を選ぶと良いでしょう

無洗米の誤解されがちな点をいくつかご紹介しました。
通常の白米と無洗米、ご家族の好みや生活スタイルに合わせて選ぶときの参考にして下さいねyes


さて今回は、肌寒くなるこれからの季節にぴったり「鶏肉ときのこのドリア」をご紹介します。
秋の味覚きのこと鶏肉の旨みが、ご飯にしみておいしい一品。
ひとつのお鍋に次々と材料を入れ、炒めたり煮たりして、最後はオーブンで焼き目を付ける簡単な調理です。
ぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」できのこと鶏肉のドリアのレシピをチェック!

吉田 由子先生

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