こんにちは!料理家のひろろこと、竹内ひろみです。
カラダにとって○○は良くない、○○は良いなど、健康に関する食材情報って山のようにあり、何が正しいのか分からなくなることってありませんか?
食材に関してストイックになり過ぎてしまうと、かえってそれがストレスになってしまうのではと思うので、私は○○は絶対に食べない!というような食材制限をしないようにしています
しかし、食べた物からカラダが作られることを考えると、できるだけカラダにとって優しい食材を使い、カラダが喜ぶお料理を作りたいですね
スーパーに行くと、調味料ひとつとってもいろいろな物があり、どれを購入して良いか迷ってしまうこともしばしば
そのときは、当たり前のことですが、商品の裏に書かれている原材料名を確認します
原材料名に化学的なカタカナがたくさん書かれてあったり、一括表示の添加物が多い物は避けたほうが良いでしょう
また、化学調味料も頻繁には取らないほうが良いと思います。
というのも、舌が感じる味にインパクトがあるので、舌がその味に慣れてしまうと、素材そのものの味をおいしいと感じられなくなってしまうのです
特に調味料は商品によって値段の差が出るので、お財布と相談の上で購入するということも多いと思います。
しかし一度に使い切れる食材とは違い、調味料は数ヵ月かけて使い切る物です。
少し高くても昔ながらの製法で作られた物や、添加物があまり入っていない物を選ぶことをおすすめします
野菜に関しては、私たちのカラダは季節に対応しているので、できるだけ旬の物を多く取り入れると良いですよ
旬のお野菜は余計な調味料で味付けをしなくても、十分おいしいのです。
シンプルな味付けだけど、素材の味が活きているお料理、そんな食事作りができると良いですね
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
日本茶と言えば緑茶の印象が強いと思いますが、韓国伝統茶と言ったら皆さんは何を思い浮かべますか
韓国に旅行で訪れたことがある方は、トウモロコシ茶をよく目にしたのではないかなと思います。
数年前に日本のメーカーでも販売を始めたこのトウモロコシ茶は、韓国伝統茶のひとつで、韓国では常備しているご家庭も多く、お茶というよりも「水」の感覚で愛飲されています
トウモロコシ茶には実を煎ったお茶と、ひげを使ったお茶があります。
共に食物繊維が多く、実を煎ったお茶には鉄分・リン・ビタミンB1などが多く、ひげを使ったお茶にはカリウムが多く利尿作用があると言われています。
そのため、ひげを使ったお茶の方がむくみを取る働きが高いので、むくみが気になる方はぜひトウモロコシのひげ茶を試してみてはいかがでしょう
さて、伝統茶の歴史を振り返ると、宗教とのかかわり合いが強くあります。
朝鮮半島では、高麗時代(918年〜1392年)まで、仏教の影響で茶葉を使った緑茶がよく飲まれていました。
しかし、李氏朝鮮時代(1392年〜1910年)に入ると仏教が排除。
お酒を重視する儒教の浸透により、お茶文化はお寺や貴族の一部を除いて衰退しました。
その一方で朝鮮半島では元々、穀物、種実、果実、野草
、花
、根などを使った伝統茶があったため、李氏朝鮮時代には茶葉に替わる嗜好品として伝統茶がよく飲まれるようになりました。
ちなみに朝鮮半島の気候や地質は、茶葉の栽培にあまり適しておらず昔は茶葉の栽培をしていなかったそうですが、現在では済州島など南部のエリアで栽培されています。
また、韓国スタイルの茶道もあります。
伝統茶は後食(フシク)と言って食事のあとや、間食に楽しみます。
韓方(※)素材のお茶も多くあるため、薬効性の高いお茶は健康や美容のために飲用されています。
(※韓国が独自に発展させた医学を、韓国内で1986年ごろに名称変更し、韓方医学と称しています)
以前、韓国滞在中に気分が悪くなり、友人の薦めで雙和(サンファ)茶を飲んでみたところ、30分後には体調が回復して、旅行を続けられた経験があります。
雙和(サンファ)茶には、生薬である芍薬、当帰、オウギ、センキュウ、葛根、生姜、ジオウ、五味子、クコなどが入っています。
これだけたくさんの生薬が入っていたら元気になりますよね
韓国伝統茶は日本でも一部買えますが、ティーバッグや粉末になっている物が多いので、韓国に旅行する機会がありましたら、大型スーパーや市場で加工されていない物を購入してみて下さい。
個人的なイチオシは、アマドコロ茶です。
アマドコロとはスズラン科の多年草で、乾燥させた根っこがお茶として飲まれています。
クセがなく、ほのかな甘味があるので、老若男女問わず飲むことができる上に、効能もすばらしく、滋養強壮、疲労回復に良く、血圧を下げます。
また、活性酸素を取り除いてシミを予防し、脂肪の吸引を抑えるという女性に嬉しいお茶です
その他にも様々な伝統茶がありますが、その中でも本日は挑戦しやすい「黒豆茶」のレシピをご紹介致します。
薬膳的に見ると、黒い食べ物はアンチエイジングに良いとされています
お茶に使った黒豆も最後まで食べきることができるので、小腹も満たしてくれますよ
ぜひ挑戦してみて下さいね
こんにちは!料理研家のひろろこと竹内ひろみです。
先日、「野菜をもっと食卓に」をテーマに武蔵野市で食育講座を開催しました。
その中で「子供って、自分で料理をした物はけっこう食べてくれるものですよ」とお話したところ、「実際に何を手伝わせてあげたら良いのでしょうか?」「キッズができるキッチン仕事って何ですか?」とキッズクッキングについてのご質問が多数ありました
そこで本日のブログは、我が家でも実践中のキッズクッキングについてお伝え致します。
一度に全部伝えきれないので、今月&来月と2回に分けてお伝え致しますね
まずはキッズクッキング開始の時期です。
子供の成長はそれぞれ。
我が家では、キッズクッキングのスタート時期は年齢や月齢で決めるのではなく、立ってしっかりと歩けるようになったらと思っています。
椅子や台などに乗っていても危なくないと判断できたら、年齢に関係なくスタートしてOKです。
そして子供の様子をよく見て、次第にできることをステップアップさせていくのがベストですよ
それでは、具体的にどんなキッチン仕事から始めたら良いかについて。一番最初は水まわりのお仕事がおすすめです。
ボウルにミニトマトを入れて洗う、レタスを洗うなど、野菜を洗うことをしてもらうのが良いでしょう。
流し台が大人サイズで高いので、台に立っていても危なくないと判断できたら開始OK。
こちらは比較的小さな子供でもできますよ
子供は水遊びが大好きなので、水遊び(冬だったらぬるま湯でOK)の延長ですね。注:袖をまくってからお仕事をすることを伝えてあげましょう。
洋服が濡れてびちょびちょになってしまうと子供のやる気はダウンしがちです
1〜2回ぐらい教えてあげるor濡れる経験をすると、子供は自分で袖をまくってから水仕事をするようになりますよ次に、キッチン台の上での仕事です。
こちらはいろいろな作業があるのですが、まずは手だけを使ってできるお仕事からスタートします
トマトのヘタを取る、レタスをちぎる、白玉だんごを丸めるなどなどです。
少し細かな作業となりますので、つまむ、取る、ひねるなどが上手にできるようになったらが良いですね手でするお仕事が上手にできるようになったら、次はモノ(キッチンツール)を使ってのお仕事です。
割った卵を菜箸でかきまぜる、粉類を泡立て器で混ぜる、麺棒でクッキー生地を伸ばすなどなど……。
危なくない物を使ったお仕事をしてもらうのが良いでしょう。
道具を使って砂遊びをする、歯磨きが自分でできるなど、道具を使った動作が上手にできるようになったらが良いでしょう
サラダなどの盛り付けをやってもらうのもおすすめですよ
さらにもっとできることが増えてきたら包丁を使って食材を切ってみる。
コンロで火を使ってみる。
と、徐々にステップアップしていくのがベストです
最終目標を、『自分で切った野菜で、炒め物や茹で物などの火を使ったお料理を作る』としても良いかと&
は危険を伴うお手伝いとなります。
包丁は子供の手のサイズやスキルに合った物を用意すること、コンロを使わせるときには子供の目線に合わせた台を用意し鍋と手の距離を見てあげましょう。
次週はケガを防いで楽しくお料理できるポイントを、しっかりお伝え致します
子供にケガをさせないためには親の準備も重要ですので、ぜひ来月もご覧下さいね!
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
もうすぐ4月ですね。
新生活を機に、一人暮らしで自炊生活が始まる方も多いのではないでしょうか。
また、これまで自炊していた人でも、引越しなどでキッチンが変わると当然導線が変わってしまい、新しいキッチンに慣れるまではなんとなく思うように動けないもどかしさを感じたりしますよね
しかし料理の手際を良くするには、毎日毎日作り続けて慣れていくのがもちろん必須なのですが、ちょっとしたことを守っておくとよりスムーズになります
調理にとりかかる前にまずしておきたいことが、調理台と頭の中の整理です。
シンクの中の食器はすべて洗い、洗った物は棚に片付けてしまいます。
水切りカゴがあるのでしたら、水切りカゴの中も空にしておくと良いでしょう。
当たり前のことですが、この作業はとても大切なことです。
シンクと調理台、どちらもできるだけ作業スペースを広く取ることで食材をまとめて出しておけますし、調理中に次々と出る洗い物を同時に洗いつつスムーズに作業できます
そして作るメニューを頭に思い描き、それぞれの調理時間(加熱時間)と、調理に取り掛かる順番を確認しましょう。
時間のかかるもの、放っておける時間があるもの(煮ておく、漬けておくなど)から手を付けると、放置時間に色々な作業ができるので無駄なく効率的に料理ができます。
また調理のときも、ちょっとしたことが効率アップにつながります。
例えば、包丁とまな板を使って食材を切るときにまな板がずれるようなら、まな板の下に濡らして固くしぼったふきんを1枚敷きましょう。
滑り止めになるので切っているときにまな板が動く心配がないため手元がぶれず、まな板の落下防止にもなります。
手元が定まらないと切れ目がまばらになったり食材が動いたりと効率をぐっと下げるだけでなく、手を切ってしまう恐れもありますので、ケガ防止にも役立ちます。
コンロでの調理はこんな注意が必要です。
例えば煮物などをしていて、ちょっとコンロの前を離れて他の作業をする際は、フライパンや鍋の取っ手は必ず横向きにしましょう。
手前にしたままですと、思わずぶつかって鍋の中身をこぼしてしまったり、ひどいときはヤケドなどのケガをしたりしてしまうこともあります。
ぜひ習慣にしたいですね。
手早く料理をしようと思うと、どうしても実際の調理スキルに目がいきがちですが、その前にまず真っ先にやるべきことは効率を上げるために環境を整えること
これを習慣づけるだけでも料理の腕が格段に上がること間違いなしです
では今回は、簡単で皆が大好きなお料理
手軽な食材、豚肉とジャガイモ、玉ネギ、ニンジンを使った「豚じゃが」をご紹介します。
ぜひ、定番おかずにして下さいね