あけましておめでとうございます
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今年は今日(5日)が仕事始めとなり、少し短いお正月休みだったなぁという方も多いかもしれませんが、皆様有意義な時間を過ごされたでしょうか?
お正月疲れがでないように、生活リズムも胃腸の調子も整えていきましょう
さて、人日の節句である1月7日の朝には、七草粥を食べる習慣がありますね。
七草粥は、邪気を払い万病を防ぐという伝説と、お正月明けの疲れた胃腸をいたわり、冬に不足しがちなビタミン類を七草から摂ると言う意味が込められています。
最近は、「七草セット」や「七草パック」などの名称で、あらかじめ七草がセットされているものをスーパーなどで買うことができますね。この七種とは、春の七草のことで、『せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ』の七種類の植物のことを言います。
どの植物も耳慣れない名前かもしれませんが、実は「すずな」はカブ、「すずしろ」はダイコンのことなんです。 『ダイコン』『カブ』には、共にビタミンCが豊富に含まれており、でんぷん消化酵素のアミラーゼが豊富に含まれています。アミラーゼは、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸焼けの不快感を取り、整腸作用や二日酔いの予防効果が期待できます。
お正月明けに七草粥を食べる習慣は、栄養学的にもとても理にかなった風習ですね
ちなみに、夏の七草、秋の七草というものもありますが、こちらは食用ではなく観賞用の野草が中心になっています。
今回は、「すずしろ」ことダイコンを使ったヘルシーな『ダイコンのキーマカレー』をご紹介します。
「おせちに飽きたらカレーもね 」みたいなキャッチコピーがありますが、ちょっとひとひねりしてダイコンを使ったキーマカレーはいかがでしょうか!ぜひお試し下さいね!
こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年も押し迫ってきましたね。
早いもので、私が担当させて頂いているブログは、今回が今年最後の更新となりました。
さて・・・間もなく『冬至』が訪れますね。
冬至とは、北半球において1年で最も太陽の位置が低くなる日のことを指し、この日を境にぐっと寒さが厳しくなると言われています。
2014年の冬至は12月22日の月曜日です。
今年は「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と言って、19年に一度、新月と冬至が重なるとてもおめでたい冬至なんです
新月は月の復活を意味し、冬至は太陽の復活を意味するので、大変おめでたい日として、むかしは宮中で宴が催されていたようです。
さて、冬至と言えば柚子湯にカボチャですよね
冬至にカボチャ(なんきん)を食べるのは、粘膜を丈夫にし、風邪などの予防に効果が期待できるビタミンAが豊富に含まれているからです。
カボチャを食べることで、寒さの厳しい時期を元気に乗り切れるようにという理由と、 「ん」の付く食べ物を摂取することで運を呼び込む「運盛り」の意味が込められていると言われています。
また、地方によっては邪気払いの意味を込めて冬至に小豆を食べるところもあります。
今回は、『カボチャと小豆のきんつば』をご紹介します。
運を呼び込むカボチャ(なんきん)、邪気払いの小豆を使った冬至にピッタリのお菓子です。ぜひお試し下さいね
それでは、1年間、ご一読頂きましてありがとうございました
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎え下さい。
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
いよいよ冬本番ですね
野菜売り場では、秋から冬にかけて、ひっそりと旬を迎える野菜があります。
実は、私自身も全く口にしないまま1年を終えてしまう年もあるくらい控えめな野菜です。
今回のブログは、冬に摂りたい栄養素「ビタミンC」をたっぷりと含む『カリフラワー』についてご紹介します。 『カリフラワー』は、キャベツを品種改良した野菜で、ビタミンCが豊富に含まれているのが特徴です。
食物繊維が多く含まれるので、便秘解消、大腸がんの予防などの効果が期待できます。
ビタミンCは、インフルエンザなどのウィルスに対する抵抗力を付けてくれますので、風邪やインフルエンザが流行する冬にしっかりと食べたい野菜です。
ブロッコリーと同じでビタミンCを多く含むのは茎の部分になりますので、茎の部分も残さずにお料理に使ってしっかりとビタミンCを摂りましょう。
カリフラワーをゆでるときのポイントですが、ちょっとした手間を加えてみて下さい。
水1リットルに対して塩大さじ1を加えたお湯に、小麦粉(大さじ2)かレモン汁、または酢(少々)を加えるとアクによる変色を防ぐことができ、色の鮮度が保てます。
特に小麦粉を入れると、沸点が上がるのが早く、短時間でゆでることができるため、ビタミンCの損失が少なくて済みますので、おすすめです。
さて、本日は『カリフラワーのフライ』をご紹介します。
シチューやピクルスなどのイメージが強いカリフラワーですが、フライにするとカリカリのフワフワ
そんな食感がクセになるおいしい一品になりますよ。ぜひお試し下さい
こんにちは、料理家の野上優佳子です 。
寒くなり、いつもに増して食卓に登場する料理に煮込み料理 が増えました
ふんわりと上がる湯気を見ていると、それだけで心まで温かくなります
今日は、この冬場にこそおいしく頂ける『旬の乾物』についてご紹介します。
乾物は、長期に渡って常温での保存が効く、とても便利な食材です。
現代のように物流や生産技術が発達する前、特に寒くなる今頃から冬場かけては食物の収穫量が乏しくなります
乾物は、野菜類などを摂取できる貯蔵法でもあり、天候不良などで野菜高騰!というときにも強い味方になってくれますね。
まさに先人の知恵が今も息づいています。
この乾物、1年中で回っていますが、それなりに旬はあります。
例えば、冬の気象条件を利用して作られる「高野豆腐」は、まさにこれからが旬 と言えるでしょう。
世界遺産としても有名な和歌山の高野山を発祥とする由来からその名が付けられたと言われています。
その一方で、東北や北陸では、古くから「凍み(しみ)豆腐」「凍り(こおり)豆腐」として同じような乾物が郷土食材として存在しています。
その製法に多少の違いはありますが、冬の寒さを利用して豆腐を凍らせ、その後、乾燥させるのは一緒です。薄く切った豆腐をワラで縛って軒先に吊るす様子は、有数の生産地である長野などでは冬の風物詩でもあります。
ちなみに、山形県月山の「六条(六浄)豆腐」は同じように豆腐を乾燥させた物なのですが、ちょっと変わっています。
豆腐に塩を塗ってカチカチになるまで干し、これを水で戻さずに鰹節のように削って使います。日本全国には、本当に豊かな食文化が根付いているのですね。
普段何気なく使う乾物にも旬がある、とちょっと意識するだけで、日本の季節を感じながら毎日の食生活を楽しめるような気がします
さて今回は、高野豆腐を使ったあったか煮物『高野豆腐の肉詰め』をご紹介します。
ヘルシーなのにボリューム満点です。ぜひお試し下さいね。