料理家の先生がつづるお料理ブログ

料理家の先生が、レシピや料理の情報について、ブログを連載!毎週更新していきます。
レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」

ナスラックKitchenの「料理ブログ」で日々のお料理を楽しく!
「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

カテゴリ別:食材(肉・魚)

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。


韓国料理は焼肉のイメージが強いですよね?
韓国ではいつから『肉』を食べるようになったのでしょう?


先史時代(文字を持たない時代)、大陸の民族は移動しながら狩猟を行なっていたためその影響を受けました。
部族国家に入ると、牛、豚、鶏が飼育されるようになり、 「炙(ジョク)」と言う串焼きが生まれました。これが焼肉の原点だと思われます。


10世紀、高麗時代になると仏教文化が発達したため、肉食が禁止になり、労働力として牛、馬が飼われ、牧場が多く存在しました。
しかし13世紀の中頃に入ると、元との交流が活発になり元の使者のために肉の食事を用意しなければならず、殺生禁止の戒律をやめざるを得なくなります絵文字:悲しい


このときに誕生した料理が牛肉のスープ「ソルロンタン」。モンゴル語の「スュルル(肉を煮た汁)」から派生したそうです。また苦肉の策として、鶏や豚を食べるよう命じることもありました。


高麗時代の末期には肉食がほぼ復活しました。
開城(ケソン)では雪夜炙(ソルヤジョク)と言って、牛肉を味付けしてから焼き、水に浸けては焼きを繰り返す方法が存在。さらには、刺身にして食べる方法も取られていたと言われています。


朝鮮王朝時代になると、それまで肉食が禁止されていた仏教が廃止され、儒教を崇拝したため、完全に肉食文化が復活絵文字:上向き矢印
肉料理が大きく発達し、宮中では「ノビアニ」が生まれました。これは網を使って直火で焼く方法で、比較的現在の焼肉スタイルに近いです。とは言え、ノビアニは食べるときに直接口に運ぶのではなく、焼き上げてから器に盛り付けて出されました。


肉食文化が発達したとは言え、口にできるのは一部の貴族のみの、冠婚葬祭用の高級料理でした。そこで、丸一頭が食べられるような調理方法が生み出され、内臓も捨てずに活用しました絵文字:ひらめき

画像

現在の焼肉スタイルが確立したのは、朝鮮戦争後です。
戦争で家を失った人々が小屋を建て、屋外でコンロを囲んでの食事。この頃に『焼いたらすぐに箸で取って食べるプルコギ料理が誕生』し、認知度は一気に高まりました。

最近では、フライドチキンがブームになるなど、韓国の肉食文化も外国文化の影響で多彩になり、まだまだ進化しそうですね。


さて、本日のレシピは、スネを使った 『牛肉とダイコンのスープ』です。スネから旨みがしっかりと出た優しい味の一皿です。


 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で牛肉とダイコンのスープ(ソコギマルグンクク)のレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

秋の行楽シーズンですね絵文字:もみじ
レジャーは楽しいものですが、度重なるとお財布がさみしくなることも・・・

それでも「肉が食べたい」ときに、主婦の強い味方になるのが、 こま切れ肉」「切り落とし肉」ですよね絵文字:ムード 
 
画像

絵文字:位置情報 スーパーの精肉売り場では、「こま切れ肉」「切り落とし」という名称でそれぞれ販売されています。
写真の右側がこま切れ肉、左側が切り落とし肉なのですが、見た目ではほとんど違いが分かりません。
一体どのような基準で分けられているのでしょうか?

絵文字:鉛筆 実は、使用している部位やカットの方法によって分けられています。

絵文字:1 特定の部位を厚さや大きさを均一にカットされた物は「スライス」と呼ばれています。生姜焼き用、しゃぶしゃぶ用などとしてパックの中できれいに並んだ状態で販売されています。
 
絵文字:2次に、特定の部位を厚さは均一にして、肉の形によって大きさを工夫しながらなるべく無駄のないようにカットされた物は「切り落とし」と呼ばれています。

絵文字:3 最後に、部位を特定せずに厚さや大きさもばらばらにカットされた物が「こま切れ」と呼ばれています。部位が特定されていないので、肩、もも、バラなどいろいろな部位が混ざっています。

絵文字:クリップ 「切り落としは」、厚さが均一なので重ね蒸しやミルフィーユステーキなどに適しています。
「こま切れ肉」は、豚汁や炒め物などに適しています。
料理法によって「切り落とし」と「こま切れ肉」を使い分けると便利ですね絵文字:ほっとした顔

さて今回は、 『豚肉のミルフィーユステーキ』をご紹介します。切り落とし肉を重ね合わせたリーズナブルでボリュームたっぷりの一品です。ぜひお試し下さいね絵文字:ウインク



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で豚肉のミルフィーユステーキのレシピをチェック!

吉田 由子先生

こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。

絵文字:晴れ真夏になると、夏バテで体調を崩す方が見受けられます。
そもそも、夏バテはなぜ起こるのでしょう?


気温の高い環境にいると、人は体温を一定に保つべく相当なエネルギーを消費します。その負担が大きくなると、体にこもった熱を排出できず、疲労を感じ、胃腸の働きが悪くなります。
この状態が続くことを「夏バテ」と言います絵文字:悲しい


以前にもお伝えしましたが、韓国では暑いときに熱い物を食べて体調のバランスを維持します。
以熱治熱(イヨルチヨル)」と言って、熱を以て熱を治めると言う考え方ですね絵文字:ピカピカ


日本では丑の日にうなぎを食べるように、韓国では三伏(サムブク)には参鶏湯(サムゲタン)を食べる習慣があります。

画像

参鶏湯は、漢方と丸鶏をじっくり煮込んだスープです。当然ながら、夏バテ防止に漢方は有効ですが、メイン食材である鶏肉にも薬効があります。


鶏肉は体を温める性質を持ち合わせます。
特に胃腸が冷えて十分に機能していない場合は、その機能を回復させます。


さらに、落ちていた気力や不足していた血液を補うので、疲労回復にも効果を発揮。鶏肉は他の動物性タンパク質よりも消化しやすいのも特長です。


また女性にとって嬉しいのは、シワを防止し、肌に艶を出すコラーゲンが鶏肉に含まれていること。特に、手羽や皮の部分に多く含まれています。鶏肉をまるごと食べることで、健康と美容の両面にメリットがあります絵文字:ピカピカ


コラーゲンはビタミンCと一緒に摂取しないと、十分に働きません。
このため、参鶏湯とダイコンや白菜のキムチをセットで摂ることが多いです。
ちょっと体力が落ちそうだなと感じたら、食事に鶏肉を取り入れてみて下さいね。


それでは、本日の一品! 「鶏の冷製スープ」です。
鶏肉は温性のため、冷たい料理に仕上げても、完全に体を冷やすことはありません。


レシピには入っていませんが、素麺を入れるのもおすすめです絵文字:指でOK



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で鶏の冷製スープ(チョゲタン)のレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。


いよいよ、4年に一度の祭典!
絵文字:サッカー サッカーの世界大会絵文字:サッカー がブラジルで開催されますね!
絵文字:位置情報今回の大会の開催期間は、2014年6月12日〜7月13日までの約1ヵ月間です。日本は、グループリーグC組でコロンビア・ギリシャ・コートジボアールと対戦することが決まっています。頑張ってほしいですね!


さて今回は、開催地にちなみ・・・
ブラジルの定番食材『タラ』についてご紹介します。

画像

絵文字:ひらめきブラジルは、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど様々な国の影響を受けた多彩な食文化が特徴です。特にポルトガルの影響を強く受けており、ブラジルではタラをよく食べます。
とは言っても、日本で一般的な生のタラではなく、塩漬けにして天日干しにした乾燥塩タラが一般的です。ヨーロッパでは定番の食材で、ブラジルでは、「バカリャウ」と呼びます。


絵文字:鉛筆タラは、低脂肪で良質のたんぱく質、ビタミンD、カルシウムを豊富に含んでいます。
身に旨み成分であるグルタミン酸やイノシン酸を多く含んでいるので、脂肪が少なくあっさりしているのに、旨みが十分味わえますし、野菜などその他の食材との相性も良い魚ですので、ダイエット中におすすめの食材です。

絵文字:危険・警告生のタラは鮮度が落ちやすいので、一切れずつラップで包み、冷凍庫で保存しましょう。甘塩のタラなら3日程度、辛塩タラなら1週間程度保存が可能です。

さて今回は、 『ブラジル風タラのコロッケ』をご紹介します。
ブラジルでは乾燥塩タラを使いますが、日本で手に入りやすい生タラを使ってアレンジしたレシピです。熱々のうちにビール絵文字:ビールと一緒にどうぞ!



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でブラジル風タラのコロッケのレシピをチェック!

吉田 由子先生

前へ 料理ブログトップへ戻る 次へ

このページのトップへ

関連施設検索

  • クックドア
  • マーケットピア スーパー
  • 食料品会社検索
  • 製菓衛生士 専門学校検索
  • 調理師 専門学校検索
  • 栄養士 専門学校検索

関連ブログ

  • グルコック
  • グッドショッピング お買物サポートブログ
  • お買物ブログ

お役立ちコンテンツ

  • ナスラックKitchen
  • 動画でレシピチェック
  • 料理de英会話レッスン

グループサイト

  • 東建コーポレーション株式会社
  • ナスラック
  • ハートマークショップ
ナスラックKitchenの「料理家の先生がつづる料理ブログ」は、料理家の先生が料理(レシピ)キッチンに関するお役立ち情報をつづるブログです。
旬の食材を活かしたレシピや、食材の活用法、料理でのおもてなし作法など、料理に関する情報を発信しています。料理家の先生方の個性が織りなす多彩なブログをお楽しみ下さい。
料理好きな方だけでなく、これから料理を頑張りたい方も、ぜひ「料理家の先生がつづる料理ブログ」をご愛読下さい。