こんにちは、料理家の野上優佳子です。
先日、神奈川県にあるラゾーナ川崎プラザ内に、PANDA EXPRESS(パンダエクスプレス)というお店がオープンしました
PANDA EXPRESSは、アメリカで中華料理を提供する有名なファーストフードチェーンのひとつです。
ショッピングモールや空港、大学の構内
など、たくさんの人が集まる場所でよく見かけます。
PANDEX(パンデックス)という略称もあり、アメリカに住んでいる人なら、一度は利用したことがあるのではと思う程、多くの店舗が存在します。
PANDA EXPRESSが日本に上陸するのは、実は2度目です
かつて他の地域に出店していたのですが、2009年頃に一度撤退しました。
PANDA EXPRESSに限らず、日本に出店したものの撤退し、その後再上陸しているチェーン店は結構あります。
例えば、メキシカンフードの「タコベル」やシナモンロールの「シナボン」など、外資系のファーストフード店が日本での営業を軌道に乗せるのは、相当難しいようです
せっかく再出店したのですから、今度こそうまくいくと良いですね
さてPANDA EXPRESSで一番人気のメニューと言えば、「オレンジチキン」。
これはアメリカンチャイニーズ(アメリカ人の好みにアレンジした中華料理)の中でも、不動の人気を誇るメニューのひとつです。
クリスピーに揚げたチキンに、甘酸っぱいオレンジソースを絡めた物で、大人も子供も大好きな味。
お肉に絡めるだけでOKのオレンジソースが、瓶詰めで市販されていることからも、その人気ぶりが窺えます
思い返してみると、欧米の料理には、フルーツとお肉を組み合わせた物がたくさんあります。
例えば、サンクスギビングデーでお馴染みの七面鳥のグリルにはクランベリーソースが付き物ですし、分厚くてジューシーなポークグリルにはアップルソースがなくてはならないものです。
酸味のあるフルーツを合わせることで、こってりとした肉料理をさっぱりと頂くことができます
また中東地域の料理にも、鶏肉をイチジクやリンゴ、ザクロなどと煮込んだ伝統的な料理があります。
どうやらお肉をたくさん食べる習慣がある国では、フルーツとお肉の組み合わせは定番料理となっているようです。
それもそのはず
甘味と酸味と塩味が組み合わさった味は、おいしくない訳がないのです
そこで今回は、上記でも話題にした「フルーツとお肉の相性の良さ」を皆さんに知って頂けるレシピ「オレンジチキン」をご紹介します!
果汁100%のオレンジジュースを加えたオレンジソースが、程良い酸味でお肉をさっぱり食べやすくしてくれます。
ご飯やビールがすすみ、つい食べ過ぎてしまいそうなおいしさです
ご家庭で楽しめるレシピですので、ぜひお試し下さいね
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
寒くなると、便秘に悩まされるという方が意外と多くいます。
これは冷えによる血行不良や運動不足が原因のひとつだそうです
その対策として、最近耳にする機会の多い「腸活」という言葉。
そこで今回は「腸活」についてご紹介します。
腸活とは、腸内の環境を整え、腸の働きを良くすることで身体全体のコンディションをアップさせる健康法のことです。
腸内の環境を整えることで、便秘が解消され、血行が良くなり、冷え症、むくみ、肌荒れ、肩こり、うつなどの改善が期待できます
また腸が活発に動くことで周囲にある内臓が温まり、新陳代謝がアップされるのでダイエットにも効果的。
老廃物がしっかりと身体の外に出されることで、肌の調子も良くなり、免疫力もアップするのですよ
つまり腸活は身体にうれしい効果がたくさん
腸活はぜひとも日々の生活に取り入れてほしいことなのです。
では、具体的に「腸活」とはどのような方法なのでしょうか。
手軽に実践できる3つの方法をご紹介します。朝起きたらコップ1杯の水を飲む習慣をつける
水を飲むことで腸が刺激され、お通じが期待できます。
飲む水は、身体を冷やさず腸を優しく刺激する常温の水、または白湯がおすすめです。毎日適度な運動をする
運動も腸活のひとつです。ストレッチや家事を行なうだけでも軽い運動になるので、できるだけ身体を動かすことを心がけましょう。
またウォーキングもおすすめです。
腸内環境を整える食品を食べる
乳酸菌や食物繊維を多く含む食品を毎日3食摂るようにしましょう。
これらの食品を摂ることで、腸内環境が整い、腸活にも繋がります。
腸活には、「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」がとても重要です
プロバイオティクスとは、身体に有益な働きをしてくれる生きた微生物のことを言い、ヨーグルト、納豆、みそなどの「発酵食品」に含まれています
プレバイオティクスはオリゴ糖や食物繊維のことを言い、ハチミツ・バナナ・山芋・サトイモ・オクラ・ホウレンソウ・白菜・ニンジン・ゴボウなどの食品に豊富に含まれています
これらの「発酵食品」と「オリゴ糖」や「食物繊維」を食べることで体内の善玉菌を増やし、様々な健康効果が期待できます。
ちなみに、この二つを同時に行なう(食べ合わせなどで同時に食べる)ことを「シンバイオティクス」と呼びます。
シンバイオティクスを行なうことにより善玉菌の働きが活性化するので、体内環境が良くなり、さらに高い健康効果が期待できますよ
例えば、発酵食品のヨーグルトに食物繊維が豊富に含まれるバナナを入れ、オリゴ糖が豊富なハチミツをかけて頂くことは「腸活」にとても効果的な食べ合わせです。
身近なことから始められますので、ぜひ腸活にチャレンジしてみて下さい
それでは今回は、「焼きフルーツヨーグルト」をご紹介しています
バナナは焼くことで善玉菌のエサとなるオリゴ糖が増えるため、「腸活」にとてもオススメのデザートです。
ぜひお試し下さい。
こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
皆さんの朝食は、和食と洋食どちらが多いですか?
我が家では、平日はご飯にお味噌汁の和食
が多く、休日はのんびり起床して、ブランチのような洋食にすることが多いです。
洋食の朝ごはんのときは、パンが主食となることがほとんどです。
バターがじんわりしみ込んだトーストや、とろーり溶けたチーズがあとを引くチーズトースト、ほんのり甘いジャムトーストなどなど。
特にシンプルな食パンは、色々とアレンジが利く主食なので、ちょっとした工夫で料理の幅や味のバリエーションが広がります
私は、自宅でパンを手作りすることも多いのですが、やはり一番よく作るのは食パンです
焼きたての食パンはほんのり甘く、何も付けずにそのまま食べてもおいしいですよね
ふわふわもちもちとした食感や、小麦の香りがたまりません。
また、焼いてから少し時間が経ったパンでも、ひと手間加えるだけでおいしさが復活しますよ
おすすめの方法はパンを温めること。
電子レンジで温めるのも良いですが、トースターで焼くと香ばしさが増します。
スライスした食パンの表面にバターやオリーブオイルを塗ってから焼くと、焼き上がったときにじわーっと油分がパンにしみ込んでおいしいです。
バターは有塩の物を使えば、トーストにもほんのり塩味が付きます。
オリーブオイルを塗るときは、焼き塩やハーブソルトなどを適量振っておくと、塩味が付いてよりおいしくなりますよ
トーストの焼き加減はお好みがあるかと思いますが、野菜や卵サラダ、ハムなど具を挟んで食べる場合は、程良いきつね色でふわっとした食感が残っているのがベスト。
カリッとするまで焼いた場合は、そのまま頂いたり、ジャムやハチミツを付けたりした、シンプルな食べ方がおすすめです
サンドイッチを作るときなどに残ってしまった食パンの耳は、クルトンにして保存しておくと、サラダやスープのトッピングに使えるので便利です。
クルトンを作るには、フライパンでバターと一緒に焼く方法、そのまま揚げる方法もありますが、一押しはオーブンでグリルする方法。
オーブンシートを敷いた天板に角切りにしたパンの耳を載せ、ちぎったバターを置いて180℃で10分程度、焼き色が付くまで焼きましょう。
カリッとしておいしいクルトンが簡単に作れます
パンをすぐに食べきれない場合は、冷凍保存すると良いでしょう。
食パンは、カットせずに冷凍しても良いのですが、適当な大きさにスライスしておけば、食べたい分だけ解凍ができるので便利です。
一斤そのままを冷凍した場合は、常温で解凍します。
スライスした冷凍食パンは、解凍せずに凍ったままトースターに入れてOKです
そのときに、表面にさっと水を霧吹きしておくと乾燥防止になります
ロールパンなどの厚みのあるパンは、凍ったままアルミホイルに包んでトースターに入れましょう。
中まで温まったら、アルミホイルを外し、再び加熱します。
表面に焼き色が付いたら食べ頃です
パンに関する豆知識をお伝えしましたが、いかがでしょうか。
お家でパンを作るのは難しいという方も、工夫次第で焼きたてに近いパンを味わえますよ。
試してみて下さいね
それでは今回は、「グリルオープンサンド」をご紹介します。
エビのすり身をバケットに載せて焼いた、おしゃれなお惣菜パンです。
パンを焼くときのひと工夫「オリーブオイルを塗る」のを忘れずに作ってみて下さい
お客様が多い年末、おもてなしにピッタリですよ
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
11月7日、韓国で初めての「ミシュランガイド・ソウル2017」が発表されました。
このガイドブックは、フランスのタイヤメーカーであるミシュランが各都市にあるレストランの料理を調査してその評価をまとめたもので、日本では「東京版」がお馴染みですよね
ソウル版ミシュランガイドが発刊されることで、「ソウルのレストランもやっと世界的に評価された」と、韓食業界は沸き立ちました
この度三つ星に選出されたのは、新羅(シイラ)ホテルが運営する「羅宴(ラヨン)」と、有名食器メーカーの広州窯(クァンジュヨウ)が運営する「花音(カオン)」です。
私は両店ともにまだ足を運んだことがありませんが、話を聞いた限り、どちらも韓国伝統の料理をベースにモダンな要素を取り入れた料理を提供しているそうです。
また特徴的なのは、その盛り付け方です
ひと昔前の韓国料理は、小さめの器にたくさんの料理を盛り付けるのが主流で、それを大人数でシェアするのが当たり前でした。
もちろんそのスタイルは現在でも受け継がれていますが、ここ最近は、大きな器に料理を少なめに盛り付け、一人前ずつ出されるようなコース形式が増えています。
羅宴も花音も伝統を受け継ぎながら、新しい盛り付けのスタイルを取り入れているようです。
中でも花音は、料理を盛り付ける食器にもこだわっており、経営元の広州窯の食器を使用しているのだとか。
私は広州窯の食器が好きで、少しずつ買い揃えて使っているので、料理を引き立てる器の素晴らしさは想像できます
二つ星や一つ星評価のお店には、私が訪れたことのあるお店もありました。
喜ばしいことに、伝統的な韓国料理店が選ばれている一方、創作料理のお店も数多く選ばれています
外国で修行したのち、韓国でレストランを開くシェフが増えたことで、料理に使用する食材や見せ方もどんどん変わってきました
例えば、韓国では少し前までサーモンは高級魚として扱われており、一般的な食材ではありませんでした。
しかし、最近はスモークサーモンを使った料理が増えてきた印象があります
また、エディブルフラワー(食用花)も料理を彩る飾りとしてよく使われるようになりました。
伝統的な韓国料理の飾りは、卵の黄身と白身で作る錦糸卵、赤と青(緑)の唐辛子が主流でしたが、徐々にエディブルフラワーなどの洋風のものも増えてきたのです。
数年前から、韓食業界では「韓国料理の世界化」をスローガンとして掲げていますが、まだ成し遂げられていないのが現状です。
韓国料理を世界化へと押し上げる動きの中で、創作料理に否定的な方もいらっしゃいますが、韓国料理を広めるための創作料理は、私はありだと思っています。
ただ目新しいだけでなく、伝統を知った上で創作料理を作ることが大切ですね。
外国で学んだ韓国人シェフたちの新しい発想で、韓国料理の裾野が広がり、グローバル化へと発展することでしょう
これから韓国料理がどんな風に発展していくのか、私も楽しみながら見守りたいと思います
それでは、本日のレシピをご紹介します。
チヂミをピザ風に仕立てた、ちょっぴり創作料理の「サラダチヂミ」です。
サラダ感覚で頂けるさっぱりした味わいですので、ぜひお試し下さい