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また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

カテゴリ別:料理豆知識

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

ここ数年、韓国ではお料理に関する番組が人気を博しています。
数年前から「モクバン」が流行りだしたのがきっかけで、今や数多くの番組が放送されています。

モクバンとは、韓国語で「モクダ(食べる)+バンソン(放送)」を略した言葉で、日本で言うところのグルメ番組です。
芸能人が大きな口を開けておいしそうに食べる姿が視聴者に受け、人気を博しました。

2015年に突入するとモクバンに代わり、今度は「クックバン」が大流行絵文字:上向き矢印
クックバンとは「クック(料理する)+バンソン(放送)」の略語で、いわゆる料理番組のことです

料理番組は昔からありましたが、2015年に大人気になったのは料理バラエティと言われるジャンルです。
人気のきっけとなった番組は「三食ごはん」といって、人気俳優とK-POP歌手が農村で限られた食材と道具を使って食事を作るという内容で、社会的なブームにまでなりました。

そこから、厨房で調理をする男性のシェフたちに注目が集るようになり、今では芸能人さながらにテレビ番組に出演している姿をよく見かけます絵文字:複数ハート

シェフたちが出演するテレビ番組で代表的なものと言えば、「冷蔵庫をお願い」という番組があります。
ゲストの冷蔵庫にある材料で、シェフ軍団が15分以内に料理を作り対決するというものです。
その昔、日本でも有名なシェフの料理対決番組が大人気となりましたが、こちらはもう少し庶民的な雰囲気の番組ですね。


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料理バラエティからシェフ人気に発展した韓国で今、ペク・ジョンウォンさんという人気のシェフがいます絵文字:ひらめき
「おうちごはんペク先生」という冠番組を持つ程に影響力のあるシェフであり、また20以上の業態で約600店舗を展開している事業家でもある人物です。

彼が人気となった一番の理由は、韓国の家庭料理をシンプルにおいしく作る方法を伝授してくれるため絵文字:ピカピカ
また彼の経営するお店が、リーズナブルで子どもから大人まで幅広く利用できるお店であることも、好感が持てるということで人気に繋がっています。
東京のコリアンタウンにもペク・ジョンウォンさんのお店があり、韓国と同じおいしさが味わえるようです。
ご興味のある方は、チェックしてみて下さい絵文字:音符

さて本日ご紹介するレシピは「豚キムチ丼」です。

韓国にあるペク・ジョンウォンさんの経営するお店のひとつに、豚キムチが看板メニューになっているお店があります。
その店ではこの豚キムチを白いご飯にかけ食べるのが大人気。
そこで今回は、手軽に食べられるよう豚キムチをドンブリにしてみました絵文字:うれしい顔
ポイントは酸味のあるキムチを使い、砂糖を少し加えることです。
酸味のあるキムチは加熱すると旨味がアップし、砂糖はコクをアップしてくれますよ。
ご飯が進む一品ですので、ぜひ作ってみて下さいね絵文字:ウインク


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レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で豚キムチ丼(テジキムチトッパプ)のレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは、料理家の野上優佳子です。
いよいよ今年も間もなく終わりとなります。
大掃除やら忘年会やらで、皆さん目まぐるしい毎日ではないでしょうか。

皆さんは大晦日(おおみそか)にはどんなふうに過ごしますか?
必ず食べる物はありますでしょうか?

一般的に大晦日に食べられる物となると、やはり年越しそばかと思います絵文字:ほっとした顔

年越しそばの由来は、実に様々です。
例えば「細く長く幸せをそばからかきこむ」といった謂(いわ)れや、「そばは切れやすいから1年の災厄を断ち切る絵文字:美容院ために食べる」といった謂れがあります。
またその他にも、「そばは金を集める縁起食材」であるという謂れがあります。
この「そばは金絵文字:ドル袋を集める」といった謂れは、元々は江戸の金細工師が仕事納めにそばがき(そば粉を練っただんごのような物)で畳の目に詰まった金粉絵文字:ピカピカをくっつけて取ったことから由来しているそうです絵文字:ひらめき

また、そばにはつきものである薬味のネギですが、実はこれも縁起物です。
ネギ→労ぐ(ねぐ)に通ずると言われており、労ぐとは古語で「心を和らげる」という意味になります。
そこから年越しそばと共にネギを食べることで、「1年の穢れを落とし、心安らかに新年を迎える」と言われているのです。
ちなみにこの労ぐという言葉は、神社の宮司の補佐役である役職「禰宜(ねぎ)」の由来ともなっているのだとか。
ネギには薬味という味覚としての役割はもちろん、実は縁起的な意味も紐付いているのです。



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もうひとつ、大晦日の食べ物をご紹介しましょう絵文字:笑顔
東北地方を中心に今でも残る風習で、「年取り膳(としとりぜん)」というものもあるのをご存知でしょうか?
これは大晦日に食べる夕方膳を言い、1年の無事を感謝し新しい年神様を迎えるための祝いの食事を、1人ずつのお膳にして食べる風習のことです。
地域によってお膳の献立の違いはありますが、お膳のひとつに魚を食べる地域がとても多く、そのときに食べる魚を「年取り魚絵文字:魚(としとりざかな)」と呼びます。

東北の一部では真鱈を、東日本全域は塩鮭、静岡などではカツオ、西日本はブリ、その他では尾頭付き鯛を食べる地域もあります。
地域ごとに違う魚が年取り魚として食べられているだなんて、とても不思議ですね絵文字:ウッシッシ

今年は心機一転、お住いの地域以外で食べられる年取り魚を食べてみてはいかがでしょうか絵文字:ピカピカ
いつもとは少し違ったお正月を迎えられるかもしれませんよ絵文字:ウインク


さて今回は、おせちのメニューや年取り膳にも使える「サケの粕漬け」をご紹介します。
粕床作りはとても簡単絵文字:音符
一度覚えたら、鱈やサワラなどの魚類だけでなく、お肉にも活用できます。
ぜひお試し下さいね絵文字:笑顔


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レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でサケの粕漬けのレシピをチェック!

野上 優佳子先生

こんにちは絵文字:!
韓国料理研究家の本田朋美です。

韓国では緑茶よりも伝統茶がよく飲まれています。
以前ブログでご紹介しましたが、韓国伝統茶とは果実、種実、花、茎、根、野草などを使ったお茶のことです絵文字:ひらめき
(韓国伝統茶の紹介記事:http://www.nasluck-kitchen.jp/blog/index.asp?entry_id=719

その中でも「シッケ」「スジョンガ」は韓国を代表する伝統飲料で、缶の状態で市販もされている程ポピュラー絵文字:ウインク
どちらもお正月やお盆などの祝日やお祝いの席で飲まれる物です。

お正月も近いということで、今回のブログでは韓国で愛飲されている「シッケ」と「スジョンガ」をご紹介します絵文字:音符


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◆シッケ

韓国版の甘酒です。
麦芽と水をよく合わせ、しばらくそのまま置いておくと分離するので、上澄みをすくい、蒸かしたご飯と合わせて炊飯器の保温機能で発酵させます。

ご飯を濾して液体だけを加熱すると、色が透き通ってきます。それを冷やして、お好みで濾したご飯粒を入れます。

麦芽にはでんぷんをブドウ糖に分解するアミラーゼという消化酵素がたっぷり含まれているため、豪勢なお祝い料理を食べたあとにシッケを飲むと消化が助けられます絵文字:指でOK

韓国ではチムジルバンというサウナがあり、このサウナでもシッケが定番の飲み物として人気です絵文字:複数ハート



◆水正菓(スジョンガ)
ショウガと桂皮(ケイヒ/シナモンのこと)をコトコトと煮出してから、砂糖やハチミツを好みで加え、干し柿や松の実を浮かべた物です。
飲み物と言うよりもデザート感覚で楽しめます絵文字:ムード

本来のスジョンガは干し柿と水を煮込んでショウガを加えましたが、今では干し柿をあと入れするのが一般的になりました。

ショウガと桂皮は漢方の材料にもなっているぐらいに薬効が高く、どちらも体を温める働きがあります。
お正月はキンキンに冷やしたスジョンガを、暖かなオンドル部屋で飲む醍醐味があります。
またスジョンガに入れる干し柿は、クルミを巻き入れた「コッカムサム」といった干し柿のお菓子を使うこともあります。


年末も差し迫り、新しい年を迎えます。
お正月に韓国の飲み物を味わうのも、いつもと少し目先が変わって良いのではないでしょうか絵文字:笑顔
そこで、今回は「スジョンガ」のレシピをご紹介します絵文字:!

シッケの手作りはちょっと手間がかかりますが、スジョンガは手軽に作れますので、ぜひ作ってみて下さいね絵文字:!!


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レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で干し柿入りショウガとシナモンの飲み物のレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは、料理家の野上優佳子です。
師走の足音絵文字:くつが聞こえてきて、なんだか気持ちも慌ただしくなってきました・・・絵文字:あせあせ
いよいよ年の瀬ですね。

今年の冬至は12月22日です。

冬至とは二十四節気のひとつで、一年で最もお日様が出ている時間が短い日です。
裏を返せばこの日を境に日照時間が長くなっていく日でもあるため、お日様が復活する日とも捉えられています。
そのため古代では、冬至を一年の始まりとしていたのです。

日本では冬至にカボチャを食べたり、ゆず湯に入ったりすることはよく知られていますよね。
実はこれ以外にも、冬至にまつわる風習が各地にあります。

例えば、「冬至七種(とうじのななくさ)」です。
ナンキン(南瓜つまりカボチャ)、ニンジン、レンコン、キンカン(金柑)、ギンナン(銀杏)、カンテン(寒天)、ウンドン(饂飩つまり、うどん)のことで、冬至に食べると良いとされています。
実はこの食材たちは、どれも単語の中に2つ「ん」が入っているのです。
「ん」=運、が2つ入っているから、なお縁起が良いとされ、これらを食べると運を呼び込めるとされています絵文字:ドル袋
さすがダジャレ好きの日本人ですね絵文字:うれしい顔


その他にも、関東地方では「こんにゃく」を食べる風習がありました。
こんにゃくには体にたまった砂や毒を排出させる働きがあると言われ、陰のときから陽のときに変わる冬至に食べ、一年の悪いものを洗い流してしまおうといった意味があります絵文字:ひらめき


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他にも、京都を中心に関西地方には「大根焚き」と呼ばれる年中行事があり、大阪の生根神社(いくねじんじゃ)などでは冬至の日の午前中に「冬至大根」が振る舞われます。
この日に煮た大根を食べると、中風(中風/脳血管障害の後遺症のこと)にならないといった言い伝えがあるそうです。

こんにゃくも大根も、「ん」のつく食べ物ですので、これらも縁起を担いで食べられているようですね絵文字:ウインク


さて今回は、旬の大根のレシピをご紹介します。
今回は外が白く中は赤い紅芯大根を使った「紅芯大根の甘酢漬け」は、酢に漬けると鮮やかな紅色になるのでお正月にもぴったりです絵文字:ピカピカ
ぜひお試し下さいね絵文字:笑顔


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レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で紅芯ダイコンの甘酢漬けのレシピをチェック!

野上 優佳子先生

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