料理家の先生がつづるお料理ブログ

料理家の先生が、レシピや料理の情報について、ブログを連載!毎週更新していきます。
レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」

ナスラックKitchenの「料理ブログ」で日々のお料理を楽しく!
「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

カテゴリ別:料理豆知識

画像



こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

春本番ですね絵文字:!
四月に入り、皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒い冬が終わり、春になると気持ちが上向いてきますね絵文字:桜絵文字:桜絵文字:桜

韓国料理の基本概念には、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)があり、食も季節と密着していると考えられています。
陰陽五行説とは「万物は木・火・土・金・水の5種類の元素から成る」とういう思想で、季節は四季よりもひとつ多く、春、夏、土用、秋、冬と五つに分かれます
その五つの季節に対し、・火・土・金・水の元素が割り当てられているのです。

例えば絵文字:桜であれば、陰陽五行説になぞらえて考えると『木』にあたり、以下に関連があると言われています。


五臓:肝臓
五臓(ごぞう)とは現代医学の具体的臓器ではなく、精・気・血を備蓄するという機能の総称です。
肝臓は気力、血液、水分調整を行なうところとされ、精神状態を安定させ、消化を補助する働きがあります。
女性は特にかかわりが強く、血の流れが滞るとイライラし、精神的な要因から食欲減退につながるので、肝臓を労ることが大切です。

五色:青(緑)
木の五色である青(緑)、つまりは緑黄色野菜をふんだんに摂ることがお勧めです。
小松菜、アスパラガス、インゲンなど、青の濃い野菜がたくさん出てくる時期でもあります。
また、春はおいしい山菜なども出回りますので、旬の新鮮な物を取り入れましょう。
生で食べられる物は、加熱せずにそのままで。
代謝をアップする酵素が取り入れられます絵文字:上向き矢印


五味:酸味
木の五味である酸味には、収斂(しゅうれん)や生津(せいしん)の作用があると言われています。
五味では、収斂(しゅうれん)とは出過ぎる物を抑える引き締めの意味を持ち、生津とは体液を生じさせるとされ、肝臓に血を集めるため、血が必要な女性には酸味を摂取することが重要です。
酸味のある物と言えば、柑橘類やお酢。
お酢は一日大さじ1杯飲み続けると、内臓脂肪を燃やし、疲労を回復します。
私も毎日飲んでいますが、前よりも体が軽く感じています絵文字:ほっとした顔


陰陽五行説から言えば、「春は緑黄色野菜と酸味を摂ること」
これだけでも十分に薬膳と言えます。
薬膳と言うと、漢方薬の印象が強い方かも知れませんが、季節や体に合った物を食べることも薬膳になるのです絵文字:音符

毎日の生活に気軽に取り入れられますので、実践して下さいね絵文字:ウインク

本日のレシピは、薬膳に則った簡単レシピ『菜の花の酢コチュジャン和え』です。
酢コチュジャンは、お刺身や野菜の和え物にも重宝しますので、多めに作って冷蔵庫で保存しておくと良いですよ絵文字:ピカピカ



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で菜の花の酢コチュジャン和えのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

新生活が始まり、独り暮らしを始められた方も多いかと思います。
お料理をされるとき、エプロンは身に着けられますか?

エプロンには、服が汚れたり傷んだりするのを防ぐ役割や、服についた埃やバイ菌を料理に入れないといった衛生面での役割があります。
エプロンが制服の一部となっている職業もありますし、ファッションとして身に着けたりもします。

いずれにせよ、エプロンは料理をする人にとっては必需品絵文字:うれしい顔絵文字:ピカピカ
来月は母の日がありますが、料理をする機会が多いお母様方へのプレゼントに、エプロンは毎年根強い人気のようです。

そこで今回は、母の日の贈り物の参考にもなる『エプロンの選び方』をご紹介します。


画像



左側のエプロンは、私が一番気に入っている物で、胸当てが付いていて上半身と下半身を覆う長めタイプの物です。
こういったタイプのエプロンを『ビブ・エプロン』と言います。

こちらは、かれこれ10年以上の付き合いになるエプロンでして。
帆布と言って船の帆にも使われる程に頑丈な生地で作られていて、とても丈夫なのです。

右側のエプロンは、小学生の娘のエプロンです。
表面にはっ水コーティングがされているので、汚れにくく、水気のある物をこぼしても中に着ている洋服が汚れないので、洗い物の際やお子様におすすめです。
娘は何よりもこのエプロンのデザインが気に入っているようです絵文字:複数ハート

他にも、カフェなどでよく見かける腰から下のみを覆う物をサロンエプロン袖が付いた物を割烹着と言います。


肩ひも付きのエプロンを選ぶときは、ひもは調節できる物がオススメです。
夏場絵文字:晴れはTシャツの上に、冬場絵文字:雪はセーターの上にと一年を通して服の上から身に着ける物ですので、調節ができないと肩が凝ったり、ブカブカして動きにくくなったりしてしまいます

私が最近注目しているのは、「ワンタッチエプロン」と呼ばれている肩ひもがなく、腰で留め、ピタッと前身を覆う物です。
肩が凝らなくて良さそうです絵文字:うれしい顔絵文字:ムード


最近は、若い方の間でエプロン離れが進んでいるそうですが、用途に合ったお気に入りのエプロンを身に着ければ日々のお料理がもっと楽しくなるはず・・・絵文字:!!
今は、まるでワンピースのように可愛い物や、カフェのギャルソンのようにスタイリッシュな物まで、幅広いデザインがあります。
ぜひ、お気に入りの一着を見付け、お料理をもっと楽しくして下さいね。

今回のレシピは話題の「ポップオーバー」を、和のデザートに仕立てた『黒蜜きなこのポップオーバー』をご紹介しています。
小麦粉を使ったお料理やお菓子作りのときには、やっぱりエプロンはマストです絵文字:ウッシッシ
粉で洋服が真っ白になるのを防いでくれますよ絵文字:ウインク



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で黒蜜きなこのポップオーバーのレシピをチェック!

吉田 由子先生

こんにちは、料理家の野上優佳子です絵文字:晴れ
絵文字:チューリップ4月からの新生活絵文字:カバンや新学期絵文字:学校が始まり、お弁当が日課という方も多いことでしょう。
我が家も次女が大学へ進学し、高校と共にお弁当を卒業しましたが、末っ子は幼稚園の年長さん絵文字:ひよこ
まだまだお弁当生活は続きます絵文字:ムード

お弁当を作るにあたり、最も多いお悩みとして耳にするのが「おかずの組み合わせに困る」「彩りや見栄え良くするのが難しい」「上手な詰め方が分からない」の3つです。
毎日のことだけに、悩み始めると作ることさえ億劫になってしまいますよね。
忙しい時間の中でお弁当作りをするのですから、あまり難しく考え過ぎずに、まずは気軽に、毎日作る習慣づけをするのがおすすめです。

そこで私がご提案したいのは、「一品弁当から始める絵文字:おにぎりこと。

一品弁当とは、丼やサンドイッチ、そしてスープジャーなど、それ一品でお弁当として完結してくれる物です。
並べ方やおかずの組み合わせなどを考える必要もナシ。
持ち運びもしやすいから、さら便利ですよ。

忙しい時間の中にお弁当を作る動きを組み込むのって、意外と大変なことです。
作り置きおかずが数品あれば朝詰めるだけで良いけれど、作り置きおかずだってそれを作るための時間を事前にちゃんと割いてこそ、初めて実現できること。
私自身、作り置きがなくなってしまい、でも時間もなくて、子どもたちに「今日のお弁当はサンドイッチね絵文字:あせあせ」と手早く作れる一品弁当にしてしまうこともしばしば絵文字:冷や汗
こんな風に言ってしまうと手抜きのように思えてしまいますが、一品弁当って、実は部活や勉強に忙しくて「手早く食べて自分のやりたいことをしたい絵文字:!」と毎日を送る中高生からも好評で、リクエストも多いのです絵文字:ほっとした顔絵文字:ピカピカ

実は2月25日に【絵文字:本楽々かんたん1品弁当】(笠倉出版社)を執筆絵文字:鉛筆させて頂きました。
自身の日々の経験や、お弁当作りが苦手で「毎日何作ろうかしら絵文字:泣き顔」と悩む、あちこちのママ友の声がこのムック制作のきっかけになりました絵文字:笑顔
全国のセブンイレブンや書店などに並んでいますので、もし見かけたら眺めてみて下さいね。


画像



さて今回は、トルティーヤを使ったヘルシーラップサンドをご紹介します。
野菜たっぷりでくるくると丸めて包むだけなのに、ちゃんとおいしく、しかもおしゃれにできちゃいます絵文字:音符
忙しい朝におすすめのレシピ、ぜひお試し下さい絵文字:!



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でツナアボカドのラップサンドのレシピをチェック!

野上 優佳子先生

画像



こんにちは、料理家の野上優佳子です。
私は、暇があれば5分でも読書したいほど本好き絵文字:本絵文字:複数ハート
文中に登場する食事の場面の食卓絵文字:レストランや、エッセイや紀行文の中で紹介される現地の料理絵文字:飛行機など、文章だけで説明されているのに、おいしそうでたまらなくて絵文字:ハート心奪われることがしばしばあります。

織田作之助氏の『夫婦善哉絵文字:鉛筆という小説では、主人公の柳吉と蝶子夫婦は食道楽で大阪のミナミに実在する飲食店が数多く登場することで有名です。
浪速の坊ちゃん育ちでダメ亭主である柳吉が、蝶子が芸者として座敷に出ている間に暇に任せて家で昆布の山椒煮を自分で炊く場面があります。

上等な昆布を細切りにして山椒の実と一緒に鍋に入れ、濃い口醬油をたっぷり使って、松炭のとろ火で、家から出ずに鍋につきっきりで火種を切らさず、二昼夜煮詰める、という手の込みよう。
この味は柳吉曰く「戎橋の【おぐらや】で売っている山椒昆布と同じ位のうまさになる」のだと。
【おぐらや】とは嘉永元年(1848年)から続く実在の大阪の老舗昆布専門店。
子どもの頃に読んだこの場面が忘れられず、大阪を初めて訪れたときに私が真っ先に購入したのは言うまでもありません


この小説にかかわらず、これが実在するお店なら良いのですが、描かれる食事の場面が、どこかの家庭料理だったり、遠い国の旅先の経験だったり、遠い歴史や空想の世界になると、食べたくてもなかなかその味にたどり着けずに思いは募るばかり。
そうなると、自分で作るしかありません絵文字:冷や汗2

また、文筆家の玉村豊男氏の『料理の四面体絵文字:鉛筆というエッセイでは、冒頭にアルジェリア式羊肉シチューなる物が登場します。
筆者が旅先で出会った料理絵文字:レストランで、おんぼろの鍋にどぼどぼとオリーブ油を注いで熱し、その中にたっぷりのニンニク、骨付き羊肉、たっぷりの赤唐辛子粉、完熟トマト、じゃがいもを入れた煮込み料理
その描写が垂涎ものなのですが、しかしアルジェリアは遠く、またアルジェリア料理店も見つからず……絵文字:涙
しかし、どうしても食べたくて、何度も何度も試作するようになりました絵文字:指でOK
そして、ついに私の得意料理のひとつになってしまいました絵文字:笑顔
実はこんな風に、読んで心奪われ作り続けるうちに、我が家の定番家庭料理に変貌してしまった物がたくさんあります。
これもまた味覚の出会いですね絵文字:音符

と言う訳で、今日は羊肉の煮込み料理をご紹介します。
スパイスの豊かなうまみを効かせました。
煮込むだけで簡単、でも絶品ですのでぜひお試しを絵文字:!



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でラムとトマトのスパイス煮込みのレシピをチェック!

野上 優佳子先生

前へ 料理ブログトップへ戻る 次へ

このページのトップへ

関連施設検索

  • クックドア
  • マーケットピア スーパー
  • 食料品会社検索
  • 製菓衛生士 専門学校検索
  • 調理師 専門学校検索
  • 栄養士 専門学校検索

関連ブログ

  • グルコック
  • グッドショッピング お買物サポートブログ
  • お買物ブログ

お役立ちコンテンツ

  • ナスラックKitchen
  • 動画でレシピチェック
  • 料理de英会話レッスン

グループサイト

  • 東建コーポレーション株式会社
  • ナスラック
  • ハートマークショップ
ナスラックKitchenの「料理家の先生がつづる料理ブログ」は、料理家の先生が料理(レシピ)キッチンに関するお役立ち情報をつづるブログです。
旬の食材を活かしたレシピや、食材の活用法、料理でのおもてなし作法など、料理に関する情報を発信しています。料理家の先生方の個性が織りなす多彩なブログをお楽しみ下さい。
料理好きな方だけでなく、これから料理を頑張りたい方も、ぜひ「料理家の先生がつづる料理ブログ」をご愛読下さい。