こんにちは!
料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
食べ物の持つ力ってすごいな、と感じることがよくありますが、冬から春へと移り変わるこの時期も、やっぱり食べ物のありがたさを感じます。
季節の変化と人の身体の変化は連動していて、季節に合わせた食べ方をすると、身体のリズムが整い、元気に毎日の生活を送ることができるのです
食養生(しょくようじょう)と言うと、少し難しい感じがしますが、簡単に言うと、身体に合った季節の食べ物を食べ、身体の内側から健康になる食生活術のこと
春は、自然界では大地から芽が出て花が咲き、動物たちも活発に活動し始めます
また、風の吹く日が多い季節でもあります。
人の身体も新陳代謝が活発になり、特に「肝」の働きが活発になります。
中医学的に見る「肝」は、いわゆる肝臓の働きに加え、目や筋肉、情緒のコントロールなどもつかさどると考えられています。
「肝」の働きがうまくいかないと、イライラしたり、情緒不安定になったり・・・ということも
酸味のある食べ物や、セロリ・セリ・菜の花・アサリ・ホタテ貝など、「肝」の働きを調節する作用のある食物を食べると良いでしょう
また、葉物野菜が多くなる季節なので、葉物類に糖質、脂肪、タンパク質をバランス良く組み合わせて頂きます。
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国の街角には、昼夜を問わず軽食やおやつ類の屋台が並びます
そして、日が暮れる頃には「ポジャンマチャ」と言って、お酒が飲める屋台も。
日本にも屋台はありますが、屋台文化は韓国の方が発達していると思います。
というのも、「ポジャンマチャ」を除く屋台は、低価格でおいしい物が食べられるので、学生たちの間では特に大人気です
また、屋台料理はどんどん進化していて、韓国を訪れるたびに新しい料理に巡り合います。
とは言え、屋台料理の定番と言えば、トッポッキ。
米粉で作ったおもちを、コチュジャンベースの甘辛いソースで炒めた物ですね。
お店によっては、野菜や魚の練り物が入ります。
トッポッキと一緒に食べられる物と言えば、のり巻きのキンパ、腸詰めのスンデや、魚の練り物を煮込んだオデン。
より本場の味わい方としては、キンパやスンデをトッポッキのソースに絡めて食べます
この食べ方が、やみつきになるんですよ
また、韓国ではショッピングモールが増えてきましたが、昔からある在来市場も活気があります。
韓国をより深く覗いてみたかったら、ぜひ市場へ
洋服やアクセサリーなどのファッションアイテム、活きの良い魚介類、食器などの生活アイテム、薬食同源ならではの漢方食材、庶民の食生活を支えている食材やお総菜など、市場によって取り扱っている物がそれぞれ違います。
旅行者の方には、お総菜などが豊富な広蔵(クヮンジャン)市場や、漢方食材やお茶が買える京東(キョンドン)市場が楽しいと思います。
そして、買い物を堪能したら、食事も市場内の屋台がオススメ
手頃な価格で、お腹いっぱい食べられます。
韓国では、おしゃれなカフェやレストランが増えていますが、韓国の食文化をうかがい知れるのは屋台ですので、ぜひ足を運んでみて下さい。
本日のレシピは、屋台料理でもある「トッコチ」と言って、「お餅の串焼き」です。
韓国ではおやつとして、よく食べられています
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
外食すると、料理の味付けや盛り付けのヒントをもらえることが多々あります。
せっかくおいしい料理を作ったのだから、盛り付けも素敵に演出できたら良いですよね
盛り付けのコツは、料理により若干異なりますが、いくつかのポイントがあります
まずは彩り。
赤・緑・黄色・白・黒の5色が基本の色となりますが、3色ぐらい使用すると、彩りがきれいです。
特にサラダや野菜のオーブン焼きなど、野菜がメインの料理は、彩りがきれいだと料理がおいしく感じられます
次は盛り付け方。
立体的に盛り付けると、おいしそうに見えます
煮物や炊合わせのように、数種類の食材がある料理の場合は、土台となるような食材を置き、そこに立てかけるように他の食材をおきます。
和え物は定番ですが、山形盛りがおすすめです。
器から、3分の1ぐらい見えているときれいです。
肉や魚などのソテーは、添え野菜をメインの後ろに置き、メインの食材を立体的に盛り付けましょう。
スイーツの場合は、中心となる部分を決め、その部分をメインにして余白にソースや粉砂糖などをふりかけ、仕上げます。
また、食器を少し工夫するだけでも素敵な演出になります。
そのひとつが、長角皿を使ったプレート盛り
皿の上に小分けできる器を置いて、料理やスイーツなどを少しずつ盛り付けて提供します。
メインディッシュ前の前菜や、デザートにうれしい盛り付け方です。
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
「韓定食」と言う言葉を、聞いたことがありますか?
韓国語では、「ハンジョンシク」と言います。
日本の定食は、メイン料理にご飯とみそ汁といったシンプルな組み合わせが多いですが、韓定食はコース料理に相当する物です。
最近では、フランス料理のように一品ずつ出す店も増えてきましたが、韓定食の基本は、お膳の足が折れる程たくさんの品々が一気に並ぶスタイル
ちなみに「お膳の足が折れる」とは、韓国人がお客様を持てなすときの気持ちを的確に表現しているんですよ。
そもそも韓定食は、朝鮮時代の宮廷料理がルーツで、当時の王様は十二楪飯床と言って、二汁十二菜を召し上がっていました。
現在の韓定食は、豪華な宮廷料理に限りません。
貴族が食べていた伝統的な物
田舎の農村料理
お寺の精進料理
伝統食をアレンジした創作
など、とてもバラエティに富んでいます。
また、共通して良く出る料理として挙げられるのは、キムチ・ナムル・チヂミ・焼き物・スープなど。
料理名になじみがあっても、韓国独自の食材を使っている物が多々あります。
韓国に30回程通っている私でさえも、韓定食にはいつも新たな発見があります
韓国に行かれる機会がありましたら、ぜひ韓定食のお店に足を運んでみて下さい。
お店によっては、伝統舞踊や音楽の公演を行なっているところがあり、文化も感じられますよ